遠花火いつか工場ありし方
平成をしまふ川面や大花火
作句せぬ妻の添削溽暑かな
天帝の次は裏ワザ颱風禍
秋茄子の仕立て一月早き空
夕蝉や迎への母に泣きだす児
猛暑日や己焼き逝く義妹よいも 名古屋住まいの義妹が傘寿をまえに癌で旅立った。当地も名古屋も猛暑の中の葬儀だった。
パソコンの団扇に暑中見舞いかな
大相撲済み端居なき身となりにけり
ジャグラーを囲む塔下雲の峰