花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

此処にも

2019年01月31日 15時19分39秒 | 日記

此処にも小さな春が
可笑しくて でも可愛いではありませんか
裏庭で侘助の木の傍に小さな芽が出てきて
少しずつ成長してきました
椿かな 侘助かなと見守っていましたが
まだ30センチばかりの高さの木なのに
ちゃんとピンクの侘助が咲いているのです
今朝の庭には静かに氷雨が降っていましたが
小さな春を表現しているよで





雪柳もすっかり葉を落としていますのでやがて真っ白に花を咲かせることでしょう
楽しみです




目は見えます

2019年01月30日 15時28分50秒 | お礼


私は今日所用すませて帰り道 電車に乗ってぼんやりとホームを眺めていましたら
目が不自由かしらと思える40歳過ぎのご婦人を介護しながら
若い駅員さんが私が乗っている電車に乗ってこられたので
私はすぐに席を立ってそのご婦人の手を取って座らせてあげました
私は若い駅員さんにご婦人の降車駅を訊きました
駅員さんは言葉少なに頭を下げて去っていかれました
私はそのご婦人が目的地に着かれるとそのご婦人の身近な人が
お迎えに来ておられるのかもと勝手な想像をしていました

私はその方の傍で訊ねました
「何時から目が不自由になられましたか」
「目は見えます」とはっきりお答えになりました
私は不思議に思い
「歩くことが困難ですか」と訊ねますと
ご婦人は仰るのです
「こころが落ち込んでいますので」
私はとてもショックでした
一見して両眼はしっかり見開いておられるのに
全く何も見えないように虚ろで焦点が定まっていないような目にみえます
こころが落ち込んであんなに目が虚ろになるとは
見てはいけないものを見て仕舞われたのかしら
こころが落ち込んでしまうほどの重大なことは何だろう

私にとってこれまでの人生の最大の悲しみは親 兄弟との死別だったと思うけど
ある人から聞いたことがあるのです
伴侶との死別は親と別れるよりも悲しみが深いものと
だからもし私が主人にとりのこされたなら心が落ち込んであんな目になり
人様の介護が無くてはもろもろのことが出来なくなるのかしら

そんなことを想っていると
電車がご婦人の降車駅に到着しました
私はそのご婦人の手を取って電車から降ろしてあげました
ご婦人はゆるやかなまるで全盲の人のような足取りでプラットホームの階段を
のぼっていかれました
田舎町のことですこの時間は駅員さん不在の駅です
手をとって下さる駅員さんはいなくて
私が勝手に想像した身近な人のお迎えもなくて

私はおもいました
これからどんなに深い悲しみに遭ってもこころが落ち込まない
心の鍛錬の方法はないものかしら
私にとって心塞がれる一日でした







水仙の花が咲いています

毎年

2019年01月29日 15時37分14秒 | 日記

これまで毎年冬の庭に野鳥がきていました
めじろ ショウビタキ 白色セキレイ モズなどよく見かけていました
ショウビタキは気の枝から枝を小刻みに飛んでまるで
鬼ごっこをしているように

白色セキレイは人懐こく横を歩いたりして
なぜか今年は小鳥をみかけないのです
私が裏庭に出て行く回数が減っているかしら
それともお隣の新築工事が影響しているのかしら
大工さん達みんな礼儀ただしくていい人ばかりなのに

モズが来ると大きなからだを斜めにして侘助の蜜を吸っているのです
そして私が窓を開けると急に“悪かった”といった風に飛び立つのです
誰も怒ってなんかいないのに

誰か野鳥にミカンを切って置いておられるそうで私も
そっとミカンを切って置いてみましょうか




我が家のクリスマスローズ
小さな蕾です やがて咲きます



























こころの窓

2019年01月28日 08時21分49秒 | 日記

よく聴きます
”目はこころの窓“ということば
なぜか母は私のことを「目がきれい」と言って育ててくれました

息子に初対面のある人が私に言ったのです
「目がお母さんに似ておられますね」
充分に嬉しい言葉でした
私は一度も母のようには言って育ててこなかったけど
息子よ その目で世の中を見ればいい

あの日から息子と対話するとき息子の目を見つめることが
嬉しくなりました






アオキの花芽今年はまだ小さくて
おそい成長でもいい
やがて赤い実がなりますもの

そんなに

2019年01月27日 10時34分13秒 | はな


昨日は寒波の予報でした
期待した積雪は見られませんでしたが空気は冷たい朝です
垣根の傍を歩いていると ふと目に止まりました
椿のつぼみが膨らんで色ついています
“もう直ぐ咲くから”と呼び掛けているようなのです




今朝の冷たい裏庭で取り残されたように一輪の小菊
そんなに頑張らなくてもいいのに
でもくっきりと美しいのです
力いっぱい咲いているから 最後の花





昨夜は詩吟を始めた頃の私の詩吟の録音をきいてみました
何だか懐かしい感じがして
そして昨日の私の吟も
少しだけ力強く感じたのですが
でも人様がきかれると少しの進歩もないとお思いかも