ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「男はつらいよ 望郷篇」

2012-09-25 08:02:42 | Weblog
                         「男はつらいよ 望郷篇」
DVD。

「男はつらいよ」の第5作目。好きな作品なので紹介します。

ストーリー冒頭、「おいちゃん危篤」とかつがれた寅さんが、旅先から柴又に帰るまでに、葬式の段取りを全て整えてしまったからさあ大変・・!

本作の「マドンナ」は、テレビ版「男はつらいよ」でさくら役を演じた長山藍子
千葉の浦安(この頃はまだディズニーランドも無かったですねぇ)にある豆腐屋の娘という役どころです。

寅さん今回はその娘さんにホの字になってしまい、住み込みで嬉々として油揚げを揚げる毎日・・。
すっかりその気で頑張っちゃうのですが・・。

さくら(倍賞千恵子)が寅さんを切々と諭す場面があります。
当たり前のような「地道な生活」なんていうセリフも、さくらが話すと胸に響くから不思議です・・。
寅さんを通して、見ているこちらが諭されているのです・・。

あと、私的に好きなキャラクターが、太宰久雄さん演ずる「タコ社長」です(^^♪
いつも決まって、間の悪い時に現れて、寅さんとひと悶着あるという・・。愛すべきキャラクターですo(^o^)o

当初「男はつらいよ」シリーズは、この「望郷篇」で完結する予定だったらしいのですが、公開したところ、本作があまりにも人気を博したので、続けることになったということです。

自分が若かった頃はピンと来なかった場面も、齢をとってから見直すと、とても味わい深かったり致します・・。

聞いた話ですが、この頃、浅草の映画館で「男はつらいよ」を上映する時、冒頭で寅さんがスクリーンに登場すると、客席から拍手が起こったらしいです・・(^^♪。

今後も、「男はつらいよ」気に入ったものをレビューして参りたいと思っております。




ひきばっち的満足度★★★☆





つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
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「コロンビアーナ」

2012-09-13 18:33:49 | Weblog
                           「コロンビアーナ」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。

この日のUCとしまえん6番スクリーンはお客さんもまばら・・・。
思っていたより小さめのスクリーンにちょっとがっかり(T_T)
やはりこういうアクション物は、デカイスクリーンで観たかったとです。

オープニングで空撮される住居の密集地域(ボゴタかメデリン近郊か?)の映像が異国感を感じさせる。

本作は「レオン」「ニキータ」の監督であるリュック・ベッソンが製作・脚本。
因みに私は「ニキータ」未見という親不孝者です(汗)

主演は「アバター」のネイティリ役で一躍脚光を浴びたゾーイ・ソルダナ

ストーリー的には・・・1992年・・ところは南米のコロンビア・・。
マフィアの内部の裏切りにより、目の前で両親を殺された少女・カトレアは、間一髪!単身辛くもコロンビアを脱出し、生前父から「何かあったらこのおじさんを訪ねなさい」と言われていたアメリカはシカゴでギャングをやっているエミリオ(クリフ・カーティス)を訪ねる。やがてそこで生きて、そして「殺し屋」になる訓練をしていくことになるのだが・・・。

ここからは復讐劇ですので、観ていてストーリーはなんとなく予想がついちゃうんですが、
いつかきっと、両親を殺した奴らを殲滅すると胸に誓ってから15年の歳月が流れます・・。
そして、カトレアはプロの殺し屋として「仕事」をこなしてゆくのですが、なぜかどの死体の上にも必ず大きな“カトレア”の花の絵を描くのです・・・。

ストーリー冒頭、少女カトレアがマフィアの追手から逃げてゆくシーンはスピード感があってまるで「ジェットコースター」に乗っているようなドライブ感が味わえました。

拘置所内での「仕事」のシークエンスもスマートで緊迫感があってカッコイイっす。

マフィアとの銃撃戦もハデにやってくれますからね~。

ラスト近くの素手でのタイマンも迫力ありましたね~。

ただ、私見なのですが、「ちょっと正統派すぎたかな~・・・」という感じが、正直の所、少ししました。もうひとヒネリほしいなぁ・・などと・・。

無意識のうちに「レオン」と比べてしまっているというのが一つ(全然ちがう映画だから比べても意味がないとは思いつつ(T_T)

