田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

9月11日 NHK歌謡コンサート

2012年09月20日 | Weblog

あの3.11の大震災から今日で一年半になるのですね…。決して忘れてはいけない事なのに…日々の生活に追われて自分の事で精一杯になってしまって…。今なお帰りたいふる里に帰れず苦しい生活を強いられている方達が一杯いらっしゃるというのに―。歌番組でね、秋川さんが登場され、震災直後被災地を訪ねた際、まだ…たくさんの人の安否がわからない状況の中でこの歌を歌っていいものか?悩んでいた時に被災地の皆さんから是非歌って欲しいとのリクエストがあって…「歌の持つ力」というものを改めて教えられました―と。重厚なパイプオルガンの演奏に乗って流れる歌声は心に染みました.

 


9月7日 第4回公認講師全国大会

2012年09月20日 | Weblog

全国大会・会場なら100年会館に全国から続々と参加者が。それにしても暑いこと。そんな中黄色のシャツを着て僕達参加者を案内して下さるスタッフの皆さんがそこここに。「ほんとうに…ご苦労さまです」会場入口で僕を呼びとめる人が―。何と!!島根のEさんが!!懐かしい…2年振りかな?確か3年前松江で「友の会全国大会」が開催された時の実行委員長。縁あって何度も訪ねた島根。その度にいろいろとお世話して下さった方です。嬉しさが込み上げてきて、全国大会はこんな出会いがあるのも楽しみのひとつ。

 

いよいよ12時開会。まず唐招提寺執事・I師の講演「鑑真大和上からの手紙」うーん!!若々しい声にブックリそれもそのはず35歳とか。6歳で得度をなさって、同志社中学校の数学の非常勤講師もなさってるとの紹介にまたまたビックリ!!「絵手紙」ということで「手紙」に関する「書簡」をスクリーンに映して説明して下さったのだけどいろんな難解な言葉が出てきて…。でも、5度の失敗にも負けず盲目となりながら6度目の航海でやっと日本へ―これは鑑真大和上の強い意志とそれを支えたお弟子さんたちの力。

 

「チーム・鑑真大和上」の下りでは昔読んだ井上靖さんの小説「天平の甍」を思い出し再読してみたくなりましたよ。次いで小池先生の講演。奈良をこよなく愛した会津八一・日吉館のおかみさんに送った「絵手紙」の話から始まって自分の感じた事をその時の思いをハガキをキャンバスに変えて手がきで伝える事の素晴らしさを自分の体験をまじえて熱っぽく語って下さいました。とくに「毛筆」にはそれが一番込められると。若い頃8歳年上の小木太法さんとの手紙のやりとりの実物も紹介して下さって―。手がきの文字というものは「メールの機械文字より1000倍の力で自分発進ができる」との訴えにそのあまりの熱っぽさに会場全体が飲み込まれそうになって!!(ハハハ…)何だか気持ちが高揚してくるんですよね。さぁ!!このノリで唐招提寺へバス移動。

 

唐招提寺は何年か前に訪ねたことがあるのですが…その時ちょうど改修工事がなされてて…じっくり拝見できなかったのです。だから今回はすごく楽しみで。あそこも見たい。ここも見てみたいと。ところが国宝の仏像群を目にしますとね…。何だか手の方がウズウズしてきて。だってこんなチャンスはもう二度と無いですよ。ハガキ一枚でも二枚でも今、この時を書き残さなくちゃあ…って。それとあの雰囲気ですよ。絵手紙人がそれこそ仏像のまわりにアリのように群がってスケッチに集中するって。一見すると異様(?)ですよね(ハハハ…)アッという間にスケッチタイムは終わって。閉会式。今回は夜の交流会が無いというので…。このまま散会するのはもったいないという事で―以前「講演会」などでお世話になった気の知れた方達と「夕食会」をする事に。久し振りの再開に絵手紙話に花が咲き。思い出話やら近況を話し合ったり笑い転げたりで…。第4階奈良全国大会はまたまた「いい思い出」になりました。大成功に導いて下さったスタッフの皆さんに感謝です。


9月7日 奈良全国大会

2012年09月14日 | Weblog

も少し若い時は…なんて言うと笑われそうですが(ハハハ)旅先で早く目が覚めると何だか一枚でもスケッチしないと損したような気持ちになって出掛けたものですが…こう暑くてはその気力も湧いてこなくて。今日は「全国大会」会場の100年会館の入場は11時から。それまで時間があるので「柿の葉寿司」を買って猿沢の池まで。ここは思い出の場所。もう…十何年前(?)「絵手紙友の会全国大会」が開催されたのがこの猿沢の池のすぐそばのホテル。そしてこの会場で生涯忘れられない今は故人になられた小豆島のKと島根のIさんとの素敵な出会いをいただいたのです。懐かしい思い出がよぎります。


