林原美術館の前庭で「世界無形遺産『能』を楽しむ」、天は味方した
昨日・7日は林原美術館の前庭(屋外)で、「世界無形遺産『能』を楽しむ」を開催した。心配した雨も朝方には上がり、かつ寒くもなく絶好の屋外での催しの気象条件。そんな中で、観世流シテ方能楽師井上裕久さんによる能「井筒」の解説と能「井筒」が舞われた。幽玄の世界が眼前に拡がり素晴らしかった。
ところで私は、「岡山城かがり火歌舞伎」の開催に関わったことがあり、屋外での催しの大変さ・困難さと、その一方での魅力・素晴らしさをいやというほど体験している。
今回、端くれとは言え主催者の一員であり、一週間天気予報とにらめっこした。前日だと土砂降りの雨、そしてとても寒かったが、ありがたいことに雨は降らず一安心。無事に屋外で開催できたことを嬉しく思い,味方してくれた天に感謝した。
文化の秋、ファミマで土屋太鳳の初舞台のチケットの発券をした
一昨日の投稿に対して、「食べることしかないのか」との悪罵が友人から投げつけられました(笑)。
そうなんです、食べることしかないのです。ですから、一直線で「天高く『豚』肥ゆる秋」なのです。
そうは言いながらも、「食欲の秋」に加えて「読書の秋」や「文化の秋」を楽しんでいる。そのことを少しだけ書いておかなければ…。
一昨日はファミリーマートで土屋太鳳の初舞台となる「プルートゥ PLUTO」のシアターコクーンでの公演のチケットを発券した。まあまあのお席。舞台が観られるだけで嬉しい。
そして、今日は劇団☆新感線の演出家いのうえひでのりが演出する「近松心中物語」(新国立劇場)の先行予約の受付開始。
この舞台は故蜷川幸雄の演出で高橋恵子などの主演で観たことがあるが、蜷川さんがいのうえさんに演出させたいと言っていた舞台。井上が初演出し、宮沢りえと堤真一が出演する。チケットがゲットできれば嬉しいのだが…。
ライブビューイング 劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season 風を楽しんだ
5日には、ライブビューイング 劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season 風を楽しんだ。前回の『髑髏城の七人』 Season 鳥のライブビューイングが良かったので、再度観てみようと思った次第。
「Season 鳥」と近かったので、俳優が違うとずいぶんと舞台の雰囲気が異なることを改めて感じた。でも、ヤッパ面白い。ただ、生で観ようかとも思っていたが、ライブビューイングを二度続けて観たので、もういいかなという感じ。
裁判を縦糸に家族を横糸、是枝裕和監督の「三度目の殺人」に感動
4日は映画を観た。「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ「三度目の殺人」。
私は映画を観る際は基本的には女優さんを観に行くのだが、時によっては監督で観に行く場合がある。この「三度目の殺人」は、後者。
福山雅治と役所広司の名演技で、緊張感いっぱいの映画となっていた。これまで家族を描いてきている是枝監督が、今回も「裁判」を縦糸に「家族」を横糸として描いている。
まはら三桃『奮闘するたすく』、ぐいぐいと引き込まれて魅力的
「読書の秋」の今、「読書ルーム」で読んでいるのはまはら三桃『奮闘するたすく』(講談社刊)。
まはら三桃さんは坪田譲治文学賞受賞作家(受賞作は『鉄のしぶきがはねる』)。私は同賞の事務局を担当していたこともあり、坪田譲治文学賞受賞作家の方々については、出来る限り新作を読むように努力している。
まはらさんは前作で、選挙をテーマに「三島由宙、当選確実」で選挙を取り上げているが、今作ではおじいちゃんが通うデイサービスを舞台としている。ぐいぐいと引き込まれて、とても魅力的な作品。
いつもその時代を取り上げて挑戦し続けているまはらさんに心からのエールを送る。
また、昨日の「読書ルーム」では『奮闘するたすく』とともに、岡山出身のお手鞠るいの絵本『ルウとリンデン 旅のおるすばん』(絵・北見葉胡、講談社刊)を読んだ。
ルウが旅にでて、おるすばんをする猫のリンデンを描いて,心温まる絵本。こんな本に、心癒やされている。
花々が咲くステキな季節、読書の秋を満喫している。