重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

本日の教訓。

2007-03-18 | つれずれ
わが家の坪庭の、
「沈丁花」の花が満開になりました。



香りが沈香(じんこう)という香りに似ていて、
葉の形が丁子(ちょうじ)という植物に似ているから、
「沈丁花」と名付けられたそうです。

たしかに、
とても良い香りがします。



今日の名古屋地方は終日、とても良いお天気でした。
絶好の行楽日和。

……にもかかわらず、
私は結局どこへも出掛けず、
ほとんどを庭の草むしりで過ごしました。

大型ゴミ袋に1つ半の雑草の収穫?
手入れをいかにサボっていたかの証明です。

だからそのバチが当たり、
私にとって今日は、
「今年初めて蚊に刺された記念日」になりました。


でも、
庭の片隅に、
少し嬉しくなる「春」も見つけましたよ。



「蕗の薹」(ふきのとう)です。
蕗の薹って、いかにも春らしくて、
心が和みません?


ただ、
見つけてあげるのが、少し遅すぎたかも知れませんね。

だって、
少し離れた場所にもう1つ見つけたそれは、
すでに「私」になってしまっていましたから。



そう、
すっかりトウが立ってしまった、という意味です。

ここまで来るともう、
天ぷらはもちろんのこと、
煮ても焼いても、食えません。
私と、同じです。


ということで、
本日のブログを終わります。

……と、早仕舞いを急ぐ「理由」があります。
上天気だったにもかかわらずどこへも出掛けず、
家で大人しくしていた「理由」があります。


それは……。

昨日のブログで、「山に登ってきた」と書きました、
標高85.9mの小牧山に。
低くても、意外に急勾配なんですよねえ。

だから、
今朝起きたら、
ふくらはぎが、痛かったのです。


というので、
本日の教訓です。
「山には、勢いで、登るな」




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登山。

2007-03-17 | つれずれ
今日は、
山に登ってきました。

標高85.9mです。


はい?
テンキーの入力ミスじゃないかって?
何がです?
標高?

いいえ、間違えてなんかいませんよ。
標高「859m」ではなく、
標高「85.9m」です。

だって、



この山なんですから。

自宅・北名古屋市のほとんど隣町・小牧市にある「小牧山」です。



ご覧の通り、頂上にお城が建っています。
「小牧城」(もしくは小牧山城)です。

織田信長が、岐阜・稲葉山城(岐阜城)に立て篭もる斉藤龍興を攻めるため、
永禄6年(1563年)、この小牧山に城を建て、清洲城から居城を移しました。

信長は永禄10年、稲葉山城を攻め落とし、そのまま居城にしたため、
この小牧城はわずか4年で廃城になりました。


その後、
「本能寺の変」で信長が亡くなり、
その跡目を狙う秀吉と対決することになった徳川家康が、
この城を大改修して本陣にし、戦ったのが天正12年(1584年)の「小牧長久手の戦い」です。

つまり小牧城は、
信長・秀吉・家康という戦国の3英傑と関わりの深い、
歴史的に重要な意味を持つ城なのです。



とはいえ――。
「小牧城」はその後荒れ果ててなくなり、
いまは本丸跡地が残っているだけ。

いま山頂に建っているのは、
昭和43年に名古屋の実業家が私財を投じて建てた、実はコンクリート製の「模擬天守」で、
その後に市が譲り受けて管理・運営している「小牧市歴史館」です。



ところで、
さっき「85.9m」と書いてあるのを読んだ時、
「低っ!」って、密かに笑いませんでした?

だとしたら、
失敬な!

たかだか86mとはいえ、
濃尾平野のど真ん中に位置する小牧山は、
周りが平坦な田園ばかりだった戦国時代には、
360℃を遥か遠くまで見通せる、戦略的には最高の高台だったんですよ。

