キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

Houston, we have a mistake.

2013年05月09日 | ☆SHERLOCK祭
Houston, we have a mistake.
「ヒューストン、ミス発生だ」




シリーズ1の第1話に出てくる、シャーロックの台詞です。

唐突に Houston ~ヒューストン という地名が出てきます。

ヒューストンと言えば、NASA~アメリカ航空宇宙局のジョンソン宇宙センターがあるところですね。

そして  Houston, we have a mistake. に似ている言葉で有名なのは

Houston, we have a problem.(複数形という話もあります)

これは「アポロ13号奇跡の生還」でおなじみになった言葉だそうです。

映画化もされました。

トムハンクスがラベル船長役でよかったですね。

風疹の疑いで地上に残ることになった乗組員をゲイリーシニーズが好演してました。


で、シャーロックがこの有名な台詞をもじって、

Houston, we have a mistake.

と言ったのは十中八九間違いないと思うのですが、

地動説を知らなかったシャーロック。

なぜこの言葉を知ってたんでしょうね?

あの映画を見たり、本を読んだりしてたら、宇宙の仕組みを少しは知っているはず。

やっぱり正典のワトスン君と同様、ジョンもシャーロックにからかわれてたんでしょうかね?

正典のホームズも「地動説を知らない!!」と、緋色の研究で書かれたわりに、後年、ワトスン君と「太陽黄道傾斜角の変化の原因」について話してたりするもんだから、これはホームズの茶目っ気だったんじゃないかという説があるのですヨネ。



(写真はフロリダの宇宙センター)

Study in PINK 再録-3

2013年02月18日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
3回目はロリストンガーデンのスーツケース話から、ナゾの黒塗りの車に連れ去られたジョンの巻。




L: Why do you keep saying suitcase?


なぜさっきから言い続けてるんだ?スーツケースって。

SH: Yes, where is it? She must have had a phone or an organiser. Find out who Rachel is.

そうだ。どこにあるんだ?彼女は携帯かシステム手帳を持っていたはずだ。レイチェルが誰なのか突き止めなければ。

organiser:システム手帳(辞書に無かったけど、画像検索したらいっぱい出てきた)

L: She was writing Rachel?

彼女はレイチェルって書いていたのか?

SH: No, she was leaving an angry note in German - of course she was writing Rachel, no other word it can be. Why did she wait until she was dying to write it?

ちがうよ。彼女は怒りの遺書をドイツ語で書いていたんだ。
-当然レイチェルと書いていたんだ。ほかの言葉であるはずがない。なぜ彼女は死ぬ間際にそれを書いたんだろう?(直訳:なぜ、彼女は死にかけるまでその言葉を書かなかったのだろう)

be dying to:~~したくてたまらない という言い回しらしいけど、ここでは文字通り「死にかけていた」のほうがよさそう。


それと、わざと、アンダースン説を真顔で取り上げて答えるところ、性格悪いですねぇ~

L: How do you know she had a suitcase?


なぜ彼女がスーツケース持ってたってわかるんだ?

SH: Tiny splash marks on her right heel and calf not present on the left. She was dragging a wheeled suitcase behind her with her right hand, by that splash pattern. Smallish case, going by the spread. Case that size, woman this clothes-conscious - could only be an overnight bag so we know she was staying one night. Where is it, what have you done with it?


ちいさな水はねが右足のかかととふくらはぎにある。左足にはない。キャスターつきのスーツケースを右手で引いてた。はねの状態でわかる。小ぶりのケースだ。はねの広がり方からして。この大きさのケースなら、このおしゃれにこだわる女性の場合、1泊分の荷物だ。だから、彼女は1泊だけするつもりだったとわかる。どこにあるんだ?それをどうしたんだ?

calf:ふくらはぎ
drag:ドラッグする、引きずる
smallish:小ぶりの
spread:ひろがり


L: There wasn't a case.

スーツケースはなかった。

SH: Say that again.

もう一度言ってくれ。

L: There wasn't a case. There was never any suitcase.

スーツケースはなかった。そんなものはどこにもなかった。

SH: Suitcase! Did anyone find a suitcase? Was there a suitcase in this house?

スーツケースだ!誰かスーツケースを見つけなかったか?この建物にスーツケースがなかったか?

L: Sir, there was no case!

??、スーツケースはなかったんだ!

なんでsirって言ってるのかな?ちょっとした皮肉なんだろうか?それとも普通に呼びかけ?

   ここもコメント欄でしましまさんに指摘されました。
   sirではなく、SHERLOCKといいかけてるとのことです。


SH: But they take the poison themselves, swallow the pills. There are clear signs, even you lot couldn't miss them.

