高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

金子製麺だより 2月27日記

2024-04-08 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
神奈川県 金子製麺 金子貴司です。

《神名の里 かねこ製麺》

神奈川県西部に位置する中井町は
豊かな湧き水が出る美しい土地でした。
そこに多くの小麦畑が広がり
その小麦を製粉する製粉所として
創業したのが金子製麺でございます。


創業以来製粉から製麺と
代々受け継がれてきた独特の製法で作られ、
本物の味にこだわる職人気質が手作業で作る
麺・皮類は良質の国産原料を自家製粉し、
乾麺は麺打ち後も自然乾燥。
生麺は一切の添加物を使用せず、
穀物の持つ素材の味を引き出す
多加水熟成法により作られた
風味・コクのある昔ながらの味わいのある本格麺です。
その歴史とこだわりを今に伝えたのが
金子製麺「季穂(きすい)」でございます。
豊かな香りをお楽しみ下さい。


小麦にやさしくこれが金子製麺のこだわり
その日の小麦の状態、気温、湿度によって
少しずつ塩水を加えるという
手作業から始まる麺・皮作りは
経験と勘だけが頼りです。
その日の小麦と向き合うこと
これが香りよい麺を作りつづける
唯一の方法と信じております。


小麦を感じ、自然を感じる事によって
大切に育てられた小麦は
豊かに形を変えていきます。
それを忘れない。それを伝える・・・・・
いつまでも私達の食文化の中に
残りつづけることそれが職人の夢です。
変わらない事が良いものがあると信じております。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年4月号より転載しました。
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雪ヶ峰牧場だより 2月20日記

2024-04-04 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 雪ヶ峰牧場 野村泰弘です。

《雪ヶ峰牧場のこだわり》

香美市土佐山田町、
清流物部川の上流に位置する雪ヶ峰牧場は、
120haの広大な草地に
80頭の乳牛が、
一年中昼夜に放牧されている。
牛達は、牧草の新芽を食べ
森の木陰でのんびりと休み
ストレスの無い暮らしをし、
牛が排泄した糞が草を育て
有機的な自然循環型の牧場である。


乳牛の種類はジャージー種で、
乳量は少ないが
乳脂肪・無脂固形分の高い
濃厚なミルクが特徴。


朝夕の搾乳時だけ牛舎に収容し、
遺伝子組換を行っていない配合飼料を与え、
僅か1時間余りの搾乳が終わると
草を求め放牧に出て行く。
また、放牧地の草が無くなる冬に備え、
場内の採草圃場にて牧草を栽培し、
干草を収穫したり、
香美市内の米農家との耕畜連携にて
WCSや秋牧草を作ってもらい、
地産地消の安全安心な餌の収穫にこだわっている。


このような健康な牛から搾った
おいしい牛乳「牛の道」と
ヨーグルト「雪ヶ峰牧場ジャージーヨーグルト」を
是非お召し上がりください。
量販店には
アイス、ロールケーキ、シュークリーム等の
関連商品も置いてます。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年4月号より転載しました。
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やさか共同農場だより 2月9日記 

2024-03-19 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
島根県 やさか共同農場 橋本基です。

私たちやさか共同農場は、
浜田市内から約30km、
標高約550mの
平地の少ない山あいの町にあります。

食べる人はもちろん
「つくる人も心地よくさせる」
をモットーに、
豊かな自然の恵みそのままに
土や水にこだわって
お味噌などの加工品を作っています。


私たちの歴史は
かれこれ50年前にさかのぼります、
共に時間や考えを共有し、
お互いを分かりあい受け入れる、
そんな共同体を作ろうと
集った仲間たちが入村
(当時は弥栄村でした)、
何もない原野を借りて開墾し、
生きるための最低限のもの
だけの生活から始まりました。
冬場の農閑期、試行錯誤の結果、
年間を通じて気温の低い
弥栄にあう味噌づくりを始め、
「やさかみそ」は誕生しました。


現在、そんなやさかみそのおいしさと、
お味噌づくりの楽しさを伝えるために、
1月中旬~2月末頃にかけて
手作り味噌の講習会に出向いております。
機会があれば皆様とも
お味噌づくりをしたいと思いますので、
これからもやさか共同農場を
よろしくお願いいたします。


いつもありがとうございます。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年3月号より転載しました。
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第3世界ショップだより 2月6日記

2024-03-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
東京都 第3世界ショップ 遠藤颯人です。

土といのちの皆さん、こんにちは。
(株)プレス・オールターナティブ
第3世界ショップの遠藤です。

第3世界ショップは、
世界の様々な問題を
仕事創りで解決しようと、
1986年にフェアトレード事業を始めました。


さて、3月という事で
まだ少し肌寒い日が続きます。
そんな時期はあったか~いココアが
飲みたくなりますよね。
甘い香りに癒され
“ほっ”とするひとときは、
なんともいえない幸福感。


