修学旅行生らを乗せた客船が沈没してから今日で3日以上経過しているが、未だに270人以上が救助されないままだという。乗客の大部分が未成年ということもあり、実に痛ましい惨事である。日本の海上保安庁が手を差し伸べることもできそうだが、今の韓国がそれを受け入れることはなさそうだ。
こうした大事故や大災害というのは、韓国だけでなくどの国でも発生するものだ。重要なのは、こういう事件が発生した時に、政府及び社会全体がどう対処できるか、ということである。危機が起きた時にこそ、国家の持てる力が試されるのだ。韓国の場合は、どうなのか。
この客船沈没事故については、発生後に様々な報道がされている。そこで、事故後に判明したことや起きたことを以下のとおり、簡単にまとめてみた。
★乗客には「客室にいろ」と指示しながら、船長と船員が真っ先に救助されていた。
しかもその船長は、救助される際に「自分は一般人」と嘘をついていた。
★自分の生徒たちを残して、教頭が先に救助された。この教頭は後に自殺。
★韓国政府による救助は実におそまつで、救出の成功率は1世紀前の「タイタニック」なみ。
しかも救助人員や設備の規模を、大幅にごまかして被害者家族らに説明していた。
★救助技術の低さを露呈したにもかかわらず、韓国政府は日本からの援助申し出を断った。
断った理由はもちろん、人命ではなくパク・クネ政権の面子を守るためである。
★被害者を装って「船内で生きている」という嘘の携帯メールを発信することが流行する。
この大事故に便乗し、「救助現場の動画が見られる」などという詐欺メールも横行する。
★メディアの報道では、日本のせいにするためか、沈没した客船は日本製であることを強調していた。
しかしその船は、日本で造られた後、韓国で安全性を無視して大幅に改造されていた。
★もちろん事故の原因は船のせいではなく、経験のない航海士が針路変更を誤ったせいである。
船長は責任を問われ、さっそく逮捕されたが、肝心の救助の方は少しも進んでいない。
こうしてまとめてみると、「
やっぱり駄目だ、こいつら」という言葉しか浮かんでこない。この事故が起きた日を「国恥の日」にしようという意見が韓国で出たそうだが、橋が落下したり百貨店が崩壊したときも、同じようなことを言ってなかったか。そのうち、1年間のうち365日が「国恥の日」になるんじゃなかろうか。それは正しい判断かもしれない。