リュック・ベッソンが監督やったらどうなったかな~とか・・。

あとは、最近スケール(銃火器なども含め)のデカい、音もデカい、炎もデカい映画を多く観る機会が増えて、自分的に感覚が鈍感になっているような気が(これの前回は「プロメテウス」でした(T_T)

あと、何故か、「復讐劇」ではありませんでしたが、観終わってから、どういうわけかアンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」と本作を対比させていました。

まぁ何にしろ、面白いことは請け合いです(^^♪

コツは、出来るだけ大きなスクリーンで観ることですね~・・・。




ひきばっち的満足度★★★☆




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「SAYURI」

2012-09-10 20:38:14 | Weblog
                            「SAYURI」
DVD。

ずーっと前に観たような記憶もありやなしや・・・、なのでTSUTAYAでレンタルしてみました。
スピルバーグが製作に名を連ねているんですねー。びっくり。
そう言われて見ると、結構セットとかお金かかってそうですな。

原題が「MEMOIRS OF A GEISHA」

昭和初期に貧しい漁村から都の花街の置屋に売られた少女・千代(さゆり)が、運命という名の波にもまれながら立派な「芸者」に成長してゆく姿を描いた、一人の女性の人生のドラマであります。

何よりびっくりは、キャスティングですね(いろんな意味で)
まずはさゆりが恋い慕う「会長」の役に渡辺謙さんですねー。

そしてその「会長」の朋友・延を演ずるのが役所広司さんですー。

まぁ、男性陣はこんなところ(?)ですが、このお二人が出ていらっしゃるだけで充分豪華に感じられますからやはりスゴイ。

問題は女性陣ですよねー。
主人公・さゆり役にチャン・ツィイー
さゆりを立派な芸者に育て上げる豆葉役にミシェル・ヨー
さゆりと対立する先輩の芸者・初桃役にコン・リー
・・・・・あれ??そうっす、主要な芸者さんの役に一人も日本の女優さんがいないのですな(唯一、「天然」な感じの芸妓・おカボ役を工藤夕貴さんが好演しておりましたが)

まぁ、ハリウッドの規則(なんじゃそりゃ!)というか規定みたいな何かで、しばりがあったのかもしれませんが。
せめて、さゆりだけでもねー・・。

しかしながら、チャン・ツィイーさんは素敵でした。
扇を持っての舞いや、見せ場の舞台、吹雪の花魁のシーン。。。

コン・リーさんの意地の悪い初桃役もハマっていましたね。この方がホントに意地悪なんじゃないかと思えてくるほど(笑)さすが中国を代表する女優さんです。

そしてもう一人、少女時代のさゆりを演じたのが大後寿々花さんです。
謙さん演ずる会長の親切に触れ、自分もいつか会長に逢えるような「芸者」になろうと伏見稲荷の鳥居の中を駆けてゆくシーンは“希望”を感じさせます(^^♪

この作品で、しかたがないのだけれども、やはり最後まで違和感を拭えなかったのが、「日本の物語なのに、全員英語で話す」というハリウッド映画のスタイルでした。

まぁ、「原語に忠実」に作ると、アカデミー賞の枠から外されて(外国語映画扱いになってしまうのかしら)しまうのかも知れませんし、なにより「英語圏での集客」に影響が出てくるのかもしれません(「ラストエンペラー」でさえ、セリフはかなり英語に置き換えられていたような記憶があります)

まぁ本作は、それなりにスケールは大きいですから、戦前、戦後の日本の花街の様子や雰囲気、そして芸者さんたちの華やいだ様子を楽しめればまずOKなのではないかと。

それにさゆりの消えることのない恋心のゆくへなどがない交ぜになってまいりますと・・
ラストは・・・モア・ベターね(おばちゃまかよ!)



