TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

K-1がイタイ(>_<)

2006年03月06日 | 格闘のお時間
ニュージーランドで開催されたオセアニア予選、優勝はノーマークのスワロンスキーで、注目のバダ・ハリは初戦でKO負けという意外な結果だった。まあ主催者側(主に谷川氏)の「バダ・ハリをスターに」という意図がかなり露骨に漂っていたので、かえってすっきりした気も。確かに技の切れや闘志の面では非凡なものを感じるが、経験不足の感は否めない。相手のグラハムのタフさと、予想外にシャープな後回し蹴りに対応し切れていなかった。

しかし全般的に凡戦が目立った大会だ。シュルトは踏み込まれたときの闘い方が課題だし、セフォーは俺も好きな選手だが決め手に欠ける。だいたい堀のことを「超新星」とか呼んじゃダメだよ。体格以外は見るべきものがないし、相手を見ちゃってパンチの餌食になるところなんかはジムの先輩のコヒにも似ていてまだまだ甘い。上げ底評価が目立つ、ということは選手層が苦しくなっているということでもある。サップや曙をもてはやしたツケが回ってきたのだろうか、ちょっと今後が心配でもある。

ところで試合結果やインタビュー読みたくて俺もよくのぞくスポーツナビ、速報性はともかく日本語がひどい。例えば…

『バダ・ハリの大きな右ストレートがヒットするがグラハムは倒れない。ならばと得意の胴回し回転蹴りを返すグラハム』→倒れない相手に対してさらに攻撃するからこそ「ならば」なのだ。

『スワロンスキーの右ローキックを効かされたかに見えたグラハムだが、ピンポイントで急所をとらえたか意外にも左ローを浴びると途端に顔をしかめてグラハムがダウン』→「意外にも」ときた選手が結局ダウンしてるのっておかしくないか?

格闘技記事の思い込みぶり、自己完結の傾向はいまに始まったことではないが、基本的な文法が違ってるのは勘弁して欲しいのだ。試合も記事も、K-1の明日はどっちだ!?
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