第3世界ショップのココアは、
チョコレート同様、
生産者のくらしを大切にして取引された
カカオを原材料に使っています。


脂肪分をぎゅぎゅーっと
多めに絞り出すことで、
ココアバター10~12%の
低脂肪にしているため、
ミルクや砂糖、香料などは入っていなくても
「純ココア」「ピュアココア」とは呼べませんが、
ココア本来の豊かなコクと香りは残しつつも、
脂肪分が抑えられた、
美容と健康にもうれしいココアなのです。
この機会に是非ご賞味ください!

 
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年3月号より転載しました。
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米粉のお菓子ju.だより 1月9日記

2024-02-19 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 米粉のお菓子ju. 石邑純子です。 

高知県産の米粉を使い、
マフィンやスコーン、クッキー、
ケーキなどを作っています。


卵や乳製品、小麦粉を使わず、
お砂糖控えめです。
なるべく高知県産、国産、
オーガニックのもので作ります。
からだにやさしいおやつです。


お菓子を作っていてまず一番に思うことは、
アレルゲン食材を気にすることなく、
好きにえらべて、
笑顔になってもらいたい!です。


以前、保育園で調理の仕事に携わっていたとき、
アレルギーに苦しんでいる
子どもたちや親御さん、大人も
たくさんいることに気づいたこと、
また、自身の体調やアレルギーが
オーガニック素材を使いはじめたことで
軽減した経験もあり、
安心安全なものを使いたいなと
思うようになりました。

もっといろんな人に
オーガニック、安心安全な食材、
それらが作られる環境などに
目を向けてもらうきっかけとなれるように、
いろんな人に食べてもらい、
よろこんでもらいたいと思っています。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年2月号より転載しました。
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無農薬ゆず小松商店 12月2日記

2024-01-18 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
安芸市 無農薬ゆず小松商店 武市しぶきです。

こんにちは!
無農薬ゆず小松商店です。

安芸市のお山の中で
無農薬、無堆肥、除草剤不使用の
ゆず栽培は11年目になりました。
草刈り機以外の排気ガスなし。
ゆず果汁は、
収穫後すぐに 桜の木の搾り器で、
合成洗剤不使用のスタッフのみで
ひとつひとつ手搾りしております。


ゆずの爽やかな香りに包まれるのが仕事って幸せです。

○香りが違う!(樹齢が古い)
○安全安心!(農薬、保存料不使用)
○フレッシュ!(加熱、冷凍処理なし)
○手仕事!(電気も石油不使用)

【完全無農薬ゆず果汁100%幹助】 は
酵素がイキイキ。
上部はゆずの油分です。
噴き出しのため開栓に注意してください。

(この写真は、Simasima Laboratory FBより転載)

【塩ゆずペースト】は、
種以外の完熟ゆずを
高知県産海洋深層水のお塩で漬けて、
一年熟成させたペーストです。
香りと酸味と塩味で
いつもの料理に高級感が出ます。
トマトソースやスープ、
サンドイッチやポテトサラダやパスタの隠し味に。
刻んだ白菜など野菜のざく切りと混ぜて浅漬け風。
人参とオリーブオイルでキャロットラペ風に。
いろいろと便利です。
苦味がでるため少しか使わないのでお得です。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年1月号より転載しました。
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農だより ~お米の生産者 12月2日記

2024-01-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
土佐町 長野直樹です。

10年ぶりくらいに作った
「ハッピーヒル」について少しお話を。

そう、かの自然農法のカリスマ
福岡正信氏の育成した水稲品種です。
陸稲やもち米の性質もあり、
水不足や雑草に強く、
自然栽培に適しています。

(この写真は、福岡正信自然農園HPより転載)

いつの間にか種籾を切らしていたので、
今回やっと手に入れた一握りの種籾を
バケツ苗で育て3年目で
出荷できる量になりました。


そもそも40余年の昔
「わら一本の革命」に憧れて
郷里に帰ってきたのでしたが、
その理想は実現することはなく
老後を向かえてしまいまいました。

いまは初心に還って
好きなようにやってゆこうという想いで
お米もつくっています。


先日のNHK TV で
正信さんの孫の方が
泥団子でハッピーヒルを播いてましたが、
なかなかうまくいってないようでした。

「ハッピーヒル」は
コシヒカリのように
良食味を追及した品種ではないですが、
大切に作り続けてゆくつもりです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年1月号より転載しました。
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オルター・トレード・ジャパンだより 11月2日記

2023-12-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
東京都新宿区 オルター・トレード・ジャパンの上田誠です。