しかし、被害者は毒物を自ら飲んでるんだ。カプセルを飲み下してるんだ。明らかなサインだろ。たとえ君たちだって見逃すはずはないんだ。

※ここもひとを小馬鹿にしてる台詞ですか?
LOTの意味のとり方がわからないな~
you lotで君たち大勢って感じなのかしら?


swallow:飲み込む。飲み下す。燕。

漢字でも飲み込むは「ツバメ」という字が使われてますよ!!!「嚥下」。
英語でも「ツバメ」と飲み下すが同じ単語なの?!
大発見ではないですか?!


L: Right, thanks. And...?
そうだな、どうも。それで?

SH: It's murder, all of them. I don't know how. But they're not suicides, they're serial killings. We've got a serial killer. I love it.There's always something to look forward to.

これは全部「殺人」だ。どうやったかはわからないが。でも自殺なんかじゃない、連続して殺された。連続殺人事件なんだ。嬉しいな。これは楽しみになってきたぞ。(直訳:いつも何かしら楽しみにできるものはあるものだ)

look forward to:期待する。楽しみに待つ。

ああ、こんなこと言うから、ドノバンにサイコパスって言われちゃうのに・・

L: Why are you saying that?

なぜ、そんなこと言うんだ?

SH: Her case! Come on, where is her case? Did she eat it(?) Someone else was here, and they took her case. So the killer must have driven here. Forgot the case was in the car.

彼女のスーツケースだよ。たのむよ、どこにあるんだ?彼女が食べたのか?別の人間がここにいたんだ。そして彼女のスーツケースを持ち去った。だから、殺人者は車でここに来たはずだ。車の中にスーツケースがあることを忘れたんだ。

JW: She could have checked into a hotel, left it there.

彼女がホテルにチェックインして、そこに置いてきたのかもしれない。

SH: No, look at her hair. She colour-coordinates her lipstick and her shoes. She'd never have left any hotel with her hair still looking... Oh... Oh!

ちがう。彼女の髪を見ろ。口紅も靴も見事にコーディネートしてる。ホテルに行ったならあんな髪のままで出てくるはずがない。(直訳:彼女は、どんなホテルからも、髪をあんな状態のままで出てくることは決してない)
あっ!そうか!

L: Sherlock? What is it, what?

シャーロック?何なんだ?何?

SH: Serial killers, always hard. You have to wait for them to make a mistake.

連続殺人はいつだって手強いものだ。奴らがミスするのを待たなくては。

L: We can't just wait!

ただ待つなんてできないんだよ!

SH: Oh, we're done waiting. Look at her, really look! Houston, we have a mistake. Get on to Cardiff. Find out who Jennifer Wilson's family and friends were. Find Rachel!

いや、もう待つのは済ませた。彼女を見ろよ、よく見ろ!ヒューストン、ミス発生だ。カーディフへ向かえ。ジェニファー・ウィルスンの家族や友人を探し出せ。レイチェルを見つけろ!

L: Of course, yeah - but what mistake?!

もちろんだ。でも、どんなミスなんだ?

SH: Pink!

ピンクだ!

※ここのPINK!の言い方が非常に好きです。






A: Let's get on with it...

さあ、みんな捜査続行だ。。

get on wit:仕事を進める、仲良く折り合う


D: He's gone.
彼は行っちゃったわよ。

JW: Who, Sherlock Holmes?
誰?シャーロックホームズ?

D: Yeah, he just took off. He does that.
そう、行ってしまったわ。いつもなの。

※ここも意味がとりにくい。
take off は、出発する、離陸する、服を脱ぐ、行ってしまう。
tookって過去形なのに、次のdoesは現在形。。。う~ん。
こういうことするのが「彼のいつもの習性」という感じなのでしょうか?




JW: Is he coming back?
帰ってきますかね?

D: Didn't look like it.
そうは見えなかったわ。

JW: Right. Right... Yes. Sorry, where am I?
わかりました。  そうだ、あの、ここはどこでしょう?


D: Brixton.

ブリクストン。

JW: Do you know where I could get a cab? It's just er... well - my leg.
どこでタクシー拾えます?ちょっと.....脚が。


D: Er.....try the main road.

ああ..表通りへ行ってみて。

JW: Thanks.
ありがとう。


D: But you're not his friend. He doesn't HAVE friends. So who are you?
でも、あなた彼の友達じゃないわね。彼に友達なんていないもの。じゃ、あなたは誰なの?

