ラジオ業界・昔の修行

2008年01月31日 10時10分15秒 | 業界のかけら

まだ、ラジオ番組が、
レコードとテープが主流だった時代の話である。

ディレクター見習いが、
先輩から、わざと傷をつけたレコードを渡され、
それをテープに録音するよう言われる。

そして、その後、こう命じられるのだ。

「この傷の音をカットしろ」

もちろん、100%カットすることは無理だろうが、
なんとか放送に耐えられる状態にまで加工する。

ラジオに、まだ手作り感覚が残っていた時代の、
修行である。

間違った納得

2008年01月30日 09時48分36秒 | コメディのかけら

「僕の同級生で、中学になっても針時計が読めない奴がいたんですよ」

会議の席で、あるスタッフが言った。

この発言もかなり驚きだが、
驚きはこれに留まらなかった。


「でもね、彼は、盗みの腕はすごかったんですよ」

とんでもないことを言い出す。

「人間、何かひとつは取柄があるんですねえ」

その納得は間違っていると思うぞ。

最低のレジ

2008年01月29日 00時56分17秒 | コメディのかけら

汐留のタイ料理の店に入った。

ランチタイムに行くと、
いつも混雑していて入れなかった店だ。

グリーンカレーを食べる。
味はまあまあ。

さて、会計をして店を出ようかと思うと、
レジに立つ店員が電話中。

まあ、それはいい。

しかし、僕がレジの前に立っても、
電話に向かって話し続けている。

そして、話しながら、レジを打つ。

表示された値段を見て、
代金を払ったが、
その間も、電話で話し続けている。

なんだ、この接客態度は?

あまりの非常識ぶりに、
憤りを通り越して、笑うしかない。

できることなら、
ここに店名を書きたいところだが、
公式ブログなので自粛する。

いや、控えめに言って、かなり驚いたよ。

天井の猫

2008年01月26日 01時10分28秒 | ホラーのかけら

知り合いの知り合いの話だ。

新築した家のどこからともなく猫の声が聞こえてくる。

最初は屋根の上に野良猫でもいるのかと思ったが、
よく聞くとそうでもない。
声は天井のすぐ上から聞こえてくる。

そこで建築会社を呼んで、調べてもらったところ、
天井というか、壁というか、
とにかくそういう隙間にいる猫を発見したそうだ。

どうやら工事中に、
紛れ込んで、そのまま閉じ込められてしまったらしい。

つくり話のように思うかもしれないが、
信頼できる知人の知人なので、
おそらく本当の話なのだろう。

それにしても猫が死ぬ前に見つかってよかった。
死んだ後だったら、さぞや不気味な思いをしたに違いない。

望む医者にかかる方法のひとつ

2008年01月22日 00時18分34秒 | アイデアのかけら

ある医師に診てもらいたいと思っても、
大学病院などの場合、
なかなかその医師に行き着かなかったり、
あるいは長時間待たされることが多い。

仮のお目当ての医師が、
講師レベルだった場合、
週に何回かバイトで他所の病院に行くことがある。
そのときを狙うといいと聞いた。

意外と街の病院でバイトしていることもあるという。
そこならば、待つ時間も短くて済むし、
確実に診てもらえる。

そんなお目当ての医師がいるなら、
他の病院でバイトをしていないか、
ネットで調べてみるのも無駄ではない。

そう、今日知り合った医師から教えてもらった。

関西人のいる会議

2008年01月20日 18時32分56秒 | コメディのかけら

関西人のいる会議は、
慣れないと大変である。

昨日も、
ある若手作家が、
関西人プロデューサーに、
「おまえもなんか言いや」
と話をふられた。

そこで必死になって発言したが、
端から聞いていてもぬるい内容。

それを聞いたプロデューサー曰く、

「ここはお前の家か!」

いろいろなツッコミがあるものである。

ちなみに、
こんなふうにツッコまれた時は、
なんでもいいから返すのがコツ。
黙ってしまうのが、最悪の対応。

すべての関西人に当てはまる、
対応かどうかはわからないけど。

文庫の改題

2008年01月19日 09時24分40秒 | その他のかけら
古本屋で小林信彦さんの「素晴らしき日本野球」を購入。
実家にはあるのだが、見かけたら久々に読みたくなってしまったので。

