田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

8月11日 台風一過

2014年08月26日 | Weblog

イヤーッ!!すごかったですね。四国に上陸し近畿を縦断し北上していった台風11号。「かつて体験した事のない大雨」という言葉を耳にしましたけど。川の氾濫、道路の冠水、崖くずれ、土砂災害、家屋の崩壊、竜巻、もうあちこちで被害が続出。お盆帰りの帰省客の交通ダイヤはストップ。自分があんな状況に遭遇したら…と思っただけで怖くて言葉もありません。台風一過。また猛暑がぶり返して。そんな中、復旧作業に汗を流してらっしゃる方達の事思うと…。


8月3日 興本図書館ホールにて

2014年08月26日 | Weblog

♫~夏がくーれば思い出す~♫はるかな尾瀬~遠い空~♫ホールいっぱいにピアノ演奏に合わせ歌声が響き渡ります。いいーですよね。みんなで声を合わせて歌うって…。いつも利用している近くの興本図書館にちょっと調べ物があって出かけたのです。(出かけると言っても自転車で5分ぐらいのところ。ハハハ…)イヤーッ!!それにしても外の暑い事。でも…一日中クーラー漬けって言うのもちょっとね…。

そしたらうまいぐあいにピアノコンサートがあると言うじゃありませんか!!これは!!と。「夏の曲メドレー」ってことで「われは海の子」「村祭」「牧場の朝」「海」と懐しい曲ばかり。フルートとクラリネットの合奏も加わりましてね。澄んだ音色にうっとり…。不思議なもので遠い昔子どもの頃に口ずさんだ歌というものはメロディーを耳にするだけで歌詞が浮んでくるのです。最近物忘れ(?)が進行しているというのに…(ハハハ)。外の暑さも忘れ。しばしステキな時間をいただきました。


8月2日 上野不忍池にて

2014年08月26日 | Weblog

まだまだ充分先。期間はある。そのうちに―と思って油断してるともう最終日が目の前。いつもそんな失敗をくり返して。見に行こう行こうと思ってた「富岡鉄斎展」が明日まで。大阪行きが決った時は良く清荒神の鉄斎美術館を訪ねるのに。こんな近くで又とないチャンスなのに…と出光美術館を訪ねました。鉄斎没後90年の記念展だそうでそれも出光美術館のコレクションと言うことで今まで目にした事の無いものばかりで。それも若い頃から年代を追ってその作風がどう変わっていったのか?「鉄斎」という人物像(?)を知る上でも親切な展示のように思えました。「万巻の書を読み、万里の路を行く」を座右の銘とし、たくさんの書物から学び、それを生かすための「旅」を続け作画を続けたと言う。すべてが独学だったそうで「わしの絵は盗み絵じゃ師匠とするところはない」と。そういえば自分が憧れ、尊敬した先達画家に学んで模写をしたそうで―その作品例が二つ並べて展示してありましたが…その徹底した模写にはもう…驚きでした。こうやって技法を学びながらそれを自分のものとして消化していったのだなぁ…と。以前「感じる講座」で小池先生が「鉄斎」の画集を見せて下さって、これはいいぞ!!墨の色は最高だろう!!なーんて言われてもさっぱりわからず…墨と筆で古くさくてどこがいいんだろう?なんて思ってましたのに…何回も何回も目にしているうちに…その良さがほんの少しわかるようになってきたかな?でもすごいと思うのは年を重ねるごとに絵がエネルギッシュになっていってるんですよね―。扇面の絵も好んで描いたそうで中にはユーモアタップリのものもあって思わずニヤリ…としてしましました。せっかくいいものを見たのだから…この勢いでスケッチの一枚でも―と。上野不忍池へ。そしたらちょうど蓮の花の見頃。でも暑くて暑くて!!なんとか木陰を捜して…。蓮の葉が僕の背より高くて…風が吹く度、蓮の花は見え隠れ。でもどうして蓮の花ってあんなにきれいなんでしょう?


8月1日 SISAYミニライブ

2014年08月26日 | Weblog

連日の猛暑に体がついていかず毎日「アツーゥ!!アツーゥ!!」の連発。暑さに滅法弱い僕はホトホト…参ってしまって…。テレビのニュースでは「熱中症」の患者が続出とのこと。水分補給をこまめに。なるべく外出は避けて下さい―と。とくに「高齢者は。」コウレイシャと言われれば…僕も。ハハハ。そんな中、何か気分転換できないものか?と。で、先日西新井アリオ店に買い物に行った時SISAYのミニライブの案内があったのを思い出し

「確か今日だったよなー」と。このSISAYのライブ。何回か聴くうちにすっかりファンになってしまって。だってこんな近くでこんないい音楽の演奏が生で聴けるなんて最高!!会場はもうたくさんのお客さんが詰め駆けて。案内によるとSISAYは来日20周年にあたるとか。南米のエクアドルから古代アンデスより継承された音楽を世界中に広め伝えたいと―。