現にいまでも、
頂上から南を望むと、



直線で20kmほどの距離にある名古屋駅前の高層ビル群が、こんな間近に見えます(ただし300mm望遠レンズですが)し、


目を転じて北北東の方角には、



雪を頂いた「木曽御嶽山」も望めます。

御嶽山は、1ト月ほど前には雪がほとんどなくなっていたのに、
戻り寒波で雪が降り、
今はまたかなり積もっているようですね。


小牧山はまた、
全山に1200本の「ソメイヨシノ」が植えられた桜の名所でもあります。

しかも、
「今年は桜の開花が早い」と気象庁が予報したので、
関係者はおそらく大急ぎで



ぼんぼりや提灯を飾り、




ライトアップのセッティングも済ませたんでしょうね。


あーそれなのに、それなのに……。

ほとんどのつぼみは、
まだ固く閉じたままです。

気象庁も、罪作りな予報ミスをしてしたものですね。



と、少しがっかりしていたら、
なんと――、



山頂の、
お城の脇の桜の、
この一枝だけが、
この程度でしたけど、
咲いていました。

一足先に「小牧山の桜」を、
私は見物できたのです。



というので、
本日の教訓です。
「山には、登ってみるものだ」


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気になるのですが…。

2007-03-16 | つれずれ


モノクロ写真ではありません。
れっきとした「総天然色カラー」写真です (などという言い方を懐かしく思うのは、昭和20年代生まれでしょうか )。

今朝の名古屋市中区「名城公園」のお堀端。
その日の天気によっては、ファインダーの中はこんな世界になるのですから、
不思議ですよね。


さて、
こちらは――



勤務先の2階にある事務所から1階に降りる非常階段です。


その2階の踊り場には、



灰皿スタンドと、壊れかけた丸椅子が置かれており、
ここが我ら愛煙家が会社から与えられた「第2喫煙場所」です。


虐待されています――と言いたいところですが、
「第2」と書いたからには「第1」が当然あります。

そこは3階にある8畳ほどの空き部屋で、
冷暖房完備、しかも、
誰かが、同じビルにあるマンションの住人が引っ越した時、不法投棄して行ったのを拾い持ち込んだらしいソファーベッドまで置いてあって、
居心地は決して悪くないのですが、
………その「第1」を、
ほとんど誰も利用しません。

事務所から少し遠くて、
何より階段を上り下りするのがイヤだからです。


というので私も、
1日に何度か、非常階段の踊り場に出て、
下の道路を行く人の様子を眺めたり、



たま~にですが、
最近は彼氏連れで私の仕事場まで陣中見舞いに来てくれるようになった



ご存知「ピー子」ちゃんとしばし歓談したりしているわけですが、

午後2時半ごろその「第2喫煙場所」に出ると――、



「必ず」と言い切ってよいほど、
階段の一番下の段に腰掛けている1人の男性に出くわします。


1階のテナントに入っている日本料理店の板長さんです。

午後2時までのランチタイムが終わり、
ホッと一息、休みに出てきたのでしょうね。

お疲れさまでした。
今日も忙しかったですか?
そんな場所でよかったら、
夕方からの営業の仕込が始まるまで、
どうぞどうぞ、のんびりくつろいでくださいね。
――と、声は掛けませんが、心の中ではいつも思っています。


ただね……。
どーしても、気になることがあるんですよね。

というのは、
板長さん、
いつもそうやって階段に腰掛け、
左手に持ったタバコをふかしながら、
右手では、ケータイのメールチェックに必死ですよね。

時には、読みながらニヤニヤ笑ったりしてるでしょ。
後ろから見ていても、なぜか分かるものなんですよね、そういう雰囲気って。


しかも、
やがてたぶん返信メールを打ち始めると、
テンキーを押し、漢字変換する指の動きが、
とても、お見かけした感じの40代後半とは思えないほど、
めちゃめちゃ早いですよねえ。

いったい、
誰と、
どんな内容のメールを、
やり取りなさっているんですか?


低俗なノゾキ趣味でごめんなさい。
でも、
そんな場面に出くわすたび、
やっぱり気になってしまう、私なのです。



今日の夕焼けは、
少し変わっていて、
でも、
きれいでしたよ。




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芽吹きを…。

2007-03-15 | つれずれ
今夜は、
勤務先の私の所属部から他部署へ異動する社員2人の送別会があり、出てきました。


そのうちの1人は、
会社が発行するささやかな情報紙の「コラム」担当として、
できれば私の跡を継いでほしいと願い、
ここ3年間、マン・ツー・マンで指導してきた記者です。


