政府、社会の問題、提言など

社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

福島第一原発放射線被曝!~汚染水処理の作業員、「体調不良」で病院へ!、その他(1)

2011年04月11日 04時39分48秒 | 社会
産經新聞より 【放射能漏れ】 福島第1原発でホース敷設中の男性作業員が体調不良で病院へ 
小型の無人飛行機が撮影した福島第1原発。右から建屋が残る2号機、3号機、4号機=11年3月24日(エア・フォート・サービス提供)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/110410/dst11041017500036-p1.htm



「蒸し暑さで気分が悪くなった可能性が高い」と記事には記述してあるが、「本当?」なのであろうか?。

又、「とある報道」では東電社員や、下請け企業の作業員など「1000人前後の人々が大量被曝している」と言う報道もあった!。

「大変な事態になってしまったようだ!」。


記事参照

作業員が体調不良で病院搬送 福島第1原発 放射性物質の付着はなし

2011/4/10 17:19

 東京電力は10日、福島第1原子力発電所2号機で復旧作業に従事していた30代の男性作業員が体調不良を訴え、近くの病院に搬送されたと発表した。医師による診断の結果、過労とみられる。

 東電によると、搬送されたのは協力会社の社員。累積の被曝(ひばく)線量は16ミリシーベルトで、緊急時の作業員の上限として定められた250ミリシーベルトを下回っていた。

この日は現場周辺の気温が上昇する中、防護服やゴム手袋、長靴姿で作業したため、蒸し暑さで気分が悪くなった可能性が高いという。

 作業員は同日午前11時すぎ、2号機付近の立て坑の近くで、高濃度の放射性物質を含む水の移送準備を行っている際に「体調が悪い」と訴えた。

待機していた医療関係者が点滴を打つなど応急処置を行った上、近くの病院に搬送した。

 東電は、この日の作業現場の大気中の放射線量は毎時2~5ミリシーベルトだったと説明。

作業には約30人が従事していたという。

関連キーワード

東京電力、原子力発電所

• 低レベル汚染水の放出、きょうにも終了 福島原発 (2011/4/10 10:29)
• 福島原発1・2号機、タービン建屋の汚染水除去に着手 (2011/4/9 4:00)

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E3818DE3E2E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2



【放射能漏れ】 福島第1原発でホース敷設中の男性作業員が体調不良で病院へ 

2011.4.10 17:50

 東京電力は10日、福島第1原発で作業中の30代の男性作業員が体調不良を訴え、いわき市内の病院に搬送されたと明らかにした。意識はあり、体に放射性物質は付着していなかったという。

 男性は午前9時半から、高濃度の放射性物質に汚染された2号機外の立て坑の水を、タービン建屋内の復水器に移すホースの敷設作業をしていた。体調不良を訴えたのは同11時10分ごろ。

 男性の被ばく量は4・84ミリシーベルトで、この日の計画被ばく線量5ミリシーベルトを下回っていた。作業時は顔に全面マスクを着け、不織布でできた防護服の上にさらに上着を着用、ゴム手袋に長靴姿だった。

第1原発20~30キロ圏、巡回診療で2人救急搬送

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• 【放射能漏れ】放医研「体内被曝を確認」 福島第1原発で被曝の作業員 
• 【放射能漏れ】福島第1原発復旧作業で被曝した作業員、放医研(千葉)に到着 
• 【放射能漏れ】福島第1原発 作業員3人が被曝 1号機制御室で照明点灯   

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110410/dst11041017500036-n1.htm



同義記事

福島第一原発、作業員が体調不良で病院搬送
(2011年4月10日17時03分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110410-OYT1T00409.htm

体調不良で作業員搬送=高濃度汚染水の回収準備中-福島第1
(2011/04/10-19:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011041000161

福島第1原発、作業員1人を病院搬送 体調不良で
2011年04月10日 20:21 発信地:東京
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2795155/7037852?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

作業員、体調不良で病院へ 福島第1原発
2011年04月10日
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_3243/



昨日の夜のテレビのニュースで放送していたが、ハイパー・レスキューの隊員が死亡したようだ!。

、、、となると、「原発の放射線による被曝死」と言う事か?。

火事ではないだろ、、、爆発が以前あったが、その時の怪我などなのか?。


詳細な記事が載っていないので、載せられないが、昨日の夜のテレビのニュースで数秒放送していた事は確かだ。




放射線分布図

NEVER 全国放射線量情報
http://www.naver.jp/radiation
福島原発周辺放射線量マップ
http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima



別件で、少し前にタービン建屋内の調査で、汚染水の中を「ジャブジャブ」と歩き被爆した作業員は現在どうなったのであろうか?。



セシウムの「環境的半減期は180~320年」

2011年4月 5日

環境サイエンス・テクノロジー
Aaron Rowe

[この記事は、2009年12月に掲載された記事を再編集したものです]

1986年に史上最悪の事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所は、期せずして、放射能の影響を研究する格好の実験場となった。

事故から20年以上たった現在でも、現場には驚きが隠されている。

周辺の放射性セシウムが、予想されたペースでは消失していないことが、2009年12月14日(米国時間)、米国地球物理学会の秋季大会で発表されたのだ。

[放射性の]セシウム137の半減期(物質が元の量の半分まで崩壊するのにかかる期間)は約30年だが、チェルノブイリ付近の土壌に含まれるセシウムの量は、およそそんなペースでは減少していなかった。

