ブログ うつと酒と小説な日々 その上しょっちゅうホラー映画  

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさん(とびお)の日記

ご赦免船が見えない

2016年05月26日 | その他

  今日はずいぶん蒸しました。
 私の職場では、冷房が入るのは6月から。
 しばらくはむし暑さに耐えなければなりません。

 今は冷房が普及していますから、職場は快適ですが、その昔はどうやってしのいでいたのでしょうね。
 暑くて仕事にならなかったのではないでしょうか。

 職場で出る汗は、気持ちの良いものではなく、冷や汗だったり油汗だったり、脇汗だったりということが多いようです。
 それだけ嫌なことが多いのでしょうね。

 私の職場の先輩が、定年を一か月後にひかえた頃、「ご赦免船が見えてきた」と言っていたのが印象的です。
 働くことを、島流しに例えているのですね。


 私は22歳で就職しましたから、懲役38年。
 あと13年と10ヶ月、刑期が残っています。
 それでも24年と2ヶ月、お勤めしました。

 長い懲役ですねぇ。

 

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寝怖る(ねおびる)

2016年05月25日 | その他

  最近、夢を見なくなりました。

 うつ状態が激しい頃は、虫だらけのプールに投げ込まれて溺れたりする、グロテスクな夢をよく見ました。
 歯が抜ける夢もよく見ましたね。
 これはなかなか怖ろしいものです。
 朝、目覚めて歯が抜けていないことを確認するほどリアルな夢でした。
 それも連日悪夢が続いて、難儀したことを覚えています。
 金縛りもずいぶん経験しました。

 古く、日本では悪夢を、寝怖(ねおび)る、と呼んだそうです。
 なるほど、寝て怯えるのですね。

 私は夢判断のようなものを胡散臭いと思っています。
 そもそも睡眠のメカニズムは全容が明らかになっていないのですから、悪夢についても簡単にその理由を知ることはできないでしょうね。

 眠るということは、気持ち良いものですが、考えてみるとこれほど無防備な状態も無いわけで、かつて猛獣に襲われる危険と背中合わせで生きていた原始の人々にとっては、眠るということは命がけでもあったことでしょう。

 そうであってみれば、私たちが悪夢に襲われることがあるのも当然かもしれませんね。
 日々命の危険を感じることなく、暖かい布団で眠れる僥倖に恵まれたのは、人類の歴史のなかでは最近のことなのでしょう。
 その僥倖に感謝して、ゆっくりと眠りたいものです。

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痛くない

2016年05月23日 | その他

   整形外科を受診してから一週間。
 その間、痛み止めと筋弛緩剤の錠剤を服用し、痛み止めの湿布を貼り、月・水・金と3回首の温めと牽引のリハビリを受け、痛みは大分治まりました。
 朝2時間休暇を取り、一週間ぶりに診察を受けました。
 一日3回だった薬は2回に減りました。
 ただし、リハビリは週3回、最低一か月は続けるように指示されました。
 まずは良かった。

 痛むというのは辛いですからねぇ。
 右手の握力もだいぶ回復しました。

 大したことにならなくて本当に良かったと思います。

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わたしを離さないで

2016年05月22日 | 文学

 昨日は一日かけて、日本生まれの英国人作家、カズオ・イシグロの長編「わたしを離さないで」を一気に読了しました。

 読み始めたら、I can’t stop という感じで、引き込まれました。

 ヘールシャムという特別な施設で育った女性、キャシーの独白という形式で、物語は進んでいきます。

 ヘールシャムというのはいかなる施設なのか、最初は分かりません。

 そこで保護官と呼ばれるどこかぎこちない態度の教師たちに、もっぱら絵画や詩の製作を教わる生徒たち。

 彼らの将来は、すでに決まっています。

 それは介護人と呼ばれる仕事に就き、その後は提供者と呼ばれる存在になること。

 ネタバレになってしまいますが、ミステリーではないので良いでしょう。
 ヘールシャムとは、臓器提供のために生み出されたクローン人間の教育施設なのです。

 クローン人間とはいえ、そこは人間。
 嫉妬や妬み、恋愛、人間関係の悩みなど、当たり前の人間の感情が、精緻に、しかも抑えた筆致で淡々とつづられます。

 提供者などになりたくない、普通に働きたい、という切実な悩みが描かれたり、真に愛しあっているカップルは、それが真の愛だと証明されれば、提供を猶予される、などといったもっともらしい噂が飛びかったりします。
 それは彼ら彼女らの切実な思いが形になったもの。
 噂にこそ真実が隠されているのかもしれません。


