徒然スキーヤー日記

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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその13…OGASAKA TC-ST SR585プレート

2021-06-30 02:59:31 | スキー板試乗
ということで.
そろそろ梅雨も明けて,夏がやって
きますが.
昨年に引き続きこの夏も,ダイビング旅行の
予約はとってません…
早くコロナが収まって,モアルボアルに
再訪したいんだけどなぁ…

昨年・今年と潜らないと.
来年は娘が高校受験でダイビングに
行けなくなるし.
娘,せっかく小学5年生でCカード
取らせたのに,中学校は1本も潜らずに
終わりそう…(涙)
あぁ,コロナが憎い…

ってなことで.
そろそろ夏というのに,
今日も2022シーズンのスキー板の
試乗レポートです.
今回はオガサカ編です.
では,どうぞ~!


○OGASAKA TC-ST SR585 165cm









基礎小回り

技術選向けのTCシリーズですが.
今シーズンの小回り用はTC-S”T”という名前に
なるようです…

そして,この板はプレートが
強めのSR585
弱めのFM585
プレート無し

の3種類から選べるようですが.
今回の試乗板は,一番強いSRプレートが
着いたモデルです…


ってなことで滑ってみますが…

強い.
強いよ,この板…
SL競技用よりよっぽど強い.
そして,重い.
かなりどっしりとした重さと張りの
強さがあり,私にとっては結構手ごわい
板でした…

ただ,圧倒的な安定感があり,
スピードをどこまで上げていっても
荒れた斜面で板が叩かれることは無く.
そして,グリップさせて滑ることも,
板を動かして小回りさせることも
できます.

トーションがガチガチに強くて
エッジグリップしてエッジの方向に
行かされてしまう…というより.
板の張りの強さとトーションのバランスで,
ずっしりと雪面を捉えながら板を動かして
行ける感じ.

板を動かすにはものすごい脚力を
必要としますが,
ハイスピードで小回りをしている中で,
雪面を捉えながら板を動かしていけて,
攻めたズレを使えます.
簡単にずれるわけでないですが,
ハイスピードの中で力を使って板を
動かして行くと,すごいきれいな
ドリフトで小回りの弧が作られていく
感じ.

オートマチックに板が動いて,
気楽に板がたわんでエッジなりに
カービング小回りが気楽に決まる
板ではありません.
カービングで板をたわませるには,
かなりのスピードが必要です…
縦に縦に落としてスピードを載せて
行かないと,板がたわまずカービング
での小回りに入りません.

ただ,逆に言えば.
ものすごいスピードに乗せていけば,
「普通ならロングで急斜面を落ちてく
スピードでしょ?」
みたいな領域で,かなりの落差をとった
小回りが安定してできるという,
恐ろしい板です…
返りは抑えめなので,このスピード域
でもリスクは低め.

そして,このスピード域に入っても,
ずらしを入れて行き,板のテールを動かして
弧を小さめに仕上げていく動きが
かっちりとできます.

とりあえず,体力とスピード耐性がある人なら,
すごいスピードでも安定感とズラシを使える
自由度があり,
「まだまだスピードに余裕がありますが?」
みたいな,恐ろしい板です.
楽しく板がクルンクルン回ってくるとか,
気持ちよく切れていくというより.
玄人が使うプロの道具っぽい感じ…

自分の体力・技術レベルを超えた板だな.
私には,この板を一日履く体力はないな…
と感じた,かなり本格的な板でした.
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその12…ATOMIC Redster S9 REVO

2021-06-29 02:33:25 | スキー板試乗
ということで.
物欲選手権の負けっぷりにさらに貫禄が
出てきた,Skier_Sです.

無事(?),物欲選手権の連載が
終わったので.
今日は2022シーズンモデルのスキーの
試乗レポート.
今回もアトミック編です.
では,どうぞ~!


○ATOMIC Redster S9 REVO 165cm









SL競技用セカンドモデル
…というより,前回のS9iとコア材のみ
違う板…と言った方がいいかもしれません.
S9i REVOが軽量カルバウッドコアですが,
この板は普通のウッドコアで,ちょいとだけ
S9iより重い感じ…

それ以外は,サイドカーブもビンディングも
何もかもS9i REVO同じです.


履いてみた感じ…
軽い!
S9iの方が軽量コアで軽いはずですが.
履いた順番としてS9i PROのあとに履いた
からか…
すごい軽く感じる!
そして,S9i PROの方が重い分,安定感を
感じます…

エッジグリップも,圧倒的にS9i PROの
方が強い感じ.
逆に言うと,谷回り・山回りどの局面でも
板を自由に動かしていけるので,リスクの
低い滑りができる板.
フォールラインに絡むマキシマムを過ぎた
あたり.
本来の競技用の板ならガッツリグリップして,
板なりに走っていくところで,
気楽に板をずらしてラインを動かしていける
気楽さがあります.
ガンガントップスピードを出していくと…
しっかりグリップさせようと思うとグリップ
していくけど,ある程度以上圧をかけると
板が逃げるような挙動も.
…うーん.
板のエッジが立ってなかったってことは
ないだろうなぁ…雪もザブザブの春雪だし,
エッジが立ってないっていうより,やっぱり
板のトーションがあんまり強くないんで
しょうね…

逆に言えば,板が軽さと相まって,
スピードを出して行った中でも,
結構好きなようにに振り回せる
自由度があります.
板の返りもかなりマイルドで,
板が吹っ飛んでいくリスクも
全く感じなくて.
競技用というよりは,ゲレンデで
気楽に履ける小回り板…
という感じの,気合を入れずに
履ける板です.

