さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

頂いたコメントに返信します

2023-01-30 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

前回の記事に、秀和様からコメントを頂きました

返信しようと思い書き始めましたら長くなってしまい、これなら記事にした方が早いですし、読まれた方にもご一緒に考えて頂けるかとも思い、一本の記事にすることにいたしました

今回このような形で、頂いたコメントを、本記事にしてご返信する、本来、私はあまり自身のブログでそういうことをするのは好まないのですが、秀和様も、私のフォロワーの皆様も、良識的な方が多いので、互いを尊重し合いながら建設的な議論ができるかもしれません

相互フォローをしている方は、コメントはしづらいかもしれませんが…

では、まず秀和様から頂いたコメントをご紹介いたします



******************************************

5類移行 (秀和)
2023-01-29 08:50:22
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/09/e843a65d37a55cfe3256100e2e5db2a2.jpg
厚生労働省 人口動態統計 2022年11月分
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c1/94adc1ae20216dd7099da18309d16057.jpg
 
"インフルエンザ以下"という言説をたまに聞きますが
どういう比較なのでしょうか。
マスクをしてこれだけ蔓延するものはインフルエンザ以下ではありえません。
昨夏(8月)の超過死亡数はどう説明されますか?
(インフルエンザウイルスは夏に蔓延できない)
 
第8波では働き盛りの死が最大になっています。
日本政府のように危険なウイルスを軽視・放置したり、いい加減な言説を流せば死者増加に加担します。
 
上記にお答えできないならばあなたの認識は改めねばならない誤ったものになる。
“軽視したい”という衝動に駆られて書いただけの虚偽に過ぎません。



**********************************



秀和様、以下、頂いたコメントに対する私からの返信をさせて頂きます

この内容のコメントに回答するには、少々長くなりますが宜しくお願い申し上げます。

#########################


秀和様

コメントありがとうございます

私のブログの、コロナ関連の過去記事をご覧いただければこの度の秀和様のコメントに対する回答のようなことは全て出ておりますが、「過去記事を読んでください」、とも強要もできませんので、かいつまんで、過去から私が申し上げてきたことをお話いたしますが、長くなりましたので、コメントの返信で申し上げました通り、本記事にてご回答させて頂きます。

まず

>>インフルエンザ以下…

最初の1年目、ワクチン接種前、最初のコロナ死、とされた人が出てからの1年間、コロナ死とされた人は7,100人です

ご存知のことと思いますが、このコロナ死者数の中にはほかに死因があってもコロナ陽性、コロナに関し無症状であろうとコロナ死にカウントされた人が含まれています

この点については、私自身が厚労省や、東京都の感染症対策部に直接聞いて確認しております

インフルエンザの死者数は、コロナ前まで、例年関連死含め約10,000人とされています

最初の1年目は、死者数で言えば、例年のインフルエンザの方が多いということです

もちろん、コロナの陽性者の母数が隠れ陽性などを含め、総数が分かりませんので、致死率においてはコロナの方が高かったかもしれませんし、低かったかもしれません

しかしながら、致死率が高かった場合、それはインフルエンザよりも感染者数が少なかったことを意味し、少なくとも感染力、死者数などから、『脅威度』としてはインフルエンザ以下、だった、私は思っています

2年目、コロナ死とされた人は同じ期間で、13,865人、例年のインフルエンザよりも多いですが、前述したように、ほかに死因があってコロナ陽性、コロナに関し無症状であろうとコロナ死にカウントされた人が含まれていますし、インフルエンザも年によってもっと多い年もあるでしょうから、『脅威度』で言えば、悪くともインフルエンザと同等か、それ以下、少なくともそれ以上とは私には思えません

よく、後遺症がインフルエンザより長引くから、単純に死者数だけでは比較できない、と、当時、言う方がいらっしゃいましたが、最初の2年目までで10台未満のコロナ死者数はゼロでした。インフルエンザは年により乳幼児を中心に、多い時では100人以上の子供が死亡することがあります