ウクライナ政府が将来的には再びこの土地を利用したいと考えるのは無理もないことだが、研究チームは、セシウムの半量が周辺の環境から消失するまでの期間-----研究チームはこれを「環境的半減期」と呼んでいる----を、180~320年と算定している。

今回の調査結果は驚きをもって受け止められた。

専門家らはこれまで、放射性同位体の環境的半減期は、物理的半減期よりも短くなると予想してきた。

どんな土壌サンプルにあっても、自然の拡散作用によって放射性物質の減少が促進される、と考えられたためだ。

ストロンチウムに関しては、この考え方は妥当だった。だがセシウムには逆のことが当てはまるようだ。

セシウムの物理的特性は変化しておらず、それゆえ研究チームは、環境に理由があると考えている。たとえば土壌採取地点には、チェルノブイリ原発の付近から新たにセシウムが供給されているのかもしれないし、あるいはセシウムは地中深くの土壌にまで拡散しているのかもしれない。

今回の研究チームの1人である、サバンナ・リバー国立研究所のTim Jannick氏(原子核科学)は、さらなる調査で真相が明かされることを期待している。

[4号炉は事故直後、「石棺」と呼ばれるコンクリートの建造物に覆われたが、老朽化が激しく雨水が石棺の中に流れ込んでおり、原子炉内部を通って放射性物質を周辺の土壌へ拡散しているとされる(日本語版記事)]

チェルノブイリ原発事故の後、専門家らは、放射性降下物が飛散すると予測されるルートに沿って、複数の実験場を設置した。

さまざまな深さから土壌サンプルを採取し、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムの放射性同位体が地上にどれだけ拡散されるかを測定した。

この計測は20年以上続けられており、最悪に近い原発事故が環境に対して持つ長期的な影響に関して、貴重なデータを提供してくれている。

米エネルギー省のハンフォード核施設[第二次大戦中から1970年代までプルトニウムを精製。

2000年には火災でプルトニウムを漏洩した(日本語版記事)]のように長期にわたって汚染されてきた地域に比べれば、チェルノブイリの影響は単純で理解しやすいので、そのデータが期待されている。

[放射性セシウムは生態系のなかで生物濃縮される(環境から生物体内に濃縮され、それが食物連鎖により増強される)。

国立環境研の研究によると、土壌中の細菌のなかにも、カリウムを濃縮するのと同じ機構でセシウムを濃縮する種がいることがわかっている。

Wikipediaによると、1997年頃の調査で、この区域内の木の中のセシウム-137のレベルが上がりつづけていることが判明している。

また、汚染が地下の帯水層や、湖や池のような閉じた水系に移行しているほか、雨や地下水による流去は無視できるほど小さいことが実証されているという。

以下は、同ページに掲載されている放射性物質の減衰予想グラフ。

黒い線がセシウム137。縦軸が残留濃度、横軸が経過年数(10000日は27.4年)]

[放射性物質を含んだ食物を人間が摂取した結果、長寿命の放射性核種(ストロンチウム90、セシウム137のような)が体内に蓄積する恐れがある。

ストロンチウムは同族元素であるマグネシウムやカルシウムに性質が似ているため骨や代謝系に、セシウムは同族元素であるナトリウムやカリウムに性質が似ているため体液や筋肉にそれぞれ浸透し、そこから放たれる放射線によりダメージを受ける]

参考: "Long-Term Dynamics of Radionuclides Vertical Migration in Soils of the Chernobyl Nuclear Power Plant Exclusion Zone" by Yu.A. Ivanov, V.A. Kashparov, S.E. Levchuk, Yu.V. Khomutinin, M.D. Bondarkov, A.M. Maximenko, E.B. Farfan, G.T. Jannik, and J.C. Marra. AGU 2009 poster session.

[日本語版:ガリレオ-江藤千夏/合原弘子]

WIRED NEWS 原文(English)

関連ニュース
• 核廃棄物貯蔵施設、火災でプルトニウム漏れ2000年7月17日
• チェルノブイリ:封印の苦闘2011年3月31日

http://wiredvision.jp/news/201104/2011040521.html


(2)に続く(コメント欄)。








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5 コメント

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torl_001 (福島第一原発放射線被曝!~汚染水処理の作業員、「体調不良」で病院へ!、その他(2))
2011-04-11 04:50:21


(1)からの続き。


【放射能漏れ】 「浜岡停止」求め2500人が都内で集会デモ

2011.4.10 17:25

 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を求める市民集会が10日、東京・芝公園で開かれ、参加者は「東海地震が起きれば想定される震源地域の真上にある浜岡原発では、福島第1原発の二の舞いかそれ以上の事態になる。即刻運転停止するべきだ」と訴えた。

 集会には約2500人が参加。集会後には中部電力東京支社や東京電力本店前などをデモ行進した。

 参加した世田谷区のカメラマン、戸高元太郎さん(34)は「原発は人間の力でコントロールできないことが分かった。今最も危ないとされる浜岡原発を止め、さらに原発停止の動きが各地に広がっていけば」と力を込めていた。

 浜岡原発は現在、4、5号機が運転中。中部電力は定検中の3号機について、4月上旬に予定していた運転再開を見合わせている。

関連ニュース
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• 【放射能漏れ】原発周辺の8町村 約4割が「所在不明」 福島県が連絡求める
• 【放射能漏れ】福島・放射能情報 郡山市で毎時2マイクロシーベルトを割り続ける…
• 【放射能漏れ】客足遠のく 海外の日本食レストラン 
• 【放射能漏れ】放射性物質の自主検査拡大

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110410/trd11041017320006-n1.htm



クロル38検出=再臨界、大きく報じられない

福島第1原発からクロル38という物質が確認され、この物質は臨界しているときに発生するものであることから
現在再臨界していると考えられるっていう話があるみたいだけど、大きく報じられないのは再臨界の可能性が低いからなのかな?


