【香港スタディツアー】 これまでの講師陣の訪問レポート!

今回は一昨年より開催していた香港でのおもちゃインストラクター養成講座および現地の教育機関でのワークショップのレポートをお届けします。

私と一緒に香港に行き、現地の専門家や親子とワークショップを展開してきた、おもちゃコンサルタントマスターでもあり、おもちゃインストラクター養成講座の講師でもある、武田さん、ただじゅんさん、稲葉さん3名の香港体験レポートを送ります。

 香港の文化や風土を感じ、現地の子ども達や先生方の熱気を感じ、
 私なら現地でこんなコトができそう!という想いを膨らませて、お読みいただけたら幸いです。
 ご不明な点などがございましたら、事務局までご連絡下さい。
 お申込みは、国際航空旅行サービス株式会社 HPまで。 (8月20日 締切)
皆さまのご参加をお待ちしております!

 

香港おもちゃワークショップレポート

●武田真理恵さん

2017年の春に香港を訪れました。 なんと私にとっては25年ぶりの再訪でしたが空港も街並みも大きく様変わりしていて違う国に行ったようでした。何せ当時はイギリス、現在は中国ですからね… たまたま歴史博物館での企画展が『香港のおもちゃの歴史』に関するものだったため、じっくりと鑑賞して来ましたが、昭和の日本とあ
まり変わらない懐かしい印象でした。

親子向けのワークショップやおもちゃインストラクター養成講座に参加される方々は皆さん本当に熱心で、目をキラキラと輝かせながら、手作りおもちゃを作り、興奮して遊んでいました。通訳さんを介しての講座でしたが、あまり言葉の壁もなく、あそびやおもちゃの底力を 実感!手づくりおもちゃを作ること自体が初めての体験という方も多かったようです。
幼稚園にも足を運び、子供達と工作をしたのですが、団地の中で園庭のない空間。年少さんから年長さんまでとても『良い子』な子ども が多く、お受験大国の現状を垣間見た気がしました。でも、完成した時のニコニコ笑顔は最高でしたよ!

 

 

●「ただじゅん」こと、多田純也さん

私は、昨年、おもちゃインストラクター講座の講師として香港へ同行しました。もちろん獅子舞などのパフォーマンスの機会も準備 していただき、獅子頭と和太鼓、三味線を抱えての道中となり、香港のこども獅子舞との競演もできました。

香港の幼稚園などを回った印象では、先生はしつけに厳しい感じでしたが、子どもたちは屈託なく笑い、積極的です。大人向けの講 座受講生はとても熱心でまじめで、保育士だけでなく様々な職業のかたが参加し、日本のあそびと子育てに関心があるように感じまし た。国や文化が違っても、笑いのポイントや楽しみ方は万国共通。笑顔の交流ができました。狭い土地に高層のアパートが林立し、街には活気があります。世界三大夜景と呼ばれるだけあり海辺の夜景はスバラシイ。イギリス から中国に主権移譲され20年ほどであり、文化の交差を感じます。食べ物も日本人の好みにあい、おいしいです。日本のインスタントラーメンが国民食なほど。香港は大戦中は日本の植民地でもあり ましたが、国際平和への道は庶民の文化交流が早道です。

このたびのツアーで、ぜひおもちゃと遊びを通じた国際交流を広げてほしい と願っています。

 

 

●稲葉 恭子さん
「Can you speak English?」『a little』

「I can speak English」『I can speak kansaiben』

幼稚園での 5 歳の坊やとの会話。自信満々に胸張 って話してくれました。

0 歳児から英語教育スタートのお国柄。小学校では、学校中の掲示物は広東語の下に必ず英語表記という徹底ぶり。バ イリンガルな子ども達でしたが、勉強漬けで遊ぶ時間はあるのかな?と心配になりました。おもちゃインストラクター養成講座とボードゲーム講座では、幼児教育に関わる専門職や学生さん達に遊びを伝授(通訳さん付き)。皆さん とても優秀な方々で大盛り上がり!「遊び」は万国共通の笑顔と幸せの種なんだなと嬉しく思い、遊びと学びの種蒔き人としては大満足でした。