ひきばっち的満足度★★★☆




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「プロメテウス」

2012-09-07 21:31:24 | Weblog
                            「プロメテウス」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。

私の大好きなリドリー・スコット監督の作品なので、前々から楽しみにしていた本作。ようやく観ることができました。
3Dは苦手なので2Dでの鑑賞となりました。

観終わって・・・細かい所よく分かんないけどすごく面白かった(^^♪

ストーリー的には・・・2089年。考古学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)が古墳の調査を行っていると、何やら人類を創り出した者たちからの“招待のサイン”らしきものを発見するんですな。
それで、では行ってみようと。
同志であり恋人でもあるチャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)
アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファズベンダー)
冷徹な監視役・メレディス・ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)
ほか考古学以外の様々な分野の科学者たちと、
ウェイランド社の宇宙探索船「プロメテウス号」で出発するのであります。

そして2093年・・・プロメテウス号は目的としていた惑星への着陸に成功します・・。
ここから、人類の起源への探索が始まるのですが・・・。

そこから先は、映画を観てください!
まぁ、大きな流れで言うと、この話があのSF映画につながるわけですよ。
あれですよコワイコワイ「異星人」ですよ。

本作の探索チームも、よしゃあいいのにお約束で近づくから!って語ってますねゴメンナサイ。でも近づかないと話始まらないっすからね。

もうこのあたりから、一緒に観に行った友人は目を伏せてましたね(苦笑)
この友人、こういう有機物ヌルヌル系が大の苦手(T_T)
「しまったなぁ、かわいそうな映画を選んでしまったなぁ」などと思いつつ、私はしっかり堪能していまひた。

3Dでなくても映像の迫力には圧倒されっぱなし。
さらに、最新の特殊撮影により細かい部分のリアリティもスゴイ。

エリザベスが機内に持ち帰った「頭部」を検査するシーンなどは、スゴイなぁ・・と見入ってしまいました。

エリザベスの胎内に「それ」が寄生するシークエンスがあります。「それ」を抜き出すオペがまたイってる。
縫合の大きなホッチキスには「あれでイイのか!?」カッ飛んでいるノオミ・ラパス!

物語当初で期待していた「人類の起源は・・・?」というテーマは、ストーリー中盤あたりから、すっかり“「それ」との戦い”によってもみ消された感がありますな・・。

最後に「異星人」が登場して・・・あれ・・??そうなのか・・・。
「こちら宇宙船ノストロモ号・・」につながる訳ね。。。と、気付く訳です。。。

しかし、細部がよく解らない。
オープニングの白い人の行動・・・。
人類は白い彼らが何処でどのようになんのために創造したのか・・・。
などなど・・・。

ディレクターズ・カットが作られるのだろうか。
続編にも期待したい。

とりあえず、上映期間中に、もう1回観たいと思っております。




ひきばっち的満足度★★★★☆





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「連合艦隊司令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実ー」

2012-09-03 23:12:59 | Weblog
                    「連合艦隊司令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実ー」」
DVD。

この作品は昨年の12月に封切られた時、劇場に観に行って、役所広司演ずる山本五十六の生き様に感銘を受けて帰ったのであるが、当時このブログは開店休業状態(T_T)だったので、レビューを書かずじまいになっていた。

今夏、DVDレンタルが始まる前に予約したので、程なく借りることが出来て、封切りで観て以来、二度目の鑑賞となった。

改めて、山本五十六という人物が持っていた“理念”に感銘を受けた。

おそらく日本全体が轟々と音を立てて「戦争」へ向かってゆく時代に、彼はその流れを止めようとした数少ない軍人の一人だったのであろう。

世界的な視野で物事を見て、聞いて、考える。
ケースは違うが、「硫黄島からの手紙」で渡辺謙が演じた栗林中将もグローバルな視野を持った人であったと思い出す。

ネタバレあります・・・。

グローバルな視野で世界を見てきた五十六故の、開戦反対だった。

しかし、日中戦争が先の見えないどろ沼と化して、その閉塞感が軍部だけでなく国民の間にも蔓延してきたところへ、ドイツからの三国同盟の誘い。

五十六、米内光政(柄本明)らの反対派が一旦は押さえるものの、遂には日独伊三国同盟が結ばれる。

この映画のなかでしばしば登場する小料理屋でのシーンが興味深い。
開戦前や開戦からミッドウェー海戦の頃は、大衆の一部は戦争に乗り気だった様子が描かれている。
戦争が始まれば景気が良くなる、と、お客の一人は言う。
それまでの“戦争”は、海の向こうでやるもので、直接本土の生活には関係してこなかったのであろう。
私自身、あの時代に生きていたら、すぐ新聞などの情報に踊らされて、そのお客と大差はなかっただろう。