それとも政府東電の隠蔽や情報操作報道規制なのかな?

投稿日時 - 2011-04-10 20:26:43

http://oshiete.sponichi.co.jp/qa6659175.html


「塩素」か、、、。

燃料棒が溶けて、そこに溜まって、そこで再臨界と言う事ではなかろうか。



【福島原発】2011/4/5/火★再臨界してるんじゃないのか!? 2/2

nyugankenshin

投稿者: nyugankenshin | 作成日: 2011/04/05

福島原発事故の現状について 小出裕章先生(京都大学原子炉実験所)に聞く

Radio News「たねまきジャーナル」
• 福島原発 原子力 小出裕章

http://www.youtube.com/watch?v=hiK0dXsENkY



福島原発 1号  何で更新されてないの?やばくね?

福島原発 1号機 / 福島原発原子炉の状態 原子炉の放射線量ですけど、8日以降更新されてません。

http://atmc.jp/plant/rad/?n=1

故障しているのかしら?


それだったら、恐ろしいことだと思いませんか?


だって、中の状態がまるでわからないのですからいつ爆発するか分からないんですもん


なぜ、マスコミ・政府は沈して黙しているのでしょうか?



突然爆発したら、現場の人間は皆死にますよ。


だって、今度爆発する際飛び出す放射能はハンパじゃない量なんですよ



特にサヨクの方に回答聞きたいもんですね
「不安を煽っている」のはどちらでしょうかね?



みなさん、どう思いますか?


ご感想を




菅政権:「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」「隠蔽」
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世の中、一番怖いのは「隠蔽」だぜよ~by竜馬

投稿日時 - 2011-04-10 19:52:59

http://oshiete.sponichi.co.jp/qa6659103.html



菅「あいつらは正確な情報を伝えない何かを隠してる」

【政治】 菅「あいつらは正確な情報を伝えてこない。あいつらは何か情報を隠している」 ~本部や会議が乱立 指揮系統、官僚も不明



東日本大震災への対応で、政府全体を指揮する「司令塔」が依然として見えてこない。



政府内には「本部」や「会議」が乱立気味のうえ、菅首相はブレーンとして内閣官房参与を次々と任命するなど肥大化が続いている。


菅首相がどう指導力を発揮するのか、正念場となる。



◆「何の会議」◆



「出席してても『これは何の会議だっけ』と思う」

国土交通省幹部は震災以来、対策本部などの会議に忙殺される官僚の気持ちをこう代弁した。



震災から1か月後の今、政府内では、「会議が多過ぎる」「指揮系統や役割分担がハッキリしない」など、「組織乱立」への不満が充満している。


各組織の構成や仕事の内容を整理するために政府が作成した内部資料は十数ページに及ぶ。



対策本部は閣僚級だけで五つ。

被災者受け入れ支援については、地震・津波なら「被災者生活支援特別対策本部」、原発事故による退避なら「原子力被災者生活支援チーム」に分かれる。

省庁ごとの「縦割り」でなく、複数省庁による「横割り」組織の乱立には、「責任の所在がわかりにくくなり、かえって非効率だ」(政府筋)との指摘もある。



ある経済官庁幹部は、「ナントカ会議が多すぎて政府全体の優先順位が見えない。

自民党政権時代は、党の部会で政治家同士が議論し合い、その場で役人に指示があったので、政治家の問題意識が顕在化して動きやすかった」と話す。

民主党は、内閣と党の「政策決定の一元化」を掲げ、震災対応も党より政府主導で進んでおり、意思決定プロセスがわかりにくい。



震災1か月となる11日を機に、首相はさらに有識者らによる「復興構想会議」や閣僚級の「復興本部」(仮称)などを設置する方針だが、西岡参院議長は7日の記者会見で「会議が踊っている」と酷評した。



◆参与膨張◆

政府の責任の所在をさらに見えにくくしているのが、首相のブレーンとなる内閣官房参与の存在だ。

震災後、首相は6人を任命。


現在は総勢15人と過去最多だ。



「あいつらは、正確な情報を伝えてこない。あいつらは、何か情報を隠している」

菅首相は、しばしば周辺に「あいつら」への疑心暗鬼をあらわにする。

東電や原子力安全・保安院、原子力安全委員会のことだ。


首相は連日のように参与を呼んで「あいつらとは違う視点のセカンドオピニオンを得る」のだという。


このため、首相は参与との面会には官僚を同席させないことが多い。

一部の参与は、東電にある統合本部にも詰め、日米両政府の連絡調整会議にも出席。

官僚からは「どういう権限で出席しているのか」との不満が漏れる。



そんな首相に先月27日に会った政治学者の山口二郎北大教授はこう伝えた。



「外部の専門家を使うのはいいが、情報がランダムに入ってくるだけでは逆に混乱する」

一方、参与側にも「個別の意見では採用されない」として、民間スタッフによる発言力を強めるための「参与会議」創設を模索する動きもあり、政府内の意思決定ラインは複雑を極めている。

(政治部 吉村隆平、鎌田秀男)

(2011年4月10日14時53分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110410-OYT1T00366.htm?from=main3



日本がピンチの今こんなんで大丈夫なのかな?