JW: I'm...I'm nobody. I just met him.
僕..僕は誰でもないですよ。会ったばかりなんです。

D: OK, bit of advice then. Stay away from that guy.
そう。じゃ、ちょっとアドバイスしとくわ。あいつには近づかないことね。

JW: Why?
なぜ?

D: You know why he's here? He's not paid or anything. He likes it. He gets off on it. The weirder the crime, the more he gets off. And you know what...? One day just showing up won't be enough. One day we'll be standing round a body and he'll be the one that put it there.

あなた、彼がなぜここにいるかわかる?彼には別に謝礼とかないの。こういうのが好きなのよ。興奮するの。気味の悪い犯罪ほど、興奮するの。そして..わかる?いつかただひけらかすだけじゃ物足りなくなる。いつか、私たちはある死体の周りに立つことになるわ、そして彼はその死体をそこに置いた人物となる。

weird:奇妙な、気味の悪い、珍しい

JW: Why would he do that?
なぜ彼がそんなことを?


D: Because he's a psychopath. Psychopaths get bored.

それは、彼がサイコパスだから。サイコパスって退屈するものなの。

L: Donovan!
ドノバン!

D: Coming. Stay away from Sherlock Holmes.
今行きます!近づかないことね、シャーロックホームズには。



JW: Hello?

もしもし?

MAN: 'There is a security camera on the building to your left. 'Do you see it?'
防犯カメラが君の左のビルにある。見えるか?

JW: Who's this? Who's speaking?
だれだ?誰が話している?

MAN: 'Do you see the camera, Dr Watson?'
カメラが見えるか?ワトスン先生?


JW: Yeah, I see it.

ああ、見える。


MAN: 'Watch... 'There is another camera on the building opposite you. Do you see it?'
見ろ....。別のカメラが君の向かいのビルにある。見えるか?

JW: Mm-hm.
ああ。


MAN: 'And finally, at the top of the building on your right.'

そして最後に、君の右のビルの屋上にも。


JW: How are you doing this?

何をやってるんだ?


MAN: 'Get into the car, Dr Watson. 'I would make some sort of threat, but I'm sure your situation is quite clear to you.'


車に乗りたまえ、ワトスン先生。私は何らかの脅迫をすることもできるが、しかし君は情況がよくわかってるはずだ。

threat:脅迫


JW: Hello.

こんにちは。


Anthea: Hi.

ハイ。


JW: What's your name, then?

君の名前は?

Anthea: Er...Anthea.
..アンシア

JW: Is that your real name?
本名?


Anthea: No.

いいえ。

JW: I'm John.
ぼくは、ジョン。


Anthea: Yes. I know.

そうね、知ってるわ。


JW: Any point in asking...where I'm going?

無駄なんだろうね..どこへ行くのか聞いても?

Anthea: None at all...John.
そのとおりよ...ジョン。

JW: OK.
OK.








MH: Have a seat, John.
かけたまえ。ジョン。

JW: You know, I've got a phone. I mean, very clever and all that, but er... you could just phone me. On my phone.
知ってるだろ、電話を持ってる。つまり、とても賢くて、そして全部・・・でも、あー、携帯に電話するだけでよかったのに。僕の携帯に。

※and all that。何か言いかけてるってことかな?

MH: When one is avoiding the attention of Sherlock Holmes, one learns to be discreet, hence this place. Your leg must be hurting you. Sit down.

ある者がシャーロックホームズの注意を回避しようとするときには、その者は慎重であることを学ぶ。それゆえ、ここになったのだ。脚が痛いはずだ。座りたまえ。

discreet:慎重な、分別のある

JW: I don't want to sit down.
座りたくない。

MH: You don't seem very afraid.
すごく怖がっているようには見えないな。

JW: You don't seem very frightening.
すごく怖がらせているようには見えない。

MH: Yes...The bravery of the soldier. Bravery is by far the kindest word for stupidity, don't you think? What is your connection to Sherlock Holmes?

なるほど...兵士の勇敢さだな。勇敢さとは愚かさの最高に丁寧な同義語である。そう思わないかね?君のシャーロックホームズとの関係は?

JW: I don't have one. I barely know him, I met him...yesterday.
関係なんか無い。ほとんど知らない。会ったばかりだ...昨日ね。

MH: Mmm, and since yesterday you've moved in with him and now you're solving crimes together. Might we expect a happy announcement by the end of the week?

ふむ、そして昨日から同居を始め、現在は一緒に犯罪捜査中。おそらく週の終わりまでにはめでたい発表を聞けると期待していいのだろうね?

JW: Who are you?
あんた誰だ?