驚くのは、その当時の新聞記事の作られ方だ。
政治部の主幹を演じた香川照之がそのニュアンスを上手く出していた。
国威発揚のためと称して好戦的で挑発的な記事を載せ、部数を伸ばす。
これらのシークエンスを見ていると、新聞をはじめとする報道の持つ責務について考えさせられる。

玉木宏演ずる新聞記者・真藤は「大日本帝國戦史」の取材で五十六と交流するうちに、少しずつ「何かが違う・・」事を感じ取ってゆく。

そして五十六は開戦を止むなくされる。

そこで彼が打ち出したのが「真珠湾奇襲」だ。
アメリカに比べ、物量ではるかに劣る日本が生き残る道・・それは、まず最初に、相手が戦意喪失するくらいのダメージを与えー早期講和に持ち込むーそれしか日本の生き残る道はないと五十六は考えた。

結果的に奇襲することはしたが、アメリカの空母が一隻も真珠湾に無かった(沈められなかった)上、アメリカ側への「開戦通告」が、不手際で奇襲1時間後に通告されたという
歴史的なミスもあり、五十六の「早期講和」の思いは断たれる。

このあと、「ミッドウェー海戦」で日本は惨敗することになる。本作のような作戦ミスなのか“霧で敵空母が見えなかった”という話も聞くが・・。

そして開戦から1年4ヶ月後、五十六最後の講和への戦いが描かれる。

ラバウル航空基地の航空機及び第三艦隊全空母艦載機を総動員し、ソロモン、ニューギニア方面に展開するアメリカ航空兵力の撃滅を図る・・・。
そしてその後、一気に戦線を縮小する・・。
後方の体勢がととのうまで・・前線は残って、捨て石になってもらう・・

五十六は講和のために、兵を「捨て石」として前線の「死の戦い」へ送り出した。
五十六にとっては断腸の思いだっただろう。
この映画は彼の“温厚で情深い”という側面だけでなく、このような厳しい決断をした一面も描いており、「司令長官 山本五十六」として、とても興味深いものがある。

作品全体的にあまり派手さは無く、地に足がついた感じのストーリー展開で好感が持てる。

役所広司は期待を裏切らない俳優さんだ。何か、説得力があるんだなぁ・・。

ラスト近く。。。五十六がブーゲンビル島に散る。。。
劇場で観たときは平気だったのに、2度目は泣けた。。。なんでじゃろ。。。

見たあとに、背筋がピンとシャンとする、そんな映画でした。。。

成島 出監督、「孤高のメス」「八日目の蝉」と、本作。いい映画作るね(^^♪




ひきばっち的満足度★★★★





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「あなたへ」

2012-09-02 13:36:57 | Weblog
                              「あなたへ」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。

久しぶり、スクリーンでの健さんである。
私的にはそれだけでワクワクする。
この日、UC豊島園5番スクリーンは、6割程の入り。。。
お客さんはやはり、髪に霜降る年齢層が多い。。。

オープニング。
さすがに少し老けてはいるが、その老が逆に前よりいい感じもする(^^♪

本作で健さんが演ずる倉島英二は、富山にある刑務所の刑務官。

健さんには何故か「刑務所」に関連する作品が多い。
「網走番外地」に始まって「幸福の黄色いハンカチ」「冬の華」。。。「遥かなる山の呼び声」も広義では入るだろう。

その英二の亡くなった妻・洋子が回想シーンで随所に出てくるのだが、田中裕子さん素敵です。

以前はそんなに好きな女優さんではなかったのですが。。。小生も大人の味わいが判る歳になったか。。??