いったいこの政府どうしたらいいと思う?

投稿日時 - 2011-04-10 18:59:32

http://oshiete.sponichi.co.jp/qa6658963.html



少し前の話だが。

福島原発以上に危険性のある高速増殖炉『もんじゅ』で今起きていること
2011.04.06 15:30:07
http://getnews.jp/archives/109213

高速増殖炉「もんじゅ」課長が自殺 トラブル復旧を担当、今月中旬から不明
2011.2.22 11:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110222/crm11022211260009-n1.htm




(3)に続く。





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torl_001 (福島第一原発放射線被曝!~汚染水処理の作業員、「体調不良」で病院へ!、その他(3))
2011-04-11 04:51:42

(2)からの続き。



さよならウラン、こんにちはトリウム 米中印が続々参入…福島原発事故で浮上した未来の原発

• 谷口 正次 【プロフィール】
• トリウム 米国 政治 ウラン 原子力発電所 福島第一原発 中国

1/2ページ

 去る1月25日、中国科学院(the Chinese Academy of Science)が“戦略的・先端科学技術特別プロジェクト”として、トリウム溶融塩原子炉の研究開発を行うと公式に発表した。その内容については3月3日の当コラムで紹介した。

 そして、3月11日の大震災による福島第一原子力発電所の事故だ。

 3・11震災発生までは、中国科学院の発表に対して世界のメディアのメインストリームはほとんど反応しなかった。しかし、3・11以後は変わった。

米国は持っていたボールを落としてしまった

 3月21日に英国のデイリー・テレグラフ(The Daily Telegraph)に掲載された「中国がトリウムでリードする(China is Leading The Way With Thorium)」と題する記事を見てみよう。

要訳すると次のようになる。

 津波が福島ウラン原子力発電所を襲い、原子力に対する国民の信頼を失うことになる数週間前のこと。

中国はトリウムをベースとする原子力発電の技術開発に乗り出したことを公式発表した。

このことは、あまり注目を浴びることなく見過ごされた。

 中国科学院は、「トリウム溶融塩炉システムを選択した」と述べている。

 この、液体燃料のアイデアは、もともと1960年代に米国のオークリッジ・国立研究所の物理学者たちによって切り開かれた。しかし、米国は持っていたボールを落としてしまったのである。

 中国の科学者たちは有害廃棄物がウランより1000分の1以下になり、トリウム溶融塩炉は、本質的に悲惨な事故を起こしにくいシステムなのだ。

(Ambrose Evans-Pritchard)

 この記事の中では、元NASAのエンジニアで、トリウムの専門家であるカ-ク・ソレンセンのコメントも紹介している。

 「この原子炉は驚くほど安全な構造になっている。もし、過熱し始めると、小さな栓が溶けて溶融塩は鍋の中に排出される。津波で損傷して使えなくなるコンピュ-タ-も、あるいは電動ポンプも不要である。原子炉自体で安全が守られる」

 「日本で見られたような水素爆発のようなことも起こらない。それは大気圧で運転されるからである。放射能漏れもなく、スリーマイル島、チェルノブィルあるいは福島のように制御不能状態が長く続くようなことはありえない」

同じ量の燃料からウランの約90倍のエネルギー

 もう1つ、3月19日、ウオール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)の「この先に異なる原子力はあるか(Does a Different Nuclear Power Lie ahead ?)」というタイトルの記事を要約して紹介しよう。

 福島原発事故は、結果的に原子力産業に再度“足かせをはめる”契機となりそうだ。

 日本に設置されている固形燃料ウラン原子炉は時代遅れの技術であり、より安全でかつコストの安い、全く異なった種類の核エネルギーによって置き換えられ、次第に消えていくだろうといった議論がここ数年の間に始まっていた。

それが、トリウム液体燃料原子炉である。

 トリウムは連続的にウラン233を作ることによってトリウム自身の燃料を生み出し(=増殖させ)、同じ量の燃料からウランの約90倍のエネルギーを生み出すことができる。

ウラン233の核分裂反応によってプルトニウムその他核兵器製造原料を発生することがない。

トリウム溶融塩炉方式では、燃料が最初から溶融しているのだから、燃料棒のメルト・ダウンということはあり得ない。

そして、核反応は冷却に従って減速される。

 新しい技術は、常に完成するまでに成熟したライバル技術と格闘することになる。

しかし、トリウムのライバルであるウランはすでにコスト面で沈没した。

 最初の鉄道ができた時、コストあるいは信頼性で運河と競争できなかった。今こそ、トリウムのポテンシャルを見いだすことを始める時だ。

(by Matt Ridley)

 この記事は3月19日に掲載されたわけだから、中国のトリウム溶融塩炉のことに言及してもよさそうなものだ。

天下のWSJが知らなかったはずがないが、中国に先を越されたことを米国民にあまり広めたくないという力学が働いたのだろうか。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110405/219323/?rt=nocnt



