atakaの趣味悠久

ウォーキング、ウォーキング途中で出会う野鳥、草花の写真、その他、趣味について記載

黒岩涙香 訳出「雪姫」

2023年11月19日 22時39分36秒 | 日記



 9月01日より連載を始めたバアサ・エム・クレイ女史の「雪女王」の黒岩涙香の訳「雪姫」は11月09日に完結しました。




 「雪姫」は新聞「萬朝報」に明治35年(1899年)5月14日から8月7日まで連載されたもので、原作者 バアサ・エム・クレイ女史の「雪女王」の訳です。尚、新聞「萬朝報」の情報は黒岩涙香 作品(http://iwawi.a.la9.jp/dozou/kansou2/kuroruik.htm)
を参照しました。




  雪姫あらすじ


  「雪姫」とは、曾(かつ)てオーストリアに派遣せられた外交官、河畑良年(かわばた りょうねん)の一女清子(きよこ)の綽名(あだな)である。本名の清子の名では知らない人も多いが、「雪姫」と言えば英国第一の美人として、噂に聞いた事の無い人は居ない。
 そもそも、清子がなぜ雪姫と綽名されたかと言うと、美人で顔色が雪の様に白く、「雪の精」の様だったから。
 年頃になって、幾等求婚されても、総ての求婚を断って、深窓から出ない生活を送っていたため、その神秘さから、何時しか「雪姫」と呼ばれて、英国中の注目を集めていた。
 「雪姫」と呼ばれる清子は、どうしても人には言えない、秘密を抱えていたのだ。



 「雪姫」は「トシのウォーキング&晴耕雨読」に掲載して有ります。 
 「雪姫」を読む方は、下の「雪姫」をクリックして御読み下さい。



「雪姫」




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10月の花火

2023年10月12日 08時27分07秒 | 日記


 Canon EFSレンズ F3.5~5.6 18mm~55mm & Canon Eos Kiss X6iにて撮影(上の画像クリックで拡大。以下の写真総て同じ操作で画像拡大、左上の←クリックで元に戻る)


 5.6km先の花火が見えた。
 8月の花火大会が10月に移行した花火大会だ。
 遠くの花火なのでミニチュアの様に写った。
 線香花火の様に見る物も有った。










 最近2年の画像は「atakaの趣味悠久」が満杯の為、下の「atakaの趣味悠久Ⅱ」に保管されています。
 最近2年の画像を見る方は、下の「atakaの趣味悠久Ⅱ」をクリックして、カテゴリーやフォトチャンネルを御覧下さい。

「atakaの趣味悠久Ⅱ」


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コロナに罹っていました

2022年09月12日 09時36分48秒 | 日記

Olympus E-PL2  & Cannon EFS 55-250mmレンズ にて撮影(上の画像クリックで拡大。以下の写真総て同じ操作で画像拡大、左上の←クリックで元に戻る)


 突然の休止、失礼しました。
 9月3日から39度近辺の発熱が有り、
 ブログを突然休止ししておりました。
 9月10日(土)頃から、36度台に回復しています。
 アレルギーが有るのでワクチンは接種して居なかったので、
 これで駄目なら仕方が無いと観念しながら熱が下がるのをひたすら待ちました。
 熱は何とか下がりましたがブログの方は当分の間休止させて頂きます。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 先ずはご挨拶まで。



 デュランタ・タカラズカ
  ・クマツヅラ科ハリマツリ属デュランタ・レベス種
  ・原産地 北アメリカ南東、ブラジル、西インド諸島
  ・分類上は常緑
  ・気温が有れば1年中咲く
     (みんなの趣味の園芸)より