MH: An interested party.
利害関係者だ。

interested party:利害関係者、当事者、関係者

JW: Interested in Sherlock? Why? I'm guessing you're not friends.
シャーロックに興味が?友達じゃなさそうだが。

MH: You've met him. How many friends do you imagine he has? I am the closest thing to a friend that Sherlock Holmes is capable of having.
君はもう彼に会ったわけだが、何人の友人が彼にいると想像できるかね?私は最も友人に近いものだ、シャーロックホームズが持ち得るもののなかで。

JW: And what's that?
そしてそれは何だ?

MH: An enemy.
敵だ。

JW: An enemy?
敵?

MH: In HIS mind, certainly. If you were to ask him, he'd probably say his arch-enemy. He does love to be dramatic.
彼の考えの中では、間違いなく。もし君が彼に尋ねるならば、彼はおそらくこう答えるだろう「宿敵」と。彼はドラマチックなのを好むからな。


JW: Well, thank God YOU'RE above all that.

そう、神様ありがとう。あんたはすべてを超えている・・・

まったく意味がわかりません!


ここで、ジョンの携帯にメールが入ります。
Baker Street. Come at once if convenient. SH
ベーカー街。都合ヨケレバスグコイ。SH

※スミマセン、カタカナにしたけど、電報じゃありませんでしたね。


MH: I hope I'm not distracting you.

君の気を散らしてないといいのだが。

distract:気をそらす

JW: Not distracting me at all.
全然そんなこと無い。

MH: Do you plan to continue your association with Sherlock Holmes?
君はシャーロックホームズとの協力関係を継続するつもりかね?


JW: I could be wrong...but I think that's none of your business.
まちがっているかもしれないが、...あんたは関係ないと思うが。

MH: It could be.
それがあり得るのだ。



JW: It really couldn't.
まったく関係ないはずだ。


※この二人の応酬のこの部分、関係あるかないかの話題という解釈でいいのかな?

MH: If you DO move into, erm.....221B Baker Street, I'd be happy to pay you a meaningful sum of money on a regular basis to ease your way.

もし君がほんとうに、ええと...ベーカー街221番地Bに引越すのなら、私は喜んで君に相応の金額を定期的に支払おう。君の生活が楽になるように。

regular basis:定期的に

JW: Why?
なぜ?

MH: Because you're not a wealthy man.
なぜならば、君が裕福ではないから。

JW: In exchange for what?
それと引き換えにするものはなんだ?


MH: Information. Nothing indiscreet. Nothing you'd feel...uncomfortable with. Just tell me what he's up to.

情報だ。全く不謹慎なことではない。君が不愉快に思うようなことでは全くない。ただ、彼が何を企んでいるのか教えてくれるだけでいい。

indiscreet:軽率な、不謹慎な、思慮深くない。
be up to:(悪いことを)企む



JW: Why?

なぜ?

MH: I worry about him. Constantly.
彼を心配しているからだ。常に。

JW: That's nice of you.
それは優しいことで。


MH: But I would prefer for various reasons that my concern go unmentioned, we have what you might call a... difficult relationship.


しかし、私は様々な理由により、私の配慮については言及せずに進めたいのだ。我々は...君がおそらく言うところの「難しい関係」なのだ。

またここでメール。
If inconvenient, come anyway. SH

ワルクテモコイ。SH


JW: No.

ノーだ。

MH: But I haven't mentioned a figure.
しかしまだ金額について話していない。

JW: Don't bother.
お構いなく。

Don't bother:お構いなく


MH: You're very loyal VERY quickly.

とても忠実で、とても迅速だな。


JW: No, I'm not, I'm just not interested.

いや、そうじゃない。ただ、興味が無いだけだ。

MH: "Trust issues"...it says here.
「信頼関係問題」と.....ここに書いてある。

JW: What's that?
それはなんだ?


MH: Could it be that you've decided to trust Sherlock Holmes of all people?

君はあらゆる人の中からあえてシャーロックホームズを信頼すると決めたようだね。


JW: Who says I trust him?

だれが、僕が彼を信頼しているなんて言った?

MH: You don't seem the kind to make friends easily.
君は、簡単に友人を作るタイプには見えないが?


JW: Are we done?

もういいか?

MH: You tell me. I imagine people have already warned you to stay away from him, but I can see from your left hand that's not going to happen.
君次第だ。私が想像するに、人々はすでに君に警告しただろう、シャーロックホームズに近づくなとね。だが、君の左手から読み取れることは、それは起こりそうにないということだ。


JW: My what?
僕の何?

MH: Show me.
見せたまえ。

JW: Don't...
やめろ..

