田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

3月11日 あの日から2年

2013年03月22日 | Weblog

「あまりにも辛すぎて…思い出したくもありません」「忘れようとしても…忘れられないのです」「時計はあの日止まったまんま―何も変ってないです」「これから先どうなるのか不安で…でも前に進むしかないです」テレビに映し出される被災地でインタビューに答えられるお一人おひとりの思いを耳にしてますとね…何とも胸つまるやるせない気持で一杯になります。あの東日本大震災から2年。いまなお31万人の人達が避難生活を―。けっして忘れてはいけない事なのに…日々の暮らしに追われてしまっている自分が居ます。昨年夏訪ねた釜石の風景が…人影ひとつみえない夏草が茂りっぱなしの荒地が頭の中で広がっています。


3月1日 春一番

2013年03月22日 | Weblog

ピューピューゴーゴォーッ!!まるで風が吠えてるみたいです。ものすごい突風!!ガタガタガッターン!!あっ!!物干し竿が吹き飛ばされてああ…洗濯物が!!うわぁーっ!!植木も倒れちゃったよーとそりゃあ…もう大変。春の嵐が吹き荒れて「春一番」が。春がそこまで来ているのですね。でも東北ではかつてない大雪で大きな被害が出ているとのこと。とくに青森のりんごの被害はすごいらしく…春が来ても大変なのですね…。

 


3月4日 65歳誕生日

2013年03月22日 | Weblog

おかげさまにて3月4日無事65才を迎えることが出来ました。一年ぶり(?)ゆっくりじっくり自分の顔を眺めましてね…。ハハハ思わず苦笑い。白髪とシワは増える一方。体力や集中力は衰えて…もの忘れは日常茶飯事。そういえば先日「介護保険被保険者証」なるものが届きましてね…。いずれ…そういう時が必ず来るのだと。そんな年になったのか?と複雑な思いがよぎりましたよ。(そんなの考えたってなるようにしかならないんだよー島田さんの声が聞こえてきます)毎年受けてる「特定健康診査結果」は今の所異常なし!!チト…気になってた「脳」のMRIの結果もヨシ!!あとはヤル気の問題(ハハハ)三日の日曜日。一日早い誕生祝いを家族で。もう毎年我家の定番で五目ちらし寿司に春巻、それにケーキで。やっぱここまで元気でこれたのも家族の支えがあったればこそ!!と感謝の気持で一杯になりました。自分の顔スケッチしながら…これが…自分!?


2月28日 御茶ノ水にて

2013年03月08日 | Weblog

昨日の寒さはどこへやら?今日は朝からなんだか暖かくて。寒い日だと外に出かける気も起こらないけど…朝からのポカポカ陽気によーし!!と。お茶の水まで。久し振り千代田線に乗って会社勤めをしてた時は毎日の通勤電車だった事を思い出し何だか懐しい。確か星野富弘さんの「花の詩画展」それにHさんの展がお茶の水で開催中。で、「展」のはしごをする事に。外は春が一気にやってきたようなポカポカ陽気!!なんだか心もはずんで来て。ニコライ堂の屋根が目に止まりましてね。そういえば「お茶の水」には遠い青春の思い出が。高校を卒業して岐阜の会社に就職。一年もたたないうちに挫折して。夢と不安を抱いて東京へ。とにかく仕事を見つけ働きながらデザインの勉強をやるんだ!!と決めて。新聞広告の求人欄に応募して働き出した出版社がお茶の水で、そう…あのひじり橋を渡って…と。いろんな思いが巡り巡めぐりめぐってきて。あの時眺めたニコライ堂。45年も前のこと。昔と変わらぬ姿で迎えてくれました。ぼくはもう…どうあがいても45年前には戻れない。(ハハハ)スケッチしながらそんな思い出に浸ってました。 