オルター・トレード・ジャパンは、
食べる側とつくる側が対等な立場で
一緒に産物をつくりお互いが自立を目指す
「民衆交易」に取り組んでいます。

「砂糖の島」フィリピン・ネグロス島でおきた
飢餓の緊急支援活動を原点とし、
1989年に生協や市民団体などが
出資して設立されました。

「民衆交易」とは、
生協の産直事業をモデルに、
生産者がつくる産品を既存の商社を通さず、
市民の手で輸入し消費するという仕組みです。

お届けしているバランゴンバナナは
フィリピンの生産者が栽培しています。
ネグロス島から、ルソン島北部、
ボホール島、ミンダナオ島へと広がり、
現在は合計4つの島から届いています。


バランゴンバナナの「民衆交易」を通して、
バナナからの定期的な収入による
零細農民たちの暮らしづくりを応援すること、
各産地での持続可能なバナナの栽培が
地域の自然を守ること、
に取り組んでいます。

ほんのりとした酸味とコクのある味わいがあり、
特有の香りが特徴のバナナです、
是非食べてみてください!


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年12月号より転載しました。

管理人記
今月はバランゴンバナナはお休み。
オルター・トレード・ジャパンの民衆交易品
エコシュリンプを企画してます。
是非是非ご注文を!
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三陸水産だより 10月20日記

2023-12-05 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
福島県いわき市 三陸水産の雨澤勉です。

土といのちの皆さん、こんにちは。
私どもは、海産自然食品取扱専門会社として、
主に自然豊かな三陸の海で採れる海産物や
北洋の海で水揚げされる鮭や数の子、たらこ等を
無添加で製造し、お届けして来ました。
皆様に「美味しかった」と喜んでもらえるのを
何よりの生き甲斐にして、
生産者と共に今まで歩んで参りました。


しかしながら、
2011年の東日本大震災の津波と原発事故で、
私たちの生活は、一変してしまいました。
津波では、三陸水産専用の作業場が流され、
機械や資材関係を全て失ってしまい、
また、原発事故では、
放射能汚染を恐れる心配から、
一時避難を強いれられました。


事故後、いわき市にもどり、
再び商売を再開していたのですが、
顧客が激減してしまい、
途方にくれる日々を過ごして来ました。
そんな中、長い間、会社の社長を務め、
一緒に働いてきた父が、
心労から脳梗塞を患ってしまい、
入院する事になってしまいました。
一命を取り止めたものの
半身麻痺と失語症の後遺症が残り、
介護老人ホームへの入居を余儀なくされました。
「もう商売を続けて行くのは無理ではないか」と
自問自答を繰り返す中、
皆さまからの温かいご支援もあり、
なんとか商売を続けて来る事が出来ました。

原発事故以来、
12年という歳月が経過しておりますが、
その間、私どもは、
皆様に安心して海産物を食べてもらえるよう、
毎年のように放射能検査を確認してきました。
新たに様々な商品開発に取り組んで行きたい所なのですが、
なかなか思うようにならないのが、実情です。
また、地球温暖化等、様々な要因から、
水揚げされる魚介類の種類や数量も常に変化し、
安定した原料の確保が、
非常に難しくなってきています。


そんな大変な昨今ですが、
私どもは、皆様に引き続き、
安全・安心して食べられる海産物をお届けできるように
社員ならびに生産者一丸となって努力して参ります。
今後とも三陸水産をご愛顧くださいますように、
心よりお願い申し上げます。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年12月号より転載しました。
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西製茶所だより 9月30日記

2023-11-08 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
島根県出雲市 西製茶所の西龍介です。

西製茶所は、出雲の地で
お茶や関連作物の栽培と製造を行っている
小さな茶製造家です。
現在は3代目である父と
4代目夫婦がお茶作りをしています。


「水のように、空気のように」と父は言います。
普段は当たり前にそこにあって
意識されないけれど、
なくてはならないもの。
そして、すっと体にしみ込んでくる
素直な味わいのお茶が
私たちの理想とするお茶の姿です。


従来からの日本茶製造に加え、
1985年から国産紅茶の製造にも取り組んでいます。
1999年より紅茶用茶樹品種の栽培にも着手し、
味の違いを楽しんで頂けるようになりました。
その一つが「べにふうき」という品種です。
べにふうき紅茶は高い香気と
紅茶らしいタンニンがあります。
やや苦味も感じられるものの
日本的な柔らかさもあり、
香気とのバランスが良い国産紅茶です。

(左:ティーバッグ 右:リーフ)

これからも皆様がお茶を飲んで
ほっと寛いで頂けるよう、
試行錯誤を続けながら
頑張りたいと思いますので、
どうぞ宜しくお願い致します。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年11月号より転載しました。
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