重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

ありがとうございました。

2006-12-31 | つれずれ
2006年が、
あと2時間余で、
終わろうとしています。


以前から興味はあったものの、
勧められて始めた私の「ブログ元年」でした。

これまでは何に挑戦しても「3日坊主」で終わっていたのに、
この拙(つたな)い自己満足ブログを、曲がりなりにも今日まで続けてこられたのは、
ひとえに、
当ブログを覗いてくださったり、
足跡を残してくださった方々のお陰だと思っています。

改めて皆さんのご好意に、
深く、深く、感謝いたします。


来年も、
無理に頑張らず、
気負わず、
自然体のままで、
駄文を書き綴ったり、
下手な横好きの写真を載せながら、
続けていきたいと考えています。

なので、時折りで結構です、
来年もまた当ブログを覗いていただき、
気が向いた時に「足跡」の一つでも残していただければ光栄ですし、
それ以上の喜びはありません。


立ち寄っていただいたすべての皆様にとって、
2007年が良き年になりますよう、
心からお祈り申し上げます。


そして――、

今年最後の「自己満足」写真としてアップさせていただくのは、
私らしくいつもの名古屋市北区「名城公園」の、
落ち葉です。



ずいぶん降り積もりました。

この無数の落ち葉の一葉一葉が、
振り返れば今年もいろいろあった喜びや、楽しさ、
時には悲しみや、辛さなどの「経験」でありささやかな「思い出」の1つ1つだとすれば、

それらは来年、
新しい芽や若葉を育むための「腐葉土」として、
必ず役立ってくれるのだと、
私は信じています。


今年一年、本当にありがとうございました。
良い年を、お迎えください。


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忙中閑、都心で…。

2006-12-30 | つれずれ
昨日からの大掃除もやっと先が見えてきた午後、
所用も兼ねて名古屋の中心街にある「オアシス21」へ出掛けてきました。




その時カメラを向けた何枚かに、
本当はコメントを付けたうえでアップしたかったのですが、
そうする時間がありません。

なぜなら、
年賀状を、
まだ1枚も、
書いていないからです。


ということで、
今夜は写真だけを載せっ放しにしておきます。

「忙中閑」ということで、
どうか、
お許しを。










ファインダーを覗きながら思ったのは、
人それぞれの「年の瀬」がある、ということでしょうか、
当然過ぎるほど当然ですが…。




いろいろあった今年も、
あと24時間と少しで、
終わろうとしています。


それどころでは…。

2006-12-29 | つれずれ
今日から年末年始のお休みです。


いつもより2時間半遅い8時半まで、ぐっすり眠っていました。
セットしてあった携帯のアラームで目覚め、
部屋のブラインドを上げると…



ん? ゆ、雪?

「もしかすると、愛知県の平野部でも…」と言っていた昨日の天気予報が、当たりました。

一面の、というほどでは全然ありませんでしたが、
この冬初めての、雪の薄化粧でした。


雪が好きです。
ですから、
本来ならカメラを持って外に飛び出してゆくところなのですが、
今日は、逸(はや)る気持ちを抑えました。

だって、
今日は大掃除をしなければならなかったからです。


事情があって現在、一人暮らしを余儀なくされています。
平日は会社勤めです。
週末も、所用があって出掛けることが多くなっています。

ということは、
日頃、部屋の片づけが行き届いていません。

だからといって、
このまま新年を迎えるわけにはいかないじゃないですか。


というので、
降ったり止んだりしていた雪を横目で恨めしそうに見ながら、



そして時折り、部屋の中からカメラのシャッターを押したりもしながら、
年末の大掃除を続けていました。

というか、
実はまだ、終わっていません。

普段はズボラなのに、
いったん始めると徹底的にしなければ気が治まらない性癖も災いしています。

4DKほどの狭い拙宅でも、
風呂場や洗面所、台所、トイレ、押入れ……と、
いざ本格的に手を付けると、
時間が掛かるばかりで、なかなか捗らないものですね。




2人の子供たちが成長期の頃は、
もう1部屋作っておけばよかったなあと後悔したこともあったのに、
それぞれが独立し、
今こうして一人暮らしになると、
いささか持て余し気味になる一戸建てマイホーム。

同じ思いで年末を迎えている先輩や同輩が今、
ずいぶん多いんでしょうね。


年配者、高齢者の一人暮らしが、どんどん増えています。
そういう世の中になってしまった日本を、
果たして「幸せな国」と言えるのだろうか――などと頭の片隅で考えながら、