いや.
競技用と思って履いたから,
思いのほかのマイルドさに「?」と
思ったけど.
中速域程度でゲレンデで滑る板と
考えれば,カービングもズラシも
思いのままにできるし,
軽く取り扱いやすいので,
悪くないかな~.

でも,S9iと同じ値段だから.
これなら,もっと軽くて取り扱いやすい
S9iの方がお勧めかな.
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この時期に物欲選手権!?その4…そう,GWに長岡のエキップさんに行ったわけだけど

2021-06-28 03:33:40 | スキー雑談
ということで.
前回のその3で終わりと思っていたところ,
実はまだ終わってない物欲選手権.
その1その2その3を読んでいない方は,
こちらのリンクから…

戦いは最終章へ向かいますが,
まだ勝負が終わらないのはなぜか?
その理由は本編へ!

ーーー
アナウンサー 「ということで,
 『 スキーヤーの物欲を刺激する危険な
 スキー専門店に来て,物欲にまみれた
 スキーヤーが買い物をせずに
 我慢できるか選手権』
ですが.
 やはり長岡のエキップさんは危険な
 お店だったようで.
 今回の選手権も,板とブーツ購入という
 大敗に終わりました…!」

解説 「…しかし,HEADブーツの
 加工も終わったのでここで素直に帰れば
 いいものを,まだいろいろ
 ダベってますね…」

アナウンサー 「なんだかロングの板を
 見てますけど…」

解説 「さっき,2シーズン落ちのGS板,
 FISCHERのGS Masterを買った
 ばかり
ですから,もうロングの板は
 いらないはずですが」

アナウンサー 「なぜか,今シーズンの
 FISCHERの大回り板,RC4 RCが
 いくらになるのか聞いてますよ…?」

解説 「FISCHERのRC4シリーズ,
 今シーズンモデルが来シーズンもそのまま
 継続なので,もしシーズン終わりの今,
 今シーズンモデルがかなり安くなるなら…
 と考えているみたいですね.
 これはヤバいかも…

アナウンサー 「…まさか,また板を
 いってしまうのか…っ??」

解説 「…あ,
 こらえました.
 今回はこらえたようです.
 それほど安くならないという話で,
 あきらめたようですね.
 さすがに板2セットはありえません
 から…」

アナウンサー 「しかし,あきらめた
 ならここで帰ればいいものを.
 まだ話し込んでますね…
 板ではない何かを行くのか??
 まだ小物を買い足すのか!??」

解説 「いや…ちょっと待ってください」

アナウンサー 「なにかありましたか?」

解説 「いや…鈴木社長に,今シーズンの
 RC4 RCも悪くないけど,昨シーズンの
 ’20モデルは板の仕上がりがいいし.
 …あ,さらに型落ちだから,激安と
 言われてます!
 半額以下のお値段が出て…
 なんだか不穏な動きになって
 きましたよ??」

アナウンサー 「…え?まさか?」

解説 「まさか,板2セットは行かない
 でしょう…
 …
 …あれ?」

アナウンサー 「あれ?」

解説 「あれ…?
 行っちゃった…?」

アナウンサー 「いや,まさか.
 そんなバカな…」

解説 「…でも…板,また行っちゃった
 ようですね…」
 
アナウンサー 「な…
 なんということか…
 なんということか~っ!
 板2セット目,行ってしまいました!
 逝ってしまいました!
 ダメです!
 Skier_S選手,終わってます!!
 物欲に支配されまくっているとしか
 言いようのない物欲大魔王っぷり!
 すでに人間を捨てています!!!」

解説 「どうやら,必殺のキーワード
 『半額』に殺られたようです」

アナウンサー 「ということで,
 なんと!!大回り板2セット目,
 '20 FISCHER RC4 Worldcup RCも
 購入です!
 …しかし,ロングのGS Masterを
 買ったというのに,どうしてまた
 大回りの板を買ったんでしょうか?」

解説 「どうやらSkier_S選手,
 エキップさんのブーツを履くようになって
 から,小回り板だと回りすぎるので.
 来シーズンからは普段履きを大回り板に
 変えようと思っているようなんですよ…」

アナウンサー 「しかし,さっきロングの
 GS Masterを買ったばかりですが…?」

解説 「FISCHERのGS Masterは
 189cmとかなり長く,R=27だし.
 さらに欧州仕様の選手用というかなり
 強い板で,バーンが荒れたり人が出て
 くると厳しい…
 と考えたようですね…」

アナウンサー  「…それで強烈な
 選手用と違って,普段履きに使える
 扱いやすい大回り板が欲しかった…
 ということでしょうか?」

解説 「そのようですね.
 どうやら,剝離したSXに変わる
 メイン履きが欲しかったようです.
 さらに今のメインのロング板,SALOMON
 X-Race Masterはすでに2シーズン半
 履いていて,おそらく来シーズン途中で
 間違いなくヘタるだろう…
 という考えのようですね」

アナウンサー 「しかし…しかし.まさか,
 ロング板を2セット同時に買う
 とは…っ!!
 物欲リミッターが完全に壊れてます!
 我慢という概念をいったいどこに置いて
 きたのか!
 アンドロメダの向こうどころか,
 遥か宇宙のかなたに置いてきて
 しまったか?」

解説 「…そもそも彼,我慢なんて概念を
 持っていましたっけ…?」

アナウンサー 「さらに,お店に来ている
 Skier_S選手を良く知っている
 某常連さんに.
 『ヘルメット被った方がいいよ…』
 と勧められているようです!」

解説 「Skier_S選手は,ヘルメットを
 被らないポリシーだから,
 それは断るはずですが…」

アナウンサー 「ここでさらに追い打ち.
 ゴーグル込みなら『半額』
 必殺キーワードが…」

解説 「あぁ…ダメですね.
 必殺キーワードが出ましたね.
 もう止まりませんね,これは」

アナウンサー 「…ダメです!
 もうダメです!
 Skier_S選手,我慢できません!
 というか,我慢しようとすらしません!
 物欲リミッターが外れたSkier_S選手,
 もう止まりません!
 必殺キーワードにやられ,
 ついに…ヘルメットとゴーグルも
 行ってしまいました!