Nature 471, 419 (2011年3月24日号) | doi:10.1038/471419a

予測できない放射線リスク 科学者たちは、福島県で発生した低線量被曝の長期的影響を予測しようと努めている。

Gwyneth Dickey Zakaib

福島第一原子力発電所からの放射能漏れが人体に及ぼす影響につき、確かなことが1つだけある。

その誘因となった3月11日の巨大地震や大津波がもたらした壊滅的な被害に比べれば、小さなことだということである。

それでも、専門家たちは全世界の放射線レベルを追跡して、この事故についてもっとよく理解し、健康に及ぼしうる影響を評価しようとしている。

原子力発電所から放出された放射性物質を含む蒸気や粒子は周囲に広まり、さらに卓越風※1に乗って太平洋をわたっていった(図参照)。

福島県から放出された放射性同位元素を米国でいち早く検出した観測所の1つであるパシフィック・ノースウェスト国立研究所(ワシントン州リッチランド)の核物理学者 Ted Bowyer は、「非常に大きいプルームです」と言う。

彼はまた、米国に到達した放射性ヨウ素、セシウム、テルル、キセノン、ランタンは微量で、通常の自然放射線レベルよりもはるかに低く、健康に害をなすおそれはないと付け加える。

ただ、検出された放射性同位元素の中には半減期が短いものもあるため、少なくともその一部は、過熱した使用済み核燃料プールからではなく、原子炉格納容器の破損箇所から出てきたものだと考えられるという。

政府は、福島県と近隣の県で、原子力発電所の近くの海と食品および上水道の放射能汚染が確認されたと報告した。

原乳や、ホウレンソウなどの葉物野菜のほか、水道水でも放射性ヨウ素131とセシウム137が検出されており、摂取許容レベルを上回るサンプルもあったという。

マサチューセッツ工科大学(MIT;米国ケンブリッジ)環境健康安全室放射能防御プログラムの William McCarthy 副主任によると、そうした安全基準は、問題の食品を長期にわたり摂取することを前提にして策定されているという。

「慎重を期するなら、その食品を食べないことです。食べてしまったからといって、ただちに健康に悪影響が出るわけではありません」。

日本の当局は、福島県と茨城県産の原乳を出荷制限とし、近隣の栃木県と群馬県産の一部の農産物についても同様の措置をとった。短期的に問題になるのはヨウ素131である。

この物質は甲状腺がんを引き起こすおそれがある。

しかし、ヨウ素131の半減期は8日なので、放出さえ止められれば、ほんの数か月で環境からほとんど除去される。

一方、同じく発がん性のあるセシウム137の半減期は30年で、はるかに長く残留する。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(米国)の疫学者 Steve Wing は、微量であっても環境に放射能が残留していると、長期的には重大な問題を引き起こすおそれがあると指摘する。

「原子力発電所から遠くなれば、1人当たりの被曝量は少なくてすみますが、被爆する人の数ははるかに多くなります」。

MITの核工学者で放射線の専門家である Jacquelyn Yanch は、今回の原発事故が人体にどのような影響を及ぼすかを語るには時期尚早だと考えている。

「このような状況のリスク評価は、行われていないからです。どれだけ被曝したら危険なのか、まだわかっていないのです」。

専門家たちは、福島第一原子力発電所の事故現場で戦っている作業員には、なんらかの長期間影響が出るおそれがあると認めている。

日本政府は、緊急作業を続けさせるために、原発作業員の許容被曝量の上限を年間100ミリシーベルトから250ミリシーベルトまで引き上げた。

これは、米国の放射線業務従事者の年間許容被曝量の5倍である。

米国立衛生研究所(NIH)は、250ミリシーベルトという被曝量を、「放射線宿酔※2」の最初の症状が出現する被爆量の下限に当たると考えている。

(翻訳:三枝小夜子)

※1 その土地に特徴的な風。

※2 嘔吐、倦怠感、めまい、食欲不振など、二日酔いに似た放射線障害

英語の原文
関連記事
• 3月28日 Nature News:チェルノブイリの遺産
• 3月24日 Nature News:日本の科学に激震
• 3月17日 Nature News:予想外の場所で発生した巨大地震

http://www.natureasia.com/japan/nature/special/nature_news_032411-1.php



(4)に続く。




返信する
torl_001 (福島第一原発放射線被曝!~汚染水処理の作業員、「体調不良」で病院へ!、その他(4))
2011-04-11 04:53:15
(3)からの続き。



「4000円」で発売したらバカ売れ 被ばく量わかる「放射線測定カード」

2011/4/ 9 19:24

   使い捨ての「放射線測定カード」が売れているという。

ネットで検索すると、ショップによっては売り切れていて入荷が4月中旬から下旬というものもある。

「お一人様10枚まで」と枚数制限しているところもある。

   福島第一原発事故以降、ガイガーカウンター(放射線測定器)が売れていると話題になったが、このカードは4000円程と買いやすく、自分の被ばく度がわかることが人気の秘密らしい。

「だって放射能は怖いじゃないですか」

放射線測定カード「RAD Triage」が売れている

   東京秋葉原にある電子関連の雑貨ショップをのぞいてみると、米国製の「RAD Triage」と書かれたカードが冷蔵ボックスに入れられ販売されていた。価格は税込み3980円。

購入した都内在住の男性サラリーマンに話を聞くと「ガイガーカウンターは大げさだが、これは手軽。だって放射能は怖いじゃないですか」と話した。

   この「RAD Triage」というカードはどんなものか、説明書を読んでみると、ポケットや財布に入れて持ち歩く放射線測定器で、自分が立っている場所の放射線濃度を測る、というよりも、例えば3か月くらい持ち歩き、自分がどれくらい被ばくしたかを知るという使い方が一般的。