私にはインフルエンザの方が脅威に感じます

以前の記事にも書いたのですが、子供を時に100人殺す感染症と、日本人の0.1%(当時)に、その中心は、倦怠感や味覚障害が長引く、という後遺症が残る感染症とどちらが脅威か、また、後遺症はコロナに限ったことではありません、インフルエンザでも時に重篤なものがあり、死亡するケースもあります、ここからは、もう個人個人の感覚だと思っています。

そして現在、爆発的に超過死者数が増えています

私の目には、コロナ死が増えて超過死者数が増えているのではなく、別の要因で死者が爆発的に増え、同時にコロナも陽性者が爆発的に増え、コロナが死因ではない陽性者がコロナ死にカウントされ、コロナ死とされた人も爆発的に増えている、というように見えています

ですので、本文記事に書きました通り、現時点ではインフルエンザと比較すら意味が無い、と申し上げています

言葉が足らなかったとすれば、

「これまでの傾向からはインフルエンザ以下、現在はインフルエンザと比較すら意味が無い」

とした方が良かったかもしれませんが、現時点で記事の変更の予定はありません

何故なら、感染症ウイルスは、歴史的に通常、変異を繰り返し弱毒化する、これが一般的なことと言われていますが、その点においても今現在、感染者が増え、致死率が下がっているのは理にかなっているからです

それが科学的な話であればなおのこと、現在のコロナ死者数の増加の分析として、そのカウント方法の不適切さも含め、最初の2年間から、逆に強毒化した、とは考えにくい、と思われます

一応、コロナとインフルエンザの比較を表にしたものが日経新聞に出ていましたので貼っておきます

コロナ重症化率、インフルエンザ並み 厚労省が分類見直し議論: 日本経済新聞 (nikkei.com)

これによれば昨年12月の調査では、コロナの方がインフルエンザよりも重症化率、致死率も低くなっていますが、コロナの方の母数がまるでわかりませんので、あまり当てにはならないかもしれませんが、母数は実際もっと多いでしょうから、少なくともインフルエンザを上回ることはないと思います

つまり、最初の1年目は、インフルエンザの方が数字的には脅威度が高く、2年目には同等か、コロナはそれ以下、で、今は表の通りです

「インフルエンザ以下」、私がそう思う理由です

今の超過死者数の増加の要因が分からなければ、おっしゃる通り、インフルエンザ以下、というのは言い過ぎなのかもしれませんが、先にも述べた通り、ウイルスの特性、現在のコロナ死の不適切なカウント方法を考えますと、コロナ死の増加が要因とするのは難しいのではないでしょうか

以下、その理由をもう少しお話します

そもそも現時点で月間10,000人の死者が出る感染症の類型を格下げする、そんなことができる段階にあるはずもありませんが、政府は5類引き下げを決定しました。

これはなぜでしょう

私は現状の『コロナ死者数』の中に、どれだけ実際の『コロナ死』の方がいるのか、厚労省に何度も問い合わせをしていますが、『把握できていない』との回答を受けています

東京都の感染症対策部も同様の回答の上、検証もしていない、と言っています

つまり、政府はもはや、今のコロナ死者は実態とかけ離れている事をわかっており、政治的に決定しなければコロナが収束しないことを理解しているのだと思います

>>第8波では働き盛りの死が最大…

これは、その死因がコロナ、と言う意味でしょうか。

であれば、その中のどれほどの数が、実際のコロナ死で、どれほどの数が別の死因でありながら、陽性と言うだけでコロナ死にカウントされているのか、それを明らかにする必要があると思います

>>あなたの認識は改めねばならない誤ったものになる…

とおっしゃるのであれば、是非とも、厚労相も把握できていないという上記数字の内訳を教えて頂ければ幸いです

>>昨夏(8月)の超過死亡数はどう説明されますか?

