うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#10 【後半の行方1】

2008-11-17 | #01 陵南 選抜編
湘北 42
陵南 43

ハーフタイム中。



陵南控え室。

歓喜に沸く控え室では、福田の3Pを称えている。

「福さん、最高やでーー!!」

「居残り練習の成果ですね。」


「福田、ナイッシュ。後半も頼むよ。」

越野が、福田に声をかけた。


「おおぅ。」

福田が強気に答えた。


「仙道、どうだ?湘北は?」

「手強いやつらです。赤木さん、桜木が抜けた穴を感じさせない。
特に個々の能力が、IH時とは比べ物にならないくらい成長しています。
全国を経験したというところが大きいですね。」

仙道が、田岡の問いに答えた。


「だけど、湘北と同等、いやそれ以上に、成長したやつがうちにもいます。」

チームメイトに祝福を受けている福田をちらっと見た。


「あぁ、そうだな。正直、ここまで成長するとは思わんかった。お前に任せて、正解だった。」

「いや、俺は何も・・・。ただ、あいつは、がむしゃらなんです。
ボールがネットに触れる音に飢えている。ゴールに、仲間に、バスケに飢えているんですよ。」

田岡も福田を見て、細く微笑んだ。


「仙道、おまえはどうなんだ?流川じゃ、役不足か?」

「いえ、楽しみはこれからです。」にこり。


「山岡!足首の状態はどうだ?」

「無理をしなければ、いけますよ。」

「お前は、決勝戦まで温存するつもりだが、万が一のときは、コートに出てもらうことになる。
ストレッチだけは、入念しておけよ!」

「はい!監督!!」




一方、湘北控え室では、三井が荒れていた。

「福田のやろー!あんな素人みたいなフォームでスリーを決めやがって!くそっ!」

「そう荒れないで下さいよ、三井サン。
確かにあのシュートは、やっかいだが、そうやすやすと決まるもんじゃない。問題ないっすよ。ねぇ、先生?」

「三井君、宮城君、彼を甘く見ないほうがいい。
彼も君たちと同じように、全国を目指して、必死に練習してきたに違いありません。」

安西は続けた。

「三井君、彼のゴール下の粘りは、赤木君に匹敵すると思っていい。
ボールへの執着心は、桜木君、得点感覚は、流川君と同等と思っていい。
うちが勝つためには、彼を抑える必要があります。後半は、少し作戦を変えましょう。
三井君、君にはまだコートにいてもらわないと困ります。膝の調子はどうですか?」

「先生・・・。大丈夫です・・・。」

(気付いていらしたのか?)


「無理はしていけません。決勝戦がありますから。」



「流川は、仙道を上手く抑えている。」

角田が言った。

「うすっ。」

(いや、やつはまだ・・・。)


「ほっほっほっ。仙道君は、まだ全力じゃありませんね。どうですか、流川君?」

「うすっ・・・。」

「仙道君は、逆境でこそ力を発揮するタイプ。
チームが勝っているときや、相手のレベルが自分より低いときは、その力を抑える傾向にあります。
この意味がわかりますね?君が日本一を目指すなら、必ず超えなければいけないプレイヤーです。
全力の仙道君を倒しなさい。」


『コクッ。』

(日本一・・・。)








続く。


2 コメント

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お気に入り登録 (へぼコーチ)
2008-11-17 18:29:06
勝手にMYブログのお気に入りに登録させてもらっちゃいました

宜しくお願い致します。

スラムダンクの中で私が一番感動する場面は、ベンチの子達が、桜木にリバウンドを取らせるために、おまじないをするところです。

そんな場面をリクエストしときます
ありがとうございます (うまだんく)
2008-11-18 07:04:09
嬉しい限りです。

花道の出番は・・・、今はまだリハビリ中ってことで、もうちょい先になりそうです。

今後とも宜しくお願いいたします。