重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

冬には冬の…。

2006-12-07 | つれずれ
私の趣味と個人的事情によって
当ブログでは毎度おなじみの、



今朝の名古屋「名城公園」です。

葉をすっかり落とした木々が多くなり、
透けて見える空のスペースが
ずいぶん広くなってきました。


真っ赤な紅葉が美しかった街路樹「ナンキンハゼ」も、



いまは実が爆(は)ぜ、
真っ白な種子が剥き出しになっています。


池のスイレンも



この通り。

「ET」の顔のように見えて好きなその種子の重みに耐え切れなくなり、
花茎がみんな、折れ曲がっています。


緑→黄→赤という鮮やかな色の移ろいを楽しませてくれたモミジでしたが、



ほとんど落葉してしまいました。


……と思ったら、どっこい



私のように未練がましい「時代遅れ」のモミジも、
園内にまだ何本かは、あるんですよねえ。


さはあれ、
早足でモノトーン化していく園内にあって、
今が盛りと咲き、鮮やかな色彩で目を引きつけているのが、



椿の花です。

赤色がきつすぎて、正直なところ私には少し苦手な花なのですが、
一つ一つの花をよーく見ると、



ふむ、
結構きれいですよね。


でも、
同じ椿でも、
「おとめつばき」という札が掛かっていたこちらのほうが



私は好きです。

だって、
葉陰に身を潜めるような風情で咲く咲き方が、慎ましやかで、いいじゃないですか。

はいはい、どうせ私は旧世代人間ですから、花の好みも。


そんな旧式人間だからこそ余計、
寒風に身をさらしながら、
淡い可憐な花を咲かせているこの花を見つけると、
愛おしく思えてたまらないんですよねえ。



いいですねえ、四季桜は。
がんばれ!


これからの季節、
たしかに彩りはますます薄れていくのでしょうが、
探せば、
冬には冬の良さが、
ちゃんとあるんじゃないでしょうか。
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