隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その7)

2016年05月30日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その6)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60453dc7d7e5d3cb6da54091693865dd

 

【4日目:5月15日(日)】晴れ、気温16℃~24℃。動物園に行きました。


鄭州4日目は6:20に起床。昨日の雨から一転して朝から快晴です。7:00から28Fの“璇宫西餐庁(Revolving Western Restaurant)”で、回転する窓の外の景色を眺めながら、いつもの様に朝食を取ります。


前にも書きましたが、このレストランを“Western Restaurant”と呼んでいますが、洋食はほとんどありません。


パンの種類も少なく、味もイマイチです。数少ないパンが置かれている場所に行くと、外国人がいます。鄭州到着以降、昨日の海洋館での“碧い目の人魚”に次ぐ、三人目の中国人以外の外国人と遭遇しました。


聞くと、地球の裏側 南米のアルゼンチンからやって来たそうです。お互いにこのレストランの洋食の少なさに愚痴を言い、慰め合いました。


食事をしながら、今日は何処へ行こうかと考えます。今回の鄭州旅行の目的地の一つ“黄河遊覧区”ですが、昨晩ネットで調べたところ、“鄭州站(駅)”から最寄りの“黄河景区站”まで高速鉄道で行ける様になったことが分かりました。


さらに、ネットで高速鉄道の空席状態を調べたところ、往復とも日曜日の今日より、月曜日の方が空席が多いことがわかり、明日行くことにしました。


食事を終わり、コーヒーを飲みながら、窓の外の景色を眺めると、食事を始めた頃は、「二七広場」を取り囲むビル街だったのが、居住地域の方向に回転していました。


アパートに囲まれた中に“土色の小高い丘”を発見しました。ホテルから700~800m位の距離です。最初は、公園かと思いましたが、スマホ内蔵カメラでズームしてみると遺跡の様です。


ガイドブックには、鄭州の名所の一つとして「商代遺跡」が載っています。ここは、3,500年も前の殷(いん)代(中国では殷のことを商という)の城壁のあとです。


ホテルから歩いて行ける距離にあるので、明日“黄河遊覧区”から戻ってからでも良いと思い、別の行き先を考えます。


開通して間もない「鄭州地鉄(地下鉄)1号線」にも乗りたいし、日本で取り上げられたことがある「丹尼斯(Dan Ni Si)百貨」にも行きたいと思い、ネットで検索し、同デパートが近くにあり、地下鉄で行ける「鄭州市動物園」に行くことに決めました。


8:20にホテルを出発、先ずは明日の「鄭州站」~「黄河景区站」の切符を買いに駅に向かいます。


駅前へ通じる「苑陵街」を歩いていると日本人デザイナーと中国人企業家によって創設された「MINISO名創優品(メイソウ)」の店舗がありました。


中に入ると、ファッションや生活雑貨、それに“不二家のミルキー”などが置いてあります。近所の他の店と比べ、商品単価は高いですが、商品の陳列がお洒落です。


鄭州駅の“售票处(切符売り場)”に着くと、一昨日は夕方のため混んでいましたが、この日は午前中なので、比較的行列も短く、約5分程で切符を買うことが出来ました。


念のため、再度、帰国日の「鄭州火車站」から「新鄭機場站」までの切符を売っているか聞いたところ、やはり“没有(ありません)”と言われてしまいました。


明日の切符をゲット出来たので、「鄭州市動物園」へ行くことにします。ネットで調べたら「地下鉄1号線の人民路駅で下車し、210m歩くと工人新村に着きます。Y809番のバスに乗り、6つ目のバス停が動物園前です」と書かれていました。


「鄭州地鉄1号線」は、2013年12月に一部開業した、鄭州市中原区の西流湖駅から金水区の市体育中心駅までを結ぶ、河南省初の地下鉄です。全線が開通すれば、約41kmの長さになります。


人口約940万人の鄭州市では、1号線を含め6本の地下鉄路線が計画されていて、総延長が約203kmに及ぶ予定です。


1号線は、「鄭州火車站」を通ると聞いていたので、駅の警備員や売店の店員に「地下鉄駅への入り口は何処ですか?」と尋ねても“没有”と冷たく答えるだけです。


仕方なく、2日目の朝に改札口があることを確認した、ホテルに近い「二七広場站」に向かい、駅に9:40頃到着。


券売機の路線図で確認したら、目的地の「人民路站」は一つ先の駅でした。料金は2元(約34円)。鄭州の地下鉄でも、中国の他の都市と同様に、改札前にX線手荷物検査機を通す必要があります。


開業したばかりの地下鉄なので、ホームも電車も真新しく綺麗です。休日の午前10時前の車内は意外と混んでいました。


「人民路站」の改札を抜けて写真をもう一枚。


地上に出るとバス停は直ぐに見つかりました。案内板には、Y809番の路線図も掲示されていますが、行き先は動物園の方向とは逆の「鄭州火車站」です。


道路を渡り反対側のバス停に行くと、何故かY809番の路線図だけが掲示されていません。暫く待っても、他のバスは来るのですが、Y809は来ません。


バス停前の商店で尋ねると「商品を買わないと教えない」と言われてしまいました。バスを諦めて、タクシーを捕まえたのが10:00です。


車中で、ネットには「人民路駅で下車し、210m歩くと工人新村に着く」と書いてあるのを思い出しました。Y809の下りは、地下鉄人民路駅前を通らずに工人新村を通るのですね。


約10分で、金水区花園路と農業路の交差点に差し掛かります。交差点付近は、道路の拡張中で、通行量も多い場所です。交差点の角には「丹尼斯百貨」もありました。


交差点を超えると直ぐに、動物園前です。

タクシー料金は、11元(約190円)。動物園の入場券売り場付近には、多くの家族連れで賑わっています。「しまった!今日は日曜日だったことを忘れていました」。


入場料は、30元(約510円)。昨日の海洋館の130元と比べたら、1/4以下の安さです。名称が「鄭州市動物園」となっているので、市営なので安いのでしょうね。「鄭州海洋館」は私営なのでしょう。そう言えば、日本でも動物園は公営で、水族館は私営の所が多い様です。

 

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その8)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする