自然と生きる

気ままに健康で楽しく生きる。そして、天寿120歳を目指す。

ブロック塀の取壊し

2024-04-21 16:33:38 | 日記

 先日から、かねてからの懸案だった

自宅のブロック塀の取壊し作業をして

いる。地震も本格的に増えて来ており、

まずは安全対策ということで。

 

中古で購入した我が家ですが、色々と

割安だったのには理由があって、敷地

を囲うブロック塀が、既にほぼ全域や

られていて、この数年の地震のせいか

はともかく、倒れ幅が増してきたのは

確かなので取壊すことにしたという訳。

 

時間はたっぷりとあるので、ハンマー

片手に手壊しだ。コンクリートガラは、

1トン3500円でリサイクル業者さ

んが引き取ってくれる。

 

このブロック塀は、阪神の震災以前の

施工とはいえ、見るからに手抜き作業

丸出しというもので、作業開始早々に

その作業を垣間見ることができた。

 

取り壊し途中。新しく見える袖壁は、

倒壊防止に自分で補強しておいたもの。

 

手抜き事例として参考まで。

重要なコーナー部分なのに、縦にも横

も鉄筋は無く、モルタルさえも詰ま

っていない。傾くのは当たり前だ。

天端部分の途中で横筋が無くなり、な

ぜかコーナー用ブロックが使われて、

そこから縦に亀裂が走っている。

なぜか、詰めるべきモルタルが詰めら

れておらず、鉄筋が交わってもいない

スカスカの状況。

 

ブロック積の基本すら無いデタラメ作

業のお陰で、取り壊しは予想に反して

楽珍なのたが、当時これを請け負った

職人は、何を考えて作業をしていたの

だろうか。

8段9段積にも関わらずコンクリート

基礎が無く、鉄筋が通っていない部分

が何か所もあり、詰めるべき箇所にモ

ルタルは無く、薄いバサモルや石コロ

が詰めてあったりする。

コーナー用ブロックを加工もせずに基

本ブロックの途中に使ったり、モルタ

ルの配合がてんでバラバラで、濃いと

ころがあると思えば、薄いバサモルで

あったりと、特にそういう箇所が壊れ

て錆を呼んでいる。

鉄筋は、しっかりモルタルが詰まって

いれば、30年経とうがしっかりして

いて腐ることは無い。

コンクリートやモルタルは、アルカリ

性なので、既定の配分でしっかり練っ

たものを詰めていれば、そう簡単には

酸化しない。材料と手間をケチると、

その隙間から雨水が入って酸化(鉄筋

の錆)が予想を上回ってしまう。

そして、ブロック塀の強度は、鉄筋の

配筋で保たれるので、数を減らすと致

命的だ。

さらに最悪なのは、塀の平面の強度を

上げたところで、基礎の手を抜いてい

れば、いずれ何らかの力が加われば、

いとも簡単に傾き、酷い場合は倒壊し

てしまう。

まあ、どちらかがしっかりしていれば、

補強して使えない訳ではないだろうが、

基礎も平面もボロボロなら撤去するし

かない。

 

まあ、そんなこんなで、只今ブロック

塀取壊し作業が進行中という所です。

手壊し&トラックへの手積なので、腕

の筋が引きつっているが、良い刺激に

なっている。

 

まあ、しかしだ、表面を綺麗に仕上げ

てしまえば、中身は分からない。

人は見かけに依るともいえるし、見か

けに依らないともいえるが、とんでも

ない業者は今でも健在なのだろうか。

 

以前に、業者のブロック積み作業を勝

手に見学していたことがある。

職人が積み、手もとがモルタルを練っ

て運び、鉄筋の通った穴にしっかりと

モルタルを突き詰めてから目地を押さ

えていた。

モルタルを軽く流し込んでは次に進む

という業者もあったが、縦筋を全数入

れる業者もあれば、基本に留める業者

もあるが、過去の記憶だ。

 

取り壊しは、しばらく続くが、次は簡

単な塀を作ろうと思っている。

 

ではでは

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まづは健康から

2024-04-08 00:24:42 | 日記

 昨年度も超過死亡者は増えていたが、

社会全体で大騒ぎする程ではなかった。

保険医療や無料救急サービスへの依存

が、かえって延命につながっているの

だろうか。単なる先延ばしか?