解説 「ダメですね…
 そもそも彼に,物欲リミッターなんて
 いう殊勝な物があったのかどうか
 分からないですが.
 完全に物欲リミッターが吹き飛んで
 ます
ね…
 もう止まりませんね」

アナウンサー 「Skier_S選手,ヘルメットは
 被らないポリシーだったんじゃなかった
 んですか…?」

解説 「今シーズン,予備ゴーグルが
 ぶっ壊れてゴーグルを買わなきゃ
 いけなかったSkier_S選手,
 ゴーグルとヘルメットの
 両方合わせてもゴーグル単体より
 安くなったので.
 ゴーグルにヘルメットがタダで
 着いてくるようなもんだ

 と買ってしまったようですね」

アナウンサー 「まさか…まさか
 ヘルメットにゴーグルまで行くとは!!
 これまで,ブーツと板とウェアの3点セット,
 あるいは板2セット同時購入…という
 記録はありますが.
 ブーツ,板2セット,メット&ゴーグル
 これまでの記録をはるかに打ち破る,
 記録に残る負けっぷりです!
 我々は,新たな記録が生まれた,
 歴史的瞬間に立ち会いましたっ!」

解説 「負けたんですよ!??
 負けてるんですから,
 褒めるところじゃないですよ!??」

アナウンサー 「なんという見事な物欲
 への負けっぷり!
 これでもかという物欲っ!!
 磨かれてます!
 ここ数年,物欲がさらに磨かれています!
 毎年見事に記録を更新し続けています!
 さすが物欲大魔王,今年もその名に
 恥じない偉大な伝説を残しました!

解説 「偉大な伝説って…
 負けっぷりが伝説に残るのは,
 恥以外の何物でもないのでは???

アナウンサー 「ということで.
 これまでの物欲選手権の
 歴史上最高額の負けっぷりを
 見せたところで,今回の選手権,
 これにて終了です.
 また次回の選手権でお会いしましょう!」

解説 「…なんだか,これから
 この長岡での選手権,神田編より
 ヤバくなる予感がしてきた…」

(おしまい)
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその11…ATOMIC Redster S9i REVO

2021-06-26 01:10:29 | スキー板試乗
えー.
今週も激務でした…

ってなことで.
今こんなの時間にBlog記事を書いていますが.
私の記憶が確かなら…
たしか土曜日は.
激務のストレス解消に某所に遊びに行くため,
朝3時に家を出発するはずだが???
あと2時間もないのだが…??

ということで.
スキーシーズンが終わったにもかかわらず.
今日もほぼ徹夜で出かけることになりそうです…

で.
今日は2022シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート.
今回もアトミック編です.
では,どうぞ~!


○ATOMIC Redster S9i REVO 165cm









基礎小回り用

出ましたよ~!
2022シーズンから新たに採用された,
ATOMICの新兵器,Revo Shock.


来シーズンのATOMICの競技&上級モデルは,
S9 FISとS9i PROを除くと,ほぼ全てが
この謎の(?)重りをトップに仕込んだモデルと
なります…
ロング用の板なら,振動吸収や安定性の
ためにトップに重りを入れるのはありと
思うけど…
スイングウエイトの軽さが必要な小回り
板のトップに,こんなに重りを入れるのは
ありなのか??
果たして,REVO Shockの効果や如何に??

とりあえず.
このモデルは基礎小回り用として,
S9i PROの一つ下になるモデル.
S9i PROに比べると,フレックスなど
優しく設定されている板なのですが…

履いてみると,重さを感じるS9i PROと違い,
かなり軽く感じます.
そして,比較的低速から板が良くたわみ,
たわみに沿ってきれいにカービング小回りが
決められる感じ.
それでいてグリップが強すぎて,板なりに
回されてしまう…ということは無く.
ターンの途中で弧をゆがめたり,
板を動かしてラインを変えていく
自由度も高いです.

ただ,逆に言うと.
山回り部分でも板を動かせる
自由度があるくらいなので.
山回りのグリップはガッツリ強烈
グリップというより,ちょっと
優し目に感じます.

ターン前半からすっとたわんでターンが
始まり,ターン後半までたわみに乗って
きれいに小回りで回っていきます.
サイドカーブもきつく,しっかりたわんで
旋回力も強いので,小回りから中回りが
やはりメインになります.
スピードを出しての大回りはきびしい感じ…

ばね感もそこそこ感じられるけど,
私の普段履いているSXよりばね感は
弱いかな.
そして,トップスピードを出した時の
安定性,グリップ感はやっぱりS9i PROの
方がいいです.

でも.
スピードを出してもしっかりカービング
していくグリップがありながら,
優し目のグリップで板を動かす自由度が
高いので,荒れた斜面,コブ斜面含め
いろんな斜面で小技が使えるため,
ゲレンデ普段履きとしてはいい感じで
使えそう!

