田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

8月24日 西新井文化ホールにて

2013年08月30日 | Weblog

イチロー選手4,000安打記録のニュースに只、ただスゴイ!!と。インタビューに答えるイチロー選手のひと言ひとことが―謙虚で重みがありますよね。チームメイトがこんなに祝福してくれてうれしすぎると。四千本目のヒットとそれ以外のヒットも同じように大切。なかなかうまくいかないものと向き合うのは大変なこと―。四千安打を打つには八千回以上の悔しい思いをしてきたと。その一つひとつの積み重ねが今回の記録に繋がったのですね。史上3人目だとか!!それにしてもスゴイこと。

もう次の目標に向かってイチロー選手は動き出しているのですね。それにくらべ自分は…この夏は暑過ぎて!!体がついていかないなどとボヤいては逃げ道作って…ああ…恥しい!!「日常の積み重ね」がいかに大切か―。改めてそんな思いにさせられたのがおとなりの小五になるお孫さん(女の子)が日本舞踊を習っていて。昨年も発表会にお声をかけていただいていたのですが、

今年も「時間がありましたら」と案内状を頂いてたのです。最初から見るには都合がつかなくて後半なんとか駆けつける事ができたのです。イヤーッ!!小学生、中学生が中心の花柳研究所の発表会なのですが…この日のために一年がかりで積み重ねてきた練習。その一生懸命さが伝わって来て。お化粧して、髪を結ってもらって衣装を身につけ舞台に登場すると―。

いつも庭先で姉妹でキャッキャ遊んでいる姿からは想像できないくらい真剣で。見てるこっちの方がドキドキしてきて(ハハハ)今の子ども達はリズム感が良くてどっちかというとダンス(?)の方が人気ありそうだけど…でも、伝統的な日本舞踊を一生懸命勉強している子どもさん達もいるのだ―と。改めて「日本文化」を継承していく事の大切さを教えられたような…。11月には国立劇場でのリサイタルが予定されているとか。


8月21日 西新井大師夏祭り

2013年08月30日 | Weblog

降り出した雨が一気に大粒の雨に。すごい勢い!!で。そして黒雲を引き裂くような稲妻がピカッー!!ゴロゴロゴロゴロ遠くで鳴っていたと思ってた雷がいきなり頭の上で耳を塞ぎたくなるような炸裂音!!で。ウワーッ!!と思わず大声を上げてしまって。怖いったらありゃあしない。突然のゲリラ豪雨に夜の盆祭り大会に向け出店の準備をしていた人達は大あわて。昨日、今日と西新井大師は夏祭り。

どうか盆踊りの始まるまでに雨が止んで欲しい―。そんな思いが通じたのかのように雨の上がったお大師さんの境内は櫓太鼓を囲んでたくさんの人の輪が―。まわりには焼そば、お好み焼き、焼トウモロコシ、焼鳥、カキ氷、金魚すくい。もうごったがえす人の波。♫踊りおどるな~あらチョイト東京音頭~♫ヨイヨイ♫盆踊りの輪が踊り出しますとね…そこはひとつの別世界。浴衣姿の踊手太鼓が鳴って、ちょうちん揺れて、

もう…一人踊りに酔いしれている人。男性で何とも品良く踊る人。調子を合わせるのに懸命な人。イヤーッもう…見てるだけでも楽しい。いいーですよねこの雰囲気。踊るアホーに見るアホーと言いますが僕はせめて一枚でも…とスケッチするアホーになってみたものの…あまりの人の波にのまれて鉛筆が走らない。阿波踊りの特別演舞にはもう…見惚れてしまって激しい踊りに我を忘れて。(ハハハ)夏の夜の風物詩(?)をしばし味わいました。

 


8月17日 映画「風立ちぬ」

2013年08月30日 | Weblog

お盆休みはゆっくりと過ごされたのでしょうか?僕はこの猛暑続きの中熱中症にでもなったら大変!!とばかり(ハハハ)自宅でじっとしてましたよ。そんな中、近くの映画館に。久し振りの宮崎駿監督作品「風立ちぬ」を見に。僕は全然知りませんでしたが…主人公は航空機設計者の堀越二郎。それと文学者の堀辰雄をミックス(?)したものだそうです―。冒頭から展開する絵が迫力と叙情性に満ちみちてもう…グイグイ引き込まれましたよ。「美しい飛行機を作りたい」堀越少年が夢の中で飛行機に乗って飛ぶシーンはもう…高所恐怖症の僕にとってはお尻がムズムズしてくるような(ハハハ)そして関東大震災下で将来奥さんになるヒロインとの出会いもドラマチック!!そしていろんな困難をかかえながら寄り添って、夢を追い求めて生きる姿に―何だかこう…言い知れぬ感動を覚えました。元気もらいました。挿入歌の荒井由美の歌ピッタリ!!小さいころ模型グライダーを作って飛ばした事思い出しました。