明日は我が身なので、高齢者を咎める

つもりは無いが、社会不安からなのか、

若者から現役世代の方が先に旅立って

いる愚かしい現実。

年長者ほど我に返らないとダメだと思

うが、日本人とは、最早そうではない。

自民党他政治家全般とは、日本の高齢

者層そのもの。彼らが変わるか退場し

ない限り、下の世代は出ようが無い。

 

そんなことより、我が身としては、健

康第一。社会の末席風情にはそれしか

ないが、自分のためとはいえ、結果と

しては国のためにもなる。

ワクチンも打たず、一切病気もしない

のに、保険泥棒に毟られるんだから馬

鹿馬鹿しい限りだよ。

 

さて、人の体は、水分・タンパク質・

脂肪で構成され、糖をエネルギーに変

えて活動し、様々なビタミンやミネラ

ルで調整されることは、詳しくは知ら

なくても、誰でも何となくは知ってい

ることだろうと思う。

それら全てが適量で満たされて吸収さ

れると、腸内細菌も元気になって、健

康になるという訳だね。

 

子供の頃は、腸内細菌が豊富で活発な

ので、皮膚は瑞々しく髪も柔らかいが、

加齢とともにそれらが減少し、体液も

少なくなり、免疫力などが低下、40

歳を超える頃には、ホルモンなどの低

減によって様々な不快な症状である更

年期障害が出始めるが、四十肩もその

一つで、男性の元気がなくなるのも、

女性の不調の多くも老化によるもの。

 

そして、加齢と同時に体脂肪が増えや

すくなるのが一般的で、細胞の酸化が

進み、血管が脆くなると、心臓・肝臓

腎臓が弱くなって、早い段階で食生活

を見直さないと100%病気になり、

運が悪いと死んでしまう。長生きでき

たとしてもボケたらアウト。 

 

ということで、体脂肪を大幅に削減で

きた吾輩としては、今後、どのように

して老化を遅らせられるかを考えてい

る。これだという答えは見つかってい

ないが、食べないと栄養もミネラルも

不足して老化は進行してしまうし、お

腹一杯食ったからと言って、栄養が十

分だとは限らない。

1日一食が良いのか、二食が良いのか、

三食が良いのか? 何を積極的に食べ

れば良いのか? 

世間では、色々と言われているが、最

近では何となく1日3食が良い様に思

えてきている。

 

総摂取カロリーが分かっているのなら、

3回に分割した量を食えばよいだけの

ことで、その方が、胃腸への負担は少

なくなり、栄養の吸収も良くなり、血

糖値の上昇も少ないのではないか。

 

1日1食の場合、基礎代謝以上を一度

で食べるとなれば、ドカ食いになって

しまうはず。

少量を複数回(5回程)に分けて食べ

たほうが良いという人もいるが、食事

をすると弱アルカリ性の口腔内が酸化

するので、歯の健康にとっては食事回

数は少ない方が良く、つまり、1日に

は、腹に6分を3食というのが良いの

ではないかと。

 

健康であれば、世間で一般的に食され

る朝昼晩で良かったということ。

まあ、食べる量と内容が問題なんだ。

 

ところで、玄米は体に良いといっても、

日本の米自体が品種改良で糖度が上が

っているので、食べ過ぎるのは良いと

は言えない。

白米は、確かに美味いが、栄養面では

偏っていて糖度が高い食べ物なので、

活動量の減る老いと共に減らしていく

必要がある。

昨今では、大麦やオートミールや黒米

や五穀などを食べる人が増えていて、

それらは、栄養の面で玄米を上回る。

だから、最近では玄米を減らして豆や

麦を積極的に食べるようにしているが、

オートミールやきな粉は、安価であっ

てかつ簡単に気軽に食べられる利点も

多い。

 

老化の防止とは、まず血液を良い状態

にして血管を丈夫にする食べ物の選択

だろうか。豆と魚は欠かさない。

それから、抗酸化作用の強いフルーツ

として、近頃は実家の畑にあるグレー

プフルーツを食べているが、全部では

ないが外皮も食べるようにしている。

 