そこそこしっかりカービング小回りを
やりたいけど,いろんな斜面でカービング
小回り以外の,いろいろつぶしが効く
滑りもしたいという人にはいいんじゃ
ないかな…

あ,そうそう.
気になったREVO shockの効果ですが.
私にはあまり分かりませんでした.
REVO shockがついてないS9i PROの
方が,高速安定性あるんじゃないかな?
と思ったので…
S9i PROのあとに乗ったのが
悪かったかな?

でも,重りの重さは全く感じず,
履いた感じはS9i PROよりずっと軽くて,
スイングウエイトの重さも感じ
なかったので.
小回り板にこんな重りをつけて
大丈夫かな…?
という心配は完全な杞憂でした~!
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この時期に物欲選手権!?その3…そう,GWに長岡のエキップさんに行ったわけだけど

2021-06-25 04:31:41 | スキー雑談
ってなことで.
お待たせしました.

前回のその2に続く,物欲選手権その3です.
忙しい中,よく書いたよね!←自画自賛

果たして,Skier_S選手の買い物は,
ブーツ2足で終わるのか?
果たしてどういうオチになるのか?
続きをどうぞ!
ーーーー

アナウンサー 「ということで,
 『 スキーヤーの物欲を刺激する危険な
 スキー専門店に来て,物欲にまみれた
 スキーヤーが買い物をせずに
 我慢できるか選手権』
ですが.
 Skier_S選手,ブーツという大物.
 それも,REXXAMの二郎君ではなく,
 HEADのフレックス140-150という
 強烈なブーツ

 購入してしまいました!」

解説「そして.
 HEADブーツの加工待ちの時間
 これはヤバいですよ.
 危ないですよ…

アナウンサー 「確かに,Skier_S選手の
 物欲を刺激するモノが並んでいるお店の
 中で加工を待つ時間はヤバいですが.
 すでにブーツという大物を行ってます
 から…」

解説 「次は…当然板に行くかと」

アナウンサー 「まさか,ここで板ですか…!」

解説 「っていうか,鈴木社長がすでに何か
 板をもってきているんですけど」

アナウンサー 「シェルの熱加工待ちで,
 鈴木社長もちょうど作業が無い待ち時間
 なんですが…
 板,もってきてますね」

解説 「何か話してますが…
 あ,どうやら,この板.
 このお店に来る前にすでに注文
 していた
みたいですよ…?!」

アナウンサー 「えええええ!!
 ということは…っ!!??
 ここにきて,さらに板購入ですかっ!!
 というか,お店に到着する前,
 勝負開始の前にすでに負けていた
 わけですねっ!!」

解説 「そうみたいですね…」

アナウンサー 「なんとーーっ!!
 ブーツを直しに来ただけと思った
 ところが…まさか,まさかの
 ブーツと板同時購入ですっ!
 何とすばらしい物欲っ!!
 さすが物欲大魔王の異名をとる男!
 Skier_S選手,ブーツだけじゃなく,
 板もいってしまってました!!!」

解説 「今回も,わずかに残った
 良心を見事に完膚なきまで
 うち砕きましたね」

アナウンサー 「なんという我慢のなさ!
 物欲への忠誠心の高さに,ここ数年
 さらに鋭い磨きがかかっています!
 Skier_S選手,我慢という概念を
 いつもどおり,アンドロメダ星雲の
 遥か向こうに置いてきたようです!」

解説 「彼がそもそも我慢って概念を
 もってたのかどうか疑問ですが」

アナウンサー 「で.
 今回購入したのは,Fischerの
 2シーズン落ちの
 '19 RC4 WorldCup GS Master,
 ですか…」

解説 「FISモデルではないけど,
 R=27の結構本格的な板で,
 日本モデルよりフレックスが強い
 欧州モデルってことのようです」

アナウンサー 「小回り板が好きで,
 大回り板でもR=20以下の板ばかり
 選んでいたSkier_S選手が,これまで
 買ったことの無い系統の板ですが…
 なぜ今回この板を?」

解説 「どうやら数週間前,この板を
 エキップさんで買った人に試し履き
 させてもらったみたいなんですが.
 これまでと違いしっかり踏める
 REXXAMブーツだと,Rも大きく
 フレックスも強い,このくらいの板が
 ちょうどいい感じで回ってくれたようで.
 『本格GS板って,こんなに良い
 ものだったのか!』
って,欲しく
 なっちゃったみたいなんですよね…」

アナウンサー 「なるほど…確かに
 Skier_S選手,REXXAMブーツにしてから
 今までの板が回りすぎると言っていた
 ようですからね」

解説 「ただ,2シーズン落ちの
 さらに海外モデル.日本国内にも数セット
 しか入っておらず,エキップさんに
 確認しても,もう入手不可能と言われ,
 かなり残念がっていたようで…」

アナウンサー 「あー.一旦手に入れら
 れないと分かると,どうしても欲しい
 と思ってしまうことありますよね…」

解説 「どうやらそれが,つい先日,
 同じモデルが手配可能だと連絡が来て.
 それで速攻で申し込んじゃった
 みたいです」

アナウンサー 「…これ,もしかしたら.
 その場で『買えますよ』と言われてたら
 悩んで買わなかったかもしれないところ.
 一旦入手できないと思って諦めた
 ところに,予想外に買えることに
 なって,ついつい買っちゃった…
 というパターンじゃないでしょうか…」

解説 「…そうかもしれませんね」
 
アナウンサー「ということで,
 Skier_S選手.
 ブーツを直しに来ただけのはずが,
 板とブーツの同時購入という,
 今回も物欲大魔王の名に恥じない
 物欲っぷりを発揮しました!」
 
解説 「いや…かなり想定通りのオチ
 ですね.予想通りです

アナウンサー 「無事,ブーツの
 加工も終わったようですね…
 Skier_S選手,とても敗者と思えぬ
 満面の笑みで,ブーツと板を
 受け取りました!
 …ということで,今回の選手権も,
 やはり長岡のエキップさんは
 危険なお店だったということで…」

(続く)
コメント (10)

昨日は死んでた…お待たせしてゴメンナサイ.物欲選手権の続きは明日投稿します!

