花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

出征兵士

2021年04月26日 11時05分49秒 | 日記
今日も陽射しが爽やかです
花のシーズン いいですね
昨日はご近所の奥さんがお菓子を持参して
我が家の庭で花を観ながら少しの時間おしゃべりしていかれました
私も寛いだいい時間をいただきましたね



キンシバイがたくさんつぼみをつけています
牡丹の花が咲き終わり芍薬がつぼみを膨らませています
下野のつぼみも大きくなってきました




遠い昔のこと ときどき思い出すのです
私はお隣の家で遊んでいたのですが
何だか幼かった私にも異様な雰囲気を感じたのです
それは年老いたおばあさんと息子さんが立ったまま手を取り合って
泣いておられたのです
“帰って来るから”と息子さんがなだめるような口調で
“その時にはワシはもう居ないで”と
(この世にはもう居ない)の意味だったのでしょう)
おばあさんが声を出しておいおいと泣いておられたのです
幼かった私はその二人が手を取り合って泣かれる
真ん中に座ったまま二人を見上げていたのです

それは後で解かったのです
息子さんに召集令状がきたのでした
後日出征兵士としてご近所さんが大勢でお見送りされたのです