9月6日 三十三間堂にて

2012年09月14日 | Weblog

明日の「公認講師全国大会」に向けて前日入りすることにしたのですが…。京都に立ち寄るか?それとも奈良へ直行するか?迷ったあげく京都に立ち寄ることに。もう…何年前になるだろう三十三間堂を訪ねた堂内に一歩足を踏み入れて。目にした時の―あの…立ち並ぶ千体の観音様!!その圧倒的な荘厳さに衝撃を受けたものでした。もう一度あの感動を体感したい。そんな思いで三十三間堂へ。次々と観光客・修学旅行の生徒さん達が。確か風神・雷神像があったのは記憶にあったのですが…観音様の前に立ち並ぶ28体の仏像が今回妙に心に迫ってきました。(以前あまり印象になかったのです)見ているうちに…これがスケッチできたらいいだろうなぁ…と。で一体一体を眺めてましたら―!!なんと!!スケッチしている人を発見!!エー!!それも僕の知ってる人。「スケッチOKなんですか?」と聞きましたら「許可を得れば大丈夫ですよ」とのこと。もう早速許可をもらいに。ハガキに鉛筆ならOKとの事。にわかに心が踊り出しました。

 

そりゃあ…もうはやる心で鉛筆を走らせましたよ。だってこんなチャンスもう…二度と巡って来ないかもしれないじゃないですか!!それにしても鎌倉時代の仏像には力強い躍動感があって心惹かれます。中央に座ってらっしゃる「十一面千手千眼観世音」様の前に手を合わせると全てを包み込んで下さるようで…。この像の作者は運慶の長男・犬仏師・湛慶・82歳の作とのこと。親子ですごい物を残されたのですね―。スケッチしながら飛び込んで来る会話がまた楽しい。「うわーっ!!これスグクネェ…スゲーッ!!」「ああ…これ○○君に似てる」案内人の方でしょうか?風神像を前にして「よーく見て下さい。これは人間じゃないからね。手の指は4本、足の指は3本なんですよ」「ああーほんとだ!!」と。盗み聞きしながら…確かにそう言われればと納得したりして(ハハハ…)観光客の皆さんのじゃまになってはいけないと。人の流れがなくなった時をねらってはスケッチ。イヤーッ!!思いがけない展開に充実の時をいただきラッキー!!でした。外に出るとものすごい暑さで―。僕の心も熱くなってましたよ。」(ハハハ)

京都から奈良へ。イヤーッ!!それにしてもまだまだどこも暑い!!ホテルにチェックインしてとにかく汗をながさなきゃあ…と。ここのホテルには温泉があるというので早々に入りましたよ。ゆったりと湯船につかって…汗と一緒に疲れも流してああ…気持ち良かったぁーと。部屋に帰って窓の外に目をやったらなんと!!真っ赤な太陽が今まさに沈もうとしているじゃないですか!!うわぁーっ!!と思わず声をあげて。「ハガキハガキ」とあせりましたよ(ハハハ)アッ!!という間に陽は沈み…。明日は「公認講師全国大会」です。

 

 

 


9月2日 小学生の日本舞踊

2012年09月14日 | Weblog

いつも何かとお世話になっているお隣さん。そこの小学校四年生になるお孫さんの娘さんが日本舞踊を習ってましてね。今日はその発表会。もし…良かったらと案内をいただいたのです。案内のチラシのタイトルが「伝統芸能に親しもう」で、二人ででかける事に。昨夜久し振り(?)東京にも雨が降って、今日も時折激しい雨が降ったりして。ズーッと続いていた残暑もこの雨で何とかひと休み。出掛けるのにはちょうどいい。どんな踊りを見せてくれるのだろう!期待に胸が膨らみます。

 

最初の出番が午後の1時だというので間に合うようになんとか会場へ!!もう…すでにお隣さんは家族中で駆けつけてらして。何だかこっちまでドキドキぢてきます。(ハハハ…)どんちょうが上って―出て来た!!おしろいぬって紅さして髪結ってかんざしつけてきれいな着物着て―まぁ…小学生とは思えない、品を作って踊る姿に色っぽささえ感じます。いつも庭で元気に走り回って遊んでいる姿とは大違い。「変るもんだねぇ」と奥さんと感心することしきり。

 