観光地めぐりは有名な所を数カ所。100 万ドルの夜景は高級レストランから満喫。ビクトリア・ピークはあいにくの曇り空でしたが、時折雲 の切れ目から香港の街並を覗くことが出来て大満足。2 階建てバスで市内観光・・・高層ビル群と下町の雑踏商店街の対峙が印象的でした。何よりもびっくりしたのが、建築中の高層ビルの足場がすべて「竹」で組まれていたこと。木を活かした技術の素晴らしさに感動でした。

今回の香港スタデーツアーは幼稚園で遊びワークショップを始めて開催します。話す言葉は違っても遊びの天才の子ども達!。手振り身振り・a little 英単語・方言等々、遊び心さえあれば遊びの楽しさが伝わり、何の心配もありません。海外でのおもちゃコンサルタントの腕の ふるい所ですので、皆さんのご参加をお待ちしています。楽しい人との繋がりも沢山生まれることと思います。

 

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暮らしのうつわ はなだ「子どものうつわ展」に出前グッド・トイ

 

東京・九段下にある「暮らしのうつわ はなだ」で開催されている「MOAS Kids 子どものうつわ展」。

そのイベントで「暮らしのうつわ はなだ」と「東京おもちゃ美術館」のコラボレーションも4年目を迎え、今年は「グッド・トイ2018」を中心としたおもちゃで遊べるコーナを作っています。

是非、この機会に、お子さん用の素敵な食器に触れ、そして良質のおもちゃに触れてみてください。

 

《 MOAS Kids 子どものうつわ展 》
■会期:2018年8月8日(水)~2018年8月18日(土)
    午前10時30分~午後7時 ※会期中無休
■場所:花田ギャラリースペース
    (東京都千代田区九段南2-2-5 九段ビル 2F)

 https://www.utsuwa-hanada.jp/

 

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津川雅彦さんのおもちゃへの想いを子どもたちへ。

 

俳優の津川雅彦さんが急逝なさりました。

 

今年4月の東京おもちゃ美術館10周年記念式典にゲストでご参列される予定でしたが、

当日の朝体調が優れず断念したいとご連絡を頂きました。

まさかこんなに早く逝かれてしまうとは…

 

東京おもちゃ美術館には数々の津川雅彦コレクションが展示されています。

 

ブリキのからくりおもちゃ『サンタクロース号』@ゲームのへや

フランスのブリキアーティスト、ジャン=ピエール・ハートマンが制作した1987年の作品。本人が作った小説を基につくられており、乗組員がサンタクロースという、ユニークな発想から生まれている作品。(画像)

 

イギリス王室の木馬 @おもちゃの本図書室
実在する馬をモデルに作られた由緒正しい本格的な木馬。現在は、日本玩具文化財団の佐藤理事長のご厚意で、様々な方に見ていただけるよう展示させて頂いています。

 

木と小人の壁面パズル @赤ちゃん木育ひろば
広場の壁面に展示されているもので、ピアノメーカーとして有名なヤマハが製作。橋本龍太郎元首相に寄贈されたもので、余りにも素晴らしいパズルであったので首相から玩具の専門家の津川雅彦さんに託され、後に津川さんのご意志で東京おもちゃ美術館に木育の象徴として、ご寄贈頂いたものです。

 

津川さんのおもちゃコレクションは波乱に満ちた運命をたどり、東京おもちゃ美術館に引き継がれているものが余りにもたくさんあります。

 

そんな津川さんの思い出を、おもちゃコンサルタント養成講座の講師であり、グランパパ時代、津川さんの片腕として活躍された宮森美里さんが、

東京おもちゃ美術館に展示されているおもちゃを紹介しながら語る様子が、取材されました。

 

●8月12日 19日(日)フジテレビ「Mr.サンデー」で放映される予定です。

(※放送内容延期に伴い、順延しました。)

 

頂いた夢のような玩具と共に、
津川雅彦さんのご冥福をお祈りいたします。

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