田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

10月14日 ギックリ腰

2015年10月26日 | Weblog

島田さんから届いた便りを見て思わずクッ!!クッ!!クッ!!と笑ってしまいました。(失礼!!)痛みに耐え苦汁に満ちた島田さんの顔想像するとね。ギックリ腰とは!!カバンを持とうとして?そのカバンよっぽどの大金が入って重かったのか?それともカラッポで軽かったのか?ハハハ…きっとね神さまがも少し安静にしてなさいとの粋な計らいかも。あれって笑うのも痛いんじゃないですか?ハハハ…おかげで?いい題材いただきました。すっかり人の不幸で遊んでしまって。最近にない力作(?ができましたゾ!!(ハハハ)おだいじに!!


10月7日 一月三舟

2015年10月26日 | Weblog

ドラマの舞台があの「白川郷」とあっては見ないわけにはいかない。合掌集落の風景が画面に映し出されると…もう懐かしさで胸が一杯になって。スペシャルドラマ「三つの月」を見ました。うーん!!うまくいえないですけど…実に爽やかな後味のいいドラマ。「大人の恋の物語」ってとこかな(さっぱりわからんでしょう?)この物語のベースになっているのが「一月三舟」と夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月がきれいですね」と訳したそうで…。ワケアリの人生をかかえた惹かれあう二人が月を眺めるシーンがあるんです。(離れた場所で同時に)一つの月でありながら舟の動きによって月がいろいろの方向に動くようにみる人の立場によって一つのこともそれぞれ異って受けとる事ができ、いろんな見方をすると―。「一月三舟」たしかに…そうかもしれないーなーんてね。


10月6日 ゆっくり

2015年10月26日 | Weblog

島田さぁーん!!良かったですね。奥様からリセットされて経過は良好と伺ってましたのでね―。今日ポストの中に退院できました。の葉書を目にした時は思わず喜びがこみ上げてきましたよ。「申し訳ありません」なんてとんでもない!!けっして無理はしないで下さい。ボチボチゆっくりゆっくり。どうしてだろう?僕の心も一気に明るくなりました。


10月20日 東京絵手紙ホールにて

2015年10月26日 | Weblog

よく講演会などで小池先生が「メモはとらんでいい。話を良く聞け」とおっしゃってましたが…。Y氏はカバン持ちをしながら小池先生の話を必死で聞き取り、一人になった時それを手帳に全部メモられたそうです。僕達も「感じる講座」でいろいろお話を伺った(絵手紙精神に繋がる)いろんな作家の作品や生き様をY氏ほど真剣に受け止めただろうか?と。絵手紙で「感じる」事の大切さ「一人で学び自分を生かす」ことの大切さを改めて教えられました。「書道界」から「絵手紙」へと転換された時の御苦労もあったと思います。今後の「絵手紙」の発展に大きな力を発揮される事でしょう。


9月28日 スーパームーン

2015年10月26日 | Weblog

どこからともなく甘ーい香りが漂って来て「ああ…金木せいだ…」吹く風も何だか涼しくなって―。夕方の買い物帰りの時でした。フト…見上げた空。ビル越しにデカイ月。それもオレンジ色の。そう言えば今夜は「スーパームーン」だとテレビのニュースで言ってたの思い出して。夕食後ゆっくりと我家の窓から「お月見」ほんと久し振り「月」見るなんて―なんか歌の文句にあったよな(ハハハ)島田さーん!!見てましたか?体調の方もリセットされたみたいでほんと良かったですね。早いもので9月も終りですね…。

 


9月26日 伊賀にて

2015年10月26日 | Weblog

さぁ!!今日は伊賀・上野で初の「絵手紙講演会」今朝は早々に目が覚めて。上野城まで朝の散歩。いいー天気になって何とも気持いい。すぐ近くが学校らしく。テクテク歩いてましたら野球の朝練でしょうか?ユニフォーム姿の高校生(?)が帽子をサッ!!と脱いで「おはようございます!!」と元気良く挨拶を。思わず僕も「おはようございます」と。チト…とまどいながら。でもいいもんですね!!何だか元気をもらいましてね。上野城を訪ねるのは2回目。このお城も小粒なれどなかなかの風格があって。以前、スケッチをしたものです。

