うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#360 【主力選手の実力】

2010-09-15 | #12 大学 新人戦編
横学 2
白金 0




ハーフマンツーで迎え撃つ横学大。


牧には峯浦、神に三井、土屋に仙道、荻野に秋田、村松に品川がつく。



『バス!』


『バシ!』


『シュパ!』



(まずは、挨拶や。)


横学大のマンツーを物ともしない、白金の完成されたパスワーク。

スクリーンから、フリーとなった土屋がハイポからのジャンプシュートを手堅く決めた。




「最初は、土屋か。」

「仙道への仕返しケロ。」

と深体大。




横学 2
白金 2




横学大の反撃。


『バス!!』


仙道からのパスを品川が力強くゴール下で押し込んだ。




「やはり、横学は品川か?」

「さあ、白金は、次はどこから攻めるかな。」




先程よりも土屋にタイトにあたる仙道。


(対応は速いな。)


土屋が45°から、ハイポに位置取ると同時に、牧がドライブを発動する。


土屋目掛けて、トップから一直線にリングを狙う。




「出たーーーー!!!」

「最強のペネトレイトーー!!!」




牧と土屋が交差。


土屋が峯浦のコースを塞ぐ。


だが。



『キュッ!!』



仙道が、土屋の影から牧の前に現れた。



「!!!」


「!!!」


「スイッチ!」



今度は、仙道が牧に立ちはだかる。



『サッ。』



「!!!」



牧は、仙道の動きを読んでいたかのように、ドリブルからそのまま後ろへトス。


そこには、またしても土屋。



『ザシュ!』



2本連続の土屋のシュートがネットを揺らす。




「牧と土屋のコンビプレー!!」

「息が抜群だーーー!!」




「土屋め。小賢しい。」

と三井。


「・・・。」

無言の仙道。


(牧さんと土屋さん・・・か。さて、どうしたものか。)




横学 4
白金 4




身長で有利なC品川にボールを集める横学。

C村松、PF荻野が体を寄せる。


(品川を使うことは、想定内だ。)

と牧。


たまらずパスアウトをする品川。


狙ったのは、三井。



『パシ!』



「!!」


神が見事に体をいれ、スティールした。




「さすが、神!!」

「巧い!!!」




「やろう!俺のボールを!!」

と叫びながら戻る三井。



「牧さん!!」

「いいぞ!神!!」


ボールは、牧へ。


白金のバックコート陣が駆け上がる。




「白金の速攻!!」




左右に土屋と神。

中央に牧。



「簡単にいかせるか!」



ディフェンスは、三井と仙道。



牧の中央突破。


三井が回り込む。



(何度も見てきたぜ!このパターン!!)



三井の体が動く。



(土屋!)



『キュ!』


三井の右足が土屋へのパスカットに向けられる。



『パッ!』


それを確認し、ボールを掴んだ牧。



『シュ!』


ボールを横に流した。



『パシ!!!』



「!!!」



「と見せかけて、神だろ!!」



「三井!!」



牧から神に放たれたパスは、三井の右手に当たった。


牧のキラーパス。


ではなく、三井の直感が勝利した。



(やるな。三井。)




「牧を止めたーーー!!!」

「すげーーぞ!!三井!」




ボールを拾い上げる仙道。


(頼りになりますね。)



「来るで!!」


仙道に詰める土屋。



『ビィ!』



仙道の素早いオーバースローが、白金リングに向かって放たれた。



「荻野!!」


牧が叫ぶ。



だが、荻野は逆をつかれた。


最高の高さ、最高のタイミングで、ボールは品川の手の中に吸い寄せられた。


そのまま、リングに叩き込む。



『ガッシャァン!!』



仙道が魅せた品川への最高のパス。




「うわぁぁーーー!!!」

「仙道のパスすげーー!!!」

「やるぜーーー!!!」

「絶妙!!!」




「ナイスパス。」

品川が仙道に向かって優しく一言。


「ナイスキャッチです。」

仙道は笑顔で答えた。



「ハッハッハ!牧!神!どうだ!俺のスティールは!!」


「・・・・・・。」

「三井・・・。桜木に似てきたぞ。」

「ぬっ。なにーー!!!」

「確かに・・・。」

神、秋田、品川、そして仙道の言葉が揃うのであった。


主力選手が徐々にその実力を見せ始めていた。




横学 6
白金 4







続く。