けれども、
残念ながら、
その願いは叶いませんでした。

感性と技能が、
求める水準に達しなかったからです。

来月から彼は、
まったく未知の事務部門に配属されます。


異動・転勤はサラリーマンにつきもの――とはいえ、
挫折感を味わったまま異動を強いられた彼の心中は、
察するに余りあります。


仕事だから、
と割り切ったつもりでも、
沈んだ顔で杯を重ねる彼の顔を、
直視できませんでした。


酒席があるのを承知のうえで、あえて今日も車で出勤し、
ウーロン茶ばかり飲んでいたのは、
酒を飲めば私も悪酔いしそうな気がしたからこその自衛策でもありました。

そんな自分がまた、
ひどく嫌な人間に思えます。


今朝も立ち寄った「名城公園」では、
木々が次々に若葉を芽吹き始めています。



異動する彼にもぜひ、
新しい部署で新しい芽を伸ばしてほしいと、
心から願うばかりです。


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続続「とりどり。」…ついに!!

2007-03-14 | つれずれ
毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で出会った可愛いスズメ「ピー子ちゃん」に、彼氏が出来たらしい――
――と昨日のブログで報告しました。

でもその前にもう1つ報告するのを忘れていました。

同じ「名城公園」内の池を住処とする「アオサギ」の「仙人1号」にも、
どうやら「春」が訪れたらしいのです。

しかも――



お相手は「シロサギ」。
つまり国際恋愛?

近頃こんな光景を、しばしば目撃します。

仙人も、なかなか隅に置けません。



ただ、最近の若者?らしく、どうやら「自立的共同生活」を目指しているようで、
食料の確保は、お互いに別々のようです。






……などと、相変わらず馬鹿な空想をめぐらせながらカメラを向けていた時、
ファインダーの中を一瞬、何かの鳥が横切りました。

「ん?」と思い、
その方向に望遠レンズを向けてみると――



えっ !?
まさか !?
ホントに !?


とりあえず、急いでシャッターを押しっ放して連写し、
撮り終えてから液晶モニターで拡大し、確認してみました。

すると――、



こ、これって、
「カワセミ」ですよね。
間違い、ありませんよね?


バンザーイ !!

大好きなんだけど、
私には撮るのは絶対無理と思っていた「カワセミ」を、
撮っちゃいました。

っていうか、
撮れちゃいました。

超望遠の「デジスコ」で撮ったようにバッチリ写っているわけではありませんが、
いまの私にはこれで充分満足です。


これに気を良くして、
もしかすると私は、
「パパラッチ」から、さらに「野鳥写真家」への道を踏み出すことになるのでしょうか。


……はいはい、もちろん分かってますって、何も仰っていただかなくても。
いいじゃないですか、少しぐらい浮かれたって。
寒波が戻ってきたとはいえ、
季節はもう春なんですから。


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隠遁の術。

2007-03-13 | つれずれ


あちこちで見かける、いま満開のこの花の名を、
知りませんでした。

これが「ミモザ」だったんですね。
今日調べて、知りました。
(ピンボケなのは、強風で枝が揺れているのに、横着にも300mmの望遠で手持ち撮影したからです


ともあれ、
通勤途上の街路樹の「ミモザ」の花が満開で、ひと際目を引いています。




ただし、
本当の「ミモザ」は、
葉に刺激を与えると動く「オジギソウ」のことで、
葉が動かないこちらは別の種。
正しくは「フサアカシア」、通称「ミモザ」と言うらしいですね、調べた範囲では。

でもまあ、
通称であろうと、なかろうと、
きれいですよね、



ただ、よほど近づかないと、1つ1つの花の形が分かりませんけど。


そういえば、
毎朝立ち寄る「名城公園」でも、



「山茱萸(サンシュウ)」の花が咲き始めていました。

宮崎県の民謡「稗つき節」に「♪ 庭のサンシュウの木に 鳴る鈴かけて ヨーホイ…」という歌詞が出てきますが、
その「サンシュウ」がこの花だという説と、
いやいやそれは「山椒(サンショウ)」だという、両説があるそうです。

いずれにせよ、
「ミモザ」にせよ「サンシュウ」にせよ、
早春に咲く黄色い花は、
どうしてこんなにチマチマと可愛いんでしょうかね。



そうそう、
その「名城公園」で今朝、
久しぶりに「ピー子ちゃん」に会いましたよ。

ほらね。



はい?
「どこにいるんだ?」って?