これはその要因がコロナ死者数の増加だとお考えなのでしょうか

私はワクチン接種に起因する可能性が高いと考えております

数字的に言えば、ワクチンの接種率が上がるにつれ、コロナの感染者数が増え、そして母数が増えた分『コロナ死』も、『コロナ死とされた人』も、『その他の死因の人』も増えています。

先述の通り、この今年の超過死者数の爆発的増加を、現時点で『コロナ死者数が増えた』ことを要因、と断定するのは、カウント方法が不適切な上、もし他に要因があった場合、その検証すらしないことに繋がりとても危険なことだと考えています。

>>マスクをしてこれだけ蔓延するもの…

マスクに関しては、決して少数ではない学者が、効果が無い、それどころか、マスク内に付着したウイルスが増殖し、却って感染を拡大させる、と言っています

もちろん、効果がある、と言っている学者もいますが、そもそも、飛沫感染であることを証明できますでしょうか

世界的には空気感染が主流になりつつあるようですが、何か最新の確かな情報があれば教えてくだされば幸いです

少なくとも厚労省と東京都感染症対策部は、断定はできないと回答しています

また、インフルエンザウイルスも、単に報道されていなかっただけで、推計値として年間1,000万人が感染していると言われ、そのウイルスの大きさからして、仮に一億総マスクでもコロナ同様、予防しきれないと思います

また、近年、コロナ前には夏場の流行も起きていますが、報道されないだけではないでしょうか

私の近隣では、数年位前から夏場にインフルエンザで学級閉鎖などが起きています

コロナ騒ぎのように記事にしても煽れないので報道しないだけのように思います

感冒系のウイルスは、追い続けていれば、冬だろうが夏だろうが、今のコロナように可視化しなければ、知らないところで感染が爆発していた(実際は陽性者数の増加)、なんてことがあるかもしれません

>>日本政府のように危険なウイルスを軽視・放置したり、…

そうでしょうか?

私には、やりすぎも度を越しているくらいに過剰なコロナ対策をしてきたように思えます

よくフォロワーさんとの間では「コロナ禍」ではなく「コロナ対策禍」だと言っています

以上、ご回答になりましたでしょうか。


最後に、この3年間、一貫して私が当ブログで訴えて来たことを申し上げます。
それは、コロナそのものの脅威度は、子供たちに3年間もマスクをさせ続け、自分の顔も見せられない、友達の顔もわからない、入学式、卒業式、修学旅行、努力の成果の発表の場、を奪うほどの脅威だったのか、ということです

『いい加減、大人が覚悟を決めてコロナと向き合え!』

と何度も言ってきました

その脅威度と社会的な活動制限のバランスは釣り合いが取れているか、そういう検証はしたのか、コロナだから仕方ない、ではなく、コロナリスクの低い子供たち、若者に、少しでも工夫しながら通常の生活を送らせてやることを大人は努力したのか、人々の自由を奪うのに議論は尽くされたのか。
この3年間、あまりにも一方的にものごとが進められてきた、と感じております
ゆえに、時に物言いは言い過ぎのような表現はあるかもしれません。ですが、ずっと私のような考えの持ち主は少数派でしたので、時に語気を強めなければ伝えられない、そう考えてきました。
そして、ようやく5類引き下げになり、yahoo newsのコメントなどを見ますと、今は多数派になったのかな、と感じております。

実のところ、コロナにしろ、インフルエンザにしろ、全ては利権がらみ、というのが私の本音です

貴重なご意見、ありがとうございました
今後も、ご意見、ご批判、頂戴できれば幸いに存じます



秀和様からのご意見は、私が3年間訴えてきたことのすべてを総括する気でお話しなければならないだろうと思いましたので長くなりました


何卒ご容赦ください






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夏のおわりに生まれたせみは。。。 コロナ5類へ

2023-01-26 | 日記・思い出・愚痴・雑感の備忘録



夏のおわりに生まれたせみは

たった一人で鳴いている

すっかり高くなった空の下

夏を終わらせまいと鳴いている

なかま達は役目を終えて

みんな去ってしまったけれど

それはそれで

きみはきみで

自分だけの夏を

思い切り 思い切り鳴けばいい




こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

この詩は、ちょっと幼稚な詩ですが、小平次が20代の前半、仕事を辞め、インドへ行く自分、そんな世の中の同世代の人間と違った生き方、遠回りをする生き方、それに多少なりの不安を覚えながらも自分の自由、生きた証、それを求めて自分らしく生きる、そんな自分への応援のような思いで書いた詩です