もう…身内みたいなもんだからおもいっきり拍手して!!(ハハハ)それにしても小学生、中学生の皆さんが日頃学んだ舞踊を発表するのですが…その「集中力」たるやスゴイなぁ…と。で、日本の「伝統文化」と受け継いで頑張ってるお子さん達がいるんだ!!と。暑い暑いと毎日フーフー言ってくたばってる自分が何だか恥しくなりましたよ。中には見ていて惚れ惚れするような人を魅了する舞いもあって…イヤーッ!!将来が楽しみだなぁ…って。

 

そういえば…絵手紙月刊誌9月号に倉敷全国大会で講演をなさった大原さんの記事が載ってましたけど。「文化に接することで生活は豊かになります。―文化は決して無力ではない。自分たちなりの文化を一生懸命頑張っていくことが国の立ち位置を決め、世界を平和にする」―って。絵手紙も日本舞踊にしてもSさんが頑張ってらっしゃる「書体」にしても「文化」なんですよね。そうかんがえてみると学ぶ事がいっぱいあるなぁ…って―。改めて考えさせられた1日でもありました。


9月1日 映画「あなたへ」

2012年09月14日 | Weblog

♫~赤い目玉のさそり~ひろげた~わしのつばさ~♫この歌が流れてきた時は思わず懐かしさが込み上げてきましたよ。もう…何年前になるだろう?はじめて岩手からお声をかけてもらって。その時、宮澤賢治の「精神歌」とこの「星めぐりの歌」を教えてもらったのです。高倉健さんってやっぱりすごいですね!!「ありがとうございます」の一言を言うだけで絵になる存在感があるんだもの―。亡くなった奥さんから2通の絵手紙が届く。これって「未来郵便」(?)て思いましたけど…。一通は「ふる里の海へ散骨して」と。もう一通は奥さんのふる里長崎・平戸の局留め郵便。病気の妻が元気になったら二人で旅をするはずだった自家製のキャンピングカーで富山から長崎までの旅が始まるのですが…。この旅の途中で出会う人達とのふれあいがいいーんですよね…それぞれの人生を抱えてて…。語られる言葉のひとつひとつに何かを考えさせられて…自分達夫婦のありようや…人とひとの出会いのことなどしみじみと…考えさせてくれる。久し振り…心に残る映画を見たなぁ…って感じです。


8月30日 浅草にて

2012年09月14日 | Weblog

「ちょっと浅草で買い物したいんだけど…一緒にいかない?」と奥さんに誘われて「ああ…いいよ」と。ところが一歩外に出たらイヤーッ!!もう…暑いのなんの!!一気に汗が噴き出してきて。この連日の猛暑、残暑いつまで続くのか!!何とかしてくれ―って言いたくなります。外に出かけるのにも勇気がいります。熱中症にはかかりたくないし。でも、すごいと思ったのは浅草に向う途中の「スカイツリー駅」は乗り降りする客の多いこと。スカイツリー人気は暑さとは無縁のようです。

 

早々に買い物を済ませ、お昼ご飯をいただくことに。この暑さじゃ…何か元気が出るものを―と。ハハハ…スカイツリーも高いけど今年は鰻も高いらしく、でも、猛暑払いにと。チト大奮発して鰻重をいただくことに。「いただきます」と一口。うーん!!うまい!!とニンマリ…。やっぱ鰻はうまい!!浅草に来て浅草寺にお参りをしなかったら「礼」を欠くみたいで(ハハハ…)暑い中それでも仲見世通りはそれなりの賑わい。で、手を清めてとお水舎に行ってふと…見上げたらなんとも若々しい凛とした姿の像が!!えーっ!!今まで何度か来ているのに…手を清める事だけしか頭になかったのですね。よーく眺めてたら何とも力強くて―作者は?と。ちょっと探してみたらなんと!!高村光雲とのこと。そうだったんだ!!よーしこの像に力をもらって猛暑払いをしてもらわねば!!と。スケッチさせてもらいました。この後、スケッチした現場に筆入れを忘れてしまう事件が発生。果たして筆入れの運命はいかに?(ハハハ…)


8月22日 ミョウガの花

2012年09月14日 | Weblog

テレビのニュースを見てビックリ!!すごかったのですね。ロンドン五輪のメダリストの皆さんが集まった銀座のパレード。なんと!!50万人。そりゃあ…見てみたいのは山々ですが、あの暑さの中出かける勇気もなくて(ハハハ)でも喜びの熱気と興奮が伝わってきましたよ。それよりこの猛暑いつまで続くのでしょう?そんな中こっちは菜園の水やりに。そろそろキュウリもトマトも終わり。でもミョウガが黄色の蕾をつけてたので持ち帰り水につけてたら花を咲かせたのです。