ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

深川

2012年12月09日 | 散歩・旅行

 なんとなく憂鬱な日曜日。
 そんな気分を吹き飛ばそうと、散歩に出かけました。
 今日は深川。

 車を清澄庭園そばのコイン・パークにとめ、まずは清澄庭園へ。



 ここはもとは紀伊国屋文左衛門の別邸だった場所で、下町には貴重な緑豊かな庭園です。
 しかしいくら金持ちでも、武士ではない紀伊国屋文左衛門は下町に屋敷をかまえる他なかったのですね。
 階級社会というもの、怖ろしいですねぇ。

 わずかですが、紅葉も見られました。



 東京メトロ清澄白河駅そばのラーメン屋で昼食をしたためました。
 2人、赤いTシャツ一枚のお相撲さんが来店していました。
 寒くないんでしょうか。
 ラーメンとライスと餃子を食っていましたが、あれは昼飯なのか、あるいはおやつなんでしょうか。
 昼飯だとしたら力士としては少ないような気がしました。

 その後、南へ向かって歩き出しました。
 最初のお目当ては、成田山の東京別院、深川不動尊
 新しい本堂が出来上がったとのことでしたが、これが外壁を梵字で覆った4階建ての四角い建物で、お寺らしさがありません。



 で、この中がまた悪趣味です。
 毎月第二日曜日の13時半から護摩を焚くそうで、知らずに行ったのですが、幸運にもその様子を間近で観ることができました。
 激しく護摩を焚き、巨大な和太鼓を3つも打ち鳴らし、さらには法螺貝まで吹いて、それは派手な読経でした。
 一種のパフォーマンスですね。

 読経が終ってから新しい建物の中を見て回りましたが、驚いたのは、一体10万円で奉納するというクリスタルの容器に入った小さな仏像が、所狭しと並んでいたこと。

 いったいいくら儲けたんでしょうね。



 これは悪趣味と言うより、霊感商法に近いんじゃないでしょうか。
 昔から坊主丸儲けと言う言葉があるとおり、金儲けに恥じらいは無いようです。

 このほかに、もっと高額で大きな仏像を奉納する部屋があり、信者の虚栄心を煽っているかのようでした。

 もとの本堂は下の写真のように風情があったのに。


 ぶったまげたわい、と思いつつ隣の富岡八幡宮へ。
 こちらは骨董市が開かれていて、火縄銃やら刀やら茶器やらが無造作に売られていて、興味深いものでした。



 寺は坊主丸儲けと言われますが、神社は昔から貧乏神主と言われますね。
 神社はなかなか商売が難しいようです。

 その後は門前仲町の商店街を冷やかしながら駐車場へ戻り、帰宅の途につきました。
 冷えたせいか、軽い腹痛に襲われてしまい、楽しさも中くらいな散歩となってしまいました。

 残念。


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