さて、まるで話は変わりますが、ようやくコロナが2類相当から5類相当への引き下げが決まるようです

長かったですね

さまざまなことでもはや手遅れ的なこと、自由を、本来過ごすべき二度とない時間を奪われ、顔を隠しながら3年も不自由を強いられた子どもたち、本当に将来への影響が心配です

死者数の異常な増加も、なんら検証しようともせず、ワクチン接種を継続する政府にも不安は残り続けます

まあ、それでも、大きな一歩だと思います

3年間、本当に微力ではありますが、『コロナ対策禍』に対して訴えて来て、やっと馬鹿げた茶番に終わりが見えてきました



なのに!



夏の終わりに生まれ、『夏を終わらせまい』と健気に鳴くセミとは大違い

まだまだ儲け足りない、と

『コロナを終わらせまい』

と、叫んでいる人たちがまだまだいるようです

倉持仁医師「2類から5類に変わっても何も変わらない」儲からないから反対意見も「論外」

まあ、今更この人のことを批判しても仕方ないんですが、「2類から5類に変わっても何も変わらない」のなら5類でいいじゃん

ちょっと何言ってるかわかららない

もはや断末魔の叫びです

この記事に対し、多数のコメントが寄せられていますが、大半が倉持さん批判のオンパレード

2年前とは大違いです

その中に秀逸なコメントがありましたのでご紹介します

『この方は根本的に勘違いをしている。
これからはある程度コロナを容認していく社会に入っていく。
コロナに感染もするし、もしかすると亡くなる方もいるだろう。
でもそれは車に乗れば事故もあるし亡くなる人もいるのと同じ。
今までもインフルエンザで亡くなる方もいれば、風邪でも亡くなる方もいる。
インフルエンザとコロナは違うと言いたいのでしょうが、風邪とインフルエンザが違うように違うのは当然であり、その事も踏まえて容認していく社会にしていく。
勿論賛否はあって当然だが風邪やインフルエンザが無くならないようにコロナも無くなることはない。
これは放置ではなくコロナに罹った方で重症化になりそうな方はしっかりと治療していき、そこまでひどくならない方は治るまでしっかりと療養していく。
そういう社会をこれからは作っていく。
無症状や軽傷の方を全員PCRして隔離していく時期はもう終わった。』


まさに小平次がコロナの1年目から叫んできたことはこれなんですね

コロナの実際の被害程度と、その対策のバランス、その検証からできる限り通常生活を、特に子どもたちが過ごせるよう工夫する、そうして欲しいと。。。

で、本音を言えば、存在そのものがあやふやなウイルス、その上被害程度もインフルエンザ以下、数字的にインフルエンザ以下ではない、と言う人もいるかもしれませんが、現状は実数などとても把握しきれていませんので、もはや比較すら意味がありません

ようやく多くの人が現状を把握し、通常生活に戻る事を望んでいる、ヤフコメを見ますと隔世の感があります

政府は、こういった世論の動向を見ながら政策を決定してるんだな、と改めて思います

昨日の事ですけど、小平次の事務所の女性職員と、ある仕事関係者お二人と打ち合わせがありまして、その際、ワクチンの話題になったんですが、なんと!

4人の内、3人が、女性職員含めワクチン未接種!

凄い確率!ww

唯一打ってる人は、もうすでに4回、4回目で酷い腕の痛みに苛まれたのでもう打たないそうです

その方、不安になって色々ネットで調べて、ワクチンは危険かもしれない、と思っているそうです

4回打った人がそう考えるようになるくらい、誰の目にも触れられるところで、ワクチン接種への疑問を呈している専門家やその報道も増えている、ってことなんでしょうね

とりあえずは一歩目、次は異常な死亡者数の原因追求です



御免!