慣れない雑巾がけに、
息を切らしていました。


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男は単純? #2

2006-12-28 | つれずれ
官庁や大方の企業がそうだったように、
私の勤務先も今日が仕事納めでした。


毎年のことですが、今年もあっという間に過ぎた1年でした。

でも、
今までと違って今年は、
自分で言うのも何なんですが、
まあまあ頑張ったんじゃないかと思っています。

同じ職種に2人の後輩が居ますが、
仕事の質・量とも、2人には負けませんでしたからね。


歳を重ねれば知識・経験が増え、
仕事で後輩を上回るのが当然――と言われれば、その通りです。

けれども、
年齢とともにどうしても衰えがちになる体力や気力、情熱を自ら奮い立たせ、
テンションを、1年間を通じて維持することは、
傍(はた)から見る以上に結構、エネルギーが要ることなんですよね。

――などと自分で思っていたところで、
それを認めてくれる人は誰も居なませんので、
あまり好きな言葉ではありませんが、今年は「自分で自分を褒めてあげよう」と思っています。
「よく頑張ったよ、お前!」

ただし、
ご褒美は、
ありませんけど。


そんな今日の帰り道に撮ってきた1枚の写真は、
これです。



あと少し走れば自宅に着く辺りの、ただの市道……。


でも、
今朝通った時は、舗装のそこかしこが、剥がれていたんですよ。

その同じ道が、
帰りには、アスファルトできれいに全面補修し直され、
真っ白い中央分離線が、一直線に引かれていました。

気持ちいいですよねえ、
こんなふうに新しくなった道を走るのは。

なので、
車を止め、中央分離線を跨(また)いで写真を撮ってしまいました。

ちょっとカッコよくありません?
着陸直前の滑走路みたいな感じがして。

ファインダーを覗いていると、
将来は「パイロット」になりたいと憧れていたガキの頃の自分に、
一瞬ですけど、
戻れたような気がしました。


忘れていないんですよねえ、
この歳になってもまだ、
ガキの頃の、他愛ない夢を。

それが男というものだとすれば、
昨日に続き、
男はやっぱり、
単純なんですかねえ。

でも――、

そのガキっぽさを、
できるならこれからも、
失いたくないと思っています。


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男は単純?

2006-12-27 | つれずれ
マイカー出勤の経路で、名古屋のメーンストリート・広小路通りを走ります。

すると、
信号のタイミングなのか、必ずと言っていいほど寸前で信号が赤に変わって止められてしまう、ある交差点があります。

そのたびに「あ~あ」と、これまでは心の中で舌打ちしていたのですが、
最近、
その信号で止められることが少し楽しみにもなってきた、ある「変化」が起こりました。

それは、
その交差点で停止線の一番手前で止まった時、
車窓の左手に見えるビルの1階に入っているチェーン店「○ツモトキヨシ」のショーウインドが、
少し前から、こんなふうに変わったからです。



4大化粧品メーカーのポスターが勢揃いし、
キャンペーンガールの美女たちが、
私を、見ています。

……はいはい、分かってますって。
“私だけ”を見ているわけじゃないことぐらい、知ってます。
いいじゃないですか、そう思うだけなら、思わせてくれたって、ねえ。


やれやれ、男っていうヤツは、いくつ歳をとっても……と呆れないでくださいね。
女性に弱いことは否定しませんが、
でも実は、
いま私が楽しみにしているのは、
美しい彼女たちに“見つめられること”ではありません。


このポスターの前を通り過ぎる通行人の様子を見ていると、
顔を横向けてポスターの美女たちをチラリと見る人が、

女性の場合は10人中せいぜい4、5人止まりなのに、
男性の場合は7~8人と、「チラ見確率」が間違いなく上昇することに気付いたんです。

今朝もご覧の通り、車の中から“盗撮”した上の写真のオジサンは、
結構足早に通り過ぎながらも、
顔を横に向け、しっかりと彼女たちを見て、
「目の保養」をしながら、出勤していきました。

そんな「チラ見確率」をカウントすることが、
実は最近の私の、出勤時の「楽しみ」の1つに加わったのです。


こうした街角ウオッチング、人間観察は統計学的検証であって、
広い意味での社会学の勉強なのです……

……などと苦しい弁解をしてみたところで、
女性陣には見透かされ、
非難のブーイングを避けられないんでしょうね。

なので、
素直に、
ごめんなさい。


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発見!