 

健康維持、病気予防とは、意外と大変

だが、根気よく続ける必要がある。

健康であってこそ長生きにも価値があ

るってもんだ。

 

ちなみに、日本時間の4月9日、何か

が起こるってよ。知らんけど。笑

 

ではでは。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦争屋

2024-03-31 10:20:25 | 日記

 戦争を止めさせたい人がいる一方で、

戦争屋は、そんなことを意に介さずに

世界中で火を付ける。

実弾戦争以外にも食糧危機状態に持ち

込みたい連中までいるが、皆、お仲間

だろう。

ロシアではテロと称して随分と死んで

いるが、戦争屋は、テロリストまで総

動員して露宇戦争は終わらせたくない。

アメリカの鉄橋にコンテナ船が追突し

たが、戦争屋が仕組んで工作したテロ

だろう。何で鋼鉄の橋がバラバラにな

るんだよ。

 

ちなみに、アメリカ筆頭に白人共の国

々は、軍需産業を抱えていて、皮肉に

もそのお陰で経済が回る。

最近になってNATOに加盟したスウェー

デンも、実は武器輸出国であって、こ

の機に武器で儲けたいと見える。

言い訳は何とでも言える。

 

コロナでボロ儲けしたのは医薬関係で

あるが実はというと生物兵器。

お次は実弾兵器ということだが、共に

軍需産業である。

 

 

アメリカ製武器はぼったくり価格なの

は当たり前として、為替からしてロシ

アはかなりの武器を売っている。

続くは、フランスにイギリス。ウクラ

イナは、旧ソ連時代から武器工場だ。

反対に、それらの武器を買っているの

は、インドが最大で、中国とトルコ。

武器というのは、火薬だけでなく、輸

送機器から精密機器まで、使われる材

料が多様なので、あらゆる産業に金が

回る。

膨大な量の爆弾を使うのは、そういう

ことでもあるが、それだけ食い扶持に

預かっている人が多い訳ですが、日本

の三菱も武器を輸出することになるよ

うだ。

 

ただし、先進国レベルでは、兵士の給

料と家族の保証を考えると、今時戦争

などする意味もない。

全く割に合わないので、貧しい国に戦

争を誘導する。

悲しいかなロシアもウクライナも兵隊

の値段が非常に安い。そこに周辺国の

極貧な連中が金に目が眩んで引きずり

込まれるから何時までも終わらない。

それに、ゼレンスキーは、戦争が終わ

ると口封じされるので、ここに至って

は終わらないで欲しいようだ。

 

イスラエルのイラン打倒、アメリカの

世界覇権ということで、ロシア、中国、

イランを追い詰める現在進行形。

日本とも縁の深い国々であるだけに、

否応なしに日本も引きずり込まれる。

 

まあ、日本は、コロナ死の増大で混乱

が始まって、それどころでは無くなる

だろうと見ているが、小林製薬の紅麴

の件についても、スタチンとワクチン

の相性が悪かったようで、色々と検証

されている。

 

ところで、前から言ってるように、毎

日救急車とパトカーが走り回る音を聞

かされる。「泳げたいやきくん」のよ

うに毎日毎日だ。

高齢化社会にコロナワクチンが、追い

打ちをかけていることは分かっている。

芸能人著名人の癌の多さが知られると

ころ。一般人も同じだろうよ。

 

近く年度末の数字が公表されると、超

過死亡の数字が分かる。日本人がどん

な病気でどれだけ死んでいるかが分か

るし、救急車の出動数も分かるわな。

それが、日本の現実だ。

 

そこに、天変地異が重なったら、どう

しょうもないな。

最近有名になっている、ある秦氏の末

裔さん曰く、「2026~2027年

頃に多くの日本人の人生が大きく変わ

る時機」との発言を聞いた時、久々に

頭頂が強く振動したわ。

 

