俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0158・温感07・今井つる女01・2014-01-21(火)
○「ぬくもりし助炭の上の置手紙」(今井つる女01)
季語(助炭・冬)
「助炭」とは「炉や火鉢にかぶせて火持ちをよくする道具。枠に和紙を張る。[季]冬。(「大辞林」)」しばらく置いてあった置手紙が火鉢の火で温まっています。ぬくもりのある言葉が書かれているのでしょうね。
○今井つる女(いまいつるじょ)(1897~1992)
代表句「雨の矢の大きく白く花南瓜」02
季語(花南瓜・夏)
愛媛県松山市出身。→高浜虚子の次兄の娘で、長兄の養女。1920年ころ、従兄の→池内たけしから俳句を習い、→長谷川かな女が中心の婦人俳句会に参加。昭和になって「ホトトギス」発行所の婦人句会で虚子から直接指導を受ける。1940年、「ホトトギス」、「玉藻」の同人となり、1953年からは愛媛新聞「婦人俳壇」の選者にもなった。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
〈1年前の記事〉
●次元俳句0113・片寄り(空間)01・阿部静雄・2013-01-20
●次元俳句0113・片寄り(空間)01・阿部静雄・2013-01-20「本堂に婆が片寄る寒さかな」(阿部静雄01)季語(寒さ・冬) 明日は大寒。1年中で最も寒いとされる...