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黒岩涙香翻訳小説 『花あやめ』連載後期

2022年09月02日 11時09分54秒 | 日記

「花あやめ」連載後期




 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、8月30日 第76回を掲載し、完結しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 今回の「花あやめ」は連載をめざして、2022年3月13日ころから準備を始めた。話の内容は、イギリスの蔵戸子爵の息子太郎次郎がオックスフォード大学を卒業し、社会に出る前に、世界の世情を観察する為に世界旅行をしていて、旅行が終わりアメリカから帰る途中で海難事故に会い、溺死したと見られるということだった。

 第40話くらいまで準備してから連載を始める積りで居たが、第23話辺りを準備して居る時に、北海道の知床岬遊覧をしていた船が沈没したとの事故が報道された。

 丁度この「花あやめ」の話が、突然海難事故で二人の後継者を失った蔵戸子爵が絶望し、生きる気力を無くして、病気になってしまうが、何とか歴史ある蔵戸子爵家の存続を図る為、死ぬ前に相続人を決めようと、気力を振り絞っている辺りだった。

 突然に事故などで、身内の誰かを失った喪失感、悔しさは、並大抵では無いと思い遣られる。
 此の「花あやめ」の話は、何とか蔵戸子爵が気を取り直せる結末で終わったが、知床遊覧船の事故は4か月以上を経た、9月2日現在で、未だ半数近くの人の行方が判明して居ないと言う事だ。

 篠原常一郎氏のユーチューブでの話によると、遊覧船の社長の誠意ある対応が望まれる状況だとのことだ。



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黒岩涙香翻訳小説 『花あやめ』あらすじ4

2022年08月30日 18時40分42秒 | 日記



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、8月30日 第76回を掲載し、完結しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 4

 蔵戸家の二人の息子太郎、次郎が乗船していたプリンス号が沈
没し、生存者は居ないと思われていたが、沈没して数か月経っ
た、翌年の春、タイムズ紙に沈没したプリンス号に二名の生存
者が居たとの報が掲載された。

 此の報を見た松子の母の草村夫人は、このタイムズの記事が
蔵戸子爵の目に触れるのを恐れ、タイムズを密かに部屋に持ち
帰り、暖炉で燃やしてしまった。

 一方ロンドンに帰って居た瓜首弁護士の事務所に、病気に罹
(かかっ)てやせ細ったと思われる、一人の青年が訪れた。
蔵戸家のプリンス号の沈没で溺死したと思われた次郎であった。



 黒岩涙香の翻訳小説『椿説 花あやめ』を読む方は、下の「トシのウォーキング&晴耕雨読」の『椿説 花あやめ』からお入りください。

「椿説 花あやめ」


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黒岩涙香翻訳小説 『花あやめ』あらすじ3

2022年08月21日 13時27分11秒 | 日記



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、第48回まで連載しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 3

 蔵戸家に到着した、梅子、松子は、蔵戸子爵、葉井田夫人、瓜首弁護士によって、蔵戸家の相続人には、何方が適任かあらゆる方向から注意深く観察される事に成った。
 瓜首弁護士は長年の弁護士という仕事で培った鑑識眼が有るので、私に係れば直ぐに相続人にどちらが適任か判断が附くと、豪語して居たが、梅子、松子の実物に逢って見ると、此方の方面は梅子が優れて居るが、あちらの方面は松子が優れて居ると云う具合で、蔵戸子爵が選べなかったように、梅子、松子の優劣は中々付けられなかった。

 大領主となって領地を統治する方面の能力は、松子の方が上だろうというエピソードが有ったりしたが、あれこれ迷って、中々判断が出来なかった。
 これ以上迷っても仕方が無いので、もう好い加減に相続人を決めようと云う事に成り、三人の投票で決める事に成った。
 投票の結果は松子が三票を得て、蔵戸家の相続人に極まった。

 蔵戸家の相続人に極まった松子には、実は許嫁とも云うべき、将来を誓い合った人が居た。松子は其の事を、蔵戸家の相続人に極まる前に、子爵に話して置こうとしたが、強欲な母、草村夫人に止められて言い出せずに居た。
 蔵戸家の相続人と極まったからには、子爵には自分には許嫁とも云うべき人が居る事を話して置かなければならいと強く思い、子爵に話しに行った。

