ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

初雪の

2019年01月31日 | 文学

  首都圏は長いこと晴か曇りの日が続き、空気はカラカラに乾いていました。

 そのせいか、インフルエンザが大流行。

 私の職場は学級閉鎖のような状態になっています。

 幸い、私は感染していません。

 それが今日、久しぶりに雨が降りました。

 夜にかけて雨脚が強まり、深夜から未明にかけて平地でも雪になるところがある、との予報。

 23区は、初雪はわずかばかりですが、以前降ったと記憶していますが、千葉市はまだのはず。

  初雪の 底を叩けば 竹の月

  与謝蕪村の句です。

 初雪が降りやんで、月が竹林を照らしている、その底冷えのするなかの美しい情景を詠んで見事です。

蕪村句集 現代語訳付き     (角川ソフィア文庫)
玉城 司
角川学芸出版

 私が住まう千葉市が雪になるかは微妙。

 千葉は関東のなかでは温暖なほうですから。

 それでも、毎年1度や2度は雪に見舞われます。

 今年は降らないなぁと、残念なようなほっとするような気分でいました。

 例え降らなくても、気分だけ、雪見酒としゃれ込みたいものです。

 年が明けて日に日に忙しくなり、これから年度末までは怒涛の日々。

 せめては冬の楽しみを、素直に楽しみたいと思っています。


 


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去年の冬、きみと別れ

2019年01月27日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は一日ごろごろ過ごしました。

 で、DVDを鑑賞しました。

 「去年の冬、きみと別れ」です。

 

去年の冬、きみと別れ (初回仕様) [DVD]
岩田剛典,山本美月,北村一輝,斎藤工,浅見れいな
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

 

【Amazon.co.jp限定】去年の冬、きみと別れ ブルーレイ プレミアム・エディション(初回仕様/2枚組)(Amazon.co.jp限定映像特典Disc1枚付) [Blu-ray]
岩田剛典,山本美月,北村一輝,斎藤工,浅見れいな
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


 抜群に面白いサスペンスでした。

 いくつもの伏線があり、何度もだまされました。

 それはもう、快感と言ってよいほど。

 あえて何も紹介しません。

 是非ご覧いただきたい佳作です。


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領土

2019年01月23日 | 社会・政治

 領土問題というのは、主に隣国との間で発生し、それは世界中に存在します。

 わが国にも北方領土や竹島、尖閣諸島等の領土問題があります。

 多くは戦争や、戦後のドタバタで取ったり取られたりしたもので、どの国も領土は1ミリも手放したくない、というのが本音でしょうから、これを平和的に解決するのは困難を極めます。

 沖縄や小笠原が平和的にわが国に返還されたのは奇跡と言って良いでしょうね。

 一歩間違えたら、ハワイのように、米国の州になっていたかもしれません。
 もっとも、沖縄には広大な米軍基地が残される、という条件が付いていましたが。

 で、北方領土。

 プーチン大統領と安倍首相の会見を見ましたが、領土を返すとか返さないとかいう話は一言もでませんでしたね。


 当然と言えば当然です。

 ロシアは島々を戦争の結果得たロシア領と考え、わが国は終戦後に攻めてこられて分捕られた、不法占拠の状態と考えているわけですから、話がかみ合うはずもありません。

 ちなみに、日本共産党は北方4島のみならず、千島列島全てを返還しろ、と要求していると聞いたことがあります。
 要するに明治8年の千島・樺太交換条約の状態に戻せ、ということで、さすが正論の党らしい現実離れしたお話で、痛快です。

 ロシア国民の感情もありますし、現実に北方領土に住んでいるロシア人の帰属はどうなるのかといった問題もあり、ロシアは領土を返還する気などさらさら無いでしょうね。

 そうすると、次善の策としては、往来を自由にし、経済協力を行う、ということになろうかと思いますが、日本人にも国民感情があり、それでは納まらず、結局は未来永劫4島返還を言い続けるしかない、ということになると思います。

