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職場でも、終日テレビをつけている。
#何かあったときの対応のため
今日、自衛隊ヘリでの放水作業が
映ったとき、あるマンガを思い出した。
それが、ゴルゴ13シリーズの中でも
名作の一つに数えられる、表題作なのだ。
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L.A.の北方80キロ、運転開始を控えた原発が舞台。
完成を急ぐ突貫工事の最中、誤って圧力容器の
水蒸気逃し弁にクレーンをぶつけてしまうのが発端。
安全課長のバリー技師は逃し弁のレントゲン検査を
主張、工期延期を提言したが、政治的思惑もあって
延長は認められず、強引に原発は運転開始される。
運転開始直後、停電が発生。すぐにディーゼル発電機
の始動を試みるものの、発電機の不調により失敗する。
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圧力容器内の圧力が上昇し始め、その後ディーゼル
発電機が回復しポンプが作動し始めるものの、圧力は
下がらず、さらに緊急冷却水の注入にも失敗してしまう。
この原因は圧力容器内の高い圧力により注水が上手く
いかなかったのだった。福島ではベントを開いて圧力を
逃がしたが、こちらはクレーンをぶつけて壊れてしまった。
冷却水が喪失すればメルトダウンとなり、その場合は、
広島で投下された原爆の200倍から400倍の放射能が
放出され、周辺の地表・川・海・大気を汚染することになる。
そして、原子炉から排出されるプルトニウム239が半減する
期間である2万5千年の間、生物の住めない環境をもたらす。
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偶然にも、ゴルゴの神業的な狙撃を目撃してしまった
バリーはメルトダウンを防ぐため、原子炉内のパイプを
狙撃することで詰まった蒸気を逃がすことを思いつき、
ゴルゴに接触して原子炉内での狙撃を依頼するのだ。
バ「あんたの正体はわかっている。私はあんたが
リーバマン氏を射殺したのを目撃した人間を知っている。
そのリーバマン殺しの目撃者の命とキャッシュで50万ドルを
報酬に、あんたに仕事を頼みたい」
G「・・・仕事の内容は」
バ「危険な仕事だ。放射能の漏れた原子炉の中で、
少なくとも厚さ40ミリはあるステンレスバルブの
一点を撃ちぬくんだ。建屋の中は蒸気が立ちこめて、
的がよく見えないかもしれない。被爆の可能性もある」
バ「最悪の場合、ほんの数秒で被爆許容線量3,000ミリレム
を超えてしまうかもしれない。そうなると一週間後に死ぬ
可能性は50%。軽くすんでも後々ガンや白血病にかかる
可能性は高い。君の子孫まで影響があるかもしれない」
G「・・・」
という、ゴルゴ自身にとっても危険きわまりないもの。
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ゴルゴは淡々と仕事を引き受け、バリーの仲間達が原子炉内で
足場を作る作業を見守るのだが、この時に原子炉建屋に入ろう
としてドアを開けた瞬間に水素爆発が起こるという描写まである。
また、作業員が数十秒単位で交代するあたりが、何ともリアルだ。
原発の図面を頭に刻み込み、バリーとともに原子炉内に飛び込んだ
ゴルゴは蒸気で視界が遮られたまま、記憶を頼りに見えないパイプを
撃つ。ゴルゴの超人的狙撃によって見事に成功し、冷却水が流れ込む。
バ「早く行ってくれ。私はここで死ぬ。あんたとのもう一つの
約束。目撃者の命だが、ここで果たすよ。私がその目撃者だ」
G「・・・」
この後、ゴルゴが黙ってバリーのタバコに火をつけるシーンが印象的。
ギリギリの状況下でともに戦ったバリーに対するゴルゴの思いが表れる。
ゴルゴ作品はかなり読んでいるが、今日はこの話を思い出さざるを得ない。
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賛美歌13番をリクエストします(-_-;