MH: Remarkable.
これは驚きだ。

JW:What is?
何だ?

MH: Most people...blunder round this city, and all they see are streets and shops and cars. When you walk with Sherlock Holmes, you see the battlefield. You've seen it already. Haven't you?

ほとんどの人々...この町のあたりでまごまごしているような、彼らみなが見ているものは、通りであり、店や車だ。しかし、君がシャーロックホームズを伴ない歩くとき、君は戦場を見る。もうすでに見たね。そうだろう?

blunder:つまづく、まごつく、失敗する、うっかりする

JW: What's wrong with my hand?

僕の手がどうかしたか?

MH: You have an intermittent tremor in your left hand. Your therapist thinks it's post-traumatic stress disorder. She thinks you're haunted by memories of your military service.

君は左手に断続的な震えを抱えている。君のセラピストはそれを「心的外傷後ストレス障害」だと考えている。兵役の記憶に悩まされているとね。

intermittent tremor:断続的な震え
haunted:ホーンテッドマンション!幽霊の出る・・・思い出が絶えず付きまとう


JW: Who the hell are you? How do you know that?
あんた、いったい誰なんだ?なぜそれを知っている?

MH: Fire her. She's got it the wrong way round. You're under stress right now and your hand is perfectly steady. You're not haunted by the war, Dr Watson... You miss it. Welcome back. Time to choose a side, Dr Watson.

彼女はクビにしたまえ。全く逆にとらえてしまっている。君は今まさにストレス下にあるが、君の手は完全に落ち着いている。君は戦争に悩まされているんじゃない。ワトスン先生...恋しがってるんだ。おかえり。
どちらにつくか決める時間だ、ワトスン先生。


※ここの welcome back がもう大好き!
 しびれます。
 私にも言ってもらいたい。
 もしマイクロフトに会えて、何かお願いが聞いてもらえるとしたら
 (!あるはずないけど)
 welcome back って言ってもらいたいです!!


そしてまたメール着信
Could be dangerous. SH

キケンヲカクゴセヨ SH

※そこまでのことは言ってないか・・

Anthea: I'm to take you home. Address?
送るわ。住所は?

JW: Er, Baker Street. 221B Baker Street. But I need to stop off somewhere first. Listen, your boss. Any chance you could not tell him this is where I went?

あー、ベーカー街へ。ベーカー街221Bへ。でも先に寄るところがある。
あのさ、君のボスだけど、もし良かったら彼に言わないでもらえないかな?僕がどこへ行ったか。

stop off:途中下車する
Any chance:by any chance なら「ひょっとして~」って言い方だと思うのですが・・・by を省略した言い方なのでしょうか?
ひょっとして、こういうことしてくれたりするかな?ってことかしら??


Anthea: Sure.
わかったわ。

JW: You've told him already, haven't you?
もうすでに話しちゃったんだね?

Anthea: Yeah.
そうなの。

JW: Hey erm... do you ever get any free time?
ねぇ、ええと、暇な時間ってけっこうあるの?

Anthea: Oh, yeah. Lots. Bye...
ええ、あるわ、たくさん。
さよなら。

JW: OK.
OK



SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-4

2012年09月25日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
さて、今回は、ブリクストンの4人目の現場のつづきです。
シャーロックが被害者についての推論を披露していくところから、最後のきめ台詞「PINK!」までを追います。
あのPINK!の言い方と顔が好き。


赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。



L: Sherlock - two minutes, I said, I need anything you got.

シャーロック、2分だ。言っただろ。お前のわかったことを全部話せ。


SH: Victim is in her late 30s. Professional person, going by her clothes - I'm guessing the media, going by the frankly alarming shade of pink. Travelled from Cardiff today intending to stay in London one night from the size of her suitcase.


被害者は30代後半、専門職だ、服装からみて。おそらくマスコミ関係。派手で強烈なピンクの色合いからすると。カーディフからロンドンに今日やってきて、1泊するつもりだったんだ、スーツケースの大きさからわかる。

frankly:率直に、あからさまに
alarming:不穏な、不安にさせる


L: Suitcase?

スーツケース?

SH: Yes. She's been married at least ten years, but not happily. She's had a string of lovers but none of them knew she was married.

そうだ。彼女は結婚して10年以上、でもあまり幸せな結婚生活ではない。数珠繋ぎのように愛人がいたが、誰も彼女が既婚者だと知らなかった。

string of:一連の、数珠つなぎの
一度の複数と浮気してるわけじゃなくて、絶え間なく単数の浮気相手がいたということですね。

L: Oh, for God's sake, if you're just making this up...

