高校を舞台としたコミカルミステリ。
比較的ライトで、気軽に読めて面白い。
全四編収録。
主人公が何故か頭の切れる探偵なのではなく
右往左往して苦戦しながら、結局謎解きに失敗したりする痛々しさも新鮮。
・・・と思ったけど、最近のこういったミステリは地味目な男と探偵役の切れる女という組み合わせが
流行ってますよね。
本シリーズの探偵役は男だけど、まぁありがちといえばありがちなタイプ。
外見が良く天才肌で、興味の対象以外には見向きもしない。
最早ステレオタイプなので、そろそろ奇抜な新しい探偵の登場を望む!
(かと言ってメルカトルみたいなイカレた奴も困る。いや、メルカトルもこのタイプか・・・)
収録作はバラエティ豊かで飽きないですが、最初のトリックだけは「おい!」と思いました。
これがありならなんでもありじゃないか!
逆に、こんなことしたの!?って驚きがキモなのか・・・?
とはいえ、学園ミステリはやはり好み。
高校生なりの辛いことというのは、勿論たくさんありますが
振り返ってみればそれも良い思い出。
そんな自分の思い出を追体験できるから、好きなのかもしれない。
続編も積んであるので読みます。
だいぶ寝かせてしまったなぁ・・・