そういえばもうひとつ思い出が。もう…十何年(?)前。絵手紙のカルチャー教室があちこちにできて。ここのお茶の水の「主婦の友」社の絵手紙講師として通った事もあったなぁ…と。「御茶の水」はそんな思い出の街です。Hさんの展では毎年お孫さんの誕生日に手作りの「絵本」をプレゼントされてるとのことで…これにはその思いの深さに…。そしてHさんの展ではひとつひとつの「花」に寄せる思いの深さに…。しみじみと心の中にあたたかいものが流れていくようなそんな気持ちにさせられましたよ。帰り湯島天神の梅まつりに。ところがこの冬の寒さで五分咲き。見頃はこれから。

 


2月20日 荒川土手にて

2013年03月01日 | Weblog

電話の向うに懐しい声。ふる里に住む中学時代の同級生S君から「『文協もりやま』って機関誌に県外で活躍してる人を紹介するコーナーがあってさ。田口くんを推薦したとさ。原稿を書いてくれんね。絵手紙も」突然の原稿依頼にビックリ!!S君にはふる里に帰る度いつもお世話になってて、昨年の11月の諌早での講演の時もほんといろいろ駆けづり回って下さって―。断るわけにもいかず…。ちょっとでも「絵手紙」の紹介になればと引き受けたのです。さて…じゃあ…何を絵手紙にしてふる里へ?そうだ!!荒川土手からのスカイツリーにしよう!!と。自転車で。今日はさほど寒くもなくて…気持ちいい―。そして枯葉の下にかわいい春見つけました。


2月15日 シアター1010にて

2013年03月01日 | Weblog

「下町の玉三郎」と言えば、御存知ですよね?そう!!梅沢富美男さん。昨年の秋に梅沢劇団の座長を襲名なさったそうでその「旗揚げ公演」があるというのです。一度は見てみたいと思っていましたので一ヶ月前にチケットを購入しておいたのです。で、今日はその公演日。心待ちにしてました。大衆演劇というと…小さい頃の思い出があります。良く僕の田舎には年一、二回旅回りの一座がやって来るんです。

会場は近くのお寺さんの本堂。当日は昼間からあのチンドン屋さんみたいにして公演の知らせに回ってくるんですね。もうあのラッパや太鼓の音を聞いてると胸がドキドキしてきてああ…芝居みてみたい行きたい!!と思うんですね…。でも家は貧しかったですから…見せてもらえない。でも、何回か母に連れられて見に行った事があるんです。話の筋なんてさっぱり理解できないくせに、カッパからげて三度笠。悪人相手にバッサバッサと切り倒すチャンバラ時代劇に胸が高なったものです。ヤンヤヤンヤの拍手拍手に興奮してしまって。今回の「旗揚げ公演」を見ましてね、そんな遠い昔の事を思い出してしましましたよ。第一部は「明朗人情時代劇」イヤーッ!!実に楽しい!!腹の底から笑い転げましたよ。客席を巻き込んでの人情もののお芝居。スペシャルゲストの竜小太郎さんの女形もピタリと決って―梅沢富美男さんのアドリブが光ってる!!大爆笑~のあとについホロリとさせられて…。

僕なんか単純ですからね…やっぱ歌舞伎よりもこういうお芝居の方がわかりやすくていい!!(ハハハ)第二部は梅沢富美男オンステージ。「夢芝居」と言えば梅沢さんの大ヒット曲。昔、良く聞きましたけど…生で聞くのははじめて。やっぱ生はいい―ハハハ。第三部「華の舞踊絵巻」イヤーッ!!これも良かった。ここが最高の見せ場でしょうか?小太郎さんと富美男さんがおいらん姿で登場!!

よくもまあ…男があんな…妖艶な女に変身できるもんだ!!とあまりのその身のこなしようにゾクッとしたりして(ハハハ…)衣装もスゴイ!!お兄さんとの相舞踊も息がピッタリあって見応えがありました。それにしても劇団を続けていくのには大変な御苦労があるでしょうに―。見に来て下さったお客さんに心から楽しんで喜んでいただく―というそういう劇団の皆さんの心がひとつになって伝わってくるとっても心あたたまる公演でしたよ。