本当のことなんだと思われる。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お山が動くかもな

2024-03-20 08:03:58 | 日記

 早いもので、今日は春分。

昼と夜の長さが同じとなる日ですが、

これから気温がグングン上がり出す。 

先日15日の朝には、ウグイスの初鳴

があり、ツバメの一陣がやってきた。

ツバメは、東北辺りまで北上するのだ

ろうか、あの小さな体で島を渡り列島

を横断する。

逆に、メジロやビタキが北国に去って

行くが、それが大自然の流れ。

彼らの季節感とは生命そのものだ。

 

ところで、永らく関心を寄せている霊

能者の一人が、拠点にしていた東京を

去り、八ヶ岳に住まうという。

東京は、結界が強化されて大難にはな

らないと個人的に見ているので、伊豆

諸島から富士山を越えて能登に至る火

山活動の高まりを受けて、巫女を置く

時機になった神計りだと想像する。

生まれ持った霊能力者とは、祈る力も

強いだろう。

 

25年7~8月に何かが起こるという

話があるが、それは主に海での事であ

って、今年の後半から富士山もしくは

周辺の活火山群が火を噴くかもしらん。

 

 

雲仙や三宅島の記憶は多くの人にある

だろう。それに、津波は海だけのもの

ではない。山津波がある。

ふざけた話、富士山は観光客の糞尿ま

みれ。富士だけじゃない。

1000m級の山の津波は、熱海どこ

ろではない。

祈らねばならないが、祈るのは現地の

人達でと言いたいが、間に合わぬので

巫女が呼ばれたと。

八ヶ岳は、避暑地でもあり、富裕層や

スピ系に人気の土地だそうで、縄文遺

跡の多い土地でもあるが、そこも無事

だという保証は無い。

浮かれた都会人、富裕層の逃げ場だか

らこそ危ない可能性がある。

人間は、自分勝手に自由というが、極

論、獣には人を襲う自由があり、お山

には爆発する自由がある。

特に現代人は、他人様の領域に土足で

踏み入る無神経さが極まっている。

それに、外人だらけ。

その外人が、雪崩に巻き込まれて死ぬ

例が増えている。

仏の顔も三度まで。富士登山もそろそ

ろ店仕舞いかも知れんな。

 

まあ、吾輩の直感にすぎないが、注視

したい。そして無事を祈る。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃の実その2 栃もち

2024-03-16 13:57:33 | 日記

 街に住んでいながら、アク抜きに手

間の掛かる栃の実に関心が出ることに

「なぜだろう」と考えたとき、ふと

「人にとっての薬効があるのか?」

思ったので調べてみると、大学や企業

が色々と研究していることが分かった。

 

栃の実や葉の薬効としては、

 抗酸化抗炎症

 血糖値上昇抑制

 抗肥高脂血症予防効果

 胃腸を整る作用

などが確認されていた。

 

なんと、生活習慣病全般に効果ありと

いうことが分かったが、一部の癌予防

にもなるようだ。

焼酎に漬けてエキスを抽出したもので

炎症を抑えるということも民間療法と

してやっている。

実の苦味と粘りが薬効のもとであるが、

とくに甘味とは相性がいい。

だから、餅と団子という訳なのか。

 

昔の人は、そんなことを知る由も無か

っただろうが、秋に収穫して冬に食べ

るとして、冬ごもりの食べ過ぎに、知

らず知らずに生薬として食っていたと

考えれば、保存食として守られてきた

伝統にも意味があったと。

 

ふ~ん。なるほど。

 

ということで、性凝りもなく、またま

た栃の実を今度は2キロばかし買い込

んでアク抜きをやりました。

やはり、一番の課題は皮むきで、包丁

では工夫をしても急いでやっても左程

捗らない。皮むき器が要る。

それに、売られているものは冷蔵保存

なのか、乾燥していないので皮と内部

の実の実離れが悪く、そのせいで皮む

きに時間がかかると思われる。

だから、数日間天日に干して収縮させ、

湯戻しは2日はした方が良いかなと、

改めて考えている。

皮がスルッと剥ければ、後は水に浸し

て待つだけなので労力は知れている。

また、実を小さく刻むとアクが出やす

くなり、日数も短縮できる。

2度目の今回は、水だけによるアク抜

きを8日間とした。

 