 しかし私は、それで良いと思っています。

 例え島が返ってこなくても、半永久的に言い続ければ、時を得て、返還される可能性なきにしも非ず。

 時代がどう変化するかは分かりませんから。


 それにしても、日韓にしても日中にしても日露にしても、隣国と付き合うのは大変です。

 世界に目を向けてみれば、メキシコとの間に壁を作ろうとしている米国だとか、日本人には理解不能な、オセチアと南オセチアの対立、スーダンと南スーダンの関係など、主に隣国との関係が悪いのですよねぇ。

 今では戦争があったことなど嘘のようですが、英仏がドイツと戦ったり、もっと前には英と仏が戦ったり、欧州では戦国時代のような状態が長く続きました。

 隣国関係の伝で言うと、お隣や近所と仲が悪い、という方も多いのではないでしょうか。
 近いからこそ利害が錯綜し、いがみ合うのでしょうね。

 その点、マンション住まいは、隣は何をする人ぞ、みたいな感じで気楽です。
 挨拶くらいはしますが、それ以上の付き合いが全然ありませんから。

 隣近所との付き合いですらややこしいのであれば、国同士はなおさら。

 マンション住まいのように、互いに干渉せずに済めば良いのですが。

 


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羊の木

2019年01月19日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は午後もDVDを鑑賞しました。

 「羊の木」です。 

羊の木(Blu-ray豪華版)(Blu-ray+2DVD)
錦戸亮,木村文乃,北村一輝,優香,市川実日子
ジェイ・ストーム

 

羊の木(DVD通常版)
錦戸亮,木村文乃,北村一輝,優香,市川実日子
ジェイ・ストーム



 地方都市、魚深市という港町が、6人の移住者を受け入れます。
 
 じつは受刑者を仮釈放させ、過疎の地に定住させる、という極秘国家プロジェクト。

 受刑者が減れば刑務所の負担が減り、過疎の地には人が増える、というからくり。

 しかし、6人が移住したことで、平穏な町の日常が狂い始め、というお話。

 6人のうち4人は更正の道を歩みますが、1人は犯罪を重ね、1人は犯罪被害者になってしまいます。

 なんとなく前科者に対する偏見みたいなものが感じられ、人物の描き方も中途半端で、期待はずれでした。

 人はそれぞれであって、前科者に対する態度も様々、ということだけは分かりましたが。


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放課後戦記

2019年01月19日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 午前中、「放課後戦記」というDVDを鑑賞しました。

 美少女たちのバトル・ロワイヤル、ということで、気楽で馬鹿馬鹿しいバイオレンスを期待したのですが、内容は結構複雑なつくりになっていて、思わずひきこまれました。

 

【Amazon.co.jp限定】放課後戦記 映画&舞台プレミアムセット(スペシャルDVD付き) [Blu-ray]
市川美織
ポニーキャニオン

 

放課後戦記 [DVD]
市川美織
ポニーキャニオン

 主人公の女子高生、セナは放課後、屋上で居眠りしてしまい、目を覚ますと、そこは女子高の生徒たちが殺し合いを続け、生き残った一人のみが生存を許される、という、往年の名作「バトル・ロワイアル」を彷彿とさせる設定に放り込まれます。

バトル・ロワイアル [DVD]
高見広春,深作健太
東映ビデオ


 セーラー服だったり、ブレザーだったり、さらにはジャージ、ゴスロリ、アーミーなど、様々な衣装を身にまとった美少女たちの殺し合いが最初は描かれるのですが、それはごくあっさりしたもの。

 やがてその世界は、父親から性的虐待を受け、友人から苛められ、恋心を寄せる唯一の親友から同性愛的な接触を拒まれたセナが、手首を切って自殺をはかり、生死の境を彷徨っている間に、一種の夢の中で、自分から派生した人格であるあまたの少女たちを殺すことで、本当の自分を取り戻す、一種の自分探しなのだということが判明します。