 

三人で朝食を済ませた後、講演会は午後なので時間まで上野城でスケッチタイム。僕はここの上野城の「老松」が何とも気になりましてね。それと言うのも先日比庵さんの「松の絵」を見て感化されたのかもしれません。とにかくこの松の「気」をもらわねば―と。今回の講演会。実は一年前から伊賀・上野のFさんが「絵手紙で心合わせよう会」という実行委員会を立ち上げ取り組んで下さったものなのです。会場に着きましたらFさんが笑顔で迎えて下さって。

 

受付に案内してもらいましたらスタッフの皆さんが勢揃い。それもおそろいのTシャツ姿(なんとこのTシャツ僕のネーム入り。ハハハ)で。拍手が沸きましてね。もう僕はカーッ!!と皆さんの情熱に圧倒されそうでした。Fさんに伺ったら30名のスタッフの皆さんだそうで。もう…皆さん準備でおおわらわ。講演会が始まる前から熱気に包まれて―。いよいよ講演会スタート。のっけからのサプライズ!!静かな荒野を吹き抜けるような音楽が流れ…。なんと!!芭蕉姿のFさんが登場!!一瞬にして会場が一変します。

 

実はFさんは「絵手紙」の他に65年の歴史を誇る「上野市民劇場」の看板役者でもいらっしゃるのです。そして伊賀出身の俳人。松尾芭蕉の一人芝居も演じ続けてらっしゃる方なのです。ですからもう参加者の皆さんは驚きと同時に大喜び。その後、僕が登場して。Fさんに「演劇と絵手紙の相通ずる所はありますか?」との質問に「おおいにあります。感動を伝え、相手と一緒に喜び悲しみを分かち合う事ができます」と。まさに心を繋ぐという事でしょうか?おかげで僕のトークも勢いに乗って「絵手紙で平和の花を咲かせましょう」の講演無事終了。もちろん夜の交流会。歌あり、踊りあり、マジックありの大盛会でした。


9月25日 信楽の里にて

2015年10月26日 | Weblog

明日は三重。伊賀・上野での「講演会」。昨年「関宿を絵手紙街道にパート2」を企画し、お声をかけて下さったIさんMさんが「前泊して下さったらスケッチポイントのいいー所を捜して案内しますよ」との事だったので、もう…大喜びして「お願いします!!」と。もう…この日を楽しみにしてたのです。ところが我家を出かける時はどしゃ降りの雨。おまけに台風も発生してるとの天気予報。よりにもよってこんな時に…。とチト…沈んだ気持になりましてね。新幹線の車窓から雨に煙る風景を眺めながら…。ま、時にはこんなのもいいか…と。もちろん富士山にも出会えず。でもやっぱ僕には絵手紙(神)さまが応援して下さる。浜松を過ぎたあたりからなんと雨が止んで。11時過ぎ目的地の亀山駅に着く頃には何だか空も明るんで。お二人が笑顔で迎えて下さって固い握手。「イヤーッ!!雨が上って良かったです」と僕。「私は晴れ女ですから大丈夫!!」とIさん。「僕も晴れ男なんですが…最近その威力が衰えましてね」と。三人で大笑い。まずは腹ごしらえを!!と。亀山のB級グルメをお薦めします。と「肉うどん」を。これが実にうまかった。さて、今日の目的地は?と尋ねましたら「伊賀焼の里」を案内しますとの事。車は亀山の街を出て田園風景をかき分けるようにしてひた走ります。もう…僕はそれだけで懐かしい気分に満たされて。黄金色に色づいた稲田。畔道に咲く彼岸花。そして山あいを縫うようにして―。辿り着いた伊賀焼の里。なんだかひっそりとしてとても静か。長谷園さんを訪ねたのですが伊賀焼の展示卸売場があって、とくに土鍋は有名だとか?僕は伊賀焼の歴史も何もわからず只、もうその家の造りや庭の佇まいがとても気に入って。いいスケッチポイントはないものかとアチコチ。そしたら昔ながらの登り窯がそっくりそのまま残ってましてね。これにはビックリでした。三人それぞれ思い思いの場所でスケッチタイム。ほんとあたりは静かで…ああこんなぜいたくな時間をいただいてと。秋本番がすぐそこまで来ている伊賀焼の里の秋を満喫しました。