 

底に澱粉がたまり、その上に粒がある。

この澱粉で栃湯だけでなく、わらびも

ちのような、餅米を使わないヘルシー

贅沢な「栃もち」を作ることができ

る。砂糖控えめ、きな粉をまぶして頂

きました。

 

 

 

ところで、日本人の糖尿病が年々増え

ている。患者と予備軍とで2000万

人もいるというが、国民の6人に1人

が糖尿病らしい。

役人と製薬会社が作った基準によれば

だけど。

それでも、まあ、日本国中には甘い物

や安価なインスタント食品で溢れてい

るし、そんな中で寿司はヘルシーと思

われているが、酢飯を自作するとその

使用する砂糖の多さに驚くが、米に砂

糖かけて食ってるのと同じだから。

 

吾輩は、長生きしたいので、料理には、

ほぼ砂糖は使わない。

先日作った栃もちには10gの砂糖を

入れましたが、ほんのり甘いだけ。

市販品の餅やケーキの甘さたるや、ど

れだけ砂糖を入れているのだろうか。

 

さて、最近、近所では老人のボケが深

刻になりつつある。

高齢化はさらに進む訳ですが、体が元

気なのにボケてしまい、言いたい放題

やりたい放題というのがでている。

例えば、車で出かけたはいいが、出先

で駐車したまま放置して帰宅し、その

後、車が盗まれたと騒いだ婆さんがい

ると聞いたが、酷い話はもっとある。

 

ちなみに、糖類や油を食べ過ぎると、

肝臓に貯えきれないそれらを、血管に

放出するすることになるそうだが、血

液から規定値以上の糖が出れば糖尿病

になる。

その糖が、体全体の血管内部をボロボ

ロにし、余分な油が血管を詰まらせる。

そうして、血液をろ過する腎臓も傷ん

でしまうが、脳もやられてしまう。

脳が先にやられるとボケになり、腎臓

がやられると、透析患者になる。

国民の半数が、循環器の患いで死に、

残りの半数が、癌で死ぬ。

いずれも、諸悪の根源は、砂糖に油。

 

食べ過ぎたら、長生きできんよ。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃の実

2024-03-03 08:33:50 | 日記

 栃(とち)という字は、国字であっ

て、日本国内で作られた漢字。

と=十、ち=千、という数字を意識し

た呼び名であって、沢山実が成ること

からそう呼ばれたようだ。

そして、洒落を含めてその字の中に万

を入れたと。だから、栃とは豊かであ

るという意味になる。 

 

さて、栃餅を作ろうと思って、アク抜

きした栃の実を買い求めました。

しかし、その味自体が、妙な酸味と重

曹のような臭いがあって、美味しいも

のという感じは無く、疑問あるものだ

った。

というのは、実のアク抜きに使う木灰

の灰汁の味も、山村の伝統味覚となっ

ているのを知らなかったからですが、

その昔の囲炉裏生活というスス臭い時

代の伝統は、必ずしも現代においては

よろしいという訳ではない。

 

そこでさらに調べると、栃の実は沢山

実がなるものの、アク抜きに手間がか

かるので、もっぱら、不作時に米や五

穀を食す際、量のかさ上げに使われた

木の実で、保存して常時食っていたと

いうものでは無いということ。

それが、豊になった時代に、山村の観

光資源として利用されることになる。

 

それでも成り行きだから、栃餅をつき

ましたが、やはり、灰汁の味がするの

で、出来立ては美味しくなかった。

ただ、のし餅も丸餅もしばらく冷凍保

存すると灰汁の味が若干飛んで食べや

すくなる。

 

しかし、なんだか釈然としないので、

栃の実そのものを入手することにした。

 

 

栃の実が届くや早速、皮むきのために

湯に一昼夜浸す。湯に浸すと、甘く香

ばしいやさしい香りが立ち始めるが、

これは栃の実の外皮の香りだろう。

翌日は、皮むきと実の刻み作業をしま

したが、意外にも実は硬い。

試しに実を少し齧って咀嚼すると、若

干の苦味があり、ヌメヌメになるもの

の、特に味はしなかった。

 

