年往くや 縁無き処世術を連れ
正月三ヶ日のお雑煮と、煮しめの下拵えは昨日で殆ど終った。司令塔は勿論妻である。 残りは今日か当日で良い。
里芋・人参・大根・牛蒡・蓮根・蒟蒻・豆などの、皮剥き・切り・茹で・サラし・戻し・アク抜きして笊に並べ晦日を楽しんだ
”その日その日を自分らしく..” ”晩節を汚さず、赤信号は友なりと渡らず”をモットーにした年が往く。
締め括りのブログの投稿をしつつ
年往くや 縁無き処世術を連れ
正月三ヶ日のお雑煮と、煮しめの下拵えは昨日で殆ど終った。司令塔は勿論妻である。 残りは今日か当日で良い。
里芋・人参・大根・牛蒡・蓮根・蒟蒻・豆などの、皮剥き・切り・茹で・サラし・戻し・アク抜きして笊に並べ晦日を楽しんだ
”その日その日を自分らしく..” ”晩節を汚さず、赤信号は友なりと渡らず”をモットーにした年が往く。
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台布巾 刺しゐる妻や 年用意
昨日までに拭き掃除が終って一息ついた妻が夕食後に針仕事を始め
た。旅行でたまったタオルを集め台布巾を縫っていたのだった。
今日は晦日、”雑煮の下拵え...”と聞いて、張り切っている私である。
三ヶ日の二人分だから量は僅かでレシピなどは要らない。女房殿の指示を素直に聞きつつ楽しき一日が始まる。
煤逃げや 妻へ愛想の 本も買い
暮れの一通りの仕事が終っても、妻はこまごまと忙しい。こっちは頼まれていた家事が終ると居場所に戸惑う。
各種の外部活動?も悉く手仕舞いし、26日から図書館も休みに入り、予定していたパソコン作業も昨日の午前中までに片づけ終った。
残りは妻のお使いのお供くらいである。
この時期は書店で時間を潰すのが良い。帰りには妻が最近夢中の「クイズ雑誌」などを買い足す事を忘れずに・・・
葱引く婦 落穂拾いの 絵を重ね
年の瀬が逼っても、葱の里の畑の人影は絶えない
大抵は機械でさっさと、今日明日の出荷分を取り込んでは消える。
近くの道端の畑に、このところ毎日手堀りを続ける農婦がいる
しゃがみ込んでしばらくして立ちあがる。腰を伸ばしながら、両手の葱を身近の三輪車に丁寧に並べる
何時しか ミレーの「落穂拾い」の絵がダブる
数へ日や 仕訳け薬の 減り速し
「年用意」にも色いろある。月曜日に、元日までの常用薬をノート大の仕訳函に分けた。
情けないが持病の不整脈が時々「発作性心房細動」をつれてくる。
人前では個性丸出しに品なく振舞っているので大方は知らない。
ここまで来ればサホド未練はないが”自愛また良しか?!”
冬一景 子離れできぬ 欅かな
今冬の欅はおかしい
チリチリと早くから枯れ始めたのに、暮れの寒風にも未だ落葉しきっていない
長かった残暑と、例年より早い寒波で、脱葉の機能が狂ってしまったのか
或いは今年は酷かった、子供たちの災難を心配した親の心配のあまりの動作なのか
今日も、近くの公園の欅が未練気に落葉を続けている 。
懐かしきサインのカードクリスマス
現役時代に若きリーダーだったがその後は、夫々盛衰の道を歩んでいる外国の知人から今年も数枚のクリスマスカードが届いている。
皆んな現役を終えて、静かに或いは華やかな余生の添え書きの後の懐かしいサインが嬉しい。
クリスチャンでない私は、新春になってから「年賀状」で感謝と祝意を伝えることにしている。
クリスマスの今日は、黄金色のポインセチアが老には似合う。
携帯の メール始むや イヴの妻
小3と小6の外孫の注文で、電話しか出来ない女房殿がここ3.4日の練習で、携帯メールの、自力のテスト通信に成功した。
理由は、”緊急防犯用で、共稼ぎの親子以外は爺婆だけ”とブロックをしたとの娘の話しである。
妻は、縁起を担いで”クリスマスイブから”と決め、練習で自信をつけたようだ。
しまっておいた電飾セットで雰囲気も整いそうである。
サイパンを 語る天皇 寿ぎぬ
朝刊は、豪雪・停電、耐震強度偽装事件が相変わらず主要面を埋めている。探した「天皇誕生日」記事を見つけ出した。
(畏れ多くもと言うべきや!?)一つ違いの天皇には別世界ではあるが、同世代を生きてきた親しみを感じる。
今年訪問したサイパンの事やや家族の近況を率直に語る天皇。
朝方掲げた日の丸が寒風に翻っている。
”幸あれ!”
鉢名の 縁起買ひしよ 冬至梅
今日は「冬至」である。次男坊の私には、干支や六曜や陰暦祭日などのコダワリは無いが、女系家続の総領だった妻は違う。
昨日の内に柚子やカボチャは当然のこと、お供の私は毎年事後の手入れが出来ないまま正月用の鉢物を買うのが習いである。
今年は「冬至梅」の名札に惹かれて、既に紅色の蕾が膨らみ始めた梅の小鉢になった。
未だ「年用意」の仕事が残っているので「年惜しむ」余裕はないが、今宵の柚子湯が楽しみだ。