2021-06-24 01:33:31 | 日記
えー.
昨日も更新できずに死んでました.
ええ.
死んでました.
一体何があったか.

…というか,最近,なぜ死ぬ頻度が
上がっているかというと…

しばらく前,会社でのこと.

偉い人「あー.ちょっとS君,S君」

私(あちゃー.この人に捕まるとろくなことが無いんだよな…)

偉い人「チミは○○と××の仕事,兼務してたよね」

私 (これはついにご無体兼務を外してくれるのかな…?(ちょい期待))
 「そ,そうです!!ありえない兼務で毎日仕事があふれてます!


偉い人「そうか!毎日仕事が充実しているのか!

私(どういう耳してるんだ…)
 「いや.充実のレベルを激しく超越してると言ってます」


偉い人「そうか.そんな激しいレベルで充実した毎日を送っているのか!」

私(だから,どういう耳してるんだ…!!??)

偉い人「そんなチミには,もっと充実してもらうために,
 もう一つ△△の兼務を与えよう!


私「え…ええ!!??
 …ちょっと待ってください!今の2部署兼務を
 抜くことなく,3部署目追加ですか!!??
 すでに2部署兼務で死にそうなんですが!!


偉い人「そんなに死にそうなほど喜んでくれるか!

私(だから,どういう耳してるんだ!!?)
 「いや,喜んでないですから!!
 それも,△△って聞いたことないんですけど…
 まさか,新組織立上げですか…っ!??」


偉い人「そうだよ.チミが好きなように立ち上げていいよ!
 素晴らしいだろう!」


私「既存組織だけでもきついのに…
 新組織立上げって…(涙を流しながら絶句)」


偉い人「泣くほど喜んでくれるとは,私も嬉しいよ!
 …実はチミにはもう一つプレゼントがある.
 □□も兼務だ!喜べ!」


私「…ま,まさかの四部署兼務………
 給料四倍になりますか…?」


偉い人「給料は1円も増えんよ」

私(涙)

ーーしばらく後ーーー
事務方「Sさーん.新組織の●×責任者と
 労務管理責任者指定してください~!」

私(だれか私の労務管理をしてくれ…)

ってな会話はほとんどフィクションですが.
…ええ.会話内容は,ほとんどフィクションですから.

ってなことで.
状況的に,今までのような毎日更新は
ちょっと厳しくなってきました…

でも.
可能な限り毎日更新していきます.

物欲選手権の続きもだいたい書きあがって
いるので,明日投稿します~!
もうしばらくお待ちを!←今日みたいな記事を書く時間があるなら,物欲選手権の記事を書けよ…というツッコミ多数
コメント (4)

この時期に物欲選手権!?その2…そう,GWに長岡のエキップさんに行ったわけだけど

2021-06-22 01:40:01 | スキー雑談
ってなわけで,
週末の1日休みを挟みましたが.
GWに長岡で開催された物欲選手権.
果たして,Skier_S選手はどんな戦いを
見せるのか!??
前回の続きです…

----

アナウンサー 「ということで,
 『 スキーヤーの物欲を刺激する危険な
 スキー専門店に来て,物欲にまみれた
 スキーヤーが買い物をせずに
 我慢できるか選手権』

 が続いていますが…
 Skier_S選手,REXXAMブーツの当たり
 出し加工待ちの間に,同じモデルの
 REXXAMブーツを試し履きしています!」

解説 「Skier_S選手,今直して
 もらっているREXXAMブーツを
 あまりにも気に入っていて,
 このブーツの二郎君を欲しがっていると
 いう噂ですから…これは危ないですよ…」

アナウンサー 「でも,未加工の新品
 ブーツを試着して,エキップさんで
 加工してもらったブーツとの違いに
 驚いている様子ですよ」

解説 「シェル未加工の 
 REXXAMブーツ,そこらじゅうが足に
 当たりまくっているようですね…」

アナウンサー 「おっと.
 ここでSkier_S選手,一旦REXXAM
 ブーツを脱ぎました…」

解説「あ,脱ぎましたね…
 …さすがに同じブーツの2足目購入は
 あきらめたんでしょうか」

アナウンサー 「あー.
 他にもいろいろなブーツを試し履き
 し始めましたね…」

解説 「来シーズンモデルのFISCHER
 ブーツももう出ているので,早速
 履いてみてますね…」

アナウンサー 「あー.FISCHERも,
 ちょっと履いただけで脱ぎましたね.
 で.最近,エキップ常連さんで
 流行っているHEADブーツも気に
 なってるようですが」

解説 「今度はHEADブーツを
 試し履きしてますね.
 このブーツ,ジェルっぽい液体を
 インナーに注入してフィット感を高める
 Liquid Fitが結構いいみたいですから」

アナウンサー 「そうですね.
 来シーズンはHEADブーツが鈴木社長の
 おススメみたいで,シェルの形状や
 Boosterストラップの技術を流用した
 バンドなど,いろいろ特徴を教えて
 もらっていますね…」

解説 「なんだかSkier_S選手,
 心揺らいでいるようですね…」

アナウンサー 「でも,今,
 お気に入りのREXXAMブーツを
 直している途中で,
 このブーツを履き続けるはず
 じゃないんですか…?」

解説 「しかしこのREXXAMブーツを
 あまりにも気に入りすぎていた
 ところですから…
 REXXAM2足目購入はありうる
 シナリオだと思ってたんですけど」