この本、単行本時には「発語訓練」というタイトルだった。
それが文庫化される際に改題された。

文庫化される際、しばしば、この手の現象が起きるが、
単行本のタイトルでは、文庫としては地味だという判断か。

改題された文庫を見て、
「文庫オリジナルか!」
と何度もぬか喜びさせられた身としては、
文庫化による改題は、
事情はわかるが、複雑な思いだ。

ちなみに、
僕は「発語訓練」という原題の方が好きである。

エコな名刺

2008年01月18日 00時01分21秒 | コメディのかけら

テレビ業界はエコブーム。

ということで、
某局が、名刺を再生紙に変えた。

しかし、
名刺が再生紙であることを明記するために、
インクの色が増えた。

さらに、
エコキャンペーンのマークを印刷するために、
さらにインクの色が増えた。

いいのか、それで。

そもそも今や「再生紙を使っている」
とアピールすること自体どうか?
とあるクリエイターが言っていた。

なるほど。

3本の春巻き

2008年01月17日 09時56分34秒 | コメディのかけら

ある店で、
揚げ春巻きを頼む。

「こちら3本になっておりますが」

店員にそう言われた。

こちらは2人だったので、
3本だと困ると思ったのだろう。
すると、

「4本にもできますけど」

せっかくなので、4本にしてもらった。

しかし、そもそもなんで3本なのだろうか。
3人組の客ならば問題はないが、
2人でも4人でも、按配が悪い。
店のテーブルが、すべて2人掛けか4人掛けなので、
余計に3本という数が気になる。

さらに気になったのは、
3本分の値段が「3」で割り切れないことだ。
追加1本の値段はどうなっているのか。
割高なのか、割安なのか。

チェックしようと思っていたが、
うっかりしたことに、
酒を飲むうちに忘れてしまった。


コクピットのスイッチ

2008年01月15日 00時41分28秒 | その他のかけら

旅客機のコクピットの写真を見るたびに、
思うことがある。

なんで、あんなにたくさんスイッチがあるんだ?
どれが、なんのスイッチだ?
パイロットはすべてのスイッチの機能を把握してるのか?
よく使うスイッチ、逆にまったく使わないスイッチはどれだ?
パイロット生活で一度も使うことのないスイッチはないのか?

航空関係者に聞いてみたいのだが、
残念ながら、まだその機会がない。

観劇・夢のひと

2008年01月13日 09時39分48秒 | エンタメのかけら
サンシャイン劇場で「夢のひと」を観る。

升毅さんをはじめ、知人が多数出演しているからだ。

芝居の感想はあえて書かないが、
「戦争」を舞台にしたホンに対しては、
どうしても観る目が厳しくなる。

だから、終演後、
なんとも複雑な気分で楽屋を訪ねたのだった。

焼き鳥屋のオススメ

2008年01月10日 00時42分37秒 | コメディのかけら

ある焼き鳥屋に入ったときのこと。

一応、何店舗かある、専門店だ。

その店の壁に、今日のオススメとして、こう書かれていた。

「チリコンカン」

いいのか、それで。

悲しみの空気を変えるスイッチ

2008年01月07日 15時26分51秒 | その他のかけら
新年早々、友人の葬儀があった。

それはさておき。

斎場まで行ったのだが、
棺を釜に入れた途端に起きる、
あの空気の変化はなんだろう。

棺の窓の閉める直前、
最後の別れをするまでは、
告別式からずっと、
悲しみに包まれ、
なかなか故人の思い出話も出ない。

だが、棺が釜に入った途端、
ふっと空気が変わる。

先ほどまでの沈鬱な空気は消え去り、
待つ間、
思い出話に花が咲く。
笑い声さえ起きる。

葬儀社でバイトをしている知人に聞いたら、
大抵の葬儀で、
同じような現象が起きているらしい。

そうか。
斎場の釜の蓋は、
空気を変えるスイッチなのか。

では、土葬の国では、
どこで空気を変えているのだろうか。

今、それが気になって仕方ない。