 つまり、殺し合いの相手はすべて自分の何がしかの部分が人格化したもので、最終勝利者はセナでなければいけないのです。

 それに気付いたセナの葛藤は推して知るべし。

 実体が無いとはいえ、まるで生身の少女にしか見えないのですから。

 しかもその中には、自分を愛し、守る存在や、自分が抱いていた絵本作家になりたい、という夢を持った気弱な少女なども混じっているのです。

 それらを皆殺しにしなければならないとしたら、それが成長の代償だとしたら、とても怖ろしいことですね。

 いわゆる夢オチで、そこが物足りない部分ですが、美少女ばかりが田舎の美しい風景のなかで、同性愛っぽさを濃厚に漂わせて戦う姿は、美的なものではありました。

 中二病っぽい物語ではありますが、いつまで経っても現実を現実として受け入れられないまま、何者でも無いと自身を感じている私には、心に響く物語でした。

 大分病んでる感じなので、精神障害者の私に感応したのかもしれません。


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靖国参拝

2019年01月14日 | 散歩・旅行

 昨日はふと思い立って、靖国神社に参拝しました。

 車を神保町のコインパークにとめ、まずは昼飯。

 神保町界隈はカレー屋の激戦区と聞いたので、神田カレー選手権で殿堂入りしたというお店に行き、チーズカレーを食しました。

 不味くはありませんが、殿堂入りするほどの味とも思えませんでした。


 その後九段坂を登って靖国神社へ。

 もう的屋の姿もなく、正月らしさは感じられませんでした。


 現在、わが国が平和であるのは、尊い英霊の犠牲があってこそ。

 1年に1度くらい、お参りすることは意義深いと思います。


 A級戦犯が合祀されているとかなんとか野暮なことは言いっこなしです。


 


 









 さすがに広い神社です。

 三島由紀夫は「英霊の聲」で、昭和陛下の人間宣言を受けて、特攻隊や二.二六事件の英霊たちが、依代を介し、声をそろえて、

 などてすめろぎは人となり給ひし、
 などてすめろぎは人となり給ひし、


 と、呪文のように怨嗟の声を繰り返す様を描き出しました。

 民主化も農地解放も大変結構、しかし、英霊にとって、すめろぎ=天皇が人であっては、自分たちが命を落とした意義が消失する、と三島由紀夫は考えたのでしょう。

 ああいう最後を遂げた作家らしいですね。

英霊の聲 オリジナル版 (河出文庫)
三島 由紀夫
河出書房新社


 ただのおっさんでしか無い生身の天皇陛下が神などであるはずがないのに。

 ただ、生身の人間でしかないことを百も承知で、すめろぎ(天皇)は神である、という幻想のうえに、自らの価値観を置いたということでしょうね。

 哀れな話です。

 しかし、英霊たちが、天皇陛下が人間宣言をしようがしまいが、国家防衛のために命を落としたことは厳然たる事実。

 今を生きる私たちは、そのことに思いを致さなければなりません。

 第一、日本人が日本人の犠牲者を悼まなくて、誰が彼らに感謝するというのでしょう。

 不幸にも靖国神社という存在は、政治的に難しい側面を持っています。

 私はそれはそれとして、純粋に、敵味方双方の犠牲者を、供養したいと思うのです。


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小宴

2019年01月12日 | その他

  東京23区では初雪を観測したそうですね。
 ただし、積もるほどではないとか。

 私が住まいする千葉市は冷たい雨で、雪にはなっていません。
 千葉のほうが東京よりやや温暖ということでしょうか。

 この寒い中、今日は夕方から小宴です。

 習志野市は津田沼に住む65歳のかつての上司からお誘いを受けましたので。

 なんでも津田沼にモツ焼きと焼き鳥の店が出来、たいそう旨いと評判になり、予約をしないと入れないほどになったとか。
 たかがモツ焼きと焼き鳥でと、不思議な気分になります。

 この先輩、私が新人のときの初めての上司で、私の採用に深く関わった人であるとともに、私たち夫婦の仲人を務めてくれた、いわば恩人で、お誘いを断ることなど出来はしません。
 定年後の今も、車で10分ほどの近所の職場でパートとして働く元気な人です。

 今宵は私たち夫婦と先輩夫婦の4人で一献傾ける予定。

 我が家の最寄り駅から津田沼駅までは電車で16分ほど。
 そう遠くは無いですが、こう寒いと億劫でもあります。

 でもまぁ、会ってしまえば楽しくもなるでしょう。

  