2006-12-26 | つれずれ
いきなりですが、
これは、



ただの「切り株」です。

ただの「切り株」ですけど、
今年8月31日朝、
いつも通りに出勤途上、立ち寄った名古屋市北区「名城公園」で、
数日前まではちゃんと立っていた木が、
なぜか突然切り倒されているのを発見した時の「切り株」です(当日のブログは、こちら)。

周囲にはまだ、電動ノコを使って伐ったらしい白い木くずが残っていました。


そして、
突然無くなってしまったのは、
切り倒されたその木だけではありませんでした。

ロープが張られたその向こうにあったはずの、
「公園の住人」のテント小屋も、
跡形もなく消えていたのです。

同時期に無くなってしまったその「2つ」の間に、何らかの関係があったのかどうかは知りません。

ただ、
どんな物でも、
昨日まで在った物が突然無くなってしまったことを知るのは、
寂しいものですよね。


以来、そちらの方向に足を向けることが少なくなっていたのですが、
今朝、何の気なしに歩いて行って、
見つけたのです。
これを。



あの「切り株」です。

あの「切り株」から、
いつの間にか枝が生え、
葉も、しっかりと生えてきているではありませんか。

葉の形から見ると、
たぶん、
私の好きな、紅葉が美しい「ナンキンハゼ」。


嬉しくなっちゃいました。

バッサリと根元から切り倒されても、
「なにくそっ」と頑張って、生き返ろうとしています。
それも、
園内のほとんどの木々がすっかり葉を落とし、
これからますます寒さが厳しくなろうというこの季節に。


「負けちゃあ、おれないよな」と独り言をつぶやき、
小さな声で「ヨッシャーッ!」と気合を入れて会社に向かった今朝の私です。


私たちは、
いろいろな人や、
いろいろな物に、
「元気」をもらって、
生きているんですよね。



 
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感謝と愛を込めて。

2006-12-25 | つれずれ
       

昨日は、せっかくの楽しいクリスマスには相応しくないブログを書いてしまったと反省し、
いささか自己嫌悪に陥っている私です。


というので今日は、
昨夜、大忙しで世界中にプレゼントを配り終え、北国への帰り支度をしていたサンタクロースを、
名古屋市中村区「ノリタケの森」に見つけて足止めし、

せっかく当ブログへお越しいただいた皆さんへのお詫びのプレゼントを、
もうひとっ走りして配っていただくよう、
お願いしてきました。

今夜また皆さんの枕元にこんな花束が届いたら、
受け取ってくださると、
少し気が休まり、嬉しいのですが――。


































今日の昼休み、本を返しに出掛けた名古屋市「鶴舞図書館」横のバラ園で、
集めてきました。

感謝と愛を込めて、
もう一度、
メリー・クリスマス!!

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メリー・クリスマス。

2006-12-24 | つれずれ
イブですが、
メリー・クリスマス!



私と姉、両親の4人家族だったわが家では、
私が物心ついてから大学に入って上京するまで、
クリスマス・イブを、家族全員が揃って過ごしていました。

各自が小遣いで買って用意した3人分のクリスマス・プレゼントを、
イブの日までほかの家族には見つからないように隠し、
当日、交換したのです。

もちろん3部屋ほどの小さな家ですから、
プレゼントを隠すといっても押入れや戸棚の奥とか、机の引き出しとか、
ありきたりの場所に限られます。

ですから探そうと思えばすぐ見つけ出せますし、
その気がなくても偶然見つけてしまうことも何度かありました。

でも、その時は「見なかった」ことにし、そっとそのままにしておくのがわが家の「暗黙のルール」となり、
楽しみは、当日までとっておかれたのです。


そんなわが家のささやかなイベントでしたが、
しかし、私の上京を機に、
なくなりました。


現在は男ばかり3人の子供の母親になった私の娘は、
中学校に上がるまで、
サンタクロースを信じていました。

つられて3歳下の息子も、
同時期までサンタクロースを信じていました。

2人には、そう信じさせたのです。


子供たちにサンタの存在を「事実」と信じ込ませるために、
私たち夫婦は、
ある方法を思いつきました。

子供たちに、こう伝えたのです。

「プレゼントに欲しい物があったら、
夜、窓を開けて、
北の国に居るサンタさんに届くような大きな声で、
『サンタさ~ん、○○をくださ~い!!』とお願いしなさい。
大きな声でお願いしないと、
サンタさんに聞こえないから、
プレゼントを要らないのかと思って、
届けてくれないよ」


親の、極めて単細胞なDNAだけを受け継いだらしい子供たちは、それを信じ、
以来、12月に入って間もなくの夜、
わが家から「サンタさ~ん!」とお願いを叫ぶ子供たちの声が聞こえて来るのが、
近所では評判の恒例行事になっていたようです。