 松子から自分には許嫁が居る事を打ち明けられた子爵は、初めは驚いたが、松子の許嫁に逢って見る事にした。問題が有れば松子の相続人を取り止めにするかもしれないとまで言って許嫁に逢った。
 松子の許嫁は平民主義の急進派だという。貴族とは相容れない主議者だ。だが松子の許嫁の急進主義者は中々の若者だった。蔵戸子爵は松子の許嫁を受け入れる気に成った。

 そんな時、ロンドンタイムズに沈没したプリンス号に、ニュージランド行の帆船に助けられた人が二人いたという記事が載った。
 この記事を見た松子の母草村夫人はその新聞を誰にも見られないように、自分の部屋に持ち帰り暖炉で燃やしてしまった。




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黒岩涙香翻訳小説 『花あやめ』あらすじ2

2022年07月24日 01時07分42秒 | 日記



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、第20回まで連載しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 2

 期待して居た二人の息子を、乗って居た船の沈没で同時に失った蔵戸子爵は、気落ちして抜け殻の様になる。
 此のままでは蔵戸家が断絶してしまうので、相続人を選定しなければならないと弁護士に促され、蔵戸子爵は弁護士が調べた、4代前に蔵戸家から分かれた遠縁の相続候補の娘二人の品定めに出かけた。
 一人はイギリスの南海岸の町ノスヒルドに住む画家の17歳の娘春川梅子。もう一人はロンドンに未亡人となった母親と暮らす草村松子という18歳の娘だ。
 二人の娘に逢った蔵戸子爵は、それぞれの娘の持ち味は異なるが、優劣が付けられない良さが有り、何方を相続人にするか決められず、二人の娘を子爵の屋敷に招いて逗留させ、弁護士と子爵の姉にも逢わせて、三人で選定する事にする。




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黒岩涙香翻訳小説 『花あやめ』あらすじ1

2022年07月05日 11時44分24秒 | 日記



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 1

 イギリスの貴族、蔵戸(くらど)子爵は傾いて居た子爵家を30年かけて立て直し、莫大な財産を築いた。蔵戸子爵には太郎、次郎の二人の息子が居り、オックスフォード大学を卒業して、実社会に出る前に、世界を見聞する為に世界旅行に出かけて居る。
 蔵戸子爵はこの二人の息子が世に出て、貴族社会で活躍し、昔の様に蔵戸家の存在を世に知らしめることを期待している。

 太郎次郎が乗った「プリンス号」がアメリカのニューヨークを出港したとの知らせがあり、今日にもイギリスに帰って来るかと待っている。
 そんな所にタイムズがプリンス号の遭難沈没を知らせた。
 
 二人の息子を同時に失った蔵戸子爵は気落ちして、抜け殻の様になる。
 弁護士に蔵戸家の相続人を決めるように諭され、蔵戸子爵は蔵戸家を相続する類縁者を弁護士に調べさせると、最も近い類縁者に梅子と松子という優劣の付けがたい娘が居る事が分かった。



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黒岩涙香 「人の妻」5

2021年05月29日 13時35分44秒 | 日記



*「人の妻」(扶桑堂版)を5月26日に、本編七十四 最終回まで掲載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。

*人の妻 (扶桑堂版)   あらすじ (5)
**何故夫、丈夫が槙子と会おうとしないのか理解できない槙子は離婚を決意する。
**インドから大津博士の娘鈴子と結婚する為に帰って来た次男から丈夫が何故槙子と別れようとして居るかを聞いた鈴子。
**姉道子と妹鈴子の話の立ち聞きから、丈夫が槙子と別れようとして居るのは、波太郎が生きて居る事が分かったからだと知った輪子。
**輪子と風間夫人は、槙子を波太郎が生きて居るのに丈夫と結婚したのは重婚で畜生にも劣ると罵る。
**槙子は丈夫が去って行ったのは、波太郎が生きていて、自分と槙子との結婚は成立しないと思って居るからだと知って喜ぶ。
**槙子は実は松子で槙子の妹で、丈夫と結婚する迄は未婚だったのだ。