その後、アク抜きの為に、山村では湧

き水などの流水に最低4日~1週間程

浸すそうだが、市街地の一般家庭では

無理なので、日に何度も水を入れ替え

ることで対応し、5日続けた。

 

始めは、薄黄色いアクが出て、すすぐ

とサポニン由来の泡が出続けるが、次

第にそれが無くなって来る。

 

 

その後、木灰には合わせずに、ミキサ

ーで粉砕して水に浸し、日に数回上澄

みを流しては水を入れる作業を5日繰

り返して、アク抜きの終わりとしたが、

初めてにしては結果的に良い工程で、

泡が出る内は、泡に実が混じって作業

がし難いので、最初から粉砕せずに2

段階に分ける方がロスが無い。

合計アク抜きに10日を要した。

 

 

ミキサーで粉砕した粒を布でこし、沈

殿した澱粉を分けたが、臭いはほんの

りと木の実のようで、少し取って食べ

てみると、少しの苦味があるものの問

題を感じない。

 

澱粉に湯を注いで、葛湯のように栃湯

にしてみたが、案の定、トロトロにな

る。栃粉100%の栃湯は、お勧めだ。

 

 

その昔、水のみのアク抜き法で処理し

た粒や澱粉を粥に入れて食べている例

があるように、必ずしも木灰でアク抜

きする必要は無い。

美味しいものでは無いが、素朴な味で

歴史を感じさせる。

 

さて、澱粉は小瓶に取り置いて、粒は

いったん蒸してみたが、実自体に油分

が少なく薄味なので、バターや砂糖を

入れてクッキーにするか、餅米と混ぜ

て栃餅にするのが無難だろう。

餅米と栃の実を同量で栃餅をついたが、

素朴な味だ。

 

 

日本列島の7割が山林という五穀豊穣

な日本国にあって、猿も食わない実を

人間様が、有難がって食っている。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発酵と腐敗

2024-02-20 16:56:37 | 日記

 今の世界で起こっていることは、見

方を変えれば、発酵と腐敗の戦いが繰

り返される、お腹の中みたいなもんだ。

腐敗菌が優勢になると、オナラガ臭く

なるように、悪臭に満ちている世界に

は、余程、悪い奴らが多いからに違い

ない。

 

発酵とは、神の息吹で、芳香が伴う新

しいものに化する作用。

腐敗とは、悪の息吹で、悪臭が伴う元

に戻る作用。

いずれも、自然界には必要な働きです

が、悪臭が伴う旧態依然とした悪習に

しがみつくと、強制的に土に変えられ

ることになるが、かといって醗酵も行

き過ぎれば腐敗に変わる。

理想にめでたい精神世界も、他人様の

理想や銭儲けに口をはさむ気は無いが、

臭くなりつつあるんじゃないかな。

 

面倒臭いので係わらないけど。

 

それでも、醗酵とは、神の息吹。

それを解して、麹を使ってみると、ふ

つふつ醗酵が始まるが、枕元に置くと

醗酵香で熟睡できることを知る。

ただ、摂生したスリムな体になると、

コーヒーや緑茶の刺激がキツイせいか

不眠勝ちになるようで、小太りがなぜ

か長生きなのは、少々の刺激に負けな

い活力ある体だからかもしれない。

 

さらに、しばらくしていなかった糠床

を再開したが、これもまた微生物を取

り込む良い手段であって、毎日ほじく

って体の常在菌となってもらう。

昨今では、便利なものがあって、毎日

ほじくらなくてよいパックの糠床が売

られていて冷蔵庫で管理できる。

賞味期限など無いに等しく、生糠や塩

や基材を足して管理すればいい。

 

 

都市温暖化の高温下では、室温の糠床

管理が難しいので、御一人様には助か

るというもの。

 

ちなみに、日本は神の国というが、そ

うじゃない。多湿で多種多様の菌が多

く住む国だから、神々が息づけるとい

うこと。

だから、砂漠などに神は無く、戦争が

絶えることがない。

 

日本国には、国菌である「麹」があり、

植物には、乳酸菌が棲んでおり、最強

納豆菌は、稲わらや枯草に棲んでい

て、体には、ビフィズス菌他多くの

菌がんでいる。

 