 

「まだ帰るには時間があるので信楽に行ってみますか?」とMさんが。「エー!!ホントですか!!」と。「信楽に行ったらもう…狸・タヌキが勢揃いして迎えてくれますよ」とIさん。で、辿り着いた信楽の里。まぁ…あの昔ながらの狸から創作狸まで街のアチコチに。もうそれを見て歩くだけで楽しくなります。狸のオンパレードです。そんな中で僕の狸(?)に出会ったのです。なんとその名も「旅がらすでござんす」(ハハハ…)


9月21日 那須神社にて

2015年10月26日 | Weblog

空にはうろこ雲。遠くに目をやれば青い山脈。田んぼの稲は黄金色に色づいて。もう刈り取られた田んぼもあって。畔道にはまっ赤な彼岸花が燃えてます。上野発8:34新幹線「なすの」に乗り込みました。車窓から目にする風景はもう…すっかり秋!!なんとも爽やか。途中列車が「小山駅」に着いた時、十日前のあの鬼怒川決壊の大水害の事が頭をよぎって…。

 

「かつて経験したことのない大雨に注意」との警戒警報が出されて―。テレビに映し出された光景。濁流に木々はなぎ倒され車は、家は飲み込まれ…屋根上に座り込んで助けを求める人達。ベランダからも。電柱にしがみついて助けを求める人。どんなにか怖い思いをされた事でしょう。自衛隊のヘリコプターが次々と救出作業を。まるであの「3.11」の情況を思い出させるような…。またまた。大自然の脅威を感じさせられました。

 

確か「小山」もあの時の水害に―。そんな事もあって今日計画して下さったことば屋さん(大田原)の「スケッチ会」中止したらどうでしょう?と。栃木でも鹿沼とか日光とか被害が出てましたしね…。即連絡してみましたら…「こういう時だからこそやりましょう!!」との力強い返事。ほんとうは僕の方が気持がめいっていたのです。そしたら、何だか元気ださなきゃあ!!とこっちの方が励まされて。那須塩原駅に着いたのは9時半過ぎ。ことば屋の御主人が出迎えて下さって。「昨年お世話になったのは四月でしたから一年五ヵ月振りですね」と固い握手。「いいー天気で良かったです」と。で、会場の「道の駅」へ直行。

 

実は今回のスケッチ会。昨年訪ねた際に奥さまのKさんが「こんな本があるんですよ」と見せて下さったのが「大田原市の文化財」大田原市の教育委員会の編集による分厚い本でした。パラパラめくって拝見しながらよくもこれだけのものを―と思うくらい、神社・仏閣・工芸品・天然記念物・等々。「イヤーッ!!これはすごいですね」とお話しながらフト…僕の目に止ったものが。無形民俗文化財として各地の神社の神楽や祭りの催し物が―。

 

「ヘー伝統的な行事が今なお執り行われてるのですね…こんなもの絵手紙にして皆さんで掘り起こしてみるのもいいーですよね」なーんて話してたのです。その時は大田原・蜂巣小学校のスケッチ会でちょうど桜が満開で皆さんで小学生になったつもりでスケッチを楽しんだものです。そして帰宅して間もなくKさんから便りが。「こっちは鬼が笑う来年の話です」と。なんと!!那須神社・秋の大祭のスケッチ会を企画しました―と。

 

もう…その行動の早さにはビックリ!!でした。で、今回の運びとなったわけで。那須神社は「道の駅」のすぐそば。秋祭りとあってすごい人で賑わっています。いろんなフリーマーケットもあって活気に満ちて。いいーですねこんな雰囲気。道の駅の一角にある会議室をお借りしてスケッチ会のスタート。参加された皆さんお祭りなんかでスケッチするのはじめての人ばかりだそうで。不安顔(?)僕も個々にはスケッチした事はあるけど…講座となると内心どんな結果になるのか?チト…不安(?)でも、「そこはそれ」「絵手紙はぶっつけ本番!!失敗ナシ」が教え。自分の体験談などお話して、「今日は新たな絵手紙の世界の第一歩に挑戦してみて下さい!!」と激を飛ばして(ハハハ…)皆で那須神社へ移動。