おい、勘弁してくれよ。もし、単に話をでっち上げてるのなら・・・

make..up:話をでっち上げる

SH: Her wedding ring. Ten years old at least. The rest of her jewellery has been regularly cleaned, but not her wedding ring. State of her marriage right there. The inside is shinier than the outside,that means it's regularly removed. The only polishing it gets is when she works it off her finger. It's not for work, look at her nails. She doesn't work with her hands so what or who DOES she remove her rings for?

彼女の結婚指輪。10年以上はたってる、少なくみつもっても。他のアクセサリーはきちんと手入れしてあるのに、結婚指輪だけは違う。結婚生活の状態がそこに現れている。内側は外側より光っている。これは定期的にはずされていることを意味する。指からはずすときだけ(こすれて)磨かれるんだ。(直訳:指輪が磨かれる唯一の機会は彼女がそれを指からはずす時だ)。仕事のためじゃない。彼女の爪を見ろ。指先を使う仕事じゃない。じゃぁ何のためもしくは誰のために指輪をはずす?

jewellery:宝石類,装身具類.
regularly:定期的に、きちんと、いつも


 Not ONE lover, she'd never sustain the fiction of being single for that long so more likely a string of them.Simple.

愛人は一人じゃない。独身の振りをし通すには、長い付き合いじゃ無理だ。何人も愛人がいる(ひっきりなしに愛人ができる)方がありそうなことだ。簡単だ。

sustain:維持する、支える、(役を)立派にこなす

JW: Brilliant. Sorry.

すばらしい!ごめん。

L: Cardiff?

カーディフ?

SH: It's obvious, isn't it?

明白だろ?

JW: It's not obvious to me.

明白じゃないよ、僕には。

SH: Dear God, what is it like in your funny little brains, it must be so boring.

あ~カミサマ、一体どんな風なんだ?君のそのおかしな小さい脳みその中身は?さぞかし退屈だろうね。

※う~むかつく発言w。

Her coat - it's slightly damp, she's been in heavy rain the last few hours - no rain anywhere in London in that time. Under her coat collar is damp too. She's turned it up against the wind. She's got an umbrella in her pocket but it's dry and unused. Not just wind, strong wind - too strong to use her umbrella.

彼女のコートだ。少しだけ湿ってる。大雨にあったんだ。ここ数時間以内に。ロンドンじゃどこもその時間、雨は降ってない。コートの襟の下も濡れてる。襟を立てたんだ。風があったから。傘をポケットに入れてたのに、使ってなくて乾いてる。ただの風じゃない。大風だった。強すぎて傘が役に立たなかったんだ。


We know from her suitcase that she was intending to stay overnight but she can't have travelled more than two or three hours because her coat still hasn't dried. So - where has there been heavy rain and strong wind within the radius of that travel time? Cardiff.

スーツケースからわかるのは、1泊するつもりだったことだ。でも2
~3時間を越える距離は移動してない。なぜならコートがまだ乾いてないからだ。では、どこで大雨と強風があったか?その移動時間の範囲で?カーディフだ。

radius:半径
お~!πrの二乗っていうときのRって、これなんですね。
travelled:gooさんがつづりが違いますよー!って知らせてくれてますが、そういえば traveled のような気もしますね。LLとなるのはイギリス風みたいです。


JW: Fantastic.

素晴らしい!


SH: Do you know you do that out loud?


わかってるか?声が大きいって。

JW: Sorry, I'll shut up.


申し訳ない。黙るよ。

SH: No, it's...fine.

いや、それは...いいんだ。

   コメント欄でしましまさんに指摘されて聞きなおしたのですが、
   「YES、FINE」と言ってるように聞こえます。
   訳は「そうしてくれれば、ありがたい」ってところでしょうか。

   
 


L: Why do you keep saying suitcase?


なぜさっきから言い続けてるんだ?スーツケースって。

SH: Yes, where is it? She must have had a phone or an organiser. Find out who Rachel is.

そうだ。どこにあるんだ?彼女は携帯かシステム手帳を持っていたはずだ。レイチェルが誰なのか突き止めなければ。

organiser:システム手帳(辞書に無かったけど、画像検索したらいっぱい出てきた)

L: She was writing Rachel?

レイチェルって書いていたのか?

SH: No, she was leaving an angry note in German - of course she was writing Rachel, no other word it can be. Why did she wait until she was dying to write it?