ということで、吾輩は、神頼みはした

くないので、地球の神秘「醗酵=発光」

する場所に咎は無しとの思いから、醗

酵生活を始めていくと決めた。

 

そう思ったんだから仕方が無いな。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜怒哀楽

2024-02-12 21:40:58 | 日記

 穏やかに暮らし始めると、今まで興

味のあった物事が、雑音に変わる。

登録したユーチューブ動画も多くを見

なくなり、最近は、自宅にいて簡単に

自作可能な料理などを見ているが、食

べられるとは豊かな証だ。

そういう意味では、日本は、まだまだ

豊そのもの。そして、食に関する視聴

者は非常に多い。

 

豊が過ぎれば、当然ながら病気に悩ま

されるが、同時に断食も流行る道理で、

病と同時進行でユルユルとやるのが日

本人流で、人と距離を置く言い訳に病

も一役買うという具合だから、人様を

どうのこうのと言っても仕方が無い。

 

まあ、そういう感じで暮らしているが、

引き籠りと言えばそうかもしれない。

精神世界の言う「ヤバい」この2~3

年くらいは、自分を中心に世の中を静

観するのも良い期間だ。

果報は寝て待てと言うじゃないか。

 

ところで、一昔前の日本の農村という

と意外にも植生は豊かで、池や川では

魚は入れ食い状態であったし、マツタ

ケなんて不味くて誰も食わなかったと

聞いている。

最近は見なくなった野苺や木苺やグミ

などの果実。

子供の頃、春には土筆を食べたもんだ

が、最近の人は野草をゴミの様に思っ

ていて、ホームセンターには除草剤が

山積みになっている。

 

懐かしいのは、昔のことだけ。

人が増えて、ロクなこと無し。

 

田園風景だったものが、今では住宅密

集地となり、用水路から蛍が消え、し

ばらくして魚も蟹もエビも全ていなく

なった。

それでも、キツネが少し生き残ってい

るようで、一昨年稲刈り時に見たが、

カエルや野ネズミを探していたのだろ

う。神社の森に棲んでいるのだろうが、

鎮守の森が無ければ、多くの生き物は、

寝る場も無い。

 

さて、廃墟が目立つ郊外や地方の農村

山村でも人口は減り始める。

当然、管理者が不在になれば草木で荒

れ始めることになる。

家屋敷だけではない、共有の管理地や

敷地外や田畑の多くが、人が不在にな

れば草木深しとなり自然に帰るが、不

自然なものに違いない。

田舎には、都会の人には分からない、

自治があるが、国が治めるのではない

自分達でやると言うことだが、それを

嫌って若者は街に出るが、無機質な街

の何が良いのか。

 

喜怒哀楽というが、喜びから始まって、

怒りに変わり、哀しみを乗り越えれば、

後は楽な人生になると。

 

昔の人は、偉いよ、まったく。

 

菜園の冬大根がもうじきトウが立って

食えなくなるので、今せっせと食って

いる。青首大根の青の部分は、甘くて

瑞々しいので、スライスにして、お八

つ代わりに生で食べる。

 

 

大根は、菜の花も食べられるので、新

芽を摘んで、軽く湯がいて酢味噌で食

べるが、春の楽しみ。待ち遠しい。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壬生菜の浅漬け

2024-02-01 08:19:04 | 日記

 近場の食品売り場には、地域性なの

か水菜は売られていても、壬生菜は見

かけない。

壬生菜は、京野菜でよく知られた今が

旬の冬野菜ですが、京都と産地以外で

は一般的ではない。

昨年末は、家庭菜園で採れる大根葉を

塩揉みして飽きるほど食ったので、今

は、旬ゆえにお安い壬生菜を、車を走

らせて買いに行き、これもまた塩をし

て揉んで食べている。

 

野菜は、火を通すと嵩が減るうえに栄

養価が下がるので、保存の面でも漬物

にするのが経済的だ。

漬物は、それだけで十分なご飯のお供

になり、お茶請けにもなり、刻んでお

にぎりに混ぜると軽く三つ四つは食え

てしまうし、純米酒のアテにもなる。

 