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タクシードライバー日記 『どちらまでですか⑤』本社研修、そして地理試験

2023-01-17 | タクシードライバー日記


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

実は、この小平次、今の生業に就く直前、タクシードライバーを4年半ほどやっていたんです
その時のことを、インド放浪記風、日記調、私小説っぽい感じで記事にしていきます

前回、同期4人で技能試験受検、2回目で私と田村が合格、無事に二種免許を取得した、というところまででした

では、続きです

**********************

 おれと田村、無事に二種免許を取得した、だがそれですぐにデビューできるわけではない。その翌日からは本社で研修、そして地理試験の受験だ。
 おれの入ったタクシー会社は、どちらかと言えば体育会系のノリの会社であった。朝、研修開始時には全員起立、大声で社訓のようなものを唱和、続けて、タクシードライバーの決まり文句を唱和させられる。

『お待ちどうさまでした!』

『ドアを閉めて宜しいですか?』

『シートベルトをお願いします!』

『どちらまでですか?』

『目的地に着きました!』

『領収書をどうぞ!』

『ありがとうございました! また〇〇タクシーをご利用ください!



『領収書をどうぞ!』

 と言うときは、下半身は前を向いたまま、上半身だけ大きく振り返り右手を差し出すポーズをとらなくてはならない、つまり、運転席から後部座席の客に領収書を渡す仕草をするのだ。

 研修は、料金メーターの操作の仕方、クレジットカードを利用する際の機会の操作、カーナビなどの操作の基本、乗務日誌の付け方から一日の流れ、出庫前点検、タイヤ交換などなど、その他、面接時にいたコワモテの教官を中心に厳しいマナー指導を叩きこまれた。
 そして何よりもこの研修の目的は、東京タクシーセンターでの最終研修後の『地理試験』の合格を目指した勉強である。

 タクシーセンターとは、この当時には東京にしかなく、タクシードライバーの、主にマナー教育を目的とした、公益財団法人である。元々は東京タクシー近代化センターという名称であった。『近代化』などという言葉を使うくらい、タクシードライバーのマナーは『前時代的』だと認識されていたのだろう。
 このタクシーセンターに、乗客からクレームが入ると、たとえ些細なことでも、ドライバーと上司は、運行記録を持って出頭しなければならないのだ。一日中仕事をして、ヘトヘトに疲れているのに、江東区の南砂まで出向き、事情聴取を受け、場合によっては長時間説教をされる、会社の優良ランキングポイントにも影響が出る、まさに泣く子も黙るタクシーセンターなのだ。おれは4年半のドライバー生活の中で、幸いここに呼び出されたことは一度もない。

 このタクシーセンターの研修最終日に行われるのが『地理試験』である。地理試験とは一応国家試験であり、これに合格し、タクシーセンターから『乗務員証』を発給してもらい、初めてデビューとなるのだ。この地理試験に合格することで、日本で一番稼げる地域、東京23区、及び武蔵野市、三鷹市で営業ができるのだ。

 だが、この地理試験、何もないところから、本気で合格しようとするとかなり難しい。40点満点中、32点を取らなければならないのだが、研修では高得点を目指すのではなく、この最低点を確保するためだけのノウハウを教えられた。

 地理試験には、決まったパターンの必ず出題される問題がある。まずはこれだ。



 これは、営業エリアの主要幹線道路と、交差点に番号がつけられ、選択肢から回答する、というものである。この問題をクリアするためには、その主要幹線道路と交差点名を全て覚えなくてはならない。

 東京の道路は、皇居を中心に、環状線、と言っても完全な環状を描いてはいないが、内堀通り、外堀通り、外苑東通り、外苑西通り、明治通り、山手通り、環状七号線、環状八号線、が走っている。そして、やはり皇居付近を中心に、東西南北に向かって、主に国道が放射状に伸びている。
 
 国道は区間によって名称も変わるのでややこしい。国道1号は、日本橋を起点に、『中央通り』上を走り、『日本橋』で交差する『永代通り』に入る、そして『大手町』で『日比谷通り』に入り、『日比谷』で『晴海通り』、『桜田門』で左に折れ、『桜田通り』、やがて『第二京浜』と名を変える。