ちがうよ。彼女は怒りの遺書をドイツ語で書いていたんだ。
-当然レイチェルと書いていたんだ。ほかの言葉であるはずがない。なぜ彼女は死ぬ間際にそれを書いたんだろう?(直訳:なぜ、彼女は死にながらその言葉を書くまでずっと待ったのだろう)

ここちょっとよくわからない。
be dying to:~~したくてたまらない という言い回しらしいけど、ここでは文字通り「死にかけていた」のほうがよさそう。じゃぁ、wait untilの部分はどう考えたらいいだろう?


それと、わざと、アンダースン説を真顔で取り上げて答えるところ、性格悪いですねぇ~

L: How do you know she had a suitcase?


なぜ彼女がスーツケース持ってたってわかるんだ?

SH: Tiny splash marks on her right heel and calf not present on the left. She was dragging a wheeled suitcase behind her with her right hand, by that splash pattern. Smallish case, going by the spread. Case that size, woman this clothes-conscious - could only be an overnight bag so we know she was staying one night. Where is it, what have you done with it?


ちいさな水はねが右足のかかととふくらはぎにある。左足にはない。キャスターつきのスーツケースを右手で引いてた。はねの状態でわかる。小ぶりのケースだ。はねの広がり方からして。この大きさのケースなら、このおしゃれにこだわる女性の場合、1泊分の荷物だ。だから、彼女は1泊だけするつもりだったとわかる。どこにあるんだ?それをどうしたんだ?

calf:ふくらはぎ
drag:ドラッグする、引きずる
smallish:小ぶりの
spread:ひろがり


L: There wasn't a case.

スーツケースはなかった。

SH: Say that again.

もう一度言ってくれ。

L: There wasn't a case. There was never any suitcase.

スーツケースはなかった。そんなものはどこにもなかった。

SH: Suitcase! Did anyone find a suitcase? Was there a suitcase in this house?

スーツケースだ!誰かスーツケースを見つけなかったか?この建物にスーツケースがなかったか?

L: Sir, there was no case!

??、スーツケースはなかったんだ!

なんでsirって言ってるのかな?ちょっとした皮肉なんだろうか?それとも普通に呼びかけ?

   ここもコメント欄でしましまさんに指摘されました。
   sirではなく、SHERLOCKといいかけてるとのことです。


SH: But they take the poison themselves, swallow the pills. There are clear signs, even you lot couldn't miss them.

しかし、被害者は毒物を自ら飲んでるんだ。カプセルを飲み下してるんだ。明らかなサインだろ。たとえ君たちだって見逃すはずはないんだ。

※ここもひとを小馬鹿にしてる台詞ですか?
LOTの意味のとり方がわからないな~
you lotで君たち大勢って感じなのかしら?


swallow:飲み込む。飲み下す。燕。

漢字でも飲み込むは「ツバメ」という字が使われてますよ!!!「嚥下」。
英語でも「ツバメ」と飲み下すが同じ単語なの?!
大発見ではないですか?!


L: Right, thanks. And...?
そうだな、どうも。それで?

SH: It's murder, all of them. I don't know how. But they're not suicides, they're serial killings. We've got a serial killer. I love it.There's always something to look forward to.

これは全部「殺人」だ。どうやったかはわからないが。でも自殺なんかじゃない、連続して殺された。連続殺人事件なんだ。嬉しいな。これは楽しみになってきたぞ。(直訳:いつも何かしら楽しみにできるものはあるものだ)

look forward to:期待する。楽しみに待つ。
ああ、こんなこというから、ドノバンにサイコパスって言われちゃうのに・・


L: Why are you saying that?

なぜ、そんなこと言うんだ?

SH: Her case! Come on, where is her case? Did she eat it(?) Someone else was here, and they took her case. So the killer must have driven here. Forgot the case was in the car.

彼女のスーツケースだよ。たのむよ、どこにあるんだ?彼女が食べたのか?別の人間がここにいたんだ。そして彼女のスーツケースを持ち去った。だから、殺人者は車でここに来たはずだ。車の中にスーツケースがあることを忘れたんだ。

JW: She could have checked into a hotel, left it there.

彼女がホテルにチェックインして、そこに置いてきたのかもしれない。

SH: No, look at her hair. She colour-coordinates her lipstick and her shoes. She'd never have left any hotel with her hair still looking... Oh... Oh!

ちがう。彼女の髪を見ろ。口紅も靴も見事にコーディネートしてる。ホテルに行ったならあんな髪のままで出てくるはずがない。(直訳:彼女は、どんなホテルからも、髪をあんな状態のままで出てくることは決してない)
あっ!そうか!

L: Sherlock? What is it, what?

シャーロック?何なんだ?何?

SH: Serial killers, always hard. You have to wait for them to make a mistake.

