ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

追悼 Ryuchellさん

2023年07月14日 | 社会・政治

 先般タレントのRyuchellさんが27歳の若さで自殺したというニュースが飛び込んできました。
 私はこの人についてはテレビで数回見たことがあるだけで、どういう生い立ちで、どのような人物なのかは知りません。

 ただ、おかまっぽい見た目や仕草なのに、結婚して子供がいるということに驚かされた記憶があります。
 女性に恋をしたのは奥様が初めてだと言っていたので、限りなくゲイに近いバイセクシャルだったのだろうと推測します。

 もう20年も前のことになりますか。
 職場の後輩が27歳で自殺しました。

 過度の仕事量がストレスになったものと思います。
 と言うのも、私が彼の前任者だったため、その席がどれほど多くの仕事を抱えているかよく知っていたからです。
 ただし、量が多いだけで、難易度は極めて低かったと記憶しています。
    それが、私が精神をやられなかった最大の原因だと思います。

 自殺願望はうつ状態がひどい時に私を襲い、身辺整理を始めたことがあります。
   しかし、あまりにも怖くて断念しました。

 Ryuchellさんと言い、後輩と言い、27歳で自殺してしまうその心情には深く同情します。
 ただ、仕事が苦痛なら辞職するなり引退するなりすれば良いのに、と思います。

  おそらくは極度の抑うつ状態に襲われ、精神科を受診しようという正常な判断が出来なくなり、死ぬことがたやすいことのように感じ、絶望のなかで亡くなったのだろうと思います。

 じつにやれません。

 私がうつ状態に陥った時、精神科医は生きているだけで尊く、意味のあることなんだ、と説きました。
 自殺防止の出まかせかと感じました。

 うつ状態は遠い昔のことになりましたが、人間は生きているだけで尊く、意味がある、という考え方には今に至るも同意できません。

 結局のところ、人はどう自己を評価するかによって、尊いかどうかが問われるのではないでしょうか。

 それはもちろん社会的に成功して金や名誉を手に入れることでありはしないでしょう。

 誇り高く、気高く、自己肯定感を強く持って生きられれば、その人が他人にどう評価されようと、その人生は尊いものになるのでしょう。

 Ryuchellさんのご冥福をお祈り申し上げます。


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