 これはとにかく受験日までひたすら暗記すれば何とかなる。お次はこれだ。



 これは、東京のある地域の地図である。地図上に記されたランドマークを選択肢の中から選ぶのだ。この二つの問題で絶対に点を落とさないようにすれば、25点が確保できる。だが、残りの7点は、パターン化されていない問題が出題され、過去問の量は膨大である。これを確実に覚えるのには、半年以上の時間が必要だろう。

 研修室では、もう1点、高確率で点のとれる方法が伝授された。それは、ある地点からある地点まで、ランダムに並べられた選択肢の交差点名を、最短ルートになるよう並べ替える、というものだ。この問題は、全て『ア』を回答欄に書け、と言うのだ。無理して考えて並べ替えて全滅するよりは、『ア』が正解の一つであれば必ず1点が取れるというわけだ。

 残りの6点は、とにかく膨大な過去問を覚え、何とか確保しろ、という指令だ。

 法律の勉強は一先ず置き、おれはひたすら地理試験対策の勉強をした。そしてタクシーセンターでの研修、いよいよ最終日、地理試験、結果は…。

 おれも田村も一発合格!

 タクシーセンターで乗務員証用の写真を撮り、晴れて乗務員証を受け取る。面接、採用から約一ヶ月と少し、まあ、割と早い方だ。おれは合格の喜びを、他の同期たちに連絡した。おれより先に合格し、すでにデビューしている同期の一人、八重樫、この男はおれと同じ営業所で勤務する、おれのドライバー生活に深くかかわることになる男だ。

 さあ、次は本社での最後の研修、乗務研修だ。研修とは言っても、実際に一人で客を乗せ、一晩走る、これを3回、実質的なデビューだ。


*******************
今の感想
まあ、ここまで長かったですね。ここまで辿りつかないと、研修中の日当や交通費、そういったものが精算されませんので、実質無給、しんどかったですよ。
さて、次回からはようやく、実際に乗せたお客様とのエピソード、他には警察に違反で捕まったりとか、そういったお話を少しずつして行きたいと思います。

 
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コロナ史上最大の危機

2023-01-13 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

いやいや、大変なことになって来ました

コロナで亡くなった方が、一日で500人だとか、一カ月で1万人だとか。。。

政府、自治体のみなさん、今こそ緊急事態宣言ですよ! ロックダウンですよ!

えっ!? 指定感染症、2類相当から段階的に5類へ引き下げを検討してる?

なんじゃそりゃww

ワクチンの5回接種が勧められていながら、現在、コロナ史上最大の危機とも言えるくらいの方が亡くなっています

このまま死者が増えれば、日本人の死因の上位確定になってしまいます

当然対策の強化を今こそするのか、と思いきや、5類相当に緩めることを検討しているそうです

まるで支離滅裂です

正にカオスです

一体どうなってるんですかね?

もちろん、小平次は2年前から5類相当にすべきだ、と言ってましたので段階的とか言ってないですぐにやれよ、そうすれば普通の感冒治療ができるようになり、死ななくていい人まで死なさずに済むのだから

そう思っています

さて、現在、PCR検査の精度はこの際おいておきますが、爆発的に感染者、陽性者が増えているのは間違いがないようです

母数が爆発的に増えているので、それに伴い、亡くなる方も増え、数は増えてても致死率は下がっているようです

致死率が下がっているのはワクチンの効果だ、と、専門家や医師、政治家が言います

そうかもしれません

ですが、前から申し上げている通り、通常、感染症ウイルスは、変異を繰り返し、感染力を強め、その分弱毒化する、これはこれまでのウイルス性感染症の歴史が物語る事実であり、科学です

単にそういうことが起きている可能性も高いのです

そういったことの調査や議論はしないんですかね?