ネタバレあります。。。

主人公の倉島英二は、18年連れ添った妻の洋子を病気で亡くした・・。

そんな時、生前の妻が英二に宛てた2通の手紙が届く。。。

1通には、自分の遺骨を、故郷である長崎の平戸の海に散骨してほしいと・・。

そしてもう1通はその長崎の平戸の郵便局への「局留め郵便」であった。
郵便の受け取り期限まであと十日・・・。
「自分は、妻にとっていったい何だったんだろう。それが知りたくて」英二は富山から一路、まだ行ったことのない妻の郷里・長崎の平戸へ車を出発させた。。。

私自身、富山に割と近い町の出身なので、「あ~この空の感じだな~・・・」などと景色に見入っていたら、いきなりビートのおじちゃん(笑)が出てきてびっくりしました。

このビートたけし演ずる、やけに馴れ馴れしい自称「元国語教師」(笑)
英二を相手にプチ説法するんですな(笑)
「放浪と旅の違いは、帰るところが有るかないかです」

結局この「元国語教師」とは道中もう一回出会うシーンがあり、オチがあるのですが、
このあと描かれる人間模様へのよいフックになっていると思いました。

ストーリー中盤で草君演ずるスーパーの社員・田宮の部下として南原慎一(佐藤浩市)が登場します。どう見ても部下にしては年上だろうし、それ以前に「何でここで佐藤浩市??ははぁ・・あとで何か關係してくるんだ」火サスを見てるオバさんのノリです。

そう思っていたら、南原が「長崎の平戸のその港で散骨をする際、船が見付からなかったら、この人にたのめばいい・・」と英二に「大浦吾郎」と書いた紙を渡します。。。

そして次の日、英二はようやく妻の故郷・平戸の薄香という港町にたどり着きます。
台風のためか、海は荒れ始めています。
散骨のための出船のお願いに英二は方々の船主をあたりますが、なかなか出してくれる人は見つかりません・・。

そんな様子を偶然見かけたのが大衆食堂の一人娘・奈緒子(綾瀬はるか)でした。
そんなんじゃぁ、薄香の漁師は薄情だって言われる!
奈緒子は八方手を尽くして探してくれましたが、それでも見つかりません。。。

困り果てた英二は、思い出したように、南原にもらった「大浦吾郎」の名前が書いた紙を奈緒子の母・多恵子(余貴美子)に見せると「卓也のおじいちゃん・・・」
なんとそれは奈緒子の婚約者である漁師の卓也君のおじいさん(大滝秀治)の事だったのです・・・。

取るものとりあえず、英二は大浦吾郎を訪ね、出船の願いをするも、一蹴されてしまいます。
南原慎一などという人物は知らずと・・。

その暴風雨の夜、車の中で過ごそうとする英二に奈緒子は、「こげん時は人の好意ば素直に受けんと!」
英二は食堂の小上がりを借りることになります・・。

そこに多恵子が一升瓶を持ってやって来ます・・。
健さんと余さん・・・なんと贅沢な・・・(´Д` )

そこで多恵子は、亡くなった亭主の事をポツポツと話し始めます・・。

そして二日後、出航の日がやってきます・・。

この作品は、原作に忠実に作ったためにこうなったのか(私、原作は未読です)ラスト長崎の郵便局で英二が手にした妻からの二通目の手紙の意味が、今ひとつ判りにくい。
私の精神年齢が低いからかもしれない。あの余白が解らない(T_T)

一方で、「鉄道員」の時は感じなかったが、本作では健さん、田中裕子さんを筆頭に、様々な出演者の方々の醸し出す雰囲気のおかげで「大人の世界」(変な意味じゃナイっすよ(笑)が堪能できて、派手な映画ではないんだけれども、なんかもう一回観たくなるような映画だな・・そんな風に私は感じました。

ラスト、やっぱり渋かったな~健さん。ハードボイルドなしめくくりでした。。。



ひきばっち的満足度★★★★
    



つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分