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過熱化する香港の民主化デモ

2014年09月28日 21時21分15秒 | 中国

 香港の民主主義が中共によって完全に否定されてしまった以上、あの「自由な香港」が死に至ってしまうのは時間の問題だ。このような中、2000人以上もの若者たちが立ち上がったのだ。これほど熱い学生運動は、日本ではもう見ることができないだろう。結果として70人以上の学生が逮捕されてしまったが、それに怯むことなく、次はついに中環(セントラル)を占拠するのだそうだ。
 調子にのった習近平政権はますます人々の権利を否定し、国内の締め付けを行っている。香港の学生運動は、このことに対して反発する作用も巨大になったきたことを示す。中国共産党の統治には、中国国内だけでなく国際社会からも大きな疑念を突きつけられている。
 今月の21日には、新彊ウイグル自治区(正しくは東トルキスタン)で大規模な反乱が起こり、40人ものウイグル人が警察に殺害された。また、今年の3月には、台湾において立法院(国会)を学生たちが占拠する、という事件も発生した。あまりにも中国に言いなりの台湾政府へ抗議するためだ。このように増長した中共政府への反乱は、今年に入ってから各地で激化している。
 日本の世論はこうした動きに対し、徹底的な支援を表明すべきだ。やはり何と言っても、自由と民主主義が人類にとって普遍的な価値であることを忘れてはならない。中国こそが、こうした人類普遍の価値に挑戦する存在なのだ。日本の言論機関はこのことを強く、国際的に訴え続けてほしい。中国にアジアをリードする資格など無い、ということを明確にしなければならない。

以下、記事の引用

http://www.afpbb.com/articles/-/3027272?pid=14499194
【9月28日 AFP】香港(Hong Kong)で27日夜、数千人が政府本部前に集まり、中国政府が政治的自由の拡大を認めない限り抗議行動を継続する姿勢を示した。

 中国政府が先月、初めて普通選挙制度が導入される予定の2017年の次期香港行政長官選挙に中国政府寄りの委員会が認めた人物しか立候補させないという方針を示したことに反発し、香港では今月22日から大学生などが抗議行動を行っている。

 26日夜から27日未明にかけて主に大学生と中高生の2000人以上のデモ参加者が抗議行動を行い、約150人が警備の警官隊を突破して政府本部の敷地に入った。

 警察は催涙スプレーも使用して27日朝までに多数のデモ参加者を排除し、27日午後に最後まで残っていた74人を「政府施設への不法侵入と不法な集会」に関与した容疑で逮捕した。

 それでも、催涙スプレーから身を守るためコンビニエンスストアで買ったポンチョやゴーグルを身に着けたデモ参加者たちは政府本部前で座り込みを行った。民主化を求めている市民グループ「オキュパイ・セントラル(Occupy Central)」は、大規模デモを行って香港の金融街「中環(セントラル)」を占拠する計画を予定通り進めると発表した。

「中環占拠」は来月1日に始まるとみられていたが、オキュパイ・セントラルの創設者の1人ベニー・タイ(Benny Tai)氏は28日未明のスピーチの中で「オキュパイ・セントラルはいま始まるのだ」と述べた。警察との衝突を繰り返しながら数千人以上に増えた若者主体のデモ隊は、香港がより大きな政治的自由を手にするまで抗議行動を続ける姿勢を示している。

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