 


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籠り居

2019年01月11日 | 文学

 仕事始めから一週間が過ぎて、ようやっと、仕事も軌道に乗ってきたようです。
 言い換えれば、忙しくなってきたということ。

 どこでもそうでしょうが、1月から3月に向けては、どうしても忙しくなります。

 寒いし、忙しいし、嫌な時季です。

 土曜日は少しですが、雨か雪が降る予報。
 首都圏では雪は大ニュースですが、積もることはなさそうです。

 うずみ火や 我かくれ家も 雪の中

 
私が偏愛する与謝蕪村の俳句です。


 冬の醍醐味は、とても寒い日に、暖かい自宅に籠り居ることでありましょう。
 その郷愁を美しく表現していると思います。

蕪村句集 現代語訳付き     (角川ソフィア文庫)
玉城 司
角川学芸出版

   太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

 という、三好達治の短い詩へ与えた影響、あるいは類似点を指摘する声も多く聞かれます。

 この詩も、冬の郷愁に満ちたものだと感じます。
 太郎と次郎とは何者じゃ?などと無粋は言いますまい。

 兄弟仲良く枕を並べて眠っているようにも、家族ではなく、それぞれの家に雪が降っているようにも受け取れます。
 どう受け取るかは、読む者の勝手。
 
 私は、近所に住む仲の良い友人の、それぞれの家に雪が降っていると感じます。
 そのほうが重層的ですし。

三好達治詩集 (新潮文庫)
三好 達治
新潮社

 一時、抗うつ薬の影響で、165センチしかない私が、72キロまで太ったことがあります。

 しかし、その直後父が亡くなり、そのショックで食欲が落ち、1年で48キロまで落ちました。

 痩せてから、ひどく寒がりになりました。

 その後5年で54キロまで戻り、それを維持していますが、寒がりなのは相変わらず。
 寒いのが恐怖ですらあります。

 それ以来、冬の楽しみを堪能するのが難しくなりました。
 クリスマスであったり、正月であったり。

 しかしその分、冬の籠り居の暖かさが身にしみます。

 上の句も詩も、籠り居の心地よさと郷愁が感じられて、私の好むところです。

 


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しんどい

2019年01月05日 | 仕事

  昨日1日出勤して、しかも全然勤労意欲がわかず、ただぼうっと過ごしただけで、今日の土曜日を迎えましたが、なんだかすっかり正月気分が抜けてしまいました。

 出勤するというのは大きなことですね。

 今日はせっかくの暖かい好天ですが、気分が沈み、午前中はずうっと寝ていました。

 これから職場で起きるであろうこと、やらなければならないことを思うと、暗澹たる気分になります。

 今の仕事が向いていない、というよりも、働くことそのものが向いていないのでしょうね。

 それでも働かなければ食っていけないのですから、怠け心を抱えつつ、為すべきを為していかなければなりません。

 誠、生きるとはしんどいものです。 


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千葉神社など

2019年01月03日 | 散歩・旅行

   年末年始のお休みも今日が最後。
 呆気ないものです。

 元日は江戸川区に所在する実家のお寺に初詣と正月の挨拶に行ってきました。

 車で行ったので、アルコールはなし。
 偽ビールでしばし歓談しました。

 昨日は家でひたすら飲んだくれました。

 で、今日は正月気分を味わおうと、千葉神社やそごう千葉店に出かけました。

 千葉神社、大層な人出でした。



 境内の一角では、獅子舞が行われていました。









 獅子舞を最初から最後まで見たのは初めて。

 みかんを食って皮を吐き出したり、毛づくろいをしたりするのですね。

 不勉強にて、知りませんでした。

 厄除けに、頭をかんでもらいました。

 子供は獅子が怖いらしく、必死で逃げ回っていました。

 天気晴朗なれども北風が強く、寒い一日でしたが、正月らしいものを見られたことは、私の喜びとするところです。


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明けまして

2019年01月01日 | その他

 おめでとうございます。

 平成31年、2019年の元旦を迎えました。

 平成ももうすぐ終わり。

 新しい時代が、私と、皆様にとって幸多いものであることを祈念いたします。


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