 やがてキャシーは優秀な介護人になり、異例なことに10年以上介護人を続けてもなお、提供の通知が届きません。

 キャシーはヘールシャムで仲良しだったルースの介護人になり、ルースは2回目の提供で使命を終えます。
 決して死ぬとは表現されません。
 使命を終えると書かれます。

 その後キャシーはヘールシャムで親友だったトミーの介護人になり、二人は恋愛関係に陥り、病室で情交を繰り返します。
 しかしトミーが3度目の提供を終え、4度目の通知が来るにおよび、キャシーが介護人であれば、最後の姿を見られてしまうと恐れ、介護人を代えてしまいます。

 案の定、トミーが4度目で使命を終えたことを、風の便りにキャシーは知るのです。

 物語はここまでで、キャシーが提供者になってからのことは描かれません。

 クローン人間の悲哀を描いた映画に、往年の名作「ブレード・ランナー」というのがありました。



 

ブレードランナー 最終版 [DVD]
ハリソン・フォード,ルトガー・ハウアー
ワーナー・ホーム・ビデオ


 
 この映画ではクローン人間はレプリカントと呼ばれ、人間とは何か、生命とは何かと鋭く問いかけました。
 私はこの映画を繰り返し観て、そのたびに魂を揺さぶられたものです。

 「わたしを離さないで」は抑えた筆致、ありがちな人間関係のトラブルを丹念に描きながら、臓器移植の問題、そのために生み出された人々の悲哀が問いかけられ、涙なしには読むことができませんでした。

 まさに、魂を揺さぶられる名作です。
 映画化もされているようですから、観てみましょうか。

 是非、ご一読を。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
土屋政雄
早川書房




わたしを離さないで [DVD]
キャリー・マリガン,アンドリュー・ガーフィールド,キーラ・ナイトレイ,シャーロット・ランプリング
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 
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夕陽

2016年05月20日 | その他

  最近本当に日が長くなりました。
 帰宅するのは概ね17時半頃。
 家に着くのが18時頃。
 まだまだ明るいのが嬉しいですねぇ。

 思えば私は朝型人間。
 暗いだけで気分が沈みます。

 そういえばうつ状態が激しい頃、なぜか夕陽を見ると悲しくなり、夕方、一人涙したりしていました。
 それも今は昔の物語。

 今は夕陽であっても、明るいのが嬉しく感じられます。
 これからまだ日は伸びます。

 日差しを楽しみたいものです。

 

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体調不良

2016年05月18日 | その他

 首や肩の痛みのせいか、仕事がうまくはかどらず、ために精神的に落ち込み、今日は休暇を取ってしまいました。

 朝職場に電話をかけて突然休むというのは、なんだか罪悪感があります。
 有給休暇はいつ取っても良い労働者の権利なのですがねぇ。

 朝一番で整形外科にリハビリに行き、肩の温めと首の牽引を行いました。
 これをやると、少し楽になります。

 お昼はコンビニで買った塩焼きそばで済ませ、午後は新聞を読んだり、昼寝をしたりしてのんびりすごしました。
 目覚めて、魚屋と八百屋に行き、中落ちとホタルイカ、スーパーフルーツトマトとセロリを購入。
 火を使う料理が億劫でしたので、そのような買い物になりました。

 買い物から帰って、洗濯。
 我が家では、水曜日と日曜日が洗濯日と決まっています。
 日曜日は朝洗濯をしますが、水曜日は平日のため、夜。
 面倒くさいことこの上ありません。


 その後風呂に入って、今、大相撲中継を見ています。
 今日も白鳳と希勢の里の二人が勝って、全勝を守りました。
 今場所は見ごたえのある展開になっていますね。

 18時半頃同居人が仕事から帰ってくるので、そうしたら軽く一杯やりたいと思っています。

 朝はひどく憂鬱でしたが、夕方になって少し持ち直してきたようです。
 朝調子が悪くて夕方良くなるのは、うつ状態の典型です。

 まだ休まなければならないほどは追い込まれていません。
 なんとか痛みと仕事、乗り切りたいのもです。

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死ななきゃ治らねぇ

2016年05月17日 | その他

  今日は痛み止めと筋弛緩剤を飲み、痛み止めの湿布薬を貼って出勤しました。
 頸椎椎間板ヘルニアによる激しい痛みは少し和らぎましたが、働いているとどうしても首を動かしてしまうので、痛みはなかなか取れません。