でも、それを笑う人も、
子供たちに真実を伝える人も、
近所には誰一人として居なかったことに、
今でもとても感謝しています。


子供たちが独立した今、
クリスマスは、
まったく無縁のイベントになりました。

イルミネーションで飾られたツリーを見るのも、
ジングル・ベルのメロディを聴くのも、
決して嫌いではありません。

けれども最近は、
そんな場に少し長い時間身を置いているとだんだん辛くなってくるので、
避けています。


今日の夕方も、
1本のツリーの瞬きに背を向けて、
足早に帰ってきました。


3年前の秋、
突然、
脳出血で倒れ、
命は幸い取り留めましたが、
右半身の不随と失語という後遺症に陥った家内が今お世話になっている介護病院のロビーにも、
子供の背丈ほどのクリスマス・ツリーが置かれています。


でも――。
今年もまた、家族と一緒にケーキを食べることが出来ず、
病院でクリスマスを迎えることになってしまった患者さんたちは、
そして私の家内は、
そのツリーを飾る青白いLEDの光の瞬きを見ながら、
一体何を思い、
何を感じているのでしょうか――。

もし、
もし私が家内なら、
不自由な左手一本で車椅子の車輪を力まかせに漕ぎ、
勢いをつけてツリーに突進し、激突して倒し、
イルミネーションの輝きを止めたくなる衝動を、
抑え切れなかったかも知れません。


だから、
クリスマス・イブの今日も私は、
プレゼントなど何も持たず、
いつも通りに出掛け、
いつも通りに面会所で一緒に缶コーヒーを飲み、
いつも通りに「じゃあまたな。風邪、引くなよ」と、
我ながら無愛想に声を掛けただけで、
帰ってきてしまいました。

それでいいのかどうかは………、
………分かりません。


人生、いろいろ。
人、それぞれ。

でも、
せめて1年に1度、
世界中のありとあらゆる人が幸せを感じる日があっても、
いいですよねえ。

だから、
やっぱり、言いましょう。

メリー・クリスマス!!


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名にし負わば…

2006-12-21 | つれずれ
今月13日のブログで、
こんなような写真をアップしました。



毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で、
カモメが群れをなして舞っているのを久しぶりに見た、と。

昔は同じような光景を何度も眼にしたのに、
最近見かけなくなっていたのは、
お堀の水質を保全するため、公園管理事務所が「エサやり」を禁止したからではないか――と思っていました。


ところが、
その当てずっぽうは、
どうやら間違っていたようです。

というのも、
このカモメは、



同じカモメでも「ユリカモメ」で、
実はこの季節に、ユーラシア大陸から南下してくる「渡り鳥」でした。
恥ずかしながら、そのことを知りませんでした。


そして、この「ユリカモメ」こそ、



平安時代初期の歌集「伊勢物語」の中で在原業平が詠った歌、

「何しおわば いざ事問はむ都鳥 わが想う人は 在りや亡しやと」
 (都という名を背に負っているなら、都鳥、お前に聞きたい。私が想う人は元気でいるのかと…)

――に出てくる「都鳥」のことらしいと、
調べてみて知りました。

言われて見るとなるほど、
どことなく品があるように見えますよね、港で見かけるフツーのカモメに比べると。


ということで、
いま名古屋城のお堀には、



カモやユリカモメのほか、



白鳥も同居し、

さらに今朝は、
頭上に突如飛来したこんな鳥も見ました。



首をすくめて飛ぶ姿から察すると、
たぶん川鵜? 間違っていたら、ごめんなさい。


というように、
近頃、なかなか賑やかな名古屋城のお堀端。
それはそれでいいんですが、
「都鳥とは言っても、カモメは海鳥」という固定観念から抜け切れない私には、

         

「お城」と「カモメ」という取り合わせが、
どうにもしっくり来ないんですよねえ。


それと、
止まっている「ユリカモメ」をではなく、
カッコよく飛んでいる「ユリカモメ」の美しい姿をバッチリ撮りたいと思っているのですが、
さて、
彼らが北へ帰るまでに私の撮影技術が上達するかどうかは――、



残念ながら、
極めて心細い話のようです。


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探せば、まだ…

2006-12-20 | つれずれ
昨日引いてしまったらしい風邪は、
早めに飲んだ薬が効いたのか、幸いひどくならずに済んでいますが、
身体のだるさがまだ、取り切れていません。

というので、
今日もブログに何かを書き綴る気力が湧いてこないので、
直帰していつもより少し早めに帰った帰り道、
自宅近くの田畑でシャッターを切った数枚を、
よろしかったら見てやってください。





































秋から冬へ――。
「モノトーンの季節」が近づいている、と時々書きます。

けれども、
そのつもりになって探せば、
さまざまな「彩り」がまだ、
身近にたくさんあるものなんですよね。


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