カードに付けられたセンサー部分の色が、ガンマ線、X線、β放射線などに反応して変化し、その変色具合によって被ばく量が判断できる。

大きさはクレジットカードくらいで、約20mSvから反応し、計測積算線量は20~10,000mSvとなっている。

ガイガーカウンターよりも実用的

   「RAD Triage」の販売代理店ステラ・ホールディングスの嶋瀬宏社長に話を聞くと、同社が販売を始めたのは1週間ほど前のことで、ほとんど宣伝しなかったにもかかわらず翌日に100枚売れ、これまでに数百枚売れているという。

ガイガーカウンターが安い物でも数万円することに対し、4000円程度で買えること、また、その場所がどれくらい被ばくしているかを調べるガイガーカウンターに比べ、自分自身の被ばく度を知ることができる「実用的」な製品であることが人気の要因ではないか、とし「原発事故以降に放射能に関する様々な情報が飛び交っていますが、このカードを使うことによって不安を取り除きたい、そんな方々が購入しているのだと思います」

 そう嶋瀬社長は話している。

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torl_001 (「福島原発事件」の関連する記事~内外の動き(1))
2011-04-12 06:32:54

原発危機に初動から後手の政府、いらだつ米

 巨大地震
 2011年3月11日、マグニチュード9・0の巨大地震と大津波が襲った東日本大震災が発生して11日で1か月を迎える。


 原子力発電所事故を引き起こした複合危機は、日本国内だけでなく、国際的な問題にも発展している。原発事故では危機管理対応の空白が浮かび上がり、米国の苛立(いらだ)ちを増幅させた。

 大震災から一夜明け、東京電力福島第一原発の危機的状況が明らかになった3月12日午前9時前、米太平洋軍のウィラード司令官は、折木良一統合幕僚長に電話し、情報開示を求めた。

 「ワシントンから原発の情報提供を求めるよう言われた。フクシマは安全か?」

 しかし、自衛隊にも詳しい情報はなく、折木は「専門家が情報分析中だ。結果が出れば提供する」と答えるしかなかった。

同日未明、1号機の格納容器圧力が異常上昇し、原子炉は危険な状態に陥っていた。

ウィラードが心配したように同日午後、1号機原子炉建屋は水素爆発し、白煙が上がった。国内外に衝撃が走った。

 「米国の原子力の専門家を支援に当たらせる。首相官邸に常駐させたい」

 この日以降、ルース米駐日大使は枝野官房長官らに何度も電話をかけたが、枝野は「協力はありがたくお願いしたい。ただ、官邸の中に入るのは勘弁してほしい」と条件もつけた。

(2011年4月10日03時14分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110410-OYT1T00101.htm



窒素注入、圧力上がらずノ放射性物質が漏出

 福島原発

 東京電力は11日、水素爆発を防ぐため窒素を注入している福島第一原子力発電所1号機の格納容器で、圧力が1・95気圧から上昇しなくなり、放射性物質を含む蒸気や窒素が外部に相当量漏れていると発表した。


 東電によれば、7日未明から毎時28立方メートルの窒素を注入している。

容器内の圧力は、7日の1・56気圧から9日の1・9気圧まで徐々に上昇が続いたが、10日頃から圧力が1・95気圧のまま上がらなくなった。

 計算上は1000立方メートル前後の蒸気や窒素が外部に漏れ出したことになる。

ただ、今のところ原発周辺の放射線量に大きな変化は見られない。

 1号機には、6日間で約6000立方メートルの窒素を注入し、1・5気圧を2・5気圧にする予定だった。

東電では「格納容器の密閉性が損なわれ、相当量が漏れている」とみている。

東電では、水素爆発を回避するため、当面、現在の注入を継続、対応策を検討する。

(2011年4月11日13時37分 読売新聞)

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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110411-OYT1T00546.htm


*「放射性物質を含む蒸気や窒素が、外部に相当量漏れている」と言う事は、原発周辺が相当量、「汚染し続けている」と言う事になるが、「水素と酸素、窒素の比率」が、以前とは変化し「爆発しにくくなった」事は確かな事だ。

しかし「放射能汚染が続いている事には変わりはない。

「水のシールド」(水棺)の構想を推進するのであろうか。

維持・管理費用、凄そうだ。

それ以外にもプルサーマルの維持・管理費用、年々高額になって行く試算が既に出ているが、政府は「「継続する」のが正しい」と考えているのであろうか。



放射性セシウムを微量検出 盛岡、健康に影響なし

 県は10日、盛岡市の県環境保健研究センターで8~9日に採取した降下物から微量の放射性セシウムを検出したと発表した。

健康への影響はない。

同センターの測定の結果、9~10日の放射線量は平常値で、9日に採取した水道水から放射性物質は検出されなかった。

(2011/04/11)

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110411_5


*「健康への影響はない。」と「断言」しているところが凄い。



経団連会長、「原発賠償は国の責任」 東電国有化論は一蹴

2011.4.11 19:01

 日本経団連の米倉弘昌会長は11日の会見で、数兆円規模にのぼるとみられる福島第1原発の賠償責任について、「原子力損害賠償法には大規模な天災や内乱による事故は国が補償するとある。