ギター、ベース、ドラム、ケナー、サキソフォーンと。生の演奏を目の前で聴けるっていいーですよね。ときに激しくリズムに乗って。ときに郷愁をそそるようなメロディー。馴染みの曲が流れると自然と手拍子が沸き会場が一体となって。追っかけファンの人達は踊り出して。国境を越えてこうやって心が繋がっていけるってとってもステキな事ですよね。実にいい!!南米には行けないけど(ハハハ)

僕にとってのこのミニライブのもうひとつの楽しみは―ハガキを持っていって演奏者のスケッチをする事。こう音楽に酔いながら鉛筆を走らせますとね―速写の練習にもなって自分も心から楽しんでるからそれが表現できるんじゃないのかな?ってね。デッサンなんか狂ってもその場の雰囲気!!一回こっきりのステキな時間が一枚のハガキの中に残せるってステキな事でしょう!!(ハハハ)


7月18日 シスター渡辺和子さん

2014年08月26日 | Weblog

NHK朝ドラ「花子とアン」見てます?(そんなもん…仕事だよ仕事!!と返ってきそうハハハ)今日は花子の腹心の友白蓮がかけ落ちをするというドラマチックな展開だったのですが。その流れで「あさイチ」のプレミアムトークを見てたのです。そしたら今話題になってるという「置かれた場所で咲きなさい」という本が紹介され著者の渡辺和子さんが登場!!何とも笑顔がステキ!!若々しい!!幾多の困難を乗り越え御自分の体験から紡ぎ出された言葉に心が引きつけられてすぐ本屋さんに駆けつけました。そして一気に読み終えました。何だか「生きる元気」をいただきました。改めて「言葉のもつ力」「よりよく生きていくヒント?」みたいなものを感じさせられました。(86才とは思えない)


6月18日 天神ビルにて

2014年08月26日 | Weblog

福岡空港に着いたのは10時半。外は雨。講座会場の天神ビルに12時半。エレベーターの中で3年前みやま市に「講演会」でお声をかけて下さったM御夫妻にバッタリ!!懐かしさにビックリ!!会場はもう…参加者の熱気にあふれ。協会のKさんがスタンバイして待ってて下さいました。僕は故郷が長崎だものだから福岡に来るととってもうれしく懐かしくなって…。ついつい講座中も九州弁丸出しで恥をかなぐりすててしゃべくりました。終始笑いの渦。もちろん伝えるべき事はしっかり伝えたつもりですが(ハハハ)おかげさまにて「福岡講座」無事終える事ができました。


7月24日 京都・祇園祭・後祭

2014年08月08日 | Weblog

大阪行きの一週間ぐらい前だったでしょうか?一度は見てみたいものだとズーッと思い続けてた「京都祇園祭」の新聞記事が目に止って―。「エッ!!何?ナニ…と記事を追っていたら『今年前祭と後祭が復活』そしてその『後祭』が24日に行われると」24日と言えば大阪講座の翌日!!ヤッター!!これはもう「祇園祭」を是非見なさいとの絵手紙(神)様の粋なお計らいだと思いましてね(ハハハ)

24日は「祇園祭・後祭・見学」と決めていたのです。そしてステキなタイミングというものがあるんですね…。23日講座を無事終えホテルへ。テレビのスイッチを入れたらなんとNHKスペシャルで京都・祇園祭・後祭宵山の生中継が―思わず疲れも忘れて見入りましたよ。そしたら山鉾を飾る懸装品にスポットを当てて「鯉山のタペストリー」これは「トロイア戦」の場面を描いたもので何でこんなものが?とその歴史をさぐってゆくものでした。

このタペストリー(壁掛)は17世紀はじめに作られたベルギー製のものだとか?当時日本は鎖国の時代。何でそんなものが京都の山鉾に飾られてるのか?実に興味津々ですよね…。だのに…このあたりから僕は睡魔におそわれてきてウツラ…ウツラ…。その頃オランダのみ貿易が許されてて…長崎との交易の見返りとして一級美術品が徳川幕府に献上されたとか―。そして豪商もそこに目をつけて、当時財力だけではなく「目利きでなければいけなかったそうで」新しい未知への好奇心もあってたくさんの美術品を手に入れたと。そんな力(?)を示すためのひとつとして山鉾の飾りが受け継がれて来てるのではないか?と…(このあたりモウロウ…として確かではない)

宵山の期間中山鉾町内の旧家や老舗が屏風や掛け軸などの美術品を公開してくれるそうで―カメラが潜入。そしたらすごい鯉の彫刻が!!これが山鉾に飾られるとのこと。是非見てみたい!!そう思いながら…いつしか眠りに。

山鉾巡行のスタート地点にあたる烏丸御池駅へ。地下鉄に乗って。改札を出たらうまい具合に駅員さんが「後祭・巡航ガイド」の案内リーフを配ってらして。もう早速いただいて。

