さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

世界は残酷だ

2023-11-02 | 社会・経済


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は小島慶子さんのコラムの引用から始めます

「『私たちの声も取り上げよ。フェアな報道を』 エジプト人記者ラハマ・ゼイン氏の訴え」小島慶子

小島慶子さんと言えば、ラジオパーソナリティとしてのイメージが強い方で、タクシードライバー時代よく聴いておりましたが、こういったネット上での発言などは、あまり好きではありませんでした

ただ、今回引用したのはとてもわかり易く、短い文章ですのでそのままご紹介したいと思います

以下、引用

国連のパレスチナ視察に同行した米メディアCNNのリポーターに向かって、ラファの国境地帯で一人のエジプト人女性が英語で呼びかけました。「米国はイスラエルに白紙委任してパレスチナでの虐殺を容認している。あなた方は私たちの声を聞くべきだ」。

 リポーターは、ラハマ・ゼインと名乗る女性にマイクを向けました。「イスラエルによる不当な占領は70年以上になる。ガザはパレスチナ人にとって監獄で、水も手に入らない。出入りも許されず、暮らしは困難で人権を蔑(ないがし)ろにされている。イスラエルは繰り返し人権を叩き潰し国際法に反してきた。多くの西側メディアはアラブの人々の人間性の否定に加担してきた。ムハンマドと聞けばあなた方は震え上がる。何千人ものパレスチナの子どもが死んでも他人事だ。イスラエルはアラブ世界の分断を試み、アラブは無力であるかのように言うが、私たちは弱くない。エジプトはパレスチナの、アラブの側に立つ。彼らは従来の物語を変えようとしているのだ。これはあなた方(米メディア)の問題だ。あなた方は(世界がどのようであるかを物語る)語りを手にしている。国連を、ハリウッドを、世界をその語りで思うようにしてきた。私たちの声はどこに? 私たちの声も同じように聞かれるべきだ。あなた方の報道でアラブ人は人間性を損なわれ、馬鹿げた理屈で一括りにされ、傾聴されず、議論する余地すら得られない。イスラエルは声明で全てをハマスのせいにし、パレスチナ人は動物で、死ぬべきだと言っている。それがこの事態を引き起こしている。私たちの声も取り上げよ。フェアな報道を」。

 ラハマ・ゼイン氏はエジプトの記者で、人道支援団体と共に現地入りしていました。誰が世界を物語るのか、誰の声が無視されているのか。可視化されるべき視点が一つ、カメラの前で語られた瞬間でした。


引用終わり

今さら説明の必要もないと思いますが、イスラエルの長年に渡る占領、入植行為は明らかな『国際法違反』です

今回の事も、ハマスのテロから始まっているように報道されておりますが、これは言わばこれまでのイスラエルの国際法違反による『侵略』に対する反撃とも言えると思います

もちろんそれでもテロ攻撃は許されないものかもしれません

ですが、民間人を多数巻き込むイスラエルの反撃は明らかに過剰であり、これも国際法違反です



ロシアがウクライナに軍事侵攻をした、世界の、主に西側先進国を中心に、ロシアの国際法違反である侵略を非難し、重い経済制裁を課し、被侵略国であるウクライナに武器を送り今なお戦争は終わりません

同じ理屈で言うならば、今回、当然アメリカを筆頭に、西側はイスラエルに制裁を課し、パレスチナに武器を送らなければ道理が通りませんが、実際はそうなってはおらず、それどころかイスラエルの自衛権を確認する、というあからさまなダブルスタンダードの立場をとっています

もちろん、これは今に始まったことではなく、イスラエル建国以来変わりはありません

『世界は残酷だ』

そう思う所以です

しかしながら今回は、さすがに西側諸国の市民も非難の声を上げていますが、為政者たちは本気でイスラエルを止めようとしているようには見えません

さらにちょっと前にはこんな記事も

『ハーバード学生団体がイスラエル非難声明 富豪ら「署名者は雇わない」と激怒』

記事では、ハーバード大学の学生団体が責任は全面的にイスラエルにあるという主旨の声明を出し、それを受け、著名投資家のビル・アックマンと言う人が、賛同した学生は採用したくないとして、氏名の公表を求めたと言っています

その歴史によって刻み込まれた感性なのか、ことがユ〇ヤ人への非難などになると、世界が過剰に反応しているように思えます

ガザ地区への地上戦も辞さないというイスラエルは、これまでの事も含めパレスチナ人を殲滅しようとしているようにも思えます

もはや狂気の域に見えます

もちろん、イスラエル国内でも、政府の対応に批判的な立場をとる人も多数いるようですが、世界をリードする国、特にアメリカ、と一握りの金持ちたちの作り出している大きな潮流を変えることは困難なことなのかもしれません

ですが、一BRICSへの加盟国が増えて行く、アラブが協調を始めている、などの大きな流れも一方で起きています

『世界は残酷だ』

本当に残酷な連中はどんな連中なのか、それを知ろうとしなければ、『増税メガネ』とともに滅んでしまいます


御免!







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2 コメント

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Unknown (gai6969)
2023-11-02 21:23:08
<特にアメリカ、と一握りの金持ちたちの作り出している大きな潮流を変えることは困難なことなのかもしれません>
プーチン氏に期待したいです。ロシアサイドの国は増えているのではないでしょうか?

それと日本国内では自給自足が大事になってくると思います。市販のものは添加物だらけだったり、鳥インフルやら豚熱で理由付けすれば、食糧難は意図的に引き起こせるようですから。

増税メガネこと、文雄坊っちゃんはイスラエルにも軍事支援するのでしょうか
Unknown (小平次)
2023-11-03 09:01:45
gaiさん、おはようございます♬

コメントありがとうございます

おっしゃる通り、産油国がアメリカ離れを起こし、長い間ロシアが支援してきたアフリカ諸国もロシアよりです。西側が多数派というのはもはや成り立たないと思います。
食糧自給率を上げるのもやはりおっしゃる通り死活問題だと思います。

時間はかかると思いますが、まともな政治家を一人でも多く育てるしかないと思っています。

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