Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

日本民族よ永遠なれ

2007年04月16日 | 地球
日本の人口が減っています。
1960年に1億人を突破した日本の人口は以後増加の一途を辿りましたが、ついに2005年の1億2778万人をピークに減少に転じています。「2100年には4千万人にまで減少する」との予測が正しいとすると、何と日本は20世紀初頭の人口よりも少ない少数国家となってしまうのです。

今後、家族の少人数化が進み、日本の世帯数は増加してゆきます。本年は、過去日本の世帯構成の中で絶えずトップだった「夫婦+子」世帯の数が、「一人暮らし=単独世帯」に抜かれて第二位に転落するという歴史的な年になるのだそうです。

タイミングよく現在発売中の文芸春秋の記事を読みました。

現在の少子化は、結婚しない、結婚しても子供をつくろうとしない若者が増えていることが実態としての原因である。しかし、彼らの非婚・非家族志向の背景には、彼らの親にあたる団塊世代が作り出した新しい価値観・・・とりわけ個人主義的な部分が肥大化して、受け継がれていることがわかる。過去から現在を経て10年後まで続く少子化の起点が団塊世代にあったのである。

今年から定年を迎える団塊世代が、自助努力もせずに、「自分たちの年金が心配だから子供を産め」と若者に要求するなら、それこそ筋違いということになる。もし本気で少子化を止めたいと考えるなら、むしろ団塊を含めた高齢者の年金や医療保険をカットして、その分を子育て支援の財源に回してもよい、ぐらいに構えてしかるべきだろう。

子供は長じて社会人となり、労働力の担い手となり、納税という形で社会貢献する。子育てのコストとは、そうした社会の担い手を育てるコストなのである。10年後、日本の家族ははたして再生できるだろうか。



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1 コメント

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日本の人口 (つれづれなるままに)
2007-04-16 09:53:36
Tabi-Taroさん
日本の人口問題は考慮するに値します。
「2100年には4千万人にまで減少する」とのこと。
今後の日本は毎年80万人の人口が減っていくと言われております。
年では千葉市の人口です。県では高知県の人口が相当します。
4年後には、四国の人口が消滅することになりますね。

これからは世界は「BRIC」が台頭してくると言われております。
頭文字からブラジル、ロシア、インド、中国の各国です。どこも人口の多い国です。消費も多くなります。経済は発展していきます。
一方、日本は人口減少により消費は少なくなります。生産業や商店が成り立たなくなることは目に見えております。

アメリカを抜いて世界一になるかと見られていた日本の経済もこれからは人口の多い国々に追い抜かれていきます。

政府も官僚も自分のことだけを考えずに無駄遣いは省いていく方策を採らないと益々だめな日本国が形成されていきますね。

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