お分かりになりませんか?
たしかファンクラブに入っていただいたはずなのにぃ。

よーく、目を凝らして探してください。
彼女はしばらく会わない間に、
「隠遁の術」を身に付けたのです。


そればかりでなく、
彼女にも最近、彼氏が出来たらしく、
人目を忍んでこっそりデートをしている現場まで
フォーカスしてしまいました。



もちろん、3歩下がって控え目なのが「ピー子ちゃん」です。


これからは私を、
ただの「カメラおやじ」ではなく、
「パパラッチ」と呼んでくださいな。



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春は、良い事ばかりでは…。

2007-03-12 | つれずれ
毎朝の通勤途上、
無意識に目をやってしまうチェツクポイントの1つに、
あるビルの屋上に掛かっている「現在の気温」表示があります。

で、
今朝も何気なく視線を送ってから、
「えっ!?」と、
思わず二度見しちゃいました。

だって――



名古屋市中区大津橋の本日午前8時21分現在の気温は、
「0℃」でした。

真冬だって、
「0℃」になることはそんなに多くないのに。



さて、
「二度見」といえば、
昨年12月27日付のブログ「男は単純?」に、
こんな光景を載せました(当日のブログは、こちら)。



通勤途上の街角の、ショーウィンドーに張られているポスターの美女たちを、
男というものは、ついついチラ見してしまうのだ、と。


さらに今年1月19日付け「熱い新線」(当日のブログは、こちら)では、
そのポスターのラインナップが、



こんなふうに一部入れ替わりましたよ、
なんていう報告までしてしまいました。


と、ここまで書けば、賢明な皆さんはもうお気づきでしょう。
そう、
お待たせしました、
ご期待?の第3弾です!



あれっ!?


うーん………。
見えるようで……、
……見えません。


春になって、
同じ時間でも、冬とは光の量や強さが変わってしまったため、
向かい側のビルがガラスに反射して、
肝心のポスターが、はっきり見えなくなってしまいました。


どうやら春は、
良い事ばかりでは、
なさそうです。

信号待ちで停車した場所が偶然よければ、
こんなふうに、



美女に覗かれるたりすることもあるのですが――。
いやー、照れちゃうなあ。


――などと馬鹿げたことを書いているから、
夕方には西の空に再び雪雲が広がり始め、



明日もまた真冬並みの寒波が逆戻りして、
浮かれ気分をたしなめられることになるんでしょうかね。


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坪庭の花々。

2007-03-11 | つれずれ
今日の東海地方は風がとても強かったですね。

今週末も所用で静岡方面に出掛け、
昼過ぎに東名高速を下って帰ってきましたが、



強い横風のため、
金色塗装の愛車「マツケン・サンバ号」も途中で何度か、
振り付けにないサイド・ステップを余儀なくされながら走っていました。

それとも、
歳のせいで足元がおぼつかなくなってきたんでしょうかね、オーナー同様にそろそろ。


さて、
いつもは所用の途中、
どこかに立ち寄って写真を撮ったりするのですが、
今週末はまったくその時間がなく、
「手ぶら」で帰ってきました。

というので、
アップするような土産話がありません。

そこで、
帰宅後、
「わが家の坪庭でいま咲いているすべての花々」を撮ってみましたので、
ちょっと見てやってくださいませんか、
スクロールが面倒でしょうが、たまたま当ブログを覗いたのが不運とあきらめて。
































































春――とは言え、
工夫もなく撮った坪庭の花々を、
ただズラズラとお見せして、ごめんなさい

おまけに……、
素直にこのままオシマイにすればよいのに、
実はもう1枚、
見ていただきたいんですよねえ。

見た目でカットしてしまうのは私の主義に反しますし、
第一、
彼女?だって一生懸命咲いているんですから。



ビワの花さん、
何となくそんな雰囲気がするからといって、
君のことをいつも「ラクダみたい」なんて笑って、ごめんなさい。

よーく見ると、なかなか愛嬌があるよ。
だから今年も、美味しい実をつけてくださいね。



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またの名を…。

2007-03-08 | つれずれ
毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で咲いているのを、
今朝見つけました。