8月4日 西新井大師にて

2013年08月23日 | Weblog

8月に入ってあの35℃を越える猛暑がこのところ影をひそめチト…過ごしやすい(?)日が続いてますね。ふる里でのお墓参りも済ませて何だかもう…お盆を終えたような気分。ここ関原に住んで30年を越えてしまいましたけど…良くお参りしている西新井大師さんの「風鈴まつり」には一度も足を運んだことがなかったのです。で、今日はその最終日。朝からカンカン照りの暑さでもないので「行くなら今でしょ!!」とばかり出かけました。(ハハハ)

たくさんの人で賑わっているのだろうな…そんな思いで足を運んだのですが…。さほどでもなくて期待はずれ。とにかくまずはお参りをして。これから暑さ本番になるであろうこの夏を何とか体調をくずさず乗り切れますようにと。ところで風鈴は?チリン~♫チリン~♫と涼しい音のするテントの方へ。行ってビックリ!!日本全国からの風鈴が展示されてたみたいで…ほとんどが「完売しました」の札!!エーッ!!

これじゃあ…人が少ない訳だと納得。それもそのはず「風鈴まつり」は七月の中旬から始まってるんだもの…。もう…ガッカリ…。わずかに残ってる風鈴を眺めながら―。来年は早目に来てみようと。で気を取り直して庭園巡りを。そしたらひまわりが元気良く花を咲かせてましてね…。それに池には水蓮・蓮の花も。しばし散策。そしたらドンドコドンドコ♫太鼓の音らしきものが聞こえて来て―。

音のする方へダッシュ!!そしたらなんとラッキー!!これから地元の方達による太鼓の演奏が始まると言うのです。「これはまたいいー所に出くわしたもんだ」とうれしくなりましてね。太鼓の音っていいーですよね。何かこう…腹の底に響いてくるあの音が元気をくれるみたいで。大好き!!小学生から大人の人の演奏。暑さを吹き飛ばすような力強い演奏に。チト…暑さにたるんできてる自分に喝を入れてもらったよう―。今日もいい出会いいただきました。


7月30日 長崎・大浦天主堂

2013年08月23日 | Weblog

いよいよ姉と対面の日。病院を案内してくれた姪が言うには「もう…おじちゃんの事分からんかもしれんとよ。覚悟しとかんね」って―。「とにかく笑顔で」と自分に言い聞かせて面会室へ。「孝夫ばい。会いに来たとよ」と顔を合わせるとチト驚いた様子。そしてにわかに笑みがこぼれ…握手!!今日は散髪の日だったらしくスッキリした感じで。思い出話なんかして…内心ああ…僕のこと分かってくれてる!!と。よかった!!よかったとうれしくなりました。

面接時間も限られていて「じゃあ、ね」とお別れをして。ふる里のお墓参りに。8ヶ月振りの我家。あの時はまだ元気で僕を迎えてくれた姉が…今は病院。母が亡くなってちょうど20年―。お墓の前で手を合わせながらいろんな思いがよぎります。翌日。もう一人の姉(長女)との対面。ベッドの上で小さくなって…。点滴の跡が痛々しい。「孝夫おじちゃんが会いに来てくれたとよ」と姪が話しかけると僕の方を見つめ分かったのかシゲシゲと眺めほほ笑んでくれました。手を握って「孝夫ばい」って言うと体を起こそうとするのです―。いいようのない気持ちが込み上げてきて。会いに来て良かった!!と。娘も奥さんも久し振り(?)の長崎。せめて長崎の街を少しでもと。グラバー園と大浦天主堂を訪ねました。キリストさまでもマリアさまでも神さま仏さまでもいい…。「二人の姉がどうか平穏な日々を過ごせますように…」と、今は只願うのみです。