アナウンサー 「でも…あれ??」

解説 「ええ?」

アナウンサー 「ええっ??
 これは,いってしまったのか…??」

解説 「え?まさか!??」

アナウンサー 「あぁ…これは…!!
 行ったーーーー!!
 行ってしまいました!!
 Skier_S選手,鈴木社長のお勧めに
 あっさりと敗退しました~っ!
 なんと,HEADブーツお買い上げ
 です…っ!」

解説 「ええええーー!!
 ここでREXXAMじゃなく,
 HEADブーツを買っちゃう
 とは…っ!!」

アナウンサー 「それも,HEADの
 RAPTOR WCR3,
 フレックス140-150
という強烈な
 モデルを行っちゃったようです…!!」

解説 「…フレックス150ですか…」

アナウンサー 「これはどう読みますか?
 板尾さん!?」

解説 「今気に入っているREXXAM
 ブーツのバックアップとして
 二郎君を欲しがっていたSkier_S選手.
 どうやら『REXXAMのバックアップ』
 欲しかったのではなく,
 エキップさん製のブーツのバックアップ
 欲しかったようですね」

アナウンサー「それで?」

解説 「そして,エキップさんのブーツを
 履くようになり,板がしっかり踏める
 ようになると.
 『もう少しブーツが強くてもいいかも?』
 と思うようになり.
 同じREXXAMブーツの二郎君ではなく,
 よりフレックスが強いブーツ,それも
 鈴木社長おススメのHEADブーツを,
 バックアップとして選んだようですね」

アナウンサー 「ということで.
 REXXAMブーツのシェル出しが
 終わったばかりなのに.
 今度はHEADブーツのシェル加工
 入ってます!!」

解説 「同じ日にブーツを2足加工って…
 なんというか,普通ではないですよね…
 これは,またさらに加工の待ち時間
 があるわけですね…
 …
 …これ,また危ないんですけど…
 
(続く)
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この時期に物欲選手権!?その1…そう,GWに長岡のエキップさんに行ったわけだけど

2021-06-20 03:35:41 | スキー雑談
えー.
なぜか,皆さんに異常に人気がある,
物欲選手権シリーズ

このBlogを読んでいる方は,
スキー用具を買いに行くことを
「物欲選手権」
と呼ぶようになってしまうという,
不思議な影響力をもつこの選手権.

…いつもは,こんな時期に開催されないん
ですけど…
なぜか今年は,いつもと違う時期に
開催されたようです.

ってなことで.
ちょっと古いネタになりますが.
GWに開催された物欲選手権.
果たして,結果や如何に??
ーーー

アナウンサー 「みなさんこんにちは.
 本日は,
 『第2回 スキーヤーの物欲を刺激する危険な
 スキー専門店に来て,物欲にまみれた
 スキーヤーが買い物をせずに
 我慢できるか選手権』

 をお送りします!」

解説 「えーと.
 …私の知っているいつもの選手権が開催
 されるのは,確か,危険な街神田
 だった気がするのですが…」

アナウンサー 「今回は神田ではありません.
 長岡の某スキー専門店で開催
 されるこの選手権,前回に続き,
 今回が第2回となります!
 今回も解説には,皆さんおなじみの
 板尾買蔵さんにお越しいただいて
 おります」

解説 「まだ続くんですね…
 この不毛な選手権…」

アナウンサー 「今回の参加選手は,
 海外出張の帰りに成田からまっすぐ帰るのが
 もったいないと寄った神田で
 板・ブーツ・ウェア3点セット購入とか,
 長岡でブーツを買った帰りになぜか
 神田に立ち寄り板を買ってしまう…
 などと.
 凡人の理解を超える,数々の歴史に残る
 壮大な負けっぷりの記録を残し続ける
 Skier_S選手です!!!!」

解説 「…だから,いつも突っ込んでますけど.
 そこは負けてることを称えるところじゃない
 はずなんですけど??」

アナウンサー 「果たしてSkier_S選手.
 今回はどんな戦いを見せてくれるの
 でしょうかっ!!!」

解説 「…そこもツッコミどころですが.
 彼って,何かと戦ってましたっけ?
 むしろ,自らの物欲と戦うことを捨てて
 物欲側に全面協力してますよね??
 物欲とタッグを組んで,良心を
 粉々に砕きに行く戦いのスタイルに
 なってますよね??」

アナウンサー 「果たして.Skier_S選手が,
 どのように『買わないぞ…!』という
 良心を跡形もなく叩きのめすのか

 その戦いっぷりを見てみましょう!!!」

解説 「…あ,そっちの戦いっぷりを
 見るんですか…」

アナウンサー 「本日のSkier_S選手.
 GWに志賀高原までやって来たついでに,
 ちょっと当たりが出始めたブーツの
 当たりだしと,シーズン途中の調整の
 ために,ブーツを作った長岡の
 エキップさんまでやってきたようです」

解説 「あぁ,GW初日は雨の予想だったから,
 ちょっとスキーを早めに上がって,
 エキップさんでブーツを直しておこう…
 と考えたみたいですね」

アナウンサー 「このお店で購入した
 REXXAMブーツ,足型にもぴったり
 合っていて,Skier_S選手はかなり
 気に入っていたんじゃないんですか?」

解説 「そうなんですよ.
 でも,足型にピッタリ合っていたこの
 ブーツも,さすがに1シーズン履いて
 ちょっとインナーがつぶれてきたのか.
 ちょっと当たって痛くなるところが
 出てきたということみたいです」

アナウンサー 「…なるほど…
 それで,Skier_S選手にしては珍しく,
 午後2時にスキーを切り上げて,
 午後5時前に長岡のショップに
 やってきたんですね」

解説 「『どうせ明日は雨だし,
 早めにスキーを切り上げて
 ブーツ調整に行くか』
 ということで前日にエキップさんを
 予約したみたいなんですけど…」

アナウンサー 「それで?」

解説 「しかし,やはりSkier_S選手.
 雨だろうが何だろうが,一旦滑り出すと
 やめられなくなり.