 首を引っ張るリハビリ、週に2〜3回やるように言われましたが、医者の言うとおりきちんとやったほうがよさそうです。

 なにしろ痛いというのはしんどいものです。

 90歳を過ぎた義理の祖母が、「あちこち痛くてかなわない」と呟いたら、外科医の親戚が、「もう死ななきゃ治らねぇ」と言い放ちました。

 まさか40代後半で、死ななきゃ治らねぇ、なんてことは無いと思いますが・・・。

  大丈夫ですかねぇ。 

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首の椎間板ヘルニア

2016年05月16日 | その他

 ここ数日首や肩の痛みに悩まされていることは、このブログでご報告したところです。

 今朝も痛みを我慢しつつ出勤しましたが、右手がしびれてくるにおよび、これは尋常ではないと悟り、出勤してわずか2時間で早退し、職場近くの整形外科を受診しました。 

 結果は寝違えではなく、首の椎間板ヘルニア。



 まさにこんな感じです。

 なんでも首には7本の骨があり、レントゲン撮影の結果、上から6番目と7番目の間の椎間板が極端に狭くなっており、それが神経を圧迫して痛みやしびれを生じさせているのだとか。

 寝違えだとばっかり思って快癒するのを待っていたのに、これでは良くなるはずがありません。



 この図のような問題だそうです。

 治療方法は、筋弛緩剤と痛み止めを飲み、なるべく安静にして週に2回くらい病院で首を伸ばすリハビリを行うことだそうです。
 腰と異なり、首は手術することはまずないそうです。
 そりゃそうでしょうねぇ。
 首ですからねぇ。

 なんだか面倒くさいです。

 私は34歳の時緑内障を発症し、今も目薬を毎日差しています。
 それでも、左目の視野の一部が欠けています。

 また、31歳の時突発性難聴という病気にかかり、ステロイド剤の大量投与で大分良くなりましたが、右耳に軽い難聴が残りました。

 そして36歳でうつ病を発症。
 その後躁エピソードが起きて病名は双極性障害に変わり、今も一ヶ月に1度精神科に通院し、服薬を欠かせません。

 今度は首の椎間板ヘルニアですか。

 やれやれ。

 若い男は落とした女の数を自慢し、老人はかかった病気を自慢する、と言ったのは石原慎太郎でしたか。

 人生というもの、まるで週刊誌のように、前半には華やかな記事ばかりが並び、後半は広告ばかりで読むべき記事が無いかの如くです。

 同居人は去年の夏、子宮奇形腫という病気で手術を受けました。
 職場の一つ上の先輩は腰の手術をしました。
 一つ下の後輩は禿げ上がりました。
 
 40代後半ともなれば、必ずと言ってよいほど、どこかにガタがきます。
 ガタを隠しながら、あるいは治療しながら、世間の中高年はどうにかこうにか働いているのですねぇ。

 同世代、さらにその上の世代が愛おしく感じられます。

 ようやっと、綾小路きみまろの中高年ネタが理解できるようになったようです。

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いやぁな感じ

2016年05月15日 | 文学

 今日もすばらしい陽気でしたね。

 今朝は7時に起きてシャワーを浴び、ハムエッグとお新香で朝飯を食いました。

 少し食休みをして、洗濯をし、掃除機をかけ、さらに便所掃除もして、布団を干しました。
 なんとなく仕事ちっくですが、9時半には一とおり済ませました。

 同居人は朝が苦手なので、日曜日の家事は大方私がやることになります。

 その後、読書を楽しみました。 

 なんとなく嫌な感じのする男を主人公にした中篇3編を収めた吉田修一の「熱帯魚」です。

 子連れの美女と、子供の頃親が再婚し、連れ子どおしだったために義理の弟となった青年と、奇妙な同棲生活を送る大工の青年。
 ゲイの大学教授と仲良しで、それがスパイスになっています。
 義理の弟は引きこもりがちで、熱帯魚を飽きずに眺めています。
 で、この大工、なんというか心が狭いというか、自分ひとりの鬱屈にとらわれて、乱暴を働いたりします。