7月28日 長崎にて

2013年08月23日 | Weblog

エーッ!!何??この長蛇の列は思わずあせってしまいました。それもお子さん連れの家族の多いこと―。あっ!!そうか…夏休みなんだ。このところだんだん世の中の動きにうとくなっている自分に気づき苦笑い。羽田空港の改札ロビーはたくさんの人で賑わってました。何とか荷物をあずけ、11時15分発長崎行きのANAに乗り込みました。今日こそは世界遺産登録なった富士山を空の上から見下ろせるかも!!と期待してたのに…残念!!白雲沸き立ち下界を全て覆いつくしてしまって…。せっかく窓側をゲットしたのに…。悔しいのなんの…。

今回の長崎行きは僕と奥さんと娘の3人旅。実は今年の春、ふる里の実家を1人守っていた姉が入院したとの連絡を受けましてね…。それに長崎市に住んでる姉も―。昨年十一月に訪ねた時は元気そうだったのに…それも二人とも認知症が進行してるというのです。それ以来気がかりになりましてね。お盆には早いけど御先祖さまのお墓参りもかねて出かける事にしたのです。飛行機の窓から大村湾に浮かぶ長崎飛行場が見えてきますとね…「長崎に帰って来たんだ・・」ってそんな思いが一気に込み上げてきましてね。懐かしい気持ちで一杯になるんです。でも今回はなんとも複雑な気分。どんな顔して二人の姉と顔をあわせりゃあいいんだろう?って―。誰も居ない実家には帰れないので宿は稲佐山のホテルを予約。空港で昼食を済ませ、ホテルへ直行。第一日目はホテルでゆっくり過ごすことに。

ホテルには素晴らしい(?)出会いが待ち受けていましたよ。そこは稲佐山の中腹に位置しているのですが、なんと長崎港と長崎の町が一望できるのです。「うわぁ~!!こりゃあいい」と三人で大喜び!!チェックインを済ませ、チト散策をと娘と二人。そしたら「これぞ長崎・坂の街」と思える風景ばかり。せめて一枚でもいいからハガキにと。そして夜にはもっと素敵なサプライズが!!何と!!昨日、今日と長崎港祭りで500発の花火が8時半から打ち上げられるとの事。何て僕達は「運」がいいんでしょ!!(ハハハ…)長崎の夜景って見たことあります?もう…それは100万ドルの夜景と言われるくらい。まるで宝石を散りばめたみたいに夜の闇の中で街中がキラキラ輝いて見えるのです。もうそれだけでも感動ものなのにそれが打ち上げ花火と競演する様を想像してみて下さい。ドーンドーンと花火が打ち上げられる度「わぁーっきれい!!」の連発でしたよ。

 


7月18日 絵手紙協会ホールにて

2013年08月07日 | Weblog

連日の猛暑続き。こんな中講座に参加される方は大変だろうに…。と。自分自身暑さにチト…くたばりつつ(?)何とかそんな自分に喝を入れて―。2日間の東京・養成講座に臨みました。毎回のことですが驚くのはほんとうに遠い地からも駆けつけて下さってる事です。北は青森・山形・富山から。南は徳島からと。その皆さんの「絵手紙」に寄せる思いに逆に自分が元気をもらいましてね。よーし!!と気合が入ってくるから不思議です。

 

そうそう…あの大震災の福島から駆けつけて下さってた方達もいらして。その中のお一人が「昨日郡山で被災に遭われ、復興アパートに暮らしてる皆さんと一緒に絵手紙うちわを作って大変喜ばれました。私も元気をもらいました」との報告。まさに「絵手紙の力」を生の声で伝えていただき良かったです。前半は僕の「交流」の体験談。後半は参加された皆さんの交流タイムなのですが…これがスゴイ!!のです。もう教室は騒然として(?)ハハハ…でも今日の顔合わせから「素敵な絵手紙交流」が生まれますようにと願っているのですが―。かくして2日間皆さんの協力で無事終えることができました。


7月14日 両国駅ホームにて

2013年08月07日 | Weblog

若冲の絵も展示されているのなら是非見てみたい―と。江戸東京博物館の「ファインバーグ・コレクション展『江戸絵画の奇跡』」へ。それにしても暑いのなんの!!最終日前日とあって入場チケットを求める人の長蛇の列。驚いたのはニューヨークに住むファインバーグ御夫妻が40年前に江戸絵画に出会い感動されそれ以来研究と蒐集をされたとの事。スゴイ!!ですね。外国の方が日本美術に―。若冲・北斎・光淋・蕪村と江戸期に活躍した画家たちの作品が次々と。心引かれるものいっぱい。感じたのはいかに深く自然を見つめ一輪の花にさえ自分の心を投影していったのか?自然と一体となって描かれているな―と。夫妻はどんな所に引かれたのだろう?そんな事思いながら…。