「アセビ」の花です。


オジサン世代は昔、
夜の飲み屋街で、その漢字和名をつけたバーやスナックの看板をよく見かけました。
「馬酔木」と書きます。

万葉仮名では「安之碑」とか「安志妣」と書かれていますから、
昔は「アシビ」と読んだのでしょうね。


ともあれ、
「馬酔木」と書いて「アセビ」と読ませるのはかなり無理がありますが、
やはり、それなりのワケがありました。

馬などがこの木の葉を食べると、
そのうちに足が、酔っ払ったかのようにフラつき始め、
やがては立っていられなくなって、
昏睡してしまうからです。

その葉や茎に、
「アセボトキシン」という、呼吸中枢を麻痺させる有毒成分が含まれていているからだそうです。


酔っ払うのは馬だけではないので、
だから「アセビ」は地方によっては、
「ウシコロシ」
「シカクワズ」
「ウマクワズ」
などと呼ばれたり、

また、その毒性を利用して、これを煎じた汁で牛馬のシラミや便所のウジを殺す殺虫剤に使われたことから、
「ウシアライ」
「ダニノキ」
「ウジハライ」
などとも呼ばれ、

さらに、花の姿かたちから
「スズラン」
「チョウチンバナ」
「ムギメシバナ」
とか、

春の彼岸の頃に咲くことから
「ヒガンギ」
とも呼ばれることもある――などと、ネットで調べて知りました。

同じ花で、こんなに多くの別名を持つ花が、
ほかにもあるんでしょうかね。



いずれにせよ、
そうと知ったからには、
いくら可憐でも、
私は今後、この花には近づかないことに決めました。

だって、
面長の私は、
中学時代のアダ名が、ズバリ
「馬」
でしたから。


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思いのまま。

2007-03-07 | つれずれ


金ピカ塗装のわが愛車「マツケン・サンバ号」の今朝の屋根です。

霜ではありませんね、これは。
「伊吹下ろし」の北風に運ばれて来た、間違いなく粉雪。

名古屋地方は、今朝も寒かったですよ。


さて、
こちらは――



紅梅です。

そして、こちらは――



白梅です。

何の変哲もありません。


けれども、左右を合わせると――



根元は1本の梅の木です。
自宅近くで発見しました。


真ん中あたりでは、



紅白が入り混じって咲いています。


なるほど、接ぎ木するとこうなるのか――
とは思いましたが、念のため確認しようと、持ち主らしい家の呼び鈴を押し、聞いてみると、

「いや、接ぎ木じゃなくて、元々こういう品種らしいんだ。詳しくは知らないけど」と。


ええ~?……

半信半疑で、調べてみました。
すると――。

あるにはあるんですね、こういう「紅白咲き分け」または「源平咲き分け」と呼ばれる梅が。

「輪(りん)違い」あるいは「思いのまま」という名前の品種があると、
ネットで調べた「梅の品種一覧」にちゃんと載っていました。

はい、「思いのまま」という品種名です、間違いなく。


梅は古くから親しまれ、植栽されてきた木だけに、
自然交配や品種改良が繰り返された結果、
花梅で300種、実梅で100種の品種を数えるそうです。

「思いのまま」も、その中の1つなのだとか。


たしかに、



白梅が咲いている枝に1輪だけ紅梅が混じっていたり、

中には、こんなふうに――



一輪の半分が紅白に分かれているものもあります。


だからと言って、
今日見つけた「紅白咲き分け梅」が、

家人が言う通り、専門的な品種分類では「野梅系野梅性」に属するホンモノの「思いのまま」なのか、
それとも、実は接ぎ木によるものなのかは確認できませんでしたが、

どちらにせよ、
おめでたそうな紅白梅を見られたうえ、
おまけに「思いのまま」だなんて、
まるで「アラジンの不思議なランプ」みたいな嬉しい名前の梅があることを知って、
ちょっぴり満足気分の、今日の私なのでありました。




ところで……、
さりげなく書いた「野梅系野梅性」って、
どう読むのか戸惑いませんでした?

こう読むんだそうですよ、本当に。
「ヤバイケイ・ヤバイショウ」。


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