 黒岩涙香の「人の妻」を読む方は下の
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「人の妻」



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黒岩涙香 「人の妻」4

2021年05月17日 19時51分46秒 | 日記



*「人の妻」(扶桑堂版)を5月17日に、本編六十六まで掲載
 しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から
 明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、
 作者バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。

**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、
 殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い
 漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しまし
 た。


人の妻 (扶桑堂版)   あらすじ (4)
**竹子の方に面会すると、不思議な事に、竹子の方は槙子の事を松
  子だと言う。
  槙子は自分は松子では無く、槙子だと主張するが、竹子の方は余
  り納得した様子では無いが、槙子が自分が槙子だと言うなら、自           
  分は松子だと思うが槙子でも好いと言う。

**竹子夫人には子供が居ないので、全財産を槙子に相続させると言
  う。
  槙子が男爵伴野丈夫と結婚したことを非常に喜び、伴野荘が人手
  に渡って居ると聞き、直ぐに伴野荘を槙子に取り戻して遣る事に
  する。

**伴野荘も伴野家に戻り、落ち着いた頃、竹子の方は高齢の為亡く
  なる。竹子の方の兄の春山伯爵と竹子の方の遺産のことで相談す 
  る為デポンジャーへ向かおうと丈夫は、乗換駅で次の汽車を待っ
  た。
  デポンジャーへ行くため乗り換え駅で待って居ると、ロンドンか
  ら来た汽車から降りて来た人の中に、見覚えのある人が居た。死
  んだ筈の波太郎だ。

**波太郎は丈夫を見附けて近寄って来た。丈夫は槙子の元夫波太郎
  が生きて居た事にショックを受け、このままでは槙子が重婚の恥  
  ずかしさから死んでしまうのを心配し、波太郎殺そうとする。

**波太郎を一度は殺した積りだったが、波太郎が息を吹き返し、ア
  メリカに行く金を呉れるなら、槙子に生きて居る事を告げずに、
  アメリカに行くから、アメリカで生活する金を出せと恐喝され
  る。

**槙子の事を考えて丈夫は波太郎に金を与える約束をし、丈夫自身
  も槙子の前から去る事にする。
  男爵家の名誉の為にも、丈夫は夫ある身の人と結婚したことが世
  に知られるのを恐れると共に、槙子が重婚した事を知ったら、恥
  ずかしさの為死んでしまうに違いないと思い、槙子に何も知らせ
  ないまま、印度に去る。

**槙子は丈夫が何も云わずに身を隠したのは、自分に何か落ち度が
  有るのだろうと思うが、見当が附かず、やがて丈夫を恨む様に成 
  り、離婚を決意する。



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黒岩涙香 「人の妻」3

2021年04月21日 18時49分12秒 | 日記



*「人の妻」(扶桑堂版)を4月21日に、本編四十一まで掲載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*
*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ 3
**男爵伴野丈夫は波太郎の妻で有った事は残念に思って居るが、波太郎が死んで未亡人と為った槙子への思いが募り、槙子へ結婚を申し込む。
**槙子も丈夫の優しさ、誠実さに魅かれ、結婚を了承する。
**伴野丈夫が槙子に結婚を申し込んだ事を知った大津博士の娘輪子は、丈夫が槙子へ心変わりをした事を恨み、丈夫に槙子と波太郎が聞くに耐えない、忌まわしい関係だったと嘲る。
**丈夫の母御は男爵家の妻に成る槙子の素性がはっきりしないので、男爵家の嫁としてふさわしいかどうか危惧していた。
**丈夫から輪子が槙子と波太郎が忌まわしい関係だったと云って居る事を聞いた母御は、槙子に波太郎との関係を問い詰める。
**何か引っかかるものを感じつつも、槙子が波太郎と正式な結婚をして居た事が分かり、輪子を黙らせて、槙子と丈夫は結婚式を挙げる。
**新婚旅行から帰ってしばらくして、丈夫はロンドンタイムスに、槙子姉妹の安否を捜す、槙子の伯母春山夫人の尋ね人広告が載って居る事を知る。
**槙子は余り気乗りして居ない様子だが、丈夫は槙子に伯母と面会する様に勧め、二人で伯母の春山夫人、「竹子の方」に逢いに行く。



