花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

やがて咲きます

2015年02月28日 07時44分34秒 | はな




利休梅の蕾です
平年3月下旬には沢山の白い花が咲き春風に揺れるととても心地よいものです
そのため 今利休梅はその準備に忙しそうです
でも もう小さな蕾をつけていますからこれから葉を育て
丸い白い蕾が花を開くのはすぐです
待ち遠しいこと



万両の実がなくなったあとにこの赤いのは蕾でしょうか
まるで夏に咲く茶花の突抜忍冬(つきぬきにんどう)の花にそっくりです
白っぽい花が咲くまで随分かかるということでしょうか
改めてよくよく観察することにします

楽しくもあり

2015年02月27日 07時18分33秒 | 趣味
夜ふと目が覚めると 時折ですが私は暖かい飲み物をつくって
私の描いた絵をしばらく観て楽しむことがあります
これは 私にとってとても贅沢な時の流れに思えます
その絵を描いた時に考えたこと感じたことを鮮明に思い出すことができるのです
上手く線が延ばせなくて もう0.5ミリ延ばす勇気をもつことができたらきっと満足できる
絵になるのにと思ったものです
そしてそれは私の心がけに起因するものかと反省したものです
この絵は友人のしあわせを描きたい気持ちで取り組みましたのに

主人が外出をする時丁度この絵を描いていて2時間余り経って帰宅したとき主人がとても驚いたのですそれは出かける時と全く同じ姿勢でお尻を少し高くして画面に顔を寄せた格好で絵筆を動かしていたと言ってとても笑われたのです

これも一つのエネルギーです 
一心になれる対象があることも嬉しいもの
さまざまな思い出を懐かしく思いながら時々拙い作品を眺めています



春めいて

2015年02月26日 07時42分39秒 | はな
少しづつ春らしくなってきました
裏庭で芽を出している貝母(ばいも)蕾を大切に育てています
今年は花が咲かないかと心配していましたが
大丈夫です
嬉しいです    



さんしゅゆの花もほころびかけています
これからしばらく楽しませてくれます

暖かな春すぐそこに


うたを忘れた?

2015年02月25日 08時14分21秒 | はな


菊桃の花です
春 何んともいえない可愛く咲く花で
実物はもっとピンク掛かって美しい色です

でもどうしたことかこのところ3年位花が咲かないのです
全く 歌をわすれた菊桃です
歌を忘れたならば後の山に 捨てましょうか でも可愛そう
月夜の海に浮かべれば忘れた花を思い出すでしょうか

そう言って情けをかけるから今年もどうやら枝の先に少し
膨らんでいるのは花の蕾ではなくて葉になる芽のようです
傍にある桃の蕾は段々に大きくなって今年もたくさんの花を
観ることができそうなのに 

それなのに今年もあなたは無言の春を迎えるのですか
花は咲くことで命の表現をするのでしょうに
仕方がないのでわたしもそっとあなたにお付き合いいたします

涙は別もの

2015年02月24日 08時11分53秒 | 日記
兄を亡くして初めてのお盆の墓参りに行きました
お寺の近くにあるお花屋さんで花を買いました
お花屋さんのおばさんとはこれまで挨拶程度のことばしか
交わしたことはありませんでしたが

その日はにこやかに話し掛けてこられて
私も今日は兄の初盆のお墓参りですと言い
さらに「まだ こんなに早くに死ななくてもよかったのに」
そして「母も亡くなってしまい・・・・」と云うと
不覚にも涙が出てしまい自然に首もうなだれてしまいました

お花屋のおばさんは
「ご主人はおられるんでしょ?」と
私は大きく首でうなずきました
そしてお花屋のおばさんはさらにお店を出る私の背をなでながら
「しっかりせんにゃだめよ!」と

お願いだからそんなに優しくしないでください
涙は気持ちに反して出てしまいます
これでもいつもしっかりしなければと自分に言い聞かせている私なのです
私充分に歳を重ねています でも涙は別もの? なのです



 我が家の最後の寒あやめです