 

そしたらちょうど与一太鼓の演奏が始まって。まぁ…ドデカイ太鼓!!白ハチマキの若衆がかっこいいこと。それ!!今がチャンスとばかり。大田原市は那須与一ゆかりの地だったのですね。その後、おめあての獅子舞い。笛と太鼓の調べに乗って登場。まずは奉納の神事が執り行われて。で、獅子舞いが始まるのですが、ここの獅子頭がとてもユニーク。一般にみかけるのとは違うのです。笛と太鼓の演奏に合わせ踊る獅子を皆さん必死に目で追いながら人波に混ってスケッチしましたよ。勇壮な「やぶさめ」やなんかもあったりして。秋空のもと、スケッチ会は時間が足りないくらい。さぁ!!皆さんの成果を発表する時間。全員のスケッチを一堂に並べて。イヤーッ!!もう僕はうれしくなりました。「案ずるより産むが易し」何と一枚一枚に祭りの楽しさや喜びがあふれ出て。皆さんおひとりお一人が「とても楽しかったです」と。何だか僕の方が元気を一杯もらいました。

 


9月2日 清水固氏スペシャル講座にて

2015年10月01日 | Weblog

 

憧れの人「清水比庵」さんのお話をそれもお孫さんにあたる清水固氏から聞けるとのこと。これは是非ともと。絵手紙ホールの「スペシャル講座」へ。老いの若さ「長生きが勝負」と晩年の比庵さんの話からスタート。「比庵展」をはじめて見に行って心に止ったあの独特の比庵富士。それに老松は80才からの作だったのですね。絵にしても書にしても伸びやかでおおらかな作風に魅せられてしまって。今回一番心に残ったお話は。比庵さんは学生時代から絵手紙を始められたそうであの比庵芸術の源は「絵手紙」にあったとの事。若い時代比庵さんにとって絵手紙は「救世主」であり生き甲斐であったと。そんな話を伺い。改めて絵手紙に出会えた事に喜びを感じました。比庵さんのたくさんの絵手紙も紹介して下さいました。


9月18日 清水比庵展にて

2015年10月01日 | Weblog

 

あぁ…もう…腹が立つ。こんなことでいいわけがない!!怒りとともに恥しい…(スミマセン突然こんな言葉を)テレビでね安保法案が参院特別委員会で強行採決される場面を見てましたらね。きちんとした手順も踏まないで…平和憲法9条をふみにじるような「安保法案」80%の人がもっと審議をして欲しい。「半分以上の人が法案には反対。そして連日国会へ詰め駆ける人の波。学生の皆さんが。赤ちゃんを抱いたお母さんが。私達の声を聞いて聞いて下さいと。「戦争する国には絶対反対」との世論には耳を傾けようともせず。「強行採決」「審議は尽くされた」と安倍首相は言うけれどとんでもない!!クルクル変わる答弁に不安は増々つのるばかり。とてもこんな形で日本の未来を決められてたまるか!!と。そりゃあ…いろんな考えの方達がいて当然。だからこそもっともっと世論に耳を傾けるべきじゃないですか?と。何だかスッキリしない気持ちで。今日しかチャンスはないと。横浜で開催中の「清水比庵展」へ。会場に着いたらお孫さんの清水固氏のギャラリートークの真最中。先日のスペシャル講座で聞けなかったお話も出てきて実に良かった!!

 

比庵さんの作品に接してましたらね。ムシャクシャした気持ちがどんどん晴れていきましてね。絵手紙も(銀行時代)展示してありまして。ゆっくりじっくり。「模写」も「どうぞ」との事で。今の自分の気持ちにピッタリ!!の不動明王の絵が。「邪を拂い正を助けてわが世をば守らせたまへ南無不動大明王」そういえば今回の安保法案にはたくさんの宗教家の方達も反対されてましたよね。「書」もたくさん展示されてましてね。これが実にのびやかでいいーんですよね。鉛筆で模写してもチト…伝わりませんけどね。会場を出る頃には気持はスッキリ晴れバレ!!港のみえる丘公園まで足を伸ばし。行って良かった!!