約2年前の1月、米国西西部アオイワ州で開かれた共和党保守派の演説会。
「前座」の1人がドナルド・トランプさんであった。
ところが、昨年6月の立候補表明で「メキシコ人は麻薬や犯罪を持ち込む」と言い放つと、暴言の数々とそれへの反発をメディアが連日報じた。
人と違ったことをしたり、相手とやり合ったりするとメディアは喜び、金がかからず、効果は大きい―と、トランプさんは計算済みだったのだろう。
わずか3%だった支持率は上がり続け、翌年7月には党内首位に立った。
人々の心の奥低にある差別意識や敵意が、トランプさんによって表出したのだ。
選挙戦でトランプさんは、「成功したビジネスマン」の印象を大事にした。
充満する米国民の怒りを引き付ける。
「怒りを背負って戦う」自分を徹底的に演出した。
不満や怒りに震え、変化を切望する人たちはトランプさんにかけた。
3%の支持率からの次期大統領へ。
その落差の大きさに一番驚いているのは本人であろうか。
「前座」の1人がドナルド・トランプさんであった。
ところが、昨年6月の立候補表明で「メキシコ人は麻薬や犯罪を持ち込む」と言い放つと、暴言の数々とそれへの反発をメディアが連日報じた。
人と違ったことをしたり、相手とやり合ったりするとメディアは喜び、金がかからず、効果は大きい―と、トランプさんは計算済みだったのだろう。
わずか3%だった支持率は上がり続け、翌年7月には党内首位に立った。
人々の心の奥低にある差別意識や敵意が、トランプさんによって表出したのだ。
選挙戦でトランプさんは、「成功したビジネスマン」の印象を大事にした。
充満する米国民の怒りを引き付ける。
「怒りを背負って戦う」自分を徹底的に演出した。
不満や怒りに震え、変化を切望する人たちはトランプさんにかけた。
3%の支持率からの次期大統領へ。
その落差の大きさに一番驚いているのは本人であろうか。