上海城市新聞 Vol.16 『攀登上海』(その1)はこちら⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d168e86bfb09830bc32d66a168b2d2c
=写真をクリックすると拡大画像が表示されます=
【攀登成功!】
上海環球金融中心に登ると言う一番目の目的はかないませんでしたが、上海を訪れた二番目の目的地の盧浦大橋に向いました。
盧浦大橋は2003年6月に完成した上海市を南北に結ぶ南北高架道路の南端にあるアーチ型の橋です。上海浦東空港から市街地に入る際には、「南浦大橋」又は「盧浦大橋」のどちらかを利用しますので、上海に行かれた方はこの橋を通ったことがあると思います。
この盧浦大橋のアーチ部分の最上部に展望台があることを知っている方は少なく、上海駐在時に一度行ってみたいと思いながら、帰国してしまいました。
盧浦大橋を車で通過するのは簡単ですが、盧浦大橋の展望台へ登るまでは難儀しました。展望台へのアクセスはバスかタクシーですが、この時乗ったタクシーの運転手は、盧浦大橋を通過する道は知っているが、橋の下まで行く道は知らないとのことで、橋が見えたところで降ろされてしまいました。そこから橋の下まで何とかたどり着きましたが、展望台への入り口がどこだかわからず、近くを歩いている人に聞いても、展望台の入り口は知らないとのこと。やっと見つけた展望台の入り口、入場料は68元≒1020円でした。
【展望台の入口は何処?】
【これから橋の頂上を目指します】
その日は快晴にも関わらず、他の観光客はゼロ。まずはエレベーターで橋面まで昇りました。ガラス張りのエレベーターからは橋の下の江南造船廠(造船所)を見ることができます。エレベーターを降りるとそこは橋の上の道路。目の前を車がびゅんびゅんと通り過ぎていきます。
ここからは、歩いて橋のアーチ部分の階段を登って頂上を目指します。なぜかトランシーバーを持った係員が最初から最後まで付きっ切りでした。この人はガイドをしてくれる訳でもなく、一定の距離を置いてこちらを見張っているかの様でした。恐らく、上から物を投げる人や、飛び降り自殺を警戒しているのでしょう。
遠くから見ると緩やかなアーチ型をしていても、実際アーチ部分の階段の下に立つと、かなりの急角度です。階段の数は367段、途中まで登り、階段の下を見下ろすと足がすくむ程です。
息を切らしながら階段を登ると、最上部は予想以上の広さの展望スポットです。100mの高さから上海のパノラマビューを満喫することが出来ます。他のビルの展望台とは違いここはさえぎる物がないため、景色は抜群ですが、風が強いこと。冬はかなり厳しい展望スポットです。
橋の下の黄浦江(黄浦川)の両側は2010年の上海万博の会場です。展望台からは急ピッチでパビリオンを建設している様子も伺えました。
【足がすくむ程の急階段】
【黄浦江と万博会場】
【再見上海!】
盧浦大橋に登ると言う上海駐在時からの夢を果たしました。他の観光客がいないことを幸いに、展望台の上から大声で「再見上海!」(さよなら上海)と叫びました。上海と次に会えるのは、来年(2010年)の万博の時でしょうか。
*料金の情報、人民元の円換算レートは2008年10月現在のものです。
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この時に登れなかった「上海環球金融中心」の展望台には、2011年5月に上海駐在時の部下の中国人女性の結婚式に参列のため上海に行った時に登ることができました。
次回の「上海城市新聞」は2009年5月5日発行の『厦門・鼓浪嶼旅遊』です。お楽しみに!
高所恐怖症の私には無理ですが、
思いっきり叫ぶの気持ちよかったでしょうね(^^)
いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
橋の上は、風が強くて、撮影した動画にも風の音を拾ってうる
さいので、編集で音楽とさしかえました。
万博の時は、逆に会場から「盧浦大橋」を見上げましたが、
ライトアップされていてきれいでした。
それも、もう2年前なんですね。