人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

藝大モーニング・コンサートでハチャトゥリアン「フルート協奏曲」、ライヒャ「トロンボーン協奏曲第2番」を聴く / 上野deクラシック(軽井沢チェンバーオケ)のチケットを取る

2018年02月16日 07時53分07秒 | 日記

16日(金)。昨日は上野にコンサートを聴きに行きましたが、動物園にはパンダのシャンシャン目当ての つづら折りの長蛇の列が見られ、上野公園では早くも桜が満開になっていました 寒桜ですけど

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で1234日目を迎え、14日の米株式市場でアマゾン・ドット・コムが終値ベースの時価総額で初めてマイクロソフトを抜き、米国と世界の株式市場でアップル、アルファベットに次ぐ第3位に浮上した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                 頭文字の スリーA が米国の金持ち企業の トップ・スリー になったってことだね

 

        

 

昨日、夕食に「豚もやし炒めのおろしポン酢かけ」「生野菜サラダ」「まぐろの山掛け」「海老ダンゴ、エノキダケ、チンゲン菜のスープ」を作りました 「豚もやし~」の味付けは塩、胡椒、日本酒とポン酢です

 

     

 

        

 

昨日、東京藝大奏楽堂で「第12回藝大モーニング・コンサート」を聴きました プログラムは①ライヒャ「トロンボーン協奏曲第2番」、②ハチャトゥリアン「フルート協奏曲」です ①のトロンボーン独奏は福田えりみ、②のフルート独奏は鈴木美良乃、管弦楽=藝大フィルハーモニア、指揮=梅田俊明です

藝大フィルハーモニアはいつもの編成で、左サイドにヴァイオリン・セクションを集めています コンミスは澤亜紀さん。会場は6~7割程度埋まっているでしょうか

1曲目の「トロンボーン協奏曲第2番」は、ドイツ人のトロンボーン奏者で作曲家として活躍したライヒャ(1878-1946)が1902年に作曲した作品です ライヒャはサンクトペテルブルク交響楽団やマリインスキー歌劇場管弦楽団のトロンボーン奏者として活躍した後、ロシアの音楽大学の教授や学長まで務めた人とのことです この曲は第1楽章「アレグロ・マエストーソ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「ロンド」の3楽章から成ります

まるで舞踏会にデビューするかのようなブルー系の鮮やかなドレスを身にまとった福田えりみさん(藝大4年生)が颯爽と登場し、梅田氏の指揮で第1楽章が開始されます 朗々と流れる曲想はちょっとシューマンのようです。トロンボーンのパートは超絶技巧を要する箇所が散見され、かなり演奏が難しそうです しかし、福田さんは果敢に挑戦、とくにこの楽章終盤のカデンツァでは最高音から最低音までトロンボーンの音色を生かした見事な演奏を展開しました 第2楽章のゆったりした曲想はトロンボーンにピッタリです そして第3楽章では超絶技巧ながら軽快な音楽が奏でられ、力強いフィナーレで曲を閉じました

 

     

 

休憩なしの後半はハチャトゥリアン「フルート協奏曲」です ハチャトゥリアン(1903-1978)はロシア帝政下のグルジア(現ジョージア)出身のアルメリア人作曲家ですが、「剣の舞」を想い起こします この作品は1940年にヴァイオリン協奏曲として作曲されたものを、20世紀を代表するフルート奏者のジャン・ピエール・ランパルの演奏を聴いて感銘を受け、彼にこの協奏曲をフルート用に編曲するよう依頼したことから生まれた作品です 第1楽章「アレグロ・コン・フェルメッツァ」、第2楽章「アンダンテ・ソステヌート」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります

藝大4年生、小柄な鈴木美良乃(みらの)さんが爽やかなブルーの衣装で登場、梅田氏のタクトで第1楽章が開始されます フルートは最初から速いパッセージの超絶技巧を要求されます 私はランパルの演奏を1度だけ生で聴いたことがありますが、その技巧はとても人間業とは思えませんでした その彼がフルート用に編曲したのですから相当演奏困難な曲であることが想像できます しかし、鈴木美良乃さんはその困難に立ち向かいます 速いパッセージで音量が多少小さくなるのはやむを得ないでしょう。この楽章の中盤でのフルートとクラリネットとの対話は詩情豊かで素晴らしいものがありました また終盤のカデンツァはフルートの美しい音色を存分に生かした演奏でした 第2楽章はゆったりしたメロディーで子守歌のような詩情を感じさせますが、彼女の演奏で特に感心したのは、音楽の表情付けがとても素晴らしいということです 第3楽章は舞曲風の速いパッセージをエネルギッシュに演奏し華やかにフィナーレを迎えました

演奏に約40分かかるこの超絶技巧曲を完奏するには、表現力を含めた演奏テクニックはもちろんのこと、それ以前に体力と精神力が必要だと思いますが、鈴木美良乃さんはそれらすべてを備えていると思いました

この日演奏した二人の女子学生はこの3月に卒業し 4月からそれぞれの道へ進まれるとのことですが、頑張っていただきたいと思います   名前が「えりみ」さん、「みらの」さんと独特なので きっと忘れないと思います いつかどこかのコンサートで演奏する姿を拝見するのを楽しみにしたいと思います

 

     

 

        

 

4月25日(水)午前11時から東京文化会館小ホールで開かれる「上野 de クラシック 軽井沢チェンバーオーケストラ」のチケットを取りました  プログラムは①モーツアルト「ピアノ協奏曲第14番K.449」~第1楽章、②チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」~第3、4楽章」ほかです   演奏は ピアノ=居福健太郎、ヴァイオリン=依田真宣、瀧村依里、小川響子、チェロ=富岡廉太郎ほかです  全自由席1,000円なので 早めに並ばなければなりません

 

     

     

コメント
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