国が全面的に支援しなくてはいけないのは当然だ」と強調した。

 米倉会長は原子力損賠法が想定した「大規模な天災」について「関東大震災の3倍規模」とした法律制定時の国会答弁を例示。

そのうえで、「今回は30倍」であるとし、国の全面支援は当然との認識を示した。

 東電の経営体制については、原子力の安定供給体制を維持するため「法律に基づき国は東電を民間事業者として全面支援すべきだ」と語り、政府内の一部で浮上している東京電力の国有化論を一蹴(いっしゅう)した。

また、福島第1原発の損傷についても「原発は国によって安全基準が定められ、設計、建設されている」と指摘、国の安全基準が甘かったとの認識を示した。

 一方、「政治家が国有化という言葉を使っただけで、どれだけ東電の株価が下落したか」と非難。海外にも広がっている放射能の風評被害についても、「もっと正しい情報を発信するとともに、場合によってはWTO(世界貿易機関)に提訴すべきだ」と語った。

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【原発】「東電ではなく国が甘かった」経団連会長 (04/12 00:05)

 日本経団連の米倉会長は、福島第一原発の事故について「国の基準が甘かった」と述べ、政府の安全体制に問題があったという認識を示しました。



 日本経団連・米倉会長:「東電が甘いとかそういうことではなく、国が設定する安全基準が甘かった。

何で経済産業省に原子力安全・保安院というものがあるんですか」


 米倉会長は、東京電力の対応に問題はなかったとしたうえで、政府が設定していた安全基準の甘さが事故につながったのではないかと指摘しました。

また、発生直後の1週間は政府の対応が遅かったと批判しました。

さらに今後、問題化する損害賠償などで、政府は東京電力を支援すべきだと述べました。

一方、事故処理の現状については、「峠は越えたのではないか」として楽観的な見方を示しました。

40km離れた上空から撮影
映像提供:東京電力

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原子力保安院、安全委員会など複数あるので「一本化・統合」すべきだ。


(2)に続く。




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torl_001 (「福島原発事件」の関連する記事~内外の動き(2))
2011-04-12 06:35:13

(1)の続き。


*原子力発電を取り巻く環境としては、政治家、その手の学者、経団連、経済同友会、東電、「全てが悪く」、様々な、しがらみがあり、誤摩化していた結果、今回の事件になったと言えよう。

おかしな「天下り・渡り」の連中もそうだ。

経団連も、今まで「原子力推進」で来たのだから、「菅首相のような、問題の擦り付け」はやめるべきだ。

経団連は、「今回のような発言をする立場にはない」と思うが。

又、「「節約」や、「節電」をしよう」と言うテレビのコマーシャルがあるが、東電に投資している投資家の人から考えれば「その考えは逆なのでは」と考えている事であろう。

共産党国家や、国営企業であるのならば、「「節約」や、「節電」をしよう」と言う考え方は「正しい」のかもしれない。

しかし、自由主義で、しかも、その企業は「株式会社」であるのならば、なおさら「その考えは逆である」と言う事が言える。

重要な事は「株式会社である電力会社」は、「安全第一は当然の事」だが、「電力の供給」を「絶やさずに供給し続ける事」が使命である。

そこを事故とは言え、「自社の都合」で「電力の供給量を減らす」と言う事は「資金投入している株主」としては、「許しがたい事であろう」。

「株式会社である電力会社」は電力を途切れさせず、マキシマムに安定供給する事が重要な事だ。

電源が一度でも供給停止になれば、電気炉を使用している窯業等では、「固まる前に原料を取り出すのが普通」であり、「行わないと場合によっては炉が壊れる」場合もある。

精密部品の設計等では、機械に電源を投入してから数時間、経たないと精度に狂いが生じたりする。

メッキ業などではやり直しが無理なので、「その部品は廃棄」となってしまうなど。

食品関連では冷凍保存が効かなくなり、既に冷凍してある「冷凍マグロ」等の品質も低下してくる。

ありとあらゆる部分で、甚大な被害が生じてくると言う事になる。

電力が足りなければ、それは電力会社の責任であり、Co・ジェネレーションや、スマートグリッドの更なる普及、その他の発電ユニットの増設等に注力している状況を国民や投資家に説明しなければならない。

「頑張っても、足りません」と言う事は「認められない」と言う事だ。

各種の工夫や努力無しで、「この地区では「明日何時から何時まで」停電予定」などと、いきなり努力もなく言えば、それだけ反論も多く出てくると言う事が言える。

東電ばかりではないが、特に基幹インフラの企業の傾向として、企業自体が巨大化して、「細かな配慮、対応」が疎かになっているケースが多く、その点は経営陣が再確認・指導する必要がある。

安易な電力削減指向、「GDP」に直撃と言う事であり、経営者は「注意して発言」しなければならない。

今までは、いくつかの事故を除けば、今回の福島原発爆発事件のような「大規模な問題が発生」しなかった為に、本来備えておくべき「企業としての鋭い感覚」が「鈍化」し、それが、経営陣の「各種の問題な状態」、「態度、対応、発言」に表れている」と言う事が言える。

