昨日、20年以上前に深い縁のあった女性が自殺した記事をアップしました。
そのショックが、尾を引いています。
人の死、まして40代の知り合いの死というものは、誠に心を痛めつけるものです。
なんだか仕事が手に付かない感じです。
彼女との思い出が、浮かんでは消え、私を苦しめます。
もう10数年も会っていなかったというのに。
それでも、仕事は涌いて出ます。
勤労意欲のわかない日に、呆然とするばかりです。
今日は都内某会議室で午後から外部資金獲得のための勉強会。
朝はゆっくりできます。
今は本降りの雨ですが、午後にはやむとの予報。
とりあえず良かった。
それはさておき。
実は昨夜、ショッキングな事実を知りました。
私が20代前半から半ばにかけて親しくしていた女性が自殺した、と言うのです。
彼女は私よりも3つ年下で、職場に出入りする業者の一人でした。
短大を出て就職したばかりで、先輩営業マンの後ろをいつもついて歩いていました。
美人とは言いがたいですが、小柄で愛嬌のある女性でした。
彼女が私の職場の若手の飲み会に顔を出したのがきっかけで、親しくなりました。
今では個人的にとはいえ、業者と飲みに行くなどご法度ですが、当時はまだ大らかだったのですね。
恋人、と呼べるかどうかは微妙な関係性ですが、一時期、そんな感じになりました。
ただ、彼女は恋だと思っていたようです。
ていうか、彼女は恋しか知りたくなかったのではないかと思います。
その他のことは生きるためのどうでも良いこと、みたいな。
私は、そんな純粋な彼女の前では、子供のように振る舞うことができ、彼女は逆に大人ぶっていたように思います。
そんな関係性が2年も続いたでしょうか、別の女性となんとなくお付き合いするようになりました。
私の場合、女性との間で、告白とかなんとか、はっきりした区切りをつけたことがなく、なんとなく友人からより深い仲になり、気が付いたら付き合っていた、というのがいつものパターンでしたので、彼女に悪いとも思いませんでしたし、それまでどおり会っていました。
潔癖な人から見れば、二股ということになるのかもしれませんが、私にはそういう意識はありませんでした。
仲の良い女性が何人いたって構わない、と。
要するに友人ですね。
しかしながら、彼女がそれに気付いた時、初めて、彼女は私との関係性を本気の恋だと思っていたことを、私は知ったのです。
とんだ野暮天です。
私は混乱しながらも、どちらかを選ばなければならないのなら、新しい女性を選択する他ないことを告げました。
彼女は涙を流しながら、私の新しい恋を、笑顔で祝福しようと努力している風でした。
それでも彼女は仕事として私の職場に出入りし、時には飲みに行ったりする不思議な関係性を築きました。
私が例の新しい女性と結婚して数年後に彼女も結婚し、報告会と称する2人だけの小宴で、嬉しそうに結婚式や披露宴の写真を見せてくれたことを懐かしく思い出します。
その後彼女は妊娠して退職。
それからは10数年、年賀状のやり取りだけが続いていました。
で、昨夜、彼女の旦那様から簡単なメールをもらいました。
年賀状のやり取りをしている人に一斉メールを送ったようです。
自殺した、動機は分からない、近頃落ち込んでいた、みたいな。
その後の彼女の人生がいかなるものであったのか、今の生活がどうだったのか、私は何も知りません。
20年以上前、互いの人生がほんの一瞬、交差した時期があっただけです。
昔のことを思い出しながら、本当に私は野暮で女心が分からない、自分勝手な人間だった(あるいは今も)、と反省するしかありません。
若かりし頃の思い出に浸りたい気分です。
40代で命を絶った、かつての愛しい女性を追悼するために。
連休明けのだるい勤務が終わりました。
今日は本当にやる気がでなくて、体もだるくて、1日が非常に長く感じられました。
これからまた毎日出勤かと思うと嫌になります。
昔から、すまじきものは宮仕え、と言いますが、本当ですねぇ。
すまじきものでもしなければ食えなくなってしまいますから、仕方ないんですが。
辞めたい、嫌だ、と毎日思いながら、27年目に突入してしまいました。
いくら働いても仕事に慣れるということはありません。
ただ図々しくはなったと思います。
図々しくなったことだけが、唯一の成長のような気がします。
私は軟弱者ゆえ、ゴールデンウィークに遠出はしません。
でも泊まりで出かけたい、という気持ちはあります。
で、日帰り圏内の近場にあえて一泊し、町歩きを楽しむ、ということが恒例のようになってしまいました。
過去には、鎌倉、横浜、川崎などの神奈川、大宮、川越などの埼玉、八王子などの都下に一泊したことがあります。
今回は特に軟弱で、5月4日・5日と、吉祥寺。
吉祥寺駅前のホテルをとり、井の頭公園や吉祥寺の繁華街、それにちょっと足を伸ばして深大寺や広大な神代植物園を楽しみました。