連続殺人はいつだって手強いものだ。奴らがミスするのを待たなくては。

L: We can't just wait!

ただ待つなんてできないんだよ!

SH: Oh, we're done waiting. Look at her, really look! Houston, we have a mistake. Get on to Cardiff. Find out who Jennifer Wilson's family and friends were. Find Rachel!

いや、もう待つのは済ませた。彼女を見ろよ、よく見ろ!ヒューストン、ミス発生だ。カーディフへ向かえ。ジェニファー・ウィルスンの家族や友人を探し出せ。レイチェルを見つけろ!

L: Of course, yeah - but what mistake?!

もちろんだ。でも、どんなミスなんだ?

SH: Pink!

ピンクだ!

SHERLOCK STUDY IN PINK-PILOT

2012年08月17日 | ☆SHERLOCK祭
この写真BBCジャパンさんにいただいたのですが、えっと何のシーンの写真でしょうか?
思い出せません・・・・




見てしまいました。
パイロット版の「ピンクの研究」
面白かった!
一応解説すると、このパイロット版は本放送決定前に企画段階で作ったもののようです。このパイロット版があってこその本放送。
放映はされませんでしたが、第一シリーズのDVDに収録されています。


話の流れ

・ジョンのセラピー
・ブリクストンの事件発生~アンダーソンがちょっとまとも
・ジョンとスタンフォドの出会い(原作どおりちゃんとランチしてる!)
・シャーロックの乗馬鞭、あちこちメール、ジョンとの出会い
・221B(ハドスン夫人は1回のお店をやってる設定)
・レストレード~事件現場へ~Houston!We have a mistake!PINK!~この辺本放送と同じ
・屋根のシャーロック
・ツゴウヨケレバスグコイ、ワルクテモコイ
・ニコチンパッチ3枚~犯人にメール送る~ピンクのスーツケース~ノーザンバランド22番地をアンジェロの店で張り込み~ボーイフレンドいる?
・酔っ払いの振り~薬を盛られる~タクシーに乗る
・2つのカプセル問題はなんと221Bで!
・確率ではなくチェスだ!
・弾丸
・毛布
・手は洗ったのか?
・ディナー~彼の医者だ。END


英語のみで字幕もなかったので、細かなところがわかってませんけど。

パイロット版は60分(正確には55分だそう)
本放送は90分

30分で増やされたのは、おもに以下の部分

・最初の3つの事件&記者会見
・マイクロフトの登場シーン
・カーチェイス
・ドラッグバスト
・携帯のGPS
・モリアーティ

増えた部分はどっちかというとお遊びの部分ですね。
大筋はあまり変わらない。
でも楽しいシーンを増やしてくれました。
(特にカー対徒歩チェイス&マイクロフト)
台詞も7割方一緒だったような。


アンジェロがいい味出してた。
ジョンは、本放送のよりももっとハードな感じがする。
本放送のときは病んでる感前面だったけど、こっちは軍人感がぎらぎらしてるような。

シャーロックは本放送より若くて軽い感じ。
こんな感じならどこにでもいそうな若者。
たぶんしゃべり方のせい。
服装も普通ぽかった。
本放送はかなり低い声で話してるんだな~とわかりました。

で、タクシーが怪しいということを、このシャーロックは早くからわかっている。でも本放送のシャーロックはちょっと頭の回転がこっちより悪いのね。

それとシャーロックと犯人のカプセル対決シーン、シャーロックが薬で自由を奪われているという設定はいまいち面白くないですね。
ガチンコ勝負の本放送のほうがいい。




細かなことを・・・

ジョンの携帯がiphoneだ。
ハドソンさん、同じ女優さんなのに老けてる
221Bの部屋がきれい
ドノバン巡査部長の印象薄い
屋根に上るシャーロック無駄にかっこよかった。
~~バスカヴィルのときもそうだけど、「○○と煙はなんとやら」~~
二人の出会い場面が殺風景なPC室だよ


マイクロフトもモリアーティもでてこない純粋に1個の事件。
(私の)原作のイメージに合うのはこっちですね。
この感じだと原作どおり60作作ってもらってもいいんじゃないかって思いました。
普通にテレビシリーズでやってけるよね。


今の本放送の作り方だと、10作以上は無理じゃないかって気がする。
作るほうも見るほうも、身が持たないし(笑)、あんなになんでもかんでもモリアーティがらみにしちゃったら、後が続きにくいよね。
ジム死んじゃったし(だよね?ね?)


同じベースのドラマのビフォーアフターって感じでとても興味深かったです まる。

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