 これが「熱帯魚」

 彼女にDVを働き、怒った彼女が主人公の親友と浮気してしまいながら、許さない、ということの意味がどうしても分からないひねくれ者を描いた「グリーン・ピース」

 会社の休暇を利用して房総の民宿でバイトし、その間に民宿の奥さんで心を病んでいるらしい中年女をそそのかして東京につれて来ながら、電車で帰れなどとひどいことをぬかす青年サラリーマンを描いた「突風」

 3作品に共通しているのは、何かの鬱屈を抱え、他人に迷惑をかけるような突飛な行動を取りながら、鬱屈ゆえにその姿を肯定的に描いている、いやぁな感じです。

 しかしこれらは、私小説だとか無頼派だとかを珍重してきたわが国近代文学の系譜を、正統的に踏襲したものと言えるように思います。
 そのために、3作品ともが、突飛なうようでいて、どこかで読んだような既視感に襲われ、もうひとつ楽しめません。

 私は吉田修一の作品を好んでいますが、このような描き方は、なんだかやっつけ仕事のようで好みません。
 
 まぁ、弘法も筆のあやまりということにしておきましょう。

熱帯魚 (文春文庫)
吉田 修一
文藝春秋


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大散歩

2016年05月15日 | 散歩・旅行

 昨日は最高の陽気に恵まれ、今散歩せずにいつ散歩する、という同居人の力強い言葉にも勇気付けられ、まずは中目黒を目指しました。

 東急の中目黒駅に降り立ったのが午前11時。
 風情ある目黒川沿いをしばしぶらーり。



 目黒川の両脇に生える若葉がまぶしく感じられました。
 まさしく命のきらめき。

 水位がずいぶん低かったのが気になりました。
 あれでは船は無理でしょうねぇ。

 中目黒から代官山方面へ歩くと、わずか100円で大正浪漫溢れる朝倉邸を見学できます。



 東京府議会議長を務めたという人物のお邸。
 立派な家と庭園。
 あんな家に住んでみたいものです。

 さらに少し歩くと、代官山駅に到着。

 代官山というのは奇妙な町です。
 お洒落と言ってよいのでしょうか、生活感の無い服屋や飯屋が並び、どこにでもあるはずの蕎麦屋や中華屋、ファミレスなどが存在しません。
 仕方が無いから生活感の無いイタリアンで昼食を摂りました。

 ペットショップがあったので冷やかすと、ポメラニアンに100万円の値札がついていて、びっくり仰天。
 一番安いペットでも30万円はします。
 千葉市のペットショップなら、少し成長してしまった犬なら3万円で買えるのに。

 なんだか落ち着かない気分ながら奇妙な物見たさで代官山をしばし散策。
 
 さらに足を伸ばして渋谷駅西口まで歩きました。

 予定ではここから電車に乗って帰るつもりでしたが、まだ14時だし、そんなに疲れていないので、表参道まで歩こうと鳩首協議し、西口からハチ公口へ出て、今では外国人観光客の人気スポットとなったスクランブル交差点を横に見つつ、東口に回り、青山通りに出て表参道を目指しました。

 青山通りも洒落た通りということになっていると思いますが、代官山のような違和感はなく、むしろ普通の大通りです。

 予定の表参道駅に到着するも、まだまだ、とばかり、神宮外苑まで歩いてしまいました。
 さすがに疲れて、神宮球場近くのベローチェで一服。

 疲れが癒えたところで、絵画館前広場を抜けてJR信濃町駅から電車に乗りました。

 中目黒駅に着いたのが11時。
 信濃町駅が15時半。

 よく歩きました。

 ちょー気持ちいぃ。

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痛み

2016年05月13日 | 文学

  憂鬱ななか、一週間きちんと出勤できました。
 まずは目出度い。

 一週間ほど前に寝違え、首から肩にかけてひどく痛むのも憂鬱に拍車をかけているようです。
 なんといっても痛いのはしんどいものです。
 階段を下りるだけで、その衝撃で肩から背中にかけてひどい痛みが走ります。
 ちょっと痛むだけでしんどいのですから、大けがや大病はさぞかししんどいでしょうね。

 雪ぞ降る われのいのちの 瞑ぢし眼の かすかにひらき、痛み、雪降る

  若山牧水の和歌です。
 この歌人には珍しく、読点を打っているのが、痛みの激しさを物語っているかのようです。
 それはもちろん、肉体の痛みとは限りません。
 むしろ、精神的な痛みであったと解するほうが納得がいくでしょう。