とにかく昨夜のあのタペストリーと鯉の彫刻の「鯉山」の山鉾をまず見てみたい!!何だかドキドキしてきます。はやる心で地下鉄の階段を登り切って御池通りに出たとたん!!ものすごい蝉時雨なのです。イヤーッ!!もう…ビックリ!!両側がケヤキ並木だったのですね。地図を頼りに「鯉山」の山鉾を訪ねて街の中を汗をふきふき…。とにかく暑い!!「熱中症」にでもなったら大変とばかり帽子とペットボトルそれにうちわも用意しましてね。(ハハハ)

山鉾巡行スタートは9時半。まだ間があると。それ!!急げ!!ってなもんです。そしてあった!!見つけました。「鯉山」の山鉾!!すごい人垣ができてて。「昨日テレビでやっとったわ」と言いながらカメラを向ける人。心得たもので氏子の人達もポーズをとってくれたりして。そして見ましたよ!!あのタペストリーと鯉の彫刻!!波しぶきをあげて滝を登る鯉!!すごい迫力です。「登龍門」を題材にした「山」だそうで「立身出世」の願いが込められてるとか。この「鯉」なんとかスケッチできないものか?と人ごみの中をウロウロ(ハハハ…僕の姿想像してみて下さい)いよいよ巡行スタートです。その後を追いかけて―。後祭には10基の山鉾が巡行するそうで。そこら中に「コンチキチン」の祇園囃子が流れ。御池通に出てもうビックリ!!

エーッ!!いつの間にこんなに??沿道はもうあふれんばかりの人・ヒト・人の波なのです。「エンヤラヤーッ!!」音頭取りのかけ声で「ソーレッ!!」と山鉾が動き出します。次々と登場する山鉾。それが長い列をなして巡行する様はもう…何て言ったらいいのだろう?さすが京都「雅」って感じですね。それぞれの山鉾にはいろんな工夫がされ飾りひとつにもいろんな願いが込められ製作されてるとのこと。何だか豪華な絵巻物を鑑賞してるような…「動く美術館」です。

「鈴鹿山」「役行者山」「黒主山」山鉾が続々と。中でも「北観音山」と「南観音山」はもう…その高さに圧倒される。なんと地上から鉾頭まで25mもあるというのですから!!そしてあの大きな車輪。方向転換するのも曳手と車方の息がピッタリ合わないと!!「前祭」にはこんな山鉾が23基も巡行したというのですから…これだけ見ても壮観と言うか圧巻!!というか言葉がみつからないくらいですから。もっとすごい!!ものでしょう!!

頭上からはどしゃ降り(?)の蝉時雨を浴びながら―。ふき出る汗を気にしてる場合じゃない。ハガキを片手に山鉾を追いかけて追いかけて!!(ハハハ…)それにしてもこの人の波はいったいどこから沸いてきたのだろう?と。かきわけかきわけ。案内によると10時八坂神社をスタートする「花傘巡行」と言うのもあるらしい?是非こっちも見てみたい。こんなチャンス二度と無いと思いましてね(ハハハ)

市役所前で方向転換。八坂神社の方に向う路地に入った時。「本能寺会館」の看板!!えーっ本能寺?てなもんです。NHKの大河ドラマ「軍師・官兵衛」では信長が光秀の謀反によって本能寺で一生を終えた場所。ここだったんだ!!ちょっと寄ってみたい気もするけど…今はそんな時間は無いと。この通りもすごい人!!しばらくしましたらね。「わっしょい!!わっしょい!!」と威勢のいい賑やかなかけ声が聞こえて来て。かわいい子ども御輿が次々と―

そして子ども達だけによる祭囃の御輿もあってそれが一生懸命で見てて実に気持いい!!次々と巡行してくる「花傘巡行」実に見る目を楽しませてくれます。いろとりどりの花で埋め尽くされた御輿が通り過ぎたかと思うときれいな舞妓さんが!!勢揃いした御輿登場!!これはさすが大人気!!カメラのシャッターを切る人。一緒に記念撮影をする人。イヤーッ!!さすがに僕もあせりましてね(ハハハ)

せめてハガキ一枚に残さねば!!と。小学生の女の子達でしょうか?かわいい揃いの花笠をかぶって神子さんの服を着て―。かと思うと華やか色の服をまとった少年が馬に乗って登場。その姿の凛々しいこと。そしてこれはまた珍しや全身まっ白の鷺の格好をした子ども達が何だか羽を広げて踊る姿を見てみたい。そんな思いにかられましたよ。

イヤーッ!!只ただ興味本位で一度だけでも見てみたいと駆けつけた「祇園祭」後で解ったことですが千年以上の伝統を持つ京都・八坂神社の祭礼なのだそうですね…。遠い昔、平安京に疫病が流行。その疫病退散を祈願したのがはじまりだとか?毎年7月1日から一ヶ月間行われると。今度チャンスがあったら20基以上の山鉾が巡行するという「前祭」を見てみたいものです。おかげさまでまたまたいいーチャンスをいただきました。「祇園祭」最高!!でも…京都は暑かったーっ!!