東電は、「国民と直結している」と言う事を、再度、強く認識しなければならない。



福島・浪江で34ミリシーベルト=大震災後の積算放射線量推計-安全委

 原子力安全委員会は11日、福島県内の53地点について、先月12日~今月5日の大気中の放射線量の推計積算値を発表した。

毎日8時間屋外にいた場合、福島第1原発から24キロ北西に位置する浪江町赤宇木椚平で、最大の34.0ミリシーベルトに達していた。


 安全委によると、現時点の線量が続くと仮定した場合、椚平では東日本大震災発生から1年が経過する来年3月11日には313.9ミリシーベルトに達すると推計。

健康に影響を与える可能性が高まるとされる100ミリシーベルトを上回る。


 ただ、安全委は放射性物質は今後、時間の経過とともに減少するほか、雨などで地表から洗い流されることでも減るとしている。


 今月5日までの推計積算値は、浪江町の他の6地点で1.7~20.3ミリシーベルト(来年3月11日時点では13.0~154.8ミリシーベルト)、飯舘村の4カ所は1.5~11.1ミリシーベルト(同15.3~91.1ミリシーベルト)。

福島市の3カ所は0.4~2.1ミリシーベルト(同2.4~16.8ミリシーベルト)。


 1年間の推計積算値は計12カ所で、20ミリシーベルトを上回った。安全委は政府原子力災害対策本部に対し、こうした地域を計画的避難区域に指定するよう求めた。

現在の屋内退避区域のうち、緊急時避難準備区域に移行する地域について、安全委は「引き続き自主的避難が求められる。

子ども、妊婦、入院患者などは区域内に入らないよう強く求められる」との見解を示した。安全委によると、屋外に8時間、木造家屋内に16時間いるとの条件で放射線量を推計した。

24時間屋外にいたと仮定すると1.7倍の値となる計算で、椚平では今月5日までの積算値は57ミリ、来年3月には523ミリシーベルトに達する。(2011/04/12-00:11)

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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011041101027



福島第1原発:浪江の累積放射線量14ミリシーベルト超す

2011年4月12日 0時46分 更新:4月12日 1時4分

 文部科学省は11日、福島県内の先月23日から10日までの累積放射線量が、福島第1原発から北西約30キロの浪江町の国道399号沿いで14.48ミリシーベルトになったと発表した。

 都道府県に設置するモニタリングポスト(自動観測局)は、福島県で11日午後2時時点の1時間当たりの大気中放射線量が通常値を超える2.1マイクロシーベルトとなり、他の6都県でも同日午後5時時点の線量が通常値を超えた。

原発から20~60キロ離れた福島県内54カ所の屋外で11日午前6時~午後4時6分にかけて実施したモニタリングカー調査では、1時間当たりの大気中放射線量は0.1~53.5マイクロシーベルトだった。

【篠原成行】

• 【福島第1原発】20キロ圏外に「計画的避難区域」指定
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http://mainichi.jp/select/today/news/20110412k0000m040152000c.html



*事故を起こした福島原発の北西はいつも「放射線レベル」が高いが、やはり、「地形が関係」している。

今回、東日本地震が発生した直後の津波の威力が、「かつてない程の威力」であったが、放射能を帯びた気体が「津波」のように、「事故を起こした原発」から溢れ出し、「海風」の場合は、北西の川を遡りその一帯を汚染地帯にしているのである。

丁度、「陸のリアス式海岸」、と言ったところか。

窄まって行く行き先は、「放射能の毒ガス」も、「見えない」ものの、「津波のような甚大な被害」が出ると言う事だ。

残っている人や、戻る人は「それなりの覚悟」が必要だ。

牛飼い農家の人など、「別の県の農家」など、「どこかで、牛を預かってもらえないかな?」と述べていた。

本人が脱出出来ない理由だ。

このような部分を「国が手配し、コントロール」、「農民の安全を確保」すべきであろう。

それを「行っていない」ので民主党は「無能」、「国民の支持も集まらない」と言う事に繋がっているのである。

これだけではないが「改善点は無尽蔵にある」と言う事が言える。


少し落ち着いて考えれば、「分かる」と思うが、何故出来ないのであろうか?。



福島第1原発:政府、レベル7検討…最も深刻

2011年4月12日 1時22分 更新:4月12日 1時37分

 内閣府の原子力安全委員会は11日、福島第1原発事故について、発生当初から数時間、1時間当たり最大1万テラベクレル(ベクレルは放射能の強さ。1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していたとの見解を示した。

現在は1時間当たり1テラベクレルほどまで落ちているとみている。

 数万テラベクレルは原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)の最も深刻なレベル7にあたる。

今回の事故は数時間の放出でレベル7に相当するため、現在レベル5としている政府は、引き上げの検討に入った。

過去に発生したレベル7の事故には86年のチェルノブイリ原発事故がある。

 INESは、程度の低い方から、レベル0~7の8段階に分類している。スリーマイル島原発事故(79年、米国)はレベル5、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故(99年)はレベル4とされている。

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http://mainichi.jp/select/today/news/20110412k0000m040162000c.html



*枝野官房長官が、度々述べている「すぐには影響がない」と言うのは良く分かるが、「加算すると問題がある場所がある」と言う事も述べるべきだ。

今度「避難区域の名称を変えたようだが、非常に分かりにくい」と個人的には考えている。

国としては「指示・命令調」で言うべきであろう。

「避難しなくてはならない」、「居ても安全」、「二者選択」だと地元の人にも「明確に伝わり混乱もしない」と思うが。


避難区域、20km、30kmそれぞれあるが、県庁所在地の「いわき市」がもう少し離れた位置にあれば、もう少し大きく取れたのではないか。

県庁所在地が、猪苗代湖よりも「西」(半径80km以上)であったのであるのならば、世界標準の「避難する距離、半径80km」を、日本政府は、そのまま採用出来たのではなかろうか。

個人的には、そのように考えている。




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