 しかし肉体の痛みが精神に惹起せしめるものは、苦しみであるに違いなく、私は痛みがもたらす苦しみと、痛みゆえに思わざるを得ない命の儚さとを感じ、しばし、瞑目せざるを得ません。

 この歌は歌人が青年時代に出版した「死か芸術か」という大上段に振りかぶったタイトルの歌集に収められています。
 若さゆえの気負いを感じさせます。

 今は初夏。
 雪に痛みを仮託することはできません。
 そこで夏のこんな歌を。

 蒼ざめし 額つめたく 濡れわたり 月夜の夏の 街を我が行く

 これもまた、若さを感じさせ、どこかメランコリックですね。
 そしてまた、痛みを感じさせます。

 それなら今、初夏に肩や首が痛む私の額もつめたく濡れ渡っていることでしょう。

若山牧水歌集 (岩波文庫)
伊藤 一彦
岩波書店
若山牧水大全
若山牧水
古典教養文庫
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半端なシステム

2016年05月10日 | その他

 今日は午前中健康診断で、午後は長い会議。
 仕事がちっとも進みません。

 嫌になります。

 戦時中、極限状況下におかれた兵隊は、戦病死した戦友の遺体を横目に見ながら、楽になれてうらやましいとつぶやいたと聞きます。

 怖ろしい精神状態ですが、最近、仕事がうまくいかない私は、事故死でもすれば楽でよいのに、などと不謹慎なことを考えてしまいます。

 思うに情報革命が中途半端に進んだ結果、様々な仕事をシステムを使って進めるようになり、それは便利なようでいて、中途半端ゆえにアナログ時代以上に苦しめられるという事態が現出したように思います。

 時代時代で苦痛の種類は違うのだろうと思います。
 そして現代。
 事務職は半端なコンピュータに苦しめられる宿命を背負っているようです。

 私はそれを嘆きながらも、明日になれば、また、半端なシステムと向き合うのです。

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危機

2016年05月09日 | 精神障害

  月曜日というのは憂鬱なものですが、今日はとくにダメでした。
 腹の底に不安が固まりのように沈み込み、仕事もはかどりません。
 精神障害はすっかり克服したつもりですが、だからと言って不安が無くなるわけではありません。
 今日は頓服の抗不安薬を朝と昼、2回飲んで、なんとかしのぎました。
 今月は忙しいので、危機的状況が続くでしょう。
 はたして私は大丈夫でしょうか。

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大型連休終了

2016年05月08日 | その他

 今日で大型連休も完全に終了ですねぇ。
 私は暦どおりでしたが、中には10連休という人もいたでしょう。
 私の部署にも、一人、2日と6日に休暇を取り、10連休にしたツワモノがいます。

 明日からは本格的に働かなければなりません。

 嫌になりますねぇ。

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田舎町の人情喜劇

2016年05月07日 | 文学

 奥田英朗の連作短編集「向田理髪店」を読み終わりました。

 かつては炭鉱で栄えながら、今はすっかり寂れてしまった北海道の田舎町が舞台です。
 当然、夕張市がモデルと思われます。

 理髪店の主人を主人公に、いずれも幼馴染のガソリンスタンド経営者や役場の課長などが登場し、コミカルに様々な騒動が繰り広げられます。

 札幌でサラリーマンをやっている息子が家業を継ぐといって帰ってきたり、40男が中国の田舎から嫁をもらいながらお披露目をするのを頑なに拒んだり、、赤坂でホステスをやっていた女が帰省して新しくスナックを開き、町中の中年男が色めきたったり、映画のロケ地になったり、町出身の青年が東京で詐欺事件を起こして逃げてきたり。

 寂れた田舎町とは言ってもそこは人が住む町。
 必ず何事かが起こります。

 寂れた元炭鉱町が舞台とはいえ、どこか明るく、楽しげです。
 
 私は東京と千葉にしか住んだことがありません。
 旅行で田舎に行くことはあっても住んだことが無いので、実状はよくわかりませんが、その私ですら、いかにも存在しそうな感じがします。

 そこが作者の腕なのでしょうね。

 寅さんの田舎版と言ったところでしょうか。
 楽しい人情喜劇でした。

向田理髪店
奥田 英朗
光文社


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