 『リフトが動いているのに,途中で 
 切り上げるなんて…!』

 と,謎のセリフを残して,悔しがり
 ながらエキップさんにやってきた…
 って話のようですよ」

アナウンサー 「なるほど…
 Skier_S選手らしいですね…」

解説 「GWは7日連続スキー
 の予定ですから,ブーツの当たりを
 直しておかないと痛くて7日間
 滑れないだろう…
 という考えもあったようで.
 GW7連続スキーの初日が
 悪天候の予想だったのをこれ幸いと,
 この日にエキップさんに寄ることに
 したようなんですけどね」 

アナウンサー 「でも,とりあえず
 ブーツ調整ができる一番遅い時間が
 5時と聞いて,その時間に予約をして,
 2時過ぎギリギリまで滑りつづけた…
 というのがSkier_S選手らしいですね」

解説 「それも,ホントにギリギリまで
 滑り続け,ウェアも着替えずに車に
 飛び乗って,滑り終わって5分後に
 ゲレンデを飛び出し,長岡まで休みなく
 2時間半走り続けたというところも,
 Skier_S選手らしいですね…」

アナウンサー 「まぁ,営業最後の
 ギリギリに飛び込むくらいですから.
 本来ならブーツの調整だけで
 終わるはずですよね,板尾さん?」

解説 「…そこはSkier_S選手ですから.
 そんなわけがあるか
 と全力で否定しておきたいところですね」

アナウンサー「果たして,Skier_S選手.
 REXXAMブーツの調整だけで,
 無事エキップさんを後にすることが
 できるのか?
 あるいは,Skier_S選手が強力な物欲と
 タッグを組み,ミジンコ程度の微小な
 良心をいじめのように叩き潰すのか.
 これから繰り広げれらる,手に汗握る
 戦いをハラハラドキドキしながら
 見守りましょう!」

解説 「それはすでにどこにも
 ハラハラドキドキの要素は
 ないですから」

アナウンサー 「ということで.
 まずはREXXAMブーツを出しましたね」

解説 「とりあえず,今回の目的が
 REXXAMブーツの当たり出しです
 からね」

アナウンサー 「どの部分があたる
 か,確認をしていますが…
 ブーツを履いた状態でシェルを
 小さなハンマーで叩きながら
 当たる位置を確認していますね…
 果たして,今回はREXXAMの
 当たりだしで終わるのか?」

解説 「当たってる場所が確認でき,
 シェルの加工に入りましたが…
 この待ち時間が危険ですよ」

アナウンサー 「おっと.板尾さんの
 コメントにあった通り,
 加工の待ち時間にブーツの試し
 履きをはじめちゃいましたよ!
 これは危険です!!」

解説 「…彼はエキップさんで作った
 REXXAMブーツがあまりにも気に
 入ってしまい,REXXAMブーツの
 二郎君が欲しくなっているという
 噂ですから…」

アナウンサー 「どうやら板尾さんの
 指摘通り,今履いているのと同じ
 REXXAMのR-EVO 130Mを試し履き
 してますよ!??」

解説 「それも,来シーズンモデルから
 追加されるカラーバリエーションの
 赤色を試し履きしてますね…」

アナウンサー 「これは,REXXAM
 ブーツの2足目,二郎君を買ってしまう
 のか??」
 
(続く)
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその10…ATOMIC Redster S9i PRO

2021-06-19 03:23:04 | スキー板試乗
えー.
今日も昨日に引き続き,2022シーズン
モデルのスキーの試乗レポートですが.

前回までは3月7日のエキップさん試乗会
で試乗した板でしたが.
本日から,4月3日の熊の湯で試乗した
板のレポートになります…!

試乗した日はこんな感じで,3月7日と同様
朝から気温が高く,昼前には雨も降る
あまり良くないコンディション(涙)
雪は結構重めのザブザブ雪で,あまり
試乗に適した状況じゃなかったですが…
でも,ストップ雪に比べれば,まだ
板の性能は見極められたかな.

ということで.
2022シーズンモデルのスキー試乗
レポート後半戦,
今日はアトミック編です.
では,どうぞ~!


○ATOMIC REDSTER S9i PRO 165cm









基礎小回り

基本的に競技用SL FISモデルと同じ板で,
心材だけを軽量カルバウッドコアに
替えてる板です.
昨シーズンモデルと見た目は変わら
ないですが,どうやらSL FIS自体が
去年とそれほど大きく変わっておらず.
サイドカーブは2021シーズンと全く
同じです…

普通のS9iとの違いは,
S9iにはつく「Revo Shock」がS9iには
付かず.
ビンディングもS9iのTLビンディングと違い,
足元がしっかりと強くなる,X12 VAR
ビンディングが着きます.


ってなことで.
滑ってみると…
うむ.板自体のしっかりした張りは
感じますが.
板を抑えていければ,春先の
ザブザブ雪でもたわみが出せて,
谷回りから板全体がしっかり捉えて
動いてくれる感じ.