ただ、それにしてもコロナ死者、多すぎますね

一昨年の10月、なんだか近年にないくらいに日本の総死者数が前年対比で増えている、ということに気付きまして記事にしました

2020年と2021年の総死者数の前年対比

2020年 総死者数 1,384,544人
2021年 総死者数 1,452,289人

増加死者数 1,452,289人ー1,384,544人=67,745人

この前年比、67,745人というのが多いのか少ないのか、以前貼った、2020年までの過去20年間の表を貼ってみます



これを見ますと、過去20年、東日本大震災の2011年を含め、前年比で60,000人を超えた年はありません

2020年、コロナ最初の年は、前年比で約8,000人死者数が減っています

この現象は、推測として、ウイルス干渉により、インフルエンザ(年間約10,000人の死者・推計値)が全く流行しなかったことによるものとも考えられます

それを考慮しても、ワクチン接種の始まった2021年の67,000人は、どうでしょう、近年の傾向としては多いと言えるように思います

そして、今年、2022年、10月までのデータが公表されておりますので見てみます

これによれば

2020年 1月~10月 総死者数 1,195,457人
2021年 1月~10月 総死者数 1,289,310人

増加死者数 1,289,310人ー1,195,457人=93,853人

びっくりです

ただでさえ多かった一昨年を、10月の時点で25,000人も上回っています

これは異常事態です

この日本の異常事態には、外国の専門家も注目しているそうです

もう、ぼやかして言う気はありません

この死者の増加とワクチンの接種率の増加はリンクしています

そう指摘する専門家も、もはや少ない数とは言えません

もちろん断定はできませんし、以前ご紹介しましたが、あの長尾医師も、高齢者にとって怖いのは、コロナよりも自粛によって外へ出ず、歩かなくなることだ、とおっしゃっており、それが高齢者の体力を奪い、別の病で亡くなる、コロナにしても2類相当のため初期感冒治療ができない、そういったことが原因かもしれません

一部、医療逼迫により、診察、治療が受けられなかったことが原因、という識者や専門家もいますが、さきほどリンクを貼った記事では、『確かに100%を超えた病院もあるが、調査した26病院中19病院は空き床を抱え、稼働率が50%以下の病院もあり、医療逼迫が死者を増やすレベルでなかったのは明らかだ』と言っています

一日コロナ死が500人、一カ月10,000人、さきほど示した通り、総死者数が増え、その上でコロナ以外の死者も、検査で陽性であればコロナ死にカウントされますので、当然のことながらコロナ死も数字上は増えています

もしかしたら、こういうことがわかっていて、政府は、コロナ史上最大の危機にもかかわらず、5類相当への引き下げを検討しているのでしょうかね

多くの国民も、肌で感じているのかもしれません

だって小平次の地元、浅草、すごい人出ですよ

土日なんか歩けないくらい、外国人も多く、ほとんどがマスクなんかしていません

『コロナ史上最大の危機』、なんて気にもしていません

もしかしたら、コロナがー! コロナがー!

とか言っているのは、もう一部マスコミと少数派なのかもしれません

昔から少数派の方が声だけはでかいので。。

いやいや、ワクチン打ってないだけでこっちがやっぱり少数派かww

しかしながら今、私たちが気にしなくてはならないのは、外国の専門家も注目するほどに、日本の死者数が異常なまでに増えていること、その原因です

これは捨て置けません

にもかかわらず、政府も自治体も、国民、市民が近年見られないほど死んでいるのに、まともな調査をするような気配もありません



御免!










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年末年始、案外テレビも面白い

2023-01-05 | 日記・思い出・愚痴・雑感の備忘録



こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

新年あけましておめでとうございます

本年もまた、何卒宜しくお願い申し上げます

昨年の正月は、正月早々身内に不幸がありまして、ちょっとドタバタしておりました

今年は、年末年始、ほぼ私が仕事と小悪党退治の活動などがあって、ゆっくりとできた日は少なかったですね

それでも、少しゆっくりできた日、娘が正月料理を食べながら、家族一緒にテレビを見よう、と言うのです

小平次と妻は、割とドラマとかお笑いとか好きでテレビ見ていますが、娘は普段ほとんど見ていません

そんな娘が、家族一緒に見たい正月番組…

『芸能人格付けチェック』

だったかな

内容は、芸能人の方々が、どれだけ普段一流なものに対して目や耳、口が肥えているかを試す番組。。

超高級ワインと格安ワインを飲み比べ、どっちが1本100万円のワインかを当てる、間違えると、一流芸能人という格付けから二流、三流と下がり、最後は退場、みたいな番組ですね

