高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

木酢液生産者 杉本正一郎さんより

2023-02-03 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
室戸市 木酢液生産者の杉本正一郎です。

木酢液って知ってますか。


ガーデニングや家庭菜園をしている方は
使ったことあるかもしれません。
木酢液は、炭を焼くときに出る煙を
冷やして液体にしたもので、
焚火をしたときのケムリのような匂いがします。
必ず薄めて使い、
濃度によって作物の虫除けや
畑の殺菌、植物が元気になるなど
用途はたくさん知られています。

室戸市は土佐備長炭(びんちょうたん)発祥の地であり、
私の両親もずっと炭焼きの仕事をしていたので
子どもの頃から手伝っていました。
勤めに出たこともありましたが、
自分の腕で仕事をしたい
という思いを持つようになり、
仕事を辞めて炭焼きの道に入りました。

炭の魅力や歴史を伝え
もっと多くの人に炭を使ってもらいたい
と思って炭を焼き続け、
自宅の隣に炭の資料館
「炭の家ほのぼの」を作りました。

(炭の家ほのぼの入り口にある看板)

資料館には備長炭やその他の炭、
炭焼きの道具や写真などの
資料などを展示しています。
室戸においでのときには、
どうぞ立ち寄ってください。

(この写真は、室戸市観光協会HPより転載)

時代とともに
私たちの暮らしから
姿を消しつつある炭ですが、
炭も木酢液も山の恵みだと思って
少しでも使い続けてもらえたら嬉しいです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年2月号より転載しました。
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