個人的に2011年4月1日から、第4次整備計画を発動した。これは、この時期にどのエアーガンを購入し、売却処分するのかを重点的に行うことである。
しかし、今回の整備計画を策定するにあたって、国内のエアーガンメーカを精査すると、現在、開発能力を有する企業が極めて少ないことが判明した。それは、ある小売店が出した次のようなメールに代表される。
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2011.04.08 更新
マルシン製品の発売時期について
マルシン工業製品の、新製品発売時期および再販品入荷時期ですが、メーカーの商品案内に示されていた時期を表記しております。
しかしながら、予告の無い延期が小売店・問屋などへの連絡なしに行われ、数ヶ月から半年、それ以上遅れて発売となる事が当然の事の様になっております。
発売時期を確認しても、明確な回答が無い、回答があってもその時期に出荷されないといった事が多くございます。
また、発売の中止も特に連絡が無い場合があります。
ご予約をいただいておりますお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、マルシン製品に関しましては、気長にお待ちいただけます様お願いいたします。
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マルシンも意欲的なメーカであった。「あった」という過去形になってしまう。一時期は新規開発によってたくさんのモデルが並んだ。ガスブローバックエンジンの開発が遅れた同社は、マキシシリーズと呼ばれる固定スライド式のガスガンを中心に据え、8ミリという独自のBB弾の規格を提唱した。そしてまた、ブローバックエンジンを開発すると、単なるスライドの後退のみを行うのではなく、カートも飛ばすモデルを開発し販売した。
しかし、同社は商品の煮詰めが少し甘い部分もあった。確かに器はよくできていたが、マガジンの材質や設計が理念に疑問を感じる部分が多く、もう少し見直せば弾数が稼げるとか、もう少し材質と重量を見直せば不自然な重さのマガジンを持つモデルではなくなるはずといった課題を多く抱えていた。
同社の最近の開発の中心はリメークである。あるいは過去のモデルを再販売することが増えている。M1ガーランド、カービンを6ミリになおして販売することが最近行われた。しかし、こうした販売方法は確実に売れるということが前提になければならない。私が知る限りでは、M1カービンのマウントベースを再販売する予定が伝えられ、問屋を通じて小売店の受注を取ったが、注文数があまりに少なく再生産中止になったそうだ。既に多くの消費者の手元にわたっており、あらためて販売しても売れないほど、過去の資産の市場における「飽和化」が進んでいる。
しかし、これはマルシンだけでない。KSCも盛んにリメークを行い、再生産/再販売を行っている。KSCの新製品も一年に一回出るかどうかというペースになってきている。
ウェスタンアームズのリメークを既に10年以上になる。似たようなガバメントがどんどん出され、小売店の在庫もかなりだぶついている。後は材質の変更を行うくらいか。
タナカのリメークは表面仕上げに終始してきている。しかし、同社の方針はエアーガンをモデルガンへコンバートすることが盛んなようだ。これはエアーガンの新規開発を意味するのではない。特にエアーガンのショットガンは市場で失敗したと見ることもできる。ノンカートのボルトアクションライフルがもう少し安ければ、市場の受けも良いのかもしれない。おそらく同社のマグナライセンスのガスブローバックはもう出されないと考えられる。
しかし、今回の整備計画を策定するにあたって、国内のエアーガンメーカを精査すると、現在、開発能力を有する企業が極めて少ないことが判明した。それは、ある小売店が出した次のようなメールに代表される。
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2011.04.08 更新
マルシン製品の発売時期について
マルシン工業製品の、新製品発売時期および再販品入荷時期ですが、メーカーの商品案内に示されていた時期を表記しております。
しかしながら、予告の無い延期が小売店・問屋などへの連絡なしに行われ、数ヶ月から半年、それ以上遅れて発売となる事が当然の事の様になっております。
発売時期を確認しても、明確な回答が無い、回答があってもその時期に出荷されないといった事が多くございます。
また、発売の中止も特に連絡が無い場合があります。
ご予約をいただいておりますお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、マルシン製品に関しましては、気長にお待ちいただけます様お願いいたします。
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マルシンも意欲的なメーカであった。「あった」という過去形になってしまう。一時期は新規開発によってたくさんのモデルが並んだ。ガスブローバックエンジンの開発が遅れた同社は、マキシシリーズと呼ばれる固定スライド式のガスガンを中心に据え、8ミリという独自のBB弾の規格を提唱した。そしてまた、ブローバックエンジンを開発すると、単なるスライドの後退のみを行うのではなく、カートも飛ばすモデルを開発し販売した。
しかし、同社は商品の煮詰めが少し甘い部分もあった。確かに器はよくできていたが、マガジンの材質や設計が理念に疑問を感じる部分が多く、もう少し見直せば弾数が稼げるとか、もう少し材質と重量を見直せば不自然な重さのマガジンを持つモデルではなくなるはずといった課題を多く抱えていた。
同社の最近の開発の中心はリメークである。あるいは過去のモデルを再販売することが増えている。M1ガーランド、カービンを6ミリになおして販売することが最近行われた。しかし、こうした販売方法は確実に売れるということが前提になければならない。私が知る限りでは、M1カービンのマウントベースを再販売する予定が伝えられ、問屋を通じて小売店の受注を取ったが、注文数があまりに少なく再生産中止になったそうだ。既に多くの消費者の手元にわたっており、あらためて販売しても売れないほど、過去の資産の市場における「飽和化」が進んでいる。
しかし、これはマルシンだけでない。KSCも盛んにリメークを行い、再生産/再販売を行っている。KSCの新製品も一年に一回出るかどうかというペースになってきている。
ウェスタンアームズのリメークを既に10年以上になる。似たようなガバメントがどんどん出され、小売店の在庫もかなりだぶついている。後は材質の変更を行うくらいか。
タナカのリメークは表面仕上げに終始してきている。しかし、同社の方針はエアーガンをモデルガンへコンバートすることが盛んなようだ。これはエアーガンの新規開発を意味するのではない。特にエアーガンのショットガンは市場で失敗したと見ることもできる。ノンカートのボルトアクションライフルがもう少し安ければ、市場の受けも良いのかもしれない。おそらく同社のマグナライセンスのガスブローバックはもう出されないと考えられる。