くだらないんですけど、まあ面白かったですよ

食べ物や飲み物は、視聴者が実際に口にできるわけではないので参加できないのですが、例えば、音楽、この日出題されたのが、日本の代表的JAZZ BIGBAND、の方々の生演奏と、明治大学のJAZZ研 BIGBANDの演奏を聴いてプロはどっちか、という問題

これは小平次家族、視聴者も参加できます

娘も現在JAZZ研 で活動中なので気合が入ります

もちろん、その場で生で聴くわけではないので、そこらへんはなかなか難しいと思われます


さて、まずは「A」のバンドの演奏

最初は静かに始まり、コンガ、ボンゴ、ティンバレス、と言ったラテンパーカッションが加わります

ここまで聴いて、小平次は言います

『これは、Bは聴くまでもないな、A、こっちがプロだ』

続いて「B」の演奏

しっかりとしたリズム、管楽器の音の伸び、とても素晴らしい演奏

妻と娘は「B」を選びます

理由は「A」よりまとまりがあるように聴こえた、とのこと

大学生でもJAZZ研 にいる子なんかには、すごいプレイヤーがいます

技術的な個人レベルでみれば、即、プロでもやれそうな子はわんさといます

実際プロ歌手の和田アキ子さんは、妻と娘と同じような理由で「B」を選びました

娘が、何で「A」だと思ったのかを聞いてきたので、たった一言

『色気が違う』

と答えました

で、正解は

『A』


フフッ、娘よ、まだまだだな。。フッ

ドヤ顔の小平次、悔しがる妻と娘、微笑ましい一家団欒です

この番組で、現在脅威の71連勝中、というGACKTさん、この問題もあっさり正解して、「A」を選択した理由を聞かれると

『色気が違う』

なんと、小平次と同じ理由!

小平次の顔は益々ドヤ顔ww

確かに、さすが明治のJAZZ研、すごく上手でしたけどね、やっぱり技術以上の事、さあ、おれを聴け!みたいな感情の表現力は、なかなか若さもあり敵わないのですね

和田アキ子さんもね、多分、どっちのバンドで自分が歌いたいか、って原点に帰れば間違ったりしなかったんじゃないですかね~

まあ、良い時間を過ごしました

さて、昨年の正月、1年の目標として、できるだけ政治家を話す、と掲げていたんですが、KS党議員さんとの面談のあと、中々実現できませんでした

それでも、年末、ある方を通じて、現職の自民党衆議院議員さんと、閣僚経験者の大物元自民党議員さんとお話をさせて頂く機会が作れました

ご紹介して頂いた人の立場上、詳細は触れられないのですが、お話は、コロナではなく、主に技能実習から特定技能労働者の受け入れによる移民問題について、疑問と現場の声を届けました

政治家なんかバカばっかり

ほんとそう思うしかないことばかりですが、この日お会いさせて頂いたお二人は、とても聡明で、現状をよく理解し、問題点や、移民受入れによる日本の将来、などについて、実によく把握され、やらなくてはならないこともわかっていらっしゃる

なのになぜ!

それが政策として実現できないのか

派閥、自民党の体質、その他諸々

以前にも、猫の誠さんのお言葉をお借りしご紹介しましたが

『自民党はあらゆる思想の比例代表をしているに過ぎない』

身もふたもない話ですが、そうなんでしょうね

わかっていてもどうにもできない

それはやはり、我々有権者が変わらざるを得ない、変えて行かなくてはならない

そういうこと、どれだけ地道でも声を上げて行くしかない

で、今年の目標は引き続き政治家と話す、若者と話す、お役所と話す

あと、小悪党を倒す!

ですね

御免!

コメント (2)
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