※2021.12.28のブログ改訂&再掲
打ち合わせ出た豪華な仕出し弁当に、
気になる注意書きが合った。
「二枚貝には、海老・蟹が共生しています」
確かに弁当には、浅利と思われる貝が入っていた。
僕はこれを見た時、
異物混入に対するクレームを防ぐためだと思った。
しかし知人は、
甲殻アレルギーの人に向けた注意ではないかという。
確かに。
その配慮もあるかもしれない。
また別の知人は、
「貝の中に住んでいるカニはどうやって繁殖するんだろう?」
と言い出した。さすが東京水産大学出身だ。
調べてみると、研究している大学があった。
ニュージランドのオークランド大学だ。
研究によると、
二枚貝の共生するカニ(カクレガニ)は、
夜間にオスが住まいの二枚貝を出て、
メスの住む二枚貝を訪ね、そこで交尾をするという。
まるで平安時代の通婚だ。
この際、オスは不思議な行動を見せる。
メスの住む二枚貝にたどり着くと、貝をハサミで撫でる。
何時間も撫でる。あるいはくすぐる。
すると二枚貝が口を開く。
そこから中に入るのだそうだ。
弁当の注意書きから、新しい知識を得ることができた。