それに、漬物は、塩分とミネラルの補

給にはもってこいで、浅漬けといって

も、塩を効かせれば腐らない。

今は寒いので、強く発酵はしないが、

気温が高くなると、発泡して酸っぱく

なる。

植物の葉には、天然の乳酸菌が住み着

いているから、乳酸発酵する訳ですが、

野菜は、なるだけ生に近い状態で食う

のがよく、わざわざ、ヤクルトやヨー

グルトなど買う必要はない。

 

さて、三日坊主でも、半年以上ほぼ毎

日続いているストレッチ。

始めの頃は、漠然と健康の為に体を柔

らかくしようと思ったに過ぎなかった

が、思わぬ収穫があった。

体の屈曲では、背や腰を曲げるのでは

なく、背を伸ばし骨盤を立てて股関節

から折り畳むようにするのがお決まり

ですが、そうすることで姿勢がよくな

った。

体の使い方が良くなって、長時間座っ

ていても肩が凝らなくなっている。

 

柔軟性を要求されるスポーツか、姿勢

を喧しく言う道の世界では当たり前だ

ろうが、何も教えられずに漠然と生き

てきた吾輩には、良い効果となった。

肥田春充氏の言う腰を反るというのは、

骨盤を立てるということでは無いのか

と考えているが、正座や座禅での本来

の姿勢というものが、洋式生活で正し

く伝わっていない可能性すらあると感

じている。

まあ、座り方などは、腰痛などで調べ

れば色々と出てくるが、日本人の多く

が、欧米化で、本来のあるべき体の使

い方を忘れてしまっているだろう。

 

だから、整形外科の駐車場が、満車御

礼ということになる。

 

 

ところで、2月10日が、本来の旧暦

でのお正月で、新年の始まりとなる。

中国では人民の大移動でてんやわんや

になる。

日本も江戸時代まで旧暦だったし、今

でも農業や神事では旧暦で事が進む。

 

自然界の巡りは、これからが本番だ。

本来の令和6年は、これから始まる。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マーマレードを作る

2024-01-21 21:09:02 | 日記

 節約生活を心がけているのに、どん

どんお金が逃げて行くが、吾輩のお足

はとても速い。

災害義援金に始まって、親戚が出産し、

車検も受けた。

遊びに行く金が減り、シーカヤッキン

グの冬用ウエアを買うのが躊躇われる

が、20数年前に買ったウエアが生地

の劣化でダメになっていて、これから

大寒を迎えて春まで海水温はまだまだ

下がるので、仕方なく安価なものをと

りあえず買ってしまった。

 

 

さて、先日、庭に生っている夏ミカン

とライムで、少し苦みのある甘さ控え

めのマーマレードを作りました。

夏ミカン6個とライム1個をそれぞれ、

皮を千切りして茹でこぼし、果肉とと

もにグラニュー糖を入れて煮詰めるだ

けなので、色々と手間は掛かるが、作

業は至って簡単だ。

今回は、レモンが無い代わりに、庭に

あるライムを丸ごと入れ、前回より長

めに煮詰めて粘りを出してみましたが、

よくできたんじゃないかなと思う。

 

ちなみに、前回6年前に大量に作った

ものが、いまだに残っていて少しづつ

食べているが、賞味期限は気にしない

とはいえ、さすがに風味は落ちている。

今回作った分は、しばらく熟成させて

からボチボチ頂くとしよう。

 

しかし、世の中、材料が簡素な食品が

どんどん無くなって、砂糖すら高価だ

からと添加物はテンコ盛りだ。

加工食品を買う度に、その内容を見て

驚くばかり。何が何だか分からないが、

若い頃からの癖で、たまには食ってし

まう。

 

外食はほとんどせず、玄米を炊いて、

魚を焼くか煮て、野菜を浅漬けにして、

みそ汁の具は野菜かワカメという具合

にすると、農薬以外の変なものは体に

は入らないが、老化と共に衰えるのは

新陳代謝で、毒素の排出だろうか。

できるだけ加工食品を避けて、簡素に

自炊自作しようと思っている。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする