ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

痛ましい

2012年12月09日 | 社会・政治

 なんとも痛ましいニュースにふれました。

 英王室のキャサリン妃が出産のため入院していた病院の46歳の看護師が自殺したというのです。

 なんでもキャサリン妃が入院中、オーストラリアのラジオ局のDJ2人が、エリザベス女王とチャールズ皇太子を騙って病院に電話をかけてきたのだとか。

 自殺した看護師はその電話を最初に受けたようです。

 おそらく、嘘の電話を本物と信じて対応したことが後に判明し、責任を感じるとともに、自らを責めたものと思われます。

 もちろん、自殺の原因が必ずしもこの一件にあると断定はできません。
 もしかしたら金銭トラブルを抱えていたのかも知れず、痴情のもつれがあったのかもしれず。
 しかし彼女の普段の生活を知る人は、そんなことはあり得ないと証言しています。

 ラジオ局も英王室も深く悲しんでいるという声名をだしたそうですが、亡くなったものは生き返ることはありません。

 ラジオ局にしてみれば単なる悪ふざけだったのでしょうねぇ。
 英王室はよく悪ふざけのネタにされますから。

 まさか自殺者が出る騒ぎに発展するとは思いも拠らなかったのでしょうねぇ。
 バッシングに慣れている王室関係者ならともかく、マスコミとは縁遠い病院の看護師だから起きたことと言えるかもしれません。

 マスコミには報道や表現の自由があり、今回の一件においても自由主義社会では許容される範囲の悪戯なのでしょう。

 しかし悪戯をすれば多かれ少なかれ必ず傷つく誰かがいるという程度の想像力を働かせて仕事にあたってほしいものです。

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