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黒岩涙香 「人の妻」2

2021年04月03日 00時28分24秒 | 日記



*人の妻 (扶桑堂) 4月2日に本編二十二まで連載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ 2
 **天文学者 大津博士の息子波太郎と豪州で結婚して、子供が生まれたが、波太郎が豪州で列車事故に巻き込まれ死亡したため、子供を抱えて生活に困った波太郎の妻槙子が、大津博士の援助を得て英国に戻って来た。

 **大津博士の次女輪子を、嫁にするかどうか見極めようとして居た没落貴族の男爵伴野丈夫は、大津博士に頼まれて、豪州から帰って来る槙子を迎えにロンドン港に行き、槙子を出迎えたが、槙子の美しさに見とれてしまう。

 **槙子に一目ぼれをしてしまった男爵伴野丈夫は、槙子が大津博士の息子波太郎の未亡人である事に嫌悪感を持つが、槙子の美しさと人柄の良さに益々惚れ込む。

 **槙子の方も身寄りの無い自分に、親切にして呉れる丈夫にどんどん好感を持って行く。

 **伴野丈夫は槙子が遊び人波太郎の妻だったことにこだわって、自分の妻には絶対出来ないと考えて居た。

 **遊び人波太郎の妻だった槙子を思わない事にしようと、自分に無理強いをして居る丈夫だが、結局槙子への思いが捨てきれず、槙子に結婚を申し込む。

 **槙子は丈夫に何か自分の秘密を言いそびれ、打ち明けなければ、打ち明けなければと思いながらも、打ち明けられずに過ぎてしまう。


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黒岩涙香 「人の妻」

2021年03月02日 18時26分16秒 | 日記



*人の妻 (扶桑堂) 連載開始しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ
**親の道楽で伴野荘という代々伝わる膨大な地所を手放さざるを得なくなった、英国の男爵伴野丈夫(じょうぶ)。
**一刻も早く伴野荘を取り戻そうと、母御と共に借金の返済の為に奮闘している。そんな時に、天文学者の大津博士から、死んだ放蕩息子波太郎の嫁が、孫を連れて豪州から帰って来るので、ロンドン港に迎えに行く様頼まれる。
**男爵伴野丈夫は大津博士の二女の輪子に言い寄られて居て、輪子と結婚をするかどうかを考慮中なのだ。
**伴野丈夫はロンドンに用事があって行く序(ついで)に、大津博士の死んだ息子波太郎が豪州に残した妻槙子とその子供を迎えに行き、槙子が絶世の美女であることを知る。
**丈夫は槙子に魅かれて行き、素性がはっきりしない波太郎の未亡人の槙子に結婚を申し込む。
**槙子は何かを隠したまま、丈夫と結婚する。



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黒岩涙香 人外境(10)

