84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

11月が往く

2007年11月30日 | Weblog

 

 11月26日 北風(きた)来るや
             北より落つる楓かな
 11月27日 選句無き日には素かじる峡の柚子
 11月28日 子供らの仕立てる怪獣冬の蜘蛛
 11月29日 関東と名指しされたる冬日かな
 11月30日 一枚を残して終わる11月

 11月が何気無く往く。政治・経済・社会の悲喜を引きづって!  防衛省官僚の逮捕、食品大家の裏切り、朝青龍と亀田大毅の謝罪、これも、人間界の今年の雑事に過ぎないのだろう!
 団塊世代が晩学やゴルフに勤しんでいる。公選でもないのに、”やり手が無い...”と居座る方々。人材刷新は如何に! 
 それよりも、浦和レッズが天皇杯で、J2の愛媛にまさかの完敗が悔しい。
 錦秋を装う満天星(どうだんつつじ)や楓が北風を待って散往く様が惜しい。  今日も厚い雲に覆われて、そぞろ寒い武蔵野である。
 


冬桜

2007年11月25日 | Weblog

 

 11月21日 神無月大腸駆ける内視鏡
 11月22日 金銀を分け合ふ夫婦菊花展
 11月23日 清掃車の忙はし勤労感謝の日
 11月24日 ホフマンの窯跡に人帰り花
 11月25日 電子辞書の向きあちこちに堀炬燵

 木枯しが吹き出したが 冬桜の便りが続く。知り合いが菊花展で金賞・銀賞を分けあった。11月22日は「いいふうふ」の日らしい。神様が留守の月になった大腸癌内視鏡検査。”2個を摘出し2個は入院で”の仮結果。優勝に大手をかけていた千代大会が白鵬に負けた。今日が千秋楽。サッカーJ1も浦和が負け12/1に優勝は持ち越し。女子ゴルフLPGAはベテランが頑張って今日が決勝日。11月の残りが1週間足らずになった 


九州場所

2007年11月20日 | Weblog

 

 11月16日 冬天や月の地平の青地球
 11月17日 冬ぬくし句評厳しき老講師
 11月18日 レジの娘の奉納しかと里神楽
 11月19日 陰庭に鳥影ふやす菊100花
 11月20日 枯蟷螂鉄腕稲尾悼みをり

 日毎に進む冷え込みと落葉。なかなか親離れ出来なかった隣の栃の葉も塀越しの庭に遊んでいる。初冬のこの時期、健闘する女子のスポーツニュースが嬉しい。東京国際マラソンでは、29歳の野口が勝ち、北京行きを固めた。21歳の上田は女子ゴルフの初の賞金女王をものにした。スケートの真央はグランプリに連勝した。大相撲九州場所が9日目を終わり、一敗の千代大海に期待を賭ける。


七五三

2007年11月15日 | Weblog

 
 11月10日 山茶花や禊の白のいよ深し
 11月11日 花八手遺作多弁な街詩人
 11月12日 懸崖と同じ背になる菊師かな
 11月13日 世話好きの師匠一時暦売
 11月14日 サフランの髭に生まれて髭に死す
 11月15日 この親にこの子あり石蕗の花

 浦和レッズがアジア初制覇。まさに真紅の、選手とサポーターが渾然一体で掴み取った勝利だった。12月からのワールドカップが楽しみ。鉄腕稲尾が70歳で逝く。月探査機「カグヤ」から月の地平に沈む地球を送って来た。南極観測船「しらせ」が最後の航海に出た。今日は七五三.「北国の夏に撮りをく七五三」 


立冬

2007年11月09日 | Weblog

 

 11月06日 冬薔薇黙するほどに妖しかり
 11月07日 縁取るや内に極める栃紅葉
 11月08日 信じるは背かれること冬立ちぬ
 11月09日 引退は暫しおあづけ案山子展

 続いていた小沢一郎氏の一人芝居は、観客の呆気な顔を残して一先ずの幕切れとなった。政治家の個人と政党がらみの不可解な駆け引き、防衛省の海上補給や汚職問題騒ぎはこれからが本番か?。置き忘れられた、民意の関心ごとに、政治不信は募るばかり。10日(土)、11日(日)は、地区の大方の公民館の「秋の公民館祭り」である。今日は会場設営日、身近な方々の各種作品展、芸能展、出店が楽しみである。   メモ:「パセリ倶楽部・プログ投稿の小技集・簡単にアニメを作ろう」が11月6日付け突然中止で当惑中 


文化の日

2007年11月05日 | Weblog

 

 11月1日 霜除けの軒に鉢巻アロエベラ
 11月2日 黒糖を分け合ふ仲間秋歩かな
 11月3日 相手語で交はす消息文化の日
 11月4日 菊花展精検前の妻連れて
 11月5日 安着やアンテナ光る渡り鳥

 昨日で秋の各種文化祭とスポーツの第1幕が終わった。終幕に水をさしたのは、小沢民主党代表の「自民党との連立反対への逆切れ辞意表明」だった。安倍前首相辞任に続く、民意不在の突然の辞任劇。政界異変の嵐は激しくなるばかりだ。秋の叙勲に3度目の谷亮子、歌手の五木。わが古女房殿には菊花賞。スポーツは、中日の53年ぶり日本一、スケート浅田真央と、米ツアーの上田桃子の逆V、武豊の3千勝記録続伸、3デーマーチetc。渡り鳥が日毎に増え、11月がギシギシと過ぎてゆく。