84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

年往くや!

2005年12月31日 | Weblog

 

 年往くや 縁無き処世術を連れ

 正月三ヶ日のお雑煮と、煮しめの下拵えは昨日で殆ど終った。司令塔は勿論妻である。 残りは今日か当日で良い。

 里芋・人参・大根・牛蒡・蓮根・蒟蒻・豆などの、皮剥き・切り・茹で・サラし・戻し・アク抜きして笊に並べ晦日を楽しんだ

 ”その日その日を自分らしく..” ”晩節を汚さず、赤信号は友なりと渡らず”をモットーにした年が往く。
   締め括りのブログの投稿をしつつ   


暮れの針仕事

2005年12月30日 | Weblog

 

 台布巾 刺しゐる妻や 年用意

 昨日までに拭き掃除が終って一息ついた妻が夕食後に針仕事を始め
た。旅行でたまったタオルを集め台布巾を縫っていたのだった。

 今日は晦日、”雑煮の下拵え...”と聞いて、張り切っている私である。
 三ヶ日の二人分だから量は僅かでレシピなどは要らない。女房殿の指示を素直に聞きつつ楽しき一日が始まる。


煤逃げ

2005年12月29日 | Weblog

 

  煤逃げや 妻へ愛想の 本も買い

 暮れの一通りの仕事が終っても、妻はこまごまと忙しい。こっちは頼まれていた家事が終ると居場所に戸惑う。
 各種の外部活動?も悉く手仕舞いし、26日から図書館も休みに入り、予定していたパソコン作業も昨日の午前中までに片づけ終った。
 残りは妻のお使いのお供くらいである。

 この時期は書店で時間を潰すのが良い。帰りには妻が最近夢中の「クイズ雑誌」などを買い足す事を忘れずに・・・


葱畑の誌

2005年12月28日 | Weblog

 

  葱引く婦 落穂拾いの 絵を重ね

 年の瀬が逼っても、葱の里の畑の人影は絶えない

 大抵は機械でさっさと、今日明日の出荷分を取り込んでは消える。

 近くの道端の畑に、このところ毎日手堀りを続ける農婦がいる
 しゃがみ込んでしばらくして立ちあがる。腰を伸ばしながら、両手の葱を身近の三輪車に丁寧に並べる

 何時しか ミレーの「落穂拾い」の絵がダブる


年用意いろいろ

2005年12月27日 | Weblog

 

  数へ日や 仕訳け薬の 減り速し

 「年用意」にも色いろある。月曜日に、元日までの常用薬をノート大の仕訳函に分けた。

 情けないが持病の不整脈が時々「発作性心房細動」をつれてくる。

 人前では個性丸出しに品なく振舞っているので大方は知らない。

 ここまで来ればサホド未練はないが”自愛また良しか?!”


今年の欅

2005年12月26日 | Weblog

 

 冬一景 子離れできぬ 欅かな

 今冬の欅はおかしい 
 チリチリと早くから枯れ始めたのに、暮れの寒風にも未だ落葉しきっていない 
 長かった残暑と、例年より早い寒波で、脱葉の機能が狂ってしまったのか 
 或いは今年は酷かった、子供たちの災難を心配した親の心配のあまりの動作なのか 

 今日も、近くの公園の欅が未練気に落葉を続けている 


クリスマスカード

2005年12月25日 | Weblog

 

 懐かしきサインのカードクリスマス

 現役時代に若きリーダーだったがその後は、夫々盛衰の道を歩んでいる外国の知人から今年も数枚のクリスマスカードが届いている。
 皆んな現役を終えて、静かに或いは華やかな余生の添え書きの後の懐かしいサインが嬉しい。
 クリスチャンでない私は、新春になってから「年賀状」で感謝と祝意を伝えることにしている。

 クリスマスの今日は、黄金色のポインセチアが老には似合う。


イブの妻のメール開通

2005年12月24日 | Weblog

 

 携帯の メール始むや イヴの妻

 小3と小6の外孫の注文で、電話しか出来ない女房殿がここ3.4日の練習で、携帯メールの、自力のテスト通信に成功した。
 理由は、”緊急防犯用で、共稼ぎの親子以外は爺婆だけ”とブロックをしたとの娘の話しである。
 妻は、縁起を担いで”クリスマスイブから”と決め、練習で自信をつけたようだ。
 しまっておいた電飾セットで雰囲気も整いそうである。


天皇誕生日

2005年12月23日 | Weblog

 

 サイパンを 語る天皇 寿ぎぬ

 朝刊は、豪雪・停電、耐震強度偽装事件が相変わらず主要面を埋めている。探した「天皇誕生日」記事を見つけ出した。

 (畏れ多くもと言うべきや!?)一つ違いの天皇には別世界ではあるが、同世代を生きてきた親しみを感じる。

 今年訪問したサイパンの事やや家族の近況を率直に語る天皇。

 朝方掲げた日の丸が寒風に翻っている。
   ”幸あれ!”


冬至梅

2005年12月22日 | Weblog

 

 鉢名の 縁起買ひしよ 冬至梅

 今日は「冬至」である。次男坊の私には、干支や六曜や陰暦祭日などのコダワリは無いが、女系家続の総領だった妻は違う。
 昨日の内に柚子やカボチャは当然のこと、お供の私は毎年事後の手入れが出来ないまま正月用の鉢物を買うのが習いである。
 今年は「冬至梅」の名札に惹かれて、既に紅色の蕾が膨らみ始めた梅の小鉢になった。
 未だ「年用意」の仕事が残っているので「年惜しむ」余裕はないが、今宵の柚子湯が楽しみだ。