2020年09月21日 18時49分34秒 | 日記


**9月21日 黒岩涙香の作品の17作目「人外境(にんがいきょう)」を現代文に直したものの連載、第152回までを完結しました。


**新聞「萬朝報」に明治29年(1896年)3月 7日から明治30年(1897年)2月26日まで連載されたもので、作者 アドルフ・ペローの「黒きビーナス」の訳です。


**例によって登場人物は日本人の名前に成って居ます。


**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること、旧仮名表記なので、現在の漢字や仮名表記に直しました。


**難しい漢字の熟語は読みずらいかも知れませんが、文中に()と《》で読みと意味を記しました。 


**人外境(にんがいきょう)のあらすじ (10)


**芽蘭男爵が遊林台の輪陀女王に捕らわれながらも、輪陀女王の教化に務めていた。


**芽蘭男爵は妻たちが自分を救出するために此の遊林台国に来ようとして居る事を知らされる。


**芽蘭男爵は自分を救いに来ても女王輪陀(リンダ)が許さないから無駄だと言う。

**圧倒的な輪陀女王軍に敗北を覚悟して居た芽蘭夫人の方に天から降って来た様な援軍があった。


**輪陀女王軍が軍神と崇めている巨大な軍神石が崩れ落ち、多くの兵士が下敷きになってしまったのだ。


**迷信深い原住民の軍は軍神と崇めている巨大な軍神石が崩れ落ちたのに恐れ戦き戦意を喪失する。


**自分の統治する国を滅茶滅茶にされた輪陀女王は実は芽蘭男爵に思いを寄せていたのだ。

**恋しい人を奪われた輪陀女王は何所迄も一行を追って行く。




**この「人外境」の話が荒唐無稽な話に思えたの
で、話の信憑性を確かめるため、リビングストンの「リビングストン探検記」やスタンレーの「暗黒大陸」を読んで見た。リビングストンの探険は1850年代、スタンレーのアフリカ探検は1870年代だった。この「人外境」がかかれたのが1890年代ですが、小説なので創作した部分も多いと思われるが、「人外境」に書かれているアフリカの実態は「リビングストン探検記」、スタンレーの「暗黒大陸」に書かれている事とあまり変わっていなかった。 
 152回と長い小説だが1870年代のアフリカの様子が分かる話なので、コロナ騒動で外出自粛とも相まって訳す事にした。




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黒岩涙香 人外境(9)

2020年08月13日 21時18分01秒 | 日記


**7月22日 黒岩涙香の作品の17作目「人外境(にんがいきょう)」を現代文に直したものの連載第120回までを掲載しました。


**新聞「萬朝報」に明治29年(1896年)3月 7日から明治30年(1897年)2月26日まで連載されたもので、作者 アドルフ・ペローの「黒きビーナス」の訳です。


**例によって登場人物は日本人の名前に成って居ます。


**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること、旧仮名表記なので、現在の漢字や仮名表記に直しました。


**難しい漢字の熟語は読みずらいかも知れませんが、文中に()と《》で読みと意味を記しました。 


**人外境(にんがいきょう)のあらすじ (9)


**死んだと思って居た芽蘭男爵が遊林台という女王が統治する国に捕らわれて居る事が判明した。


**此の遊林台国は黒天女国とも呼ばれる女子の軍団の国で、強さ残酷さではアフリカ随一の国だと云う。


**女王は輪陀(リンダ)という「黒きビーナス」とも称えられる美女だとのこと。

**遊林台国にスパイを送り込み、遊林台国の国情や芽蘭男爵の様子を探らせることにする。


**送り込んだスパイは芽蘭男爵からの手紙を持って無事帰って来た。


**この「人外境」の話が荒唐無稽な話に思えたので、話の信憑性を確かめるため、リビングストンの「リビングストン探検記」やスタンレーの「暗黒大陸」を読んで見た。リビングストンの探険は1850年代、スタンレーのアフリカ探検は1870年代だった。この「人外境」がかかれたのが1890年代ですが、小説なので創作した部分も多いと思われるが、「人外境」に書かれているアフリカの実態は「リビングストン探検記」、スタンレーの「暗黒大陸」に書かれている事とあまり変わっていなかった。 
 155回と長い小説だが1870年代のアフリカの様子が分かる話なので、コロナ騒動で外出自粛とも相まって訳す事にした。




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