重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

古刹。

2007-03-04 | おすすめ
決してよいこととは思ってはいませんが、
いわゆる「信心」が、
ほとんどありません、困ったとき以外は。

それなのに、
通りすがりに古いお寺や神社を見つけたりすると、
つい車を停めてしまいます。


今日も、
所用で出かけていた浜松市内(旧浜北市)で、
ここに立ち寄ってきました。



珍しい山門の形と色に、引き寄せられました。
「瀑布山不動寺」という名前に、迫力がありました。


お寺さんといえば普通、
特別な行事がない日に訪ねると、
ただひっそりとしているだけなのですが、
ここ不動寺は、少し違いました。



人影こそほとんど見かけなかったのですが、
誰かがまだ数十分前に手向けたのでしょう、
数本の線香の煙が、吹き抜ける風に、筋を残しながら流れていました。


本堂内も、






毎日の手入れがきちんと行き届いていることが分かる、
妙な言い方ですが、日々の「生活感」が漂っているような、珍しいお寺でした。


奈良時代、この地に立ち寄った行基が開いた古刹だと、
自宅に帰ってから調べて、知りました。

旧浜北市平口の地名から、「平口のお不動さん」と
地元の人たちから親しまれているそうです。
道理で。

芭蕉も立ち寄ったらしく、その歌碑も境内にあったようですが、
そうとは知らずに見落としてしまいました。


というので、
例によってまた、つい撮り過ぎてしまった「自己満足アルバム」を、
時間があおりでしたら、見てやってください。




































そして、
境内でもう1つ見かけたのは、



「ツツジ」…ですよね、この花は。

だとしたら、
今年初めて、
「ツツジ」を見ました。

今年はやはり、
春の訪れが、ずいぶん早いんですね。




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