84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

七月尽

2010年07月30日 | Weblog

 

  6月26日 手作りのランチョンマット暑気払ひ
  6月27日 見栄張りの夫の使いや土用鰻
  6月28日 神棚に在す(おはす)ラッパや冷奴
  6月29日 峡出での娘らに孫鳳仙花
  6月30日 終日の雨に退散熱帯夜
  6月31日 30度を涼しと思ふ7月尽

 7月17日の梅雨明けから、実質的な猛暑と熱帯夜が続いた当地に、湿った空気が流れこんだ。御蔭様で2日続きの安眠の夜を貰った。一息注いで明日から8月になる。パソコン同好会の恒例の暑気払いの余興は、手製のランチョンマット・コンテストだった。座敷前の簾のゴーヤ・朝顔・風船蔓が隙間無く埋まった。暫くゴーヤ料理が続きそうだ。


大暑

2010年07月25日 | Weblog

 

    7月21日 伏す羽根に首が目となる蜻蛉かな
  7月22日 一突きを二皿で受ける心太(ところてん)
  7月23日 老人や大暑に適ふ日のコンペ
  7月24日 甚平や古希に貰へば喜寿に着る
  7月25日 疾風に市井の匂ひ夕立が来

  昨夜の久し振りの雷雨は、続く猛暑と熱帯夜の当市に清清しい朝をもたらした。朝日の朝刊は1面に世界の気象異変を伝えている。曰く「ロシアの熱波・中国の大雨・南米の寒波…」 23日の「大暑」に老人達のパワーを再発見した。予定したグラウンドゴルフを休んだ方は無かったのだ。同じ23日、スイスの高原を走る「氷河特急」の脱線事故で多勢の日本人観光客が死傷した。今日の千秋楽を待たずに、白鵬が3場所連続優勝し、連勝記録も46と大鵬を追い越した。


古代蓮の花

2010年07月20日 | Weblog

 

   7月16日 清水飲む夕べの音や古代蓮
   7月17日 列島に残る爪痕梅雨明けぬ
   7月18日 梅雨跳ねの庭の隅ずみ洗ひけり
   7月19日 海の日のリストラ続く海の家
   7月20日 終の地も猛暑売る街兜太の句
 

 梅雨明け確定の17日から、続く猛暑。暑さで町興しを企む最北熊谷地区に限らず猛暑市の数が増えている。列島をぎりぎり迄災害に追い込んだ梅雨。残る湿気を干し上げる太陽。熱中症と海事故の映像がTVや新聞に踊っている。レンガの深谷駅から遊歩道で3キロほどの地点で恒例の「古代蓮展示」が始まった。同好会員の忙しいのは日没かららしい。冷水をたらふく飲ませ枯葉やゴミの始末など...。暑さの双璧を担う甲州生まれが、やり損なっていた剪定と消毒を済ませた6時過ぎの室温は30℃を越えていた。


百日紅

2010年07月15日 | Weblog

 

   7月11日 1日で変る政界ゲリラ梅雨
   7月12日 霊園の中の1劃さるすべり
   7月13日 ブブゼラに負けぬ大和の遠蛙
   7月14日 草食の家に角あり冷奴
   7月15日 初生りのこぼれ種より蔓茘枝(つるれいし)

 11日の参院選。一夜にして、与党・野党の立場を入れ替えた。民主党の大敗ショックの中で始まる「捻れ政局」に国民の関心が動く。折りしも梅雨末期の列島を襲うゲリラ雨による災害多発の最中である。サッカーW杯は、スペインの初優勝で幕を閉じた。深夜のTV観戦で狂った体内時計が戻り。8戦0敗の占い蛸の「パウロ君」と「ブブゼラ」の笛の騒音が印象に残る。瑞穂のわが国は只今、青田に夜を徹して鳴く蛙の季節だ。国技でなくなった?名古屋場所。 今日は、義父の20回忌だ。紫陽花が絶えた庭から1枝の百日紅を供えた。


七夕

2010年07月10日 | Weblog

 

   7月6日 1日を刻む余生や千日紅
   7月7日 さるすべりに晒す全裸や蝸牛
  
 7月8日 ねじ花や歴史紐解く甘楽町
   7月9日 週末に延ばす商魂星まつり
   7月10日 慇懃に交す挨拶グラジオラス

 昨夜の雨の七夕祭りとうって変る、梅雨明けを思わす今朝の青空。七夕祭りを週末の9日から11日に変えた初日の夕べはそれなりの人出だった。印象的だったのは、少ない子供の浴衣姿の半分は外人系だった事。8日は晩学の志友百余名と、富岡市隣接の甘楽町に真夏日の1日を過ごした。江戸時代の城下町の武家屋敷・織田宗家7代の墓・広大な楽山園・養蚕館など。ここには世界遺産を志す大正生まれのガイドなど町おこしの香りが漂っていた。ゲリラ豪雨が続く列島。明日は参院選と名古屋場所。波乱含みの今日この頃である。  


山開き

2010年07月05日 | Weblog

 

   7月1日 小六で極めし冨士や山開
   7月2日 イレブンの着きし関空半夏生
   7月3日 消毒の済みし一時(いっとき)入道雲
   7月4日 1箱の塩キャラメルや夏の子ら
   7月5日 六尺のイエローウイン百合の花
 

 昨日の高湿真夏日に、焼きを入れるような今の「朝立ち」である。さ庭の緑のキャンバスを彩る草花を威圧している「怪物百合」の正体が判った。球根を頂いた、カリスマチックなT女史の頼りを要約する。”あの大ビッグサイズの百合は「イエローウイン」と言う名前で、球根はオランダから輸入したものでⅠ球ごとに10個ほどの大きな花をつけます…”  2日の「半夏生の日」にW杯の8強入りに惜敗した侍ジャパンが関西空港に帰国した。4年後を期待できるイレブンの一言・1句でだった。昨日、相撲界はトカゲの尻尾切りか?。そうだ! 参院選は6日後に迫っている。