2021シーズンモデルを履いた時は,
もう少し谷回りでまっすぐ進むように
感じ,谷回りで自分で動いてたわませに
行かないと板が回り始めない感じを
受けたんですが,
来シーズンモデルはもう少し谷回りで
板が捉えて回り始めるように感じました…

でも,これは,板が変わったのか,
私のブーツが変わって谷回りの捉えが
早くなったことによる効果なのか…
うーん.
どっちだろう??

谷回りでとらえ始めると,小回り板っぽい
小さめの半径で回り始めますが.
山回りでテール側に荷重がかかっていった
時に,切れ上がりすぎるほどの回転力と
切替でスポンと吹っ飛ぶばね感を感じる
我が愛機SXと比べると,
山回りの切れ上がりとばね感は抑えめで,
比較的スムースに次のターンへ繋がって
行きます.

山回りから切り替えは穏やかなスムースな
切り替えなので,左右にグイグイ引っ張る
SXのような深い小回りより,比較的
スピードを出していき,落差をとった
小回りが気持ちいい感じ.
スピードを出して行ったときは,
いい感じで気持ちいいたわみが出て,
強いグリップと旋回力で板が回っていき.
ターンの仕上げでは,板の返りのバネ感
というよりも,いい感じで板がすっと
抜けて走りが出る感じ.

求めるスピード域は結構高め.
我が愛機の2017モデルのBluester SXなら,
結構な低速から板をたわませてばね感で
深いターンができるけど.
この板は,低速ではたわませにくいけど,
スピードを出して行った時にいい感じの
たわみが出て,そのスピード域でも
過剰な返りが来ず,すっと抜けていく感じで.
スピードはいいから弧を深くしたくなる
SXと比べると,がんがんスピードを
上げていきたくなる板.
小回り板だけど,ハイスピード耐性は強い!

それでいて,谷回りからガッツリ板なりに
捉えすぎる板ではなく,板を動かす
自由度もあるので,板を動かしてたわみを
出して,弧を小さくしていくことも可能です.

ただ,板の張りが強くて重いので.
コブとかは厳しいかな~.
あ,低速でずらして滑っても,これっぽちも
面白くありません.
スピードを出して楽しむ板です.

昨シーズンは,たわみにくいし谷回りも
自分で動いて行かなきゃ捉えてくれないし,
結構手ごわい板かも…?
と思ってたけど.
しっかり踏めて,早い谷回りの捉えができる
ブーツを履いた今シーズンは.
いい感じで谷回りからたわむじゃないか…!
スピード出すと面白いじゃないか…!
と,改めて見直しました.

でも.
かなりしっかりしたブーツと体力と
スピードを必要とする板なのは
間違いない….
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその9…ID one TR-TT

2021-06-18 06:25:13 | スキー板試乗
うーむ.
今日もなんだか更新時間がすごい
時間になってしまった…

でも.
今まで仕事していたわけじゃなくて.
昨日,夜中12時までのWeb会議が終わって,
それから夕食食べて,記事を書きかけで
机に突っ伏して寝てしまっただけで.
今意識を取り戻しました…(涙)
どうせ寝るなら,布団で寝たかった…

ということで.
記事を書き上げたので投稿!

今日はスキーの試乗レポート.
私としては珍しい,ID-oneに乗ってみました.
では,どうぞ~!

○ID one TR-TT 165cm











基礎小回り

モーグル板のイメージが強いID oneが贈る,
基礎板が,このTR(Techinical Ride)シリーズ.

メタルが入っていない優し目のTTと,
メタルが入っている強めのTTMの
2種類があるようですが.
今回試乗したのは優し目のTTの方です.

2021シーズンモデルと同じデザインですが,
これも2022シーズンはデザイン変更なしの
継続のようですね…

で.
どうやらこのTTは,
「1級合格を目指すレベルの板」
という触れ込みらしく.
「…メタルが入ってないTTは,
 Sさんにはちょっと柔らかいかも?」
という一言をもらっていたのですが.

滑ってみると…
ウッドコアがしっかりしているのか.
メタルが入ってなくても,意外と
板の張りはしっかりしています.
スピードを出していっても,コアの強さで
耐えてくれて.
(コアというより,グラスファイバーの強さかな?)
ペタペタにたわみきってしまわない感じ.

ただ,メタルが入っていない分,
圧の溜まりと返りが弱く.
そして,トーションが弱めてあるようで,
スピードを出すと,ちょっとエッジグリップ
が抜けていき,安定感が落ちていきます…

でも,逆に言うと,スピードを
出して行っても板は動かしやすく.
どうしようもなくガッツリグリップして
板なりに走っていく板ではなく,
スピードを出して行っても,
足元でどうにでも板が操作できる板です.

エッジグリップはマイルドで,
かつ板のコア自体にはしっかり張りの
強さがあるので,自分の好きな方向に板を
ずらしたりひねったり,好きなように
動かせます.

エッジグリップは弱めでも,優しく
抑えて板なりの方向に動いて行けば,
きれいにカービングしていき.
また,コアの張りの強さもあるので,
「あるスピードを超えると,一気に
 不安定になってズレズレになる」
ということもないので.
低速から高速まで,非常に楽に
カービングとズラシの出し入れを
自由にしながら滑れる板です.

私はもっとガッツリエッジグリップ
して,メタルの返りがビンビン来るような
板が好きですが.

エッジグリップがガンガンに強い
板をまだ使いこなしきれないけど,
カービングとズラシをうまく使い分けながら
上達していこう,という人を見事に
狙った板ですね.
そういう意味では,この板を設計した
人の狙いがよく分かる板でした…
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