まずは井の頭公園。
こんな公園が近所にあったら散歩しまくりでしょうね。
公園内には、ジブリ美術館もありました。
正直、ジブリのアニメには興味ありませんが。
公園を楽しんだ後は、駅の反対側に広がる繁華街へ。
想像以上に人が多く、びっくりしました。
吉祥寺は住みたい街ランキングで常に上位に入りますが、人が多過ぎて私には無理そうです。
夜はハモニカ横丁の飲み屋で一杯。
なかなか風情がある一角です。
翌日はバスで神代植物園に向かいました。
9時20分に着いたのですが、9時半開園ということで、多くの人が並んでいました。
しかし、何しろ広大なので、人が多い、という感じはしませんでしたね。
むしろあれで人が少なかったら気味が悪いと感じるかもしれません。
薔薇などの多くの花が咲いており、目を楽しませてくれます。
こんな感じ。
昼前、深大寺門を抜けると、そこはもう門前町。
名物の深大寺そばを食わせる店が20軒くらい並んでいました。
11時20分くらいでしたが、すべての蕎麦屋に行列が出来ており、やむなく、元祖 嶋田家という店に並びました。
食券を買うのに15分、席に案内されるまで15分の計30分待ってやっと小上がりの二人用の席に着きましたが、蕎麦がでてくるまでさらに30分待たされました。
ゴールデンウィークは昼飯にありつくのも容易なことではありません。
天ぶらとろろ蕎麦という豪勢なものを食しましたが、田舎蕎麦というかなんというか、大したものではありません。
とにかく待っている人が大勢いるので、慌ててかきこんで深大寺へ。
都内では、浅草寺に次ぐ古い寺なんだそうです。
ちょうど、本堂では読経が始まっており、5人くらいの坊さんが護摩を焚きながらヤケクソ気味に太鼓を打ち鳴らし、お経を読んでいました。
観音経を唱え、さらには真言をとなえ、最後に般若心経を唱えるという面倒くささ。
天台宗は総合仏教と言われますが、お経も色々やるのですね。
その後、バスと電車で家路に着きました。
1時間20分くらいで帰れました。
泊まる距離ではないかもしれませんが、気楽で楽しい小旅行でした。
昨夜はありがちなホラーを鑑賞しました。
大学生達が山にキャンプに出かけ、惨劇にあう、という。
今時このシチュエーションで映画を作ろうと考えるだけで笑っちゃいますが、安っぽいながら、見所満載の出血大サービスで、私はそこそこ楽しめました。
ザ・コレクター ~監禁地帯~ [DVD] | |
ディジット:ケン・カージンガー,スリーアイズ:ブラッド・ ロリー,ジェイド:サラ・リンド,チェルシー:エミリー・ウラアップ | |
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13金シリーズのダーク・ヒーロー、ジェイソンみたいなやつが出てきたり、「悪魔のいけにえ」シリーズのレザー・フェイスみたいなやつが出てきたり、顔に火傷を負った謎の花嫁姿の女が出てきたり。
お化け屋敷っぽい感じがよろしい。
製作している人々が悪乗りしているかんじです。
今日はなかなかの掘り出し物をDVDで鑑賞しました。
暗黒女子です。
暗黒女子 [DVD] | |
清水富美加,飯豊まりえ,清野菜名,玉城ティナ,小島梨里杏 | |
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『暗黒女子』予告編
セレブなお嬢様たちが通うミッション系の女子高。
そこのアイドル的存在で、文芸サークルの会長が、謎の飛び降り自殺を遂げるところから、物語は始まります。
文芸サークル恒例の闇鍋を楽しんだ後、メンバーが、一人づつ、会長の死をテーマにした自作の小説を朗読します。
そこで語られる、嘘、矛盾。
美しい女子高生たちの暗部が白日の下にさらされ、観る者を圧倒します。
それはほとんど、悪の連鎖と言ってもよいでしょう。
そして最後に、会長が書き残したという小説を、会長の親友である副会長が読み、朗読会は大パニックに陥ります。
待っているのは、衝撃の結末。
小悪魔どころか、登場する女子高生全員が、美しい悪魔を思わせます。
美しく、明るく、人望があり、それでいて、狡猾で非情で自己愛が強い会長役を演じた女優の怪演が光ります。
久しぶりに見応えのある作品でした。
今日、ここ何日も頭を悩ませてきた仕事が一段落しました。
少しほっとしました。
こんなことを繰り返して、26年も働いてきました。
真、世の中を渡っていくのはしんどいことです。
帰りに安っぽいDVDを借りて、さっき見終わりました。
本当に安っぽい、エロティック・サイコ・スリラーでしたが、その安っぽさが、疲れた頭に優しく感じられました。
ブレインウォッシュ 洗脳 [DVD] | |
